新NISAは毎月いくらがおすすめ?20代〜50代の年代別で解説

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2024年に新NISAが開始して以来、現在買える銘柄数は250本を超えています。新NISAは複数の銘柄を自由に組み合わせられるうえに、従来の投資と比べて手数料も少ないため、初心者でも挑戦しやすいです。そこで、実際に新NISAを始める人は増えています。 


しかし、誰でも気軽に挑戦でき、多様な投資プランに対応できる新NISAだからこそ、毎月の投資額は人それぞれです。そのため、「毎月いくら投資するのが適切なのか」という問いに対する答えも人それぞれで、自分はいくら投資するべきなのか判断できずに、第一歩が踏み出せない方も多いのです。 


そこでこの記事では、「新NISAでは毎月いくら投資するべきなのか、毎月の積立額はどのように決めるべきか」を中心に解説していきます。 


新NISAで毎月いくら投資するべきか、決める際のポイントを知りたい

投資額を決める前に、そもそも投資のリスクが怖くて始められない 


と悩む方は本記事を参考にすると、つみたてNISAに関する不安を解消する方法がわかります。 

内容をまとめると

  • 新NISAの非課税枠は最大1,800万円だが、年間投資枠は積立投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計で最大360万円まで積み立てられる。
  • 新NISAの毎月の投資額は生活費と生活防衛資金を確保したうえで、目標額から逆算して決めるべき。
  • 新NISAの積立額の目安は収入の10%であるが、積立額の決定にはほかにも様々な要素を同時に考慮する必要があるため、マネーキャリアのようにプロのファイナンシャルプランナーに無料相談する人も多い。
監修者
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。


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新NISAは毎月いくらまで積立できる?


ここでは、新NISAの非課税投資枠やクレカ積立の上限枠について解説します。投資額の上限や目安を理解しておくと、適切な投資額を設定することにも繋がります。


▼新NISAは毎月いくらまで積立できる?

  • 新NISAのつみたて資枠と成長投資枠の非課税投資枠
  • クレカ積立の上限枠

新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の非課税投資枠


新NISAには、金融庁の基準を満たした商品に積立投資を行う「つみたて投資枠」と、より自由度の高い商品も購入できる「成長投資枠」の2種類があります。


新NISAでは、つみたて投資枠では年間120万円/月10万円、成長投資枠では年間240万円/月20万円、積み立てられます。生涯の非課税投資枠は1,800万円です。


▼新NISAの概要

(左右にスクロールできます)

つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠120万円240万円
非課税保有限度額1,800万円1,800万円
(1,200万円 内数)
投資対象商品投資信託等上場株式・
投資信託等
非課税保有期間無制限無制限


クレカ積立の上限枠


2024年3月8日の内閣府令の一部改正により、複数の証券会社がクレカ積立を5万円から10万円まで引き上げることを決定しました。この機会に、新NISAと同時にクレカ積立を始めるのもおすすめです。


▼クレカ積立の概要

(左右にスクロールできます)

クレカ積立
ポイント還元率
クレカ積立上限額
SBI証券三井住友カード(NL):0.5%
三井住友カードゴールド(NL):1%
三井住友カードプリファード:5%
10万円
楽天証券1%10万円
マネックス証券1.1%10万円
auカブコム証券au PAY ゴールドカード:3%
au PAY カード:1%
Pontaポイント
10万円


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【年代別】新NISAは毎月いくら積立するべき?


新NISAで毎月一定額の積立投資をした場合の具体的なシミュレーション結果を紹介します。各年代の収入分布を参考にして、収入の10%を運用資金の目安にシミュレーションしていきます。

▼【年代別】新NISAでおすすめの毎月の積立額
  • 20代:3万円
  • 30代:3.5万円
  • 40代:4万円
  • 50代:5万円

※これから紹介するシミュレーションは過去のデータに基づき投資信託(年利5%)で運用した場合のシミュレーションであり、実際の結果を保証するものではありません。

20代|まずは投資に触れてみる


20代は毎月3万円の積立がおすすめです。


働き始めて間もないので、貯蓄に余裕がないかもしれませんが、まずは少額からでもいいので、投資の習慣を身に付けましょう。


20代の収入分布によると、平均年収は352万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である3万円が最適です。


毎月3万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約1,233万円、運用収益は約513万円となります。




元本(万円)運用収益(万円)評価額(万円)
25歳18024204
30歳360106466
35歳540262802
40歳7205131,233

※参考文献:金融庁

30代|積立投資額を増やす


30代は毎月3.5万円の積立がおすすめです。 


20代に比べて収入も増えるため、余裕資産も増えます。積立額を増やし、運用益アップを狙いましょう。


30代の収入分布によると、平均年収は447万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である3.5万円が最適です。 


毎月3.5万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約2,913万円、運用収益は約1,653万円となります。



元本(万円)運用収益(万円)評価額(万円)
35歳21028238
40歳420123543
45歳630306936
50歳8405991,439

※参考文献:金融庁

40代|成長投資枠にも挑戦


40代は毎月4万円の積立がおすすめです。 


30代に比べて余裕資金が増えます。毎月の積立額を増やし、資金に余裕がある場合は成長投資枠にも挑戦しましょう。 


40代の収入分布によると、平均年収は511万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である4万円が最適です。 


毎月4万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約1,644万円、運用収益は約684万円となります。



元本(万円)運用収益(万円)評価額(万円)
45歳24032272
50歳480141621
55歳7203491,069
60歳9606841,644

※参考文献:金融庁

50代|非課税枠を最大限活用


50代は毎月5万円の積立がおすすめです。 

収入がピークを迎える方も多い年代です。新NISAの非課税投資枠1,800万円の使い切りや、老後の資産形成も視野に入れながら運用しましょう。

50代の収入分布によると、平均年収は607万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である5万円が最適です。 

毎月5万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約2,055万円、運用収益は約855万円となります。



元本(万円)運用収益(万円)評価額(万円)
55歳30040340
60歳600176776
65歳9004361,336
70歳1,2008552,055

※参考文献:金融庁


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新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント


ここでは、新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントを解説します。投資額を決定する際のポイントや流れをよく理解して、適切な「毎月の積立額」を設定しましょう。 


▼新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント

  • 収入の10%を運用資金の目安にする
  • 生活防衛資金を確保する
  • 目標額から毎月の積立金額を逆算する

収入の10%を運用資金の目安にする

収入からの貯蓄割合

新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントの1つ目は「収入の10%を運用資金の目安にする」ことです。


毎月の生活が困窮するほどに無理をして投資する必要はありません。基本は「毎月の収入の10%」を目安に、毎月の積立額を決めましょう。 


手取り収入からの貯蓄割合では「10~15%未満」の人が最も多く、収入のうち10%を投資に回すのがベストバランスといえます。無理なく投資に活用できる金額の目安となっています。   

 

▼【手取り収入別】積立金額の目安

手取り収入毎月の積立額の目安
(収入の10%)
年間の積立額の目安
20.0万円2.0万円24.0万円
25.0万円2.5万円30.0万円
30.0万円3.0万円36.0万円
35.0万円3.5万円42.0万円
40.0万円4.0万円48.0万円
45.0万円4.5万円54.0万円
50.0万円5.0万円60.0万円


たとえば、収入が月30万円であれば、投資額の目安は月3万円となります。


投資額は収入の10%程を目安にして、生活費の捻出に困るといったことが無いよう留意することが重要です。


※参考:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)

ネット証券の利用を検討している方におすすめ

生活費と生活防衛資金を確保する


新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントの2つ目は「生活費と生活防衛資金を確保する」ことです。

投資を始める際、まずは家計の状況を確認した上で、生活費と緊急時に備えた生活防衛資金を確保する必要があります。

家計を切り詰めて投資を始めても、結果的に長期的な継続ができずに、損をしてしまうリスクがあります。実際に投資計画を立てる際の流れは以下の通りです。
  1. 家計の状況を確認
  2. 生活費・生活防衛資金を確保する
  3. 残りの余裕資金をつみたてNISAで運用する

生活防衛資金とは、以下のような事態に備えるための資金のことです。


・突然の病気やケガ 

・交通事故による入院や手術 

・会社の倒産、失業 

・自然災害

目標額から毎月の積立金額を逆算する


新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントの3つ目は「目標額から毎月の積立金額を逆算する」ことです。
 
投資を行う目的はさまざまですが、ライフイベントや老後に向けての資産形成を目的とする方は多いです。その際、目標とする金額があることで、投資に対するモチベーションが保ちやすく、適切な計画を立てられます。

いつまでにいくら貯めたいのか、目標から1ヵ月あたりの金額を逆算すると、毎月の積立金額に不安を抱えず計画通りに資産運用を進められます。

目標額からシミュレーションを行い、毎月いくら積み立てるべきか逆算しましょう。

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よくある質問Q&A


新NISA制度は2024年から始まった比較的新しい制度のため、名前は聞いたことはあっても正しく理解はできていない方も多いです。 


そこで、新NISAで毎月の積立額を決める際に、よくある質問をQ&A形式で回答していきます。


▼新NISAで毎月の積立額を決める際によくある質問

  • 非課税上限額を超えて投資するとどうなる?
  • 新NISAで月1万円は意味ない?
  • 新卒は新NISAで毎月いくら積み立てるべき?

Q.非課税上限額を超えて投資するとどうなる?


A.特定口座や一般口座に移される可能性があります


投資で上限を超えた場合の対応は金融機関によって異なりますが、特定口座や一般口座を利用して買い付けるケースが多いです。


また、口座を移された場合の注意点は以下の通りで、特に確定申告となると手続きの時間や手間がかかってしまうため注意が必要です。


  • 非課税投資枠が存在しない特定口座や一般口座で運用してしますと、運用益は課税対象となる
  • 一般口座で利益が出た場合は確定申告が必要となる

確定申告について詳しく知りたい方におすすめ

新NISAで月1万円は意味ない?


A.月1万円では意味がないは間違いです


意味がないと言われる理由として、投資額が少ないとリターンが少ない、コスト負けのリスクがあることが挙げられます。


しかし、月1万円でも長期投資によって元本割れリスクを軽減し、十分利益を出せます。長期投資の運用成果によると、20年間積立投資を続けた場合は元本割れしている人がいません。

長期投資の運用成果

また、毎月1万円を年利5%で運用した場合、以下のような運用成果が予想されます。20年後の最終積立額は約822万円、運用収益は約342万円となります。


※引用:金融庁 

他にも小額投資のメリットとして

投資経験を積める

損失が小さい

などが挙げられますね!

新NISAで月1万円の積立について詳しく知りたい方におすすめ

新卒は新NISAで毎月いくら積み立てるべき?


A.3万円がおすすめです。


毎月の投資額は収入の15%程を目安にしましょう。手取り収入からの貯蓄割合に関する調査では「10~15%未満」の人が最も多く、無理なく投資に活用できる金額の目安となっています。


最終学歴ごとの初任給と投資額の目安は以下の通りです。たとえば、最終学歴が大学卒の場合、初任給は21.0万円で、毎月の投資額は収入の15%である3.2万円が目安になります。


最終学歴初任給(万円)毎月の積立額の目安
(収入の15%)
高校卒16.72.5
高専・短大卒18.42.8
大学卒21.03.2
大学院卒23.93.6


また、毎月3万円を年利5%で運用した場合、以下のような運用成果が予想されます。20年後の最終積立額は約1,233万円、運用収益は約513万円となります。  


※参考:金融庁


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新NISAで自分だけの毎月の積立プランを簡単に知る方法とは


以下では、新NISAで自分だけの「無理のない毎月の積立プラン」が無料で簡単にわかる方法を紹介します。


積立プランを立てる際に考慮すべき要素は年代だけではなく、ライフスタイルや現時点での貯蓄額、収入などさまざまです。 


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最初にアウトラインの解説、そこからフォーカスをあてていくご説明のアプローチがとてもわかり易かったのと、次回までにシミュレーションを作成いただけるご丁寧さにとても満足しました。

まとめ:新NISAは毎月いくら積み立てるのがおすすめ?


ここまで、新NISAの毎月の投資上限額や年代別で毎月のおすすめ積立額、毎月の積立額を決める際のポイントまで解説しました。


新NISAの毎月の投資上限額は積立投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。また、投資上限枠を踏まえた上で、各年代のライフイベントや目標とする生活水準を考慮し、新NISAの毎月のおすすめ積立額をご紹介しました。 


しかし、自身のライフスタイルや貯蓄額、収支状況を考慮しながら、個人で正確な積立プランを判断することは困難なのです。 


そこで、マネーキャリアのように「無料で何度でも」自身に適した月々の投資額を相談できるサービスを使って、自身にマッチした投資プランを作成する方も増えています。 


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