新NISAで先進国株式はおすすめ?利回りや資産構成について徹底解説!

新NISAで先進国株式はおすすめ?利回りや資産構成について徹底解説!-サムネイル画像

新NISAから投資できる商品は種類が豊富なので、どれを選べばいいのか迷われる方はたくさんいます。手堅くいくのであれば、値下がりリスクが少なくある程度のリターンを求めることができる先進国株式がオススメです。本記事では先進国株式の内容について紹介していきます。


▼この記事を読んで欲しい人
  • これから積立NISAを始めようと思っている人
  • 積立NISAからの投資先に迷っている人
  • 先進国株式の内容が知りたい人
▼この記事を読んで分かること
  • 先進国株式をオススメする理由
  • 先進国株式の内容が理解できる
  • 積立NISAから投資できる商品

内容をまとめると

  • 先進国株式は日本を除く先進国22カ国に分散投資しており、アメリカの投資比率が7割
  • 先進国株式はリスクを抑えて、ある程度のリターンが期待できる
  • つみたてNISAの投資先は先進国株式以外にも幅広くある
  • マネーキャリアからつみたてNISAの内容や投資先を学ぶことができる
  • マネーキャリアはお金のプロがオンライン上で無料相談に乗ってくれる

リスクを軽減してある程度のリターンを求めたいなら先進国株式


新NISAからどこに投資をすればいいのか迷われる方はたくさんいるでしょう。 

新NISAの投資先に迷っている人には先進国株式がオススメです。


先進国株式の場合、多くの投資信託はMSCIコクサイ・インデックスの株価指数に連動しており、日本以外の先進国22カ国を含めた約1300銘柄の構成となっています。


本項目では先進国株式をオススメする理由について紹介していきます。
  1. 先進国22カ国に分散投資してるので、リスクが軽減できる。
  2. アメリカの投資率が約7割なので、ある程度のリターンが期待できる。
新NISAから先進国株式に投資を行うことで、リスクを軽減してある程度のリターンを求めることができます。

理由① 先進国22カ国に分散して投資できる

先進国株式で主に指標となっているMSCIコクサイ・インデックスの構成は、日本以外の先進国22カ国に大型〜中型株含めて約1300銘柄となっています。

先進国とは経済が大きく発展している国々のことを意味します。

国別の投資率は次のとおりです。
  • アメリカ 74.2%
  • イギリス 4.4%
  • カナダ 3.8%
  • フランス 3.2% 
  • スイス 3.1%
  • オーストラリア 2.3%
  • ドイツ 2.2%
  • オランダ 1.2%
  • スウェーデン 1.0%
  • その他 4.7%
(参照:eMAXIS Slim先進国株式 インデックス目論見書)

MSCIコクサイ・インデックスには日本や新興国は含まれていませんが、アメリカが約7割の投資率を占め世界の時価総額を85%以上カバーしています。

新興国とは中国・台湾・韓国・インドなど、これから経済的に発展する見込みのある国々のことです。

MSCIコクサイ・インデックスは先進国22カ国、大型〜中型株を含めた約1300銘柄と幅広く分散投資してるのでリスクを軽減することができます。

理由② アメリカの投資率が約7割なのでリターンも期待できる

MSCIコクサイ・インデックスの国別の投資率を見てみると、アメリカが約7割を占めています。


アメリカの投資率が多い理由としては時価総額加重平均型を採用しているからです。 

時価総額加重平均型は時価総額の大きい企業ほど比率も大きくなることを意味します。

なので先進国22カ国に均等に投資をしているわけではありません。 


GAFAMなど世界時価総額ランキング上位の企業が多くいるので、自然とアメリカの投資率が高くなります。

 

それにアメリカの株価は過去20年間右肩上がりで成長を続けているので、リターンに期待することができます。


アメリカの代表的な全体の株価指数はNYダウです。

Google FinanceのNYダウの値動きを見てみるとITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックの暴落からも立ち直りを見せています。 


このことから先進国株式はリターンに期待できるだけでなく、暴落にも強いと言えるでしょう。

新NISAで先進国株式の利回りはどれくらい?

先進国株式で主に指標となっているMSCI コクサイ・インデックス (以後KOKUSAI)の利回りを確認してみましょう。


ただ、この指標だけを確認しても分かりにくいかと思いますので、全世界株式の指標であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (以後ACWI)と、新興国株式の指標であるMSCI エマージング・マーケット・インデックス(以後EMI)とを比較してみましょう。


1年3年10年
ACWI(全世界)-7.5%+7.3%+8.8% 
KOKUSAI(先進国)-7.0%+8.6%+9.9% 
EMI(新興国)-11.7%+1.8%+2.4% 

(参照:MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)-myINDEX

(参照:MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI)-myINDEX

(参照:MSCI エマージング・マーケット・インデックス-myINDEX


いずれの指標も1年ではマイナスですが、中長期で運用することで、プラスの利回りを生み出しています。


また、ここ10年では新興国株式よりも、先進国株式のほうが運用成績が良いことが分かります。

先進国株式に投資するなら知っておきたいこと


先進国株式は主にMSCIコクサイ・インデックスの株価指数に連動したインデックスファンドになります。

インデックスファンドとは簡単に言うとある株価指数と同じ値動きをする投資信託のことを意味します。


新NISAから購入できる先進国株式の人気の投資信託は次の通りです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスニッセイ外国株式インデックスファンド
信託報酬0.1023%0.1023%
基準価格20,573円27,188円
純資産総額4,124億円4,540億円

(参照:eMAXIS Slim先進国株式 インデックスより引用)(基準日:2023年02月21日)

(参照:ニッセイ外国株式インデックスファンドより引用)(基準日:2023年02月21日)


両者共に内容に大きな差はなく、低コストで100円単位から購入することができます。

興味を持たれた方はまずは少額から購入してみてはいかがでしょうか。

① 先進国22カ国に日本は含まれていない

先進国株式は主にMSCIコクサイ・インデックスの指数に連動していることから日本が含まれてません。


この指数はアメリカのMSCI社が公表しているもので、日本以外の先進国22カ国と大型〜中型株含めて約1300銘柄で構成されています。 

因みにMSCI社は日本を含めて23カ国と先進国を定義しています。 


それなのに先進国株式にはなぜ日本が含まれていないのでしょうか。 


その理由としては日本人投資家向けになっているからです。

  • 保有しているポートフォリオが日本に偏っている。
  • 先進国全体に投資したいが、日本を含めたくない。 

こう思われている方にとってオススメと言えます。


海外と比較してみると日本は長期間、成長低迷しているので将来性が低いです。 

また中国・台湾・韓国・インドなどの新興国も構成に含まれていません。 


先進国株式は日本や新興国が含まれていないことから、損失するリスクを抑えることができます。

② アメリカ株が多いのでアメリカの経済情勢に大きく左右される

MSCIコクサイ・インデックスはアメリカ株が多く、約7割の投資率を占めています。

アメリカ株が多いということはアメリカの経済の動きに株価が大きく左右されます。


MSCIコクサイ・インデックスの上位銘柄は次の通りです。

  1. Apple 5% 
  2. Microsoft 3.9% 
  3. Amazon 2.6% 
  4. Alphabet A 1.5% 
  5. Alphabet C 1.4% 
  6. Tesla 1.2% 
  7. NVIDIA 1.1% 
  8. Meta Platforms 0.9% 
  9. UnitedHealth 0.8% 
  10. JPMorgan Chase 0.8%

(参照:SBI証券 eMAXIS Slim先進国株式より引用)


これらの上位10銘柄全てがアメリカの企業です。 

AlphabetはGoogleの持株会社で、Meta Platformsは旧Facebookです。 


このことから先進国株式はアメリカに依存していると言えます。

よって、アメリカ経済の動きによって株価も大きく変動します。

新NISAで先進国株式に投資できるおすすめ証券会社3選

新NISAで先進国株式に投資するうえで最も重要なのは、長期間運用を続けることです。


今回は、コスト面や独自のサービスが充実していて、長期運用を継続しやすい証券会社3社を紹介します。

  1. 楽天証券
  2. SBI証券
  3. マネックス証券


いずれの証券会社もつみたてを継続することで、ポイントの還元を受けることができるサービスを提供しており、還元されたポイントを普段の生活で使ったり、再投資を行うことが可能です。


特に先進国株式をNISAで運用していると、普段の値動きが小さく、配当金も再投資に使われる投資信託が多いため、運用の成果を感じることができず、運用を辞めてしまう方もいます。


そのため、新NISAを長期間継続するためには、こういった定期的なポイント還元がとても重要な要素となります。


自分がよく利用しているポイントが貯まりやすい証券会社はどこかという点に着目して、口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

①楽天証券

楽天証券の魅力は何といっても楽天ポイントの貯まりやすさです。 


普段楽天系のサービスを利用されている方であれば、楽天証券に口座を持つことで、さらに楽天ポイントが貯まりやすくなり、様々な恩恵を受けることができるでしょう。

特に、楽天銀行に口座を持っている方は、楽天証券と口座を連携させる「マネーブリッジ」を利用するだけで、楽天銀行の預金金利が5倍になります。


また、楽天カードを利用されている方なら、新NISAの決済に楽天カードが利用できて、楽天ポイントを貯めることができます。もちろん、貯まったポイントは投資に利用可能で、主要証券会社で唯一、NISAでもポイント投資が可能です。


NISAでのポイント投資を利用すれば、毎月のつみたての支払いにポイントを充当できるので、毎月のつみたてへの出費を減らして、無理のない長期運用を行うことができるでしょう。


楽天ポイント以外の面でも、楽天証券は取り扱い銘柄数も180銘柄と充実していますので、楽天系のサービスを一つでも利用されている方は必見の証券会社です。 

※参考文献:みんかぶ

※参考文献:口座のおすすめランキング

②SBI証券

SBI証券は取扱銘柄数や豊富なサービスなど総合力の高さが魅力の証券会社です。


どの証券会社で口座を開設すべきかわからない方でも、とりあえずSBI証券の口座を持っておけば、ほとんどの取引が利用可能ですので、口座開設の際にまず検討に入れたい証券会社です。


NISAの取扱銘柄数は170銘柄以上と、業界トップクラスの豊富なラインナップから選択が可能です。


また、つみたて頻度を「毎月」「毎週」「毎日」に設定できるなど、細かい設定が可能で、投資初心者から上級者までの幅広いニーズを満たしてくれます。


加えて、SBI証券独自のサービスとして、三井住友カードでの積立決済でVポイントが貯まるサービスや、積立金額に応じてTポイントもしくはPontaポイントがもらえるサービスがあります。


楽天証券が、楽天ポイント利用者だけに向けたサービスであるのに対し、SBI証券は、様々なポイント利用者に対応したサービスを提供しているので、普段の生活でポイントを使える機会が多く、ポイント生活を満喫しながら長期運用を行うことができるでしょう。

※参考文献:みんかぶ

※参考文献:口座のおすすめランキング

③マネックス証券

マネックス証券は、新NISAのコスト面で優秀な証券会社です。


コスト面では、自分が指定した銀行等の金融機関からの引き落としや、定期自動入金の手数料も無料のため、毎月のつみたてに係る手数料を気にすることなく投資を行うことが可能です。


また、NISAの取扱銘柄数は150銘柄以上のため、買い付けたい銘柄がきっと見つかるはずです。


また、マネックス証券独自のサービスとして、投資信託を保有していると、その保有額に応じて「マネックスポイント」がもらえるサービスがあります。


マネックスポイントはAmazonギフト券dポイントJALやANAのマイルなど幅広い特典と交換が可能ですので、使い道に迷うことはないでしょう。


また、保有残高に応じたポイント付与ですので、ポイント獲得を目指して、自然と長期でのつみたての継続が可能になるでしょう。

※参考文献:みんかぶ

※参考文献:口座のおすすめランキング

先進国株式以外の選択肢

新NISAから投資できる商品は100種類以上と種類が豊富で、金融庁が決めた厳しいルールをクリアした商品のみに限られます。


本項目では先進国株式以外の投資先を紹介します。

  1. 国内株式
  2. 全世界株式
  3. 米国株式
  4. 新興国株式
どのくらいのリスク・リターンを求めるかによって投資先が変わってきます。
NISAから投資を行うときは、どこが自分に合うのか、しっかり情報収集してから選定するようにしましょう。

① 国内株式

国内株式は日本国内で上場している企業で構成されています。


日本企業に限られることから聞き馴染みのある企業が多く、ニュースで細かく情報収集することができます。

私達が日常で利用する製品も日本製が多いので応援したくなりますよね。


海外だと情報が入手しにくく、為替変動リスクがあったりしますが、国内株式だとその心配はありません。


NISAから購入できる国内株式の人気の投資信託は次の通りです。

ニッセイ日経225インデックスファンドeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
信託報酬
0.275%0.154%
基準価格32,902円14,092円
純資産2003億円484億円

ニッセイ日経225インデックスファンドは日経平均株価に連動しています。

eMAXIS Slim国内株式は東証一部上場企業の株価に連動しています。


国内株式に投資したいという方は上記銘柄を購入してはいかがでしょうか。

② 全世界株式

全世界株式は先進国・新興国含め、約49カ国で構成されています。


世界全体に分散投資を行っているので、他の株式よりもリスク軽減できます。

その反面、成長性の低い国も含んでいるのでリターンは小さいです


NISAから購入できる全世界株式で人気の投資信託は次の通りです。

  楽天・全世界株式
インデックス・ファンド
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬0.212%0.1144%
基準価格16,587 円17,021 円
純資産1701億円4852億円

楽天・全世界株式インデックスファンドは約8000銘柄、eMAXIS Slim全世界株式は約3000銘柄に分散投資してます。

先進国・新興国含め49カ国を含んでおり、投資比率の50%はアメリカ株です。


全世界株式はリターンは小さくなりますがリスクを最小限に抑えることができます。

損をしたくないという方は全世界株式から購入してみてはいかがでしょうか。

③ 米国株式

米国株式はアメリカ国内で上場している企業で構成されています。


米国株式は過去20年間上昇を続けており、リターンが大きく暴落にも強いです。

先進国株式全世界株式の投資率を見てもアメリカは半分以上を占めてます。


NISAから購入できる米国株式で人気の投資信託は次の通りです。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)楽天・全米株式インデックス・ファンド
(全米株式VTI)
信託報酬0.0968%0.162%
基準価格19,347円20,074円 
純資産11447億円5457億円
eMAXIS Slim米国株式はS&P500の株価指数に連動しており、つみたてNISAの銘柄の中で一番人気です。

S&P500はアメリカの代表企業500社で構成されています。
楽天・全米株式インデックスファンドは米国経済全体が対象で、約3800銘柄で構成されています。

米国株式は安定的にリターンを求める人にオススメです。

④ 新興国株式

新興国株式は今後経済的に大きく成長する見込みのある国で構成されています。

中国・台湾・韓国・インドなどの国が挙げられます。

大幅にプラスになる年もあれば、マイナスになる年もあり変動が大きいです。


NISAから購入できる新興国株式で人気の投資信託は次の通りです。

eMAXIS Slim新興国株式SBI・新興国株式インデックス・ファンド
信託報酬0.187%
0.176%
基準価格12,773 円  12,466円
純資産820億円138億

両者は中国の投資比率が40%と多く、違いとしては韓国を含めているかどうかです。

eMAXIS Slim新興国株式はFTSE社の株価指数に連動しており、韓国を含んでいます。

SBI・新興国株式インデックス・ファンドはMSCI社の指数に連動しており、韓国が含まれません。


新興国株式はリスクを取ってでも大きなリターンを求めたいという方に向いています。

まとめ:新NISAの悩みはマネーキャリアで無料相談!

以上、ここまで新NISAの投資先や先進国株式について紹介してきましたが、理解できましたでしょうか。


新NISAの内容については余り触れませんでしたが、より専門的に詳しく知りたい人はマネーキャリアへの相談がおすすめです。


マネーキャリアはお金に関する全ての悩みを解決するサービスを提供しています。

何度でもオンライン面談を通して無料相談することができるのでオススメです。


マネーキャリアが選ばれる理由は次の通りです。

  • お金のプロが何度でも無料相談に乗ってくれる
  • みんなのおかねドットコムで第1位の実績
  • 相談満足度は93%以上
  • 申し込み件数が累計12,000件以上
マネーキャリアでは新NISA以外にもあらゆるお金関係の悩みの解決をお手伝いします。

新NISAに興味を持った方だけでなく、お金に関して悩みを持っている方は下記HPから無料相談してみてはいかがでしょうか。

ランキング