更新日:2024/11/21
新NISAは毎月いくらがおすすめ?20代〜50代の年代別で解説
内容をまとめると
- 新NISAの非課税枠は最大1,800万円だが、年間投資枠は積立投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計で最大360万円まで積み立てられる。
- 新NISAの毎月の投資額は生活費と生活防衛資金を確保したうえで、目標額から逆算して決めるべき。
- 新NISAの積立額の目安は収入の10%であるが、積立額の決定にはほかにも様々な要素を同時に考慮する必要があるため、マネーキャリアのようにプロのファイナンシャルプランナーに無料相談する人も多い。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 新NISAは毎月いくらまで積立できる?
- 新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の非課税投資枠
- クレカ積立の上限枠
- 【年代別】新NISAは毎月いくら積立するべき?
- 20代|まずは投資に触れてみる
- 30代|積立投資額を増やす
- 40代|成長投資枠にも挑戦
- 50代|非課税枠を最大限活用
- 新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント
- 収入の10%を運用資金の目安にする
- 生活費と生活防衛資金を確保する
- 目標額から毎月の積立金額を逆算する
- よくある質問Q&A
- Q.非課税上限額を超えて投資するとどうなる?
- 新NISAで月1万円は意味ない?
- 新卒は新NISAで毎月いくら積み立てるべき?
- 新NISAで自分だけの毎月の積立プランを簡単に知る方法とは
- 自分だけのつみたてNISAの投資法が無料で簡単にわかる:マネーキャリア投資プランが無料でわかる:マネーキャリア
- まとめ:新NISAは毎月いくら積み立てるのがおすすめ?
目次
新NISAは毎月いくらまで積立できる?
ここでは、新NISAの非課税投資枠やクレカ積立の上限枠について解説します。投資額の上限や目安を理解しておくと、適切な投資額を設定することにも繋がります。
▼新NISAは毎月いくらまで積立できる?
- 新NISAのつみたて資枠と成長投資枠の非課税投資枠
- クレカ積立の上限枠
新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の非課税投資枠
新NISAには、金融庁の基準を満たした商品に積立投資を行う「つみたて投資枠」と、より自由度の高い商品も購入できる「成長投資枠」の2種類があります。
新NISAでは、つみたて投資枠では年間120万円/月10万円、成長投資枠では年間240万円/月20万円、積み立てられます。生涯の非課税投資枠は1,800万円です。
▼新NISAの概要
(左右にスクロールできます)
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円 | 1,800万円 (1,200万円 内数) |
投資対象商品 | 投資信託等 | 上場株式・ 投資信託等 |
非課税保有期間 | 無制限 | 無制限 |
クレカ積立の上限枠
2024年3月8日の内閣府令の一部改正により、複数の証券会社がクレカ積立を5万円から10万円まで引き上げることを決定しました。この機会に、新NISAと同時にクレカ積立を始めるのもおすすめです。
▼クレカ積立の概要
(左右にスクロールできます)
クレカ積立 ポイント還元率 | クレカ積立上限額 | |
---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード(NL):0.5% 三井住友カードゴールド(NL):1% 三井住友カードプリファード:5% | 10万円 |
楽天証券 | 1% | 10万円 |
マネックス証券 | 1.1% | 10万円 |
auカブコム証券 | au PAY ゴールドカード:3% au PAY カード:1% Pontaポイント | 10万円 |
▼マネーキャリアの公式サイト
【年代別】新NISAは毎月いくら積立するべき?
- 20代:3万円
- 30代:3.5万円
- 40代:4万円
- 50代:5万円
20代|まずは投資に触れてみる
20代は毎月3万円の積立がおすすめです。
働き始めて間もないので、貯蓄に余裕がないかもしれませんが、まずは少額からでもいいので、投資の習慣を身に付けましょう。
20代の収入分布によると、平均年収は352万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である3万円が最適です。
毎月3万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約1,233万円、運用収益は約513万円となります。
元本(万円) | 運用収益(万円) | 評価額(万円) | |
---|---|---|---|
25歳 | 180 | 24 | 204 |
30歳 | 360 | 106 | 466 |
35歳 | 540 | 262 | 802 |
40歳 | 720 | 513 | 1,233 |
※参考文献:金融庁
30代|積立投資額を増やす
30代は毎月3.5万円の積立がおすすめです。
20代に比べて収入も増えるため、余裕資産も増えます。積立額を増やし、運用益アップを狙いましょう。
30代の収入分布によると、平均年収は447万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である3.5万円が最適です。
毎月3.5万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約2,913万円、運用収益は約1,653万円となります。
元本(万円) | 運用収益(万円) | 評価額(万円) | |
---|---|---|---|
35歳 | 210 | 28 | 238 |
40歳 | 420 | 123 | 543 |
45歳 | 630 | 306 | 936 |
50歳 | 840 | 599 | 1,439 |
※参考文献:金融庁
40代|成長投資枠にも挑戦
40代は毎月4万円の積立がおすすめです。
30代に比べて余裕資金が増えます。毎月の積立額を増やし、資金に余裕がある場合は成長投資枠にも挑戦しましょう。
40代の収入分布によると、平均年収は511万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である4万円が最適です。
毎月4万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約1,644万円、運用収益は約684万円となります。
元本(万円) | 運用収益(万円) | 評価額(万円) | |
---|---|---|---|
45歳 | 240 | 32 | 272 |
50歳 | 480 | 141 | 621 |
55歳 | 720 | 349 | 1,069 |
60歳 | 960 | 684 | 1,644 |
※参考文献:金融庁
50代|非課税枠を最大限活用
元本(万円) | 運用収益(万円) | 評価額(万円) | |
---|---|---|---|
55歳 | 300 | 40 | 340 |
60歳 | 600 | 176 | 776 |
65歳 | 900 | 436 | 1,336 |
70歳 | 1,200 | 855 | 2,055 |
※参考文献:金融庁
▼マネーキャリアの公式サイト
新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント
ここでは、新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントを解説します。投資額を決定する際のポイントや流れをよく理解して、適切な「毎月の積立額」を設定しましょう。
▼新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント
- 収入の10%を運用資金の目安にする
- 生活防衛資金を確保する
- 目標額から毎月の積立金額を逆算する
収入の10%を運用資金の目安にする
新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントの1つ目は「収入の10%を運用資金の目安にする」ことです。
毎月の生活が困窮するほどに無理をして投資する必要はありません。基本は「毎月の収入の10%」を目安に、毎月の積立額を決めましょう。
手取り収入からの貯蓄割合では「10~15%未満」の人が最も多く、収入のうち10%を投資に回すのがベストバランスといえます。無理なく投資に活用できる金額の目安となっています。
▼【手取り収入別】積立金額の目安
手取り収入 | 毎月の積立額の目安 (収入の10%) | 年間の積立額の目安 |
---|---|---|
20.0万円 | 2.0万円 | 24.0万円 |
25.0万円 | 2.5万円 | 30.0万円 |
30.0万円 | 3.0万円 | 36.0万円 |
35.0万円 | 3.5万円 | 42.0万円 |
40.0万円 | 4.0万円 | 48.0万円 |
45.0万円 | 4.5万円 | 54.0万円 |
50.0万円 | 5.0万円 | 60.0万円 |
たとえば、収入が月30万円であれば、投資額の目安は月3万円となります。
投資額は収入の10%程を目安にして、生活費の捻出に困るといったことが無いよう留意することが重要です。
生活費と生活防衛資金を確保する
- 家計の状況を確認
- 生活費・生活防衛資金を確保する
- 残りの余裕資金をつみたてNISAで運用する
生活防衛資金とは、以下のような事態に備えるための資金のことです。
・突然の病気やケガ
・交通事故による入院や手術
・会社の倒産、失業
・自然災害
目標額から毎月の積立金額を逆算する
よくある質問Q&A
新NISA制度は2024年から始まった比較的新しい制度のため、名前は聞いたことはあっても正しく理解はできていない方も多いです。
そこで、新NISAで毎月の積立額を決める際に、よくある質問をQ&A形式で回答していきます。
▼新NISAで毎月の積立額を決める際によくある質問
- 非課税上限額を超えて投資するとどうなる?
- 新NISAで月1万円は意味ない?
- 新卒は新NISAで毎月いくら積み立てるべき?
Q.非課税上限額を超えて投資するとどうなる?
A.特定口座や一般口座に移される可能性があります。
投資で上限を超えた場合の対応は金融機関によって異なりますが、特定口座や一般口座を利用して買い付けるケースが多いです。
また、口座を移された場合の注意点は以下の通りで、特に確定申告となると手続きの時間や手間がかかってしまうため注意が必要です。
- 非課税投資枠が存在しない特定口座や一般口座で運用してしますと、運用益は課税対象となる
- 一般口座で利益が出た場合は確定申告が必要となる
新NISAで月1万円は意味ない?
A.月1万円では意味がないは間違いです。
意味がないと言われる理由として、投資額が少ないとリターンが少ない、コスト負けのリスクがあることが挙げられます。
しかし、月1万円でも長期投資によって元本割れリスクを軽減し、十分利益を出せます。長期投資の運用成果によると、20年間積立投資を続けた場合は元本割れしている人がいません。
また、毎月1万円を年利5%で運用した場合、以下のような運用成果が予想されます。20年後の最終積立額は約822万円、運用収益は約342万円となります。
※引用:金融庁
他にも小額投資のメリットとして
・投資経験を積める
・損失が小さい
などが挙げられますね!
新卒は新NISAで毎月いくら積み立てるべき?
A.3万円がおすすめです。
毎月の投資額は収入の15%程を目安にしましょう。手取り収入からの貯蓄割合に関する調査では「10~15%未満」の人が最も多く、無理なく投資に活用できる金額の目安となっています。
最終学歴ごとの初任給と投資額の目安は以下の通りです。たとえば、最終学歴が大学卒の場合、初任給は21.0万円で、毎月の投資額は収入の15%である3.2万円が目安になります。
最終学歴 | 初任給(万円) | 毎月の積立額の目安 (収入の15%) |
---|---|---|
高校卒 | 16.7 | 2.5 |
高専・短大卒 | 18.4 | 2.8 |
大学卒 | 21.0 | 3.2 |
大学院卒 | 23.9 | 3.6 |
また、毎月3万円を年利5%で運用した場合、以下のような運用成果が予想されます。20年後の最終積立額は約1,233万円、運用収益は約513万円となります。
※参考:金融庁
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新NISAで自分だけの毎月の積立プランを簡単に知る方法とは
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まとめ:新NISAは毎月いくら積み立てるのがおすすめ?
ここまで、新NISAの毎月の投資上限額や年代別で毎月のおすすめ積立額、毎月の積立額を決める際のポイントまで解説しました。
新NISAの毎月の投資上限額は積立投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。また、投資上限枠を踏まえた上で、各年代のライフイベントや目標とする生活水準を考慮し、新NISAの毎月のおすすめ積立額をご紹介しました。
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そこでこの記事では、「新NISAでは毎月いくら投資するべきなのか、毎月の積立額はどのように決めるべきか」を中心に解説していきます。
・新NISAで毎月いくら投資するべきか、決める際のポイントを知りたい
・投資額を決める前に、そもそも投資のリスクが怖くて始められない
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