更新日:2022/12/03
証券口座は楽天の方がおすすめは本当?SBI証券と比較してみた!
これから資産運用を始めようと考えているあなた。どの証券会社が良いのか迷っていませんか。そこで今回は、ネット証券大手の楽天銀行とSBI証券で証券口座開設するならどちらがおすすめなのか、徹底的に調べました。両社の違いや特徴などを理解し、お得に口座開設をしましょう。
- 資産運用を始めようと考えている方。
- 口座開設でお得になるキャンペーンを探している方。
- 楽天で口座開設するかSBIで口座開設するか悩んでいる方。
- 両社の違いやそれぞれの特徴が知りたい方 。
内容をまとめると
- 初心者で資産運用を始めるなら、ツールが使いやすい楽天証券がおすすめ。
- IPO投資を検討しているなら、SBI証券がおすすめ。
- 今なら楽天証券もSBI証券も口座開設がお得。
- 最終的には、楽天証券のメリット、SBI証券のメリットどちらによく当てはまるか判断したうえで、自分に合う方を選択して決める。
- ネット証券に関する悩みなら、無料相談できるマネーキャリアのFP相談がおすすめ。
- マネーキャリアなら、スマホ一つで無料オンライン相談でき手軽で便利!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 証券口座は楽天の方がおすすめは本当?SBI証券との比較一覧表
- 楽天証券はこんなあなたにおすすめ
- SBI証券はこんなあなたにおすすめ
- 楽天証券口座とSBI証券の特徴を5つの比較ポイントから解説!
- 比較ポイント①口座開設数
- 比較ポイント②手数料
- 比較ポイント③取扱銘柄数
- 比較ポイント④ポイントサービス
- 比較ポイント⑤取引アプリの利便性
- 楽天証券・SBI証券の2つの共通メリットとは?
- 共通メリット①手数料が格安
- 共通メリット②業界トップの商品銘柄数
- 共通メリット③ポイントサービス
- 楽天証券ならではのメリット5つ
- メリット①楽天ポイントが貯まる
- メリット②初心者に優しい
- メリット③アプリやツールの利便性が高い
- メリット④楽天ポイントで投資ができる
- メリット⑤楽天サービスとの連携で更にお得
- SBI証券ならではのメリット3つ
- メリット①IPO銘柄に強い
- メリット②三井住友カードでクレカ積立も可能
- メリット③25歳以下の国内株式取引手数料が実質無料
- 楽天証券とSBI証券のデメリットを比較
- 楽天証券デメリット①IPO実績が少ない
- 楽天証券デメリット②外国株の取扱数が少ない
- SBI証券デメリット①1部アプリの利便性に欠ける
- 楽天証券はSBI証券どちらがおすすめ?【運用方法別】
- 運用方法①少額投資⇒SBI証券
- 運用方法②信用取引⇒楽天証券・SBI証券
- 運用方法③投資信託⇒楽天証券・SBI証券
- 運用方法④NISA/つみたてNISA⇒楽天証券・SBI証券
- 運用方法⑤iDeCo⇒SBI証券
- 楽天証券口座を初心者におすすめする理由3つ
- 理由①利便性の高い取引ツール
- 理由②銘柄の検索機能が優秀
- 理由③投資情報が豊富
- まずは投資目的にあった証券口座を開設するべき
- 証券口座開設の必要書類一覧
- SBI証券・楽天証券のキャンペーン情報
- まとめ:ネット証券に関する悩みならまずマネーキャリアで無料相談!
目次
証券口座は楽天の方がおすすめは本当?SBI証券との比較一覧表
ネット証券会社で人気なのが「楽天証券」と「SBI証券」ですが、証券口座としてはどちらがおすすめなのでしょうか。
楽天証券と、SBI証券について、以下の項目で比較表を作成しました。
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
証券口座数 | 8,049,164口座 (2022年6月集計) | 約9,187,000口座 (2022年9月集計) |
手数料(1注文制) | 0~5万円:55円 ~10万円:99円 など段階的に設定あり 3,000万円~:1,070円 | 0~5万円:55円 ~10万円:99円 など段階的に設定あり 3,000万円~:1,070円 |
手数料(定額制) | ~100万円:0円 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 以降100万円ごとに1,100円 | ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 以降100万円ごとに:295円 |
米国株式手数料 | 約定代金の0.495%(税込) | 約定代金の0.495%(税込) |
投資信託本数 | 2,673本 | 2,676本 |
NISA/つみたてNISAの取り扱い | 〇 | 〇 |
iDeco取り扱い | 〇 | 〇 |
IPO取扱実績数 | 74社(2021年) | 122社(2021年) |
取得ポイントの種類 | 楽天ポイント (現物国内株式・投資信託 バイナリーオプションに 利用可能) | Tポイント Pontaポイント dポイント Vポイント(クレカ積立) |
どちらもサービスはよく似ていますが、どのように選べばよいのでしょうか。
楽天証券はこんなあなたにおすすめ
楽天証券がおすすめな人
- ポイント面で楽天ユーザーであること
- 取引アプリなどの利便性を重視していること
投資の利益とポイントの利益の2つで利益を最大化できるのが、楽天証券が向いている方です。
普段から、楽天カードクレジット決済を利用したり、楽天市場で商品を買っていて、ポイントを貯めているという方は楽天証券がおすすめです。
楽天のポイントは、貯めれば現金と同様に買い物ができるのに加え、ポイントで投資をすることもできます。また、証券口座を開設することでポイントが受け取れたり、投資の口座に設定することにより、ポイント付与率が上がったりと特典が満載です。
さらに、楽天証券には投資用のアプリがあります。大変使いやすい上に、機能も充実しているため初心者でも難なく利用できることも強みです。
上記2点に当てはまる人は、楽天証券の口座開設ががおすすめです。
SBI証券はこんなあなたにおすすめ
SBI証券がおすすめな人
- 外国株式やIPO投資に興味がある
- 国内株式に投資予定の25歳以下
- Tポイント・Pontaポイント・dポイント・Vポイントの利用ユーザー
SBI証券の強みの一つは、新規上場株式への「IPO投資」に力を入れていることです。抽選の際には、前回外れた人が当たりやすい抽選方式をとるなどが人気の理由です。また、取扱銘柄数も楽天証券よりも多くなっています。
さらに、TポイントやPontaポイントなどは投資に利用することができます。普段からこれらのカードを利用している人にはおすすめの証券会社です。
そして注目すべきは、25歳以下の利用者は株式取引手数料が無料なことです。これを利用し、コストを抑えることができる対象者にはぜひSBI証券口座の開設がおすすめです。
楽天証券口座とSBI証券の特徴を5つの比較ポイントから解説!
ではここからは、楽天証券とSBI証券の特徴を5つの比較ポイントから解説していきます。
比較ポイントは以下の5つです。
- 口座開設数
- 手数料
- 取扱銘柄数
- ポイントサービス
- 取引アプリの利便性
楽天証券もSBI証券も、どちらもネット証券の中では大変人気のある会社です。
そのため、証券口座開設数や、取引銘柄数は大変多くなっていますし、現在でもその規模はさらに拡大しています。
口座開設数が多いというのは、多くの人に支持をされていて人気の証拠です。
ですがそれに加え、両社では特色のある様々なサービスが展開されています。
ただ、非常に数が多く調べるにしても煩雑で分かりにくい内容を、ここでは着目すべき点を絞って比較ポイントとしてまとめました。
それぞれの項目において、有利な会社はどちらなのか判断する基準にしてみてください。
比較ポイント①口座開設数
現在の証券口座開設数は、2021年12月末現在で、楽天証券が7,141,203口座、SBI証券が約8,018,000口座となっています。
SBI証券の証券口座数は、グループ会社のSBIネオモバイル証券やSBIネオトレード証券なども含めた総数です。
近年では、楽天証券もポイントサービスを強みに証券口座開設数を伸ばしてきていますが、現状ではSBI証券が口座開設数では勝ります。
これは、他のネット証券と比べても圧倒的に多い数字です。楽天証券、SBI証券ともにネット証券口座開設数が多いということは、それだけ支持をうけており人気があるということです。
証券口座の開設方法に関しても、どちらも所定の本人確認書類を用意できればネットで完結、口座開設までの期間も最短1日と大変使いやすくなっています。
証券口座開設数を重視するのであれば、SBI証券がおすすめです。
比較ポイント②手数料
- 約定プラン
- 定額プラン
比較ポイント③取扱銘柄数
取扱銘柄数は、楽天証券が2,673本、SBI証券が2676本となっており、SBI証券の方がやや多い数になっています。
証券会社で取引されている銘柄の主なものは以下の通りです。
- 単元未満株
- 外国株
- 先物(日経・TOPIX)
- 日経オプション
- 投資信託
- 債券(国内・海外)
- FXなど
まずそれぞれの銘柄でどれくらい取扱数があるか、また証券会社によっては取り扱いのないものもあります。
例えば、楽天証券であれば、「単元未満株」の取り扱いはありません。
もし、それを取引したいのであれば、SBI証券の方がおすすめです。
選ぶ際には、楽天証券とSBI証券が、どのような取引に対して強みがあるのかをよく理解することが選ぶポイントになります。
比較ポイント④ポイントサービス
- 楽天ポイント、楽天証券ポイントを投資に使える。
- 対象は投資信託や国内株式、バイナリーオプション。
- 楽天カードクレジット決済を利用した投資を行うことで、楽天ポイントや楽天証券ポイントがたまる。
- Tポイント、Pontaポイント、dポイントを投資に使える。
- 対象は投資信託。
- 投資を行うことで、Tポイント、Pontaポイント、dポイントに加え、クレカ決済するとVポイントがたまる。
比較ポイント⑤取引アプリの利便性
楽天証券とSBI証券では、どちらも株取引に利用するアプリがります。
楽天証券のアプリ概要
- 「I SPEED」というスマホアプリあり。
- 同一アプリ内で、国内株式と米国株式の取引ができる。
SBI証券のアプリ概要
- 「SBI証券 株 アプリ」「かんたん積立 アプリ」など複数のスマホアプリあり。
- 国内株式と米国株式は別々のアプリとなる。
- 投資信託の積立アプリなどアプリの種類が豊富。
株取引の主要な操作は、アプリでできるよう両社ともに開発には力を入れています。
なお、一つのアプリで管理できるため、煩雑になりにくいのは楽天証券です。
楽天証券・SBI証券の2つの共通メリットとは?
ここからは、楽天証券とSBI証券の共通のメリットを3つ解説していきます。
共通のメリットは以下の3つです。
- 手数料が格安
- 業界トップの商品銘柄数
- ポイントサービス
まず両社とも、取引手数料が業界トップクラスに安くなっています。
さらに両社で全く同じ手数料のものもあれば、差が出るものもあります。
さらに、両社とも付加価値としてポイントサービスを行っています。
普段の買い物でポイントがたまるだけでなく、さらに貯めたポイントは投資に使えるというのは非常にお得なサービスです。
ポイントカードの種類によっては、相互に交換が出来たり、投資をすることでさらにポイントが付くなどメリットが盛りだくさんです。
上記3つの項目について、両社とも非常に充実したサービスを実施しています。
それぞれよく理解し証券会社を選ぶ基準にしたうえで、お得にサービスを利用してみてください。
共通メリット①手数料が格安
楽天証券とSBI証券は、証券会社の中でもかなり手数料が安い会社です。
例えば、1注文あたりの手数料は以下のようになっています。
楽天証券・SBI証券とも同じ | |
---|---|
手数料(1注文制) | 0~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
定額制の手数料は以下の通り。
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
手数料(定額制) | ~100万円:0円 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 以降100万円ごとに1,100円 | ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 以降100万円ごとに:295円 |
いずれも、業界内では格安の手数料となっています。
共通メリット②業界トップの商品銘柄数
商品銘柄数に関して、楽天証券もSBI証券もラインナップがかなり豊富です。
取扱商品は、国内株式、外国株式、投資信託、ETF、債券、IPO、FX、先物・オプション、CFDなど多岐にわたります。
債権の種類としても、国債をはじめ、国内債券(社債、地方債)、地方債、外国債券などを取り扱っています。
さらに外国株ですが、楽天証券は6ヶ国、SBI証券は9ヶ国となっており、これも証券会社の中では多い数字です。
両社ともに、取扱商品銘柄が非常に充実しており業界トップクラスとなっています。
共通メリット③ポイントサービス
また、楽天証券とSBI証券には、独自のポイントサービスがあります。
それぞれの概要は以下の通りです。
楽天証券
- 楽天ポイント…楽天経済圏で使えるポイント。買い物をすると100円につき1ポイントが付与される。このポイントは商品の購入に使用できる他、投資にも使用できる。
SBI証券
- Vポイント…SMBCグループ共通のポイント。SBI証券の口座を三井住友銀行にしクレカ支払いするとポイントが付く。さらに、Tポイントなどもダブルで貯めることができる。Vポイントアプリを使用すれば、貯めたポイントは店頭やネットショッピングに使用できる。
- Tポイント…コンビニでも買い物でポイントを貯めることができる。ネット証券での使用はSBI証券に限る。
- Pontaポイント…コンビニ等提携店で買い物するとポイントを貯めることができる。専用サイトでポイント連携をすれば、証券購入などでPontaポイントを使用できる。
- dポイント…マクドナルド等で買い物をするとポイントを貯めることができる。専用サイトでポイント連携をすれば、証券購入などでdポイントを使用できる。
楽天証券ならではのメリット5つ
ここからは、楽天証券ならではのメリットを5つ解説していきます。
楽天証券ならではのメリットは以下の5つです。
- 楽天ポイントがたまる
- 初心者に優しい
- アプリやツールの利便性が高い
- 楽天ポイントで投資できる
- 楽天サービスとの連携でさらにお得
特に楽天証券のサービスにおいて注目すべきは、「楽天ポイントサービス」です。普段から使用している方にとっては、ぜひ活用すべきところといえます。
ではここからは、それぞれの項目について順番に解説していきます。
メリット①楽天ポイントが貯まる
普段から楽天ポイントを利用している方は実感のある事ですが、楽天証券ではさまざまなプログラムにより、楽天ポイントが貯まるのが魅力の一つです。
ポイントがたまるプログラムには以下のようなものがあります。
- ハッピープログラム
- 資産形成
「ハッピープログラム」は、楽天銀行を解説し、楽天証券の口座と連動させることで、取引に応じて楽天ポイントが付与されるものです。
たまったポイントは、楽天経済圏内で使用可能なのはもちろんのこと、投資に使用することも可能です。
さらに、資産形成でもポイントがたまります。投資信託に楽天口座を使用すれば、投資額に応じてポイントがたまります。
この楽天ポイントの使い方が、楽天証券ならではの最大の利点と言えます。
メリット②初心者に優しい
楽天証券では、初心者向けに様々な方法で投資情報の提供をしています。
主なものは以下の3つです。
- 直接質問できる、楽天証券セミナー
- 投資情報メディアで投資情報の提供
- 楽天証券独自のYou Tube配信
メリット③アプリやツールの利便性が高い
楽天証券は「iSPEED」というアプリを提供しています。
このアプリの最大の利点は、株式に関する様々なサービスを一つのアプリで完結できるという点です。
日本株式と外国株式の取引、高機能な比較チャートの作成、注文やスクリーニングもでき、四季報などもみることができます。
また、他のアプリでは提供のない、日系テレコン等の投資ニュースもみることができるのも大変有益です。
さらに、表示がわかりやすく操作が簡単なのも、このアプリの利点です。
メリット④楽天ポイントで投資ができる
楽天証券では、様々な楽天経済圏のサービスを利用することで貯まる楽天ポイントで、投資を行うことができます。
楽天ポイントは以下のような取引に使用可能です。
- 国内株式(現物取引)や投資信託の購入
- NISA口座・PTS夜間取引
メリット⑤楽天サービスとの連携で更にお得
楽天証券での投資は、楽天銀行のサービス連携でさらにメリットを増大させることができます。
それが、「マネーブリッジ」と「ハッピープログラム」です。
マネーブリッジの主なサービス
- 楽天銀行の普通預金金利が優遇される。
- 同じ楽天グループでの入出金が無料になる。
- 信用取引時に保証金維持率が低下した場合にリカバリーしてくれる。 など
ハッピープログラムの主なサービス
- 株式の取引手数料支払い時に楽天ポイントが付与される。
- ATM使用時の手数料無料回数が増える。 など
楽天サービスとの連携で、さらにお得が広がります。
ますます、楽天ポイントを貯めている方にはぜひ知っていただきたい情報です。
SBI証券ならではのメリット3つ
ここからは、SBI証券ならではのメリットを3つ解説していきます。
楽天証券ならではのメリットは以下の3つです。
- IPO銘柄に強い。
- 三井住友カードでクレカ積み立ても可能
- 25歳以下の国内株式取引手数料が実質無料
特にSBI証券のサービスにおいて注目すべきは、「IPO銘柄に強い」ことと「25歳以下の国内株式取引手数料が実質無料」です。
IPO投資では、抽選を用いるため取引数の多さや取扱実績が、証券会社を選ぶうえで大変重要なポイントとなります。
取扱実績や、抽選方式の特色をあらかじめ知っておくと、投資の成績にも良い影響をきたいできるといえます。
また、SBI証券では25歳以下の国内株式取引手数料が無料となっています。
25歳以下で投資をしたいと考えている方にとってはぜひ利用すべき嬉しいサービス内容です。
ではここからは、それぞれの項目について順番に解説していきます。
メリット①IPO銘柄に強い
IPO投資をするなら、SBI証券がおすすめです。
理由としては、以下の2点です。
- 取扱銘柄数が多い。
- 一度外れた人が当選しやすい抽選方式を採用している。
まず、取扱銘柄(会社)数ですが、2021年現在楽天証券が74社に対してSBI証券が122社と、SBI証券のほうが圧倒的に多いです。
次に、IPOの抽選方式の違いです。楽天証券は2回目以降も100%公平な方式で抽選を行っていきますが、SBI証券では前回の抽選で外れた人が当たりやすくなる抽選方式を一部採用しています。
IPO投資はまず当選しなければ投資することができないため、出来るだけ当たる確率が高い方が有利です。
そのため、取り扱い銘柄が多く、一度外れても当選しやすい方式をとっているSBI証券がおすすめと言えます。
メリット②三井住友カードでクレカ積立も可能
SBI証券は、積み立てに三井住友カードのクレジットカード決済を使用することができます。また、その投資金額に応じてポイントがたまっていきます。
還元率は以下の通りです。
- 一般カード 0.5%
- ゴールドランクのカード 1%
- プラチナカード 2%
- 証券総合口座・
- NISA口座
- つみたてNISA口座
すでに、三井住友カードを使用していれば、わざわざ証券口座に入金をする必要はありません。決済方法をクレジットカード積立に指定すれば、毎月自動的に決済ができます。
メリット③25歳以下の国内株式取引手数料が実質無料
SBI証券には、口座利用者で「25歳以下の人」の国内株式の現物取引手数料(株式売買委託手数料)を実質無料にするプログラムがあります。
このプログラムでは、口座利用者で「未成年の人」も無料プログラムの対象となります。
26歳を迎える誕生日の前日までが、手数料無料の対象期間です。
この、若者の資産形成に役立つプログラムは、国内株式の現物取引を積極的に行いたい若い投資家にとって大きなメリットと言えます。
25歳以下の人で、100万円以上の取引をする人は限られるかもしれませんが、積極的に投資を行っている人にとっては大変魅力的なプログラムです。
楽天証券とSBI証券のデメリットを比較
ここからは、楽天証券とSBI証券のデメリットを比較していきます。
それぞれのデメリット概要は以下の通りです。
楽天証券のデメリット
- IPO実績が少ない。
- 外国株の取り扱い実績が少ない。
SBI証券のデメリット
- 一部アプリの利便性に欠ける。
ネット証券のなかでも随一といってよいほど優秀な2社ですが、もちろん弱みとなる部分も存在します。
このような点は、どちらの証券会社を選ぶべきかを判断するポイントとなる部分なので重要です。
どのような銘柄に投資をしていくのか、投資管理をどのようにおこなっていくのか、ということは投資を始める中で大切になる項目です。
この比較をみてデメリットも理解したうえで、自分の投資スタイルや、投資管理を把握し、自分に合う会社を選ぶ基準にしてみてください。
以下、それぞれの項目について詳細に解説していきます。
楽天証券デメリット①IPO実績が少ない
楽天証券は、SBI証券と比べると取扱実績が少なく、IPO投資向きではありません。
理由としては、以下の2点です。
- 総取扱銘柄数と、主幹事数が少ない。
- IPO抽選方法が、毎回100%公平な方式であること。
2021年現在、楽天証券の総取扱銘柄数は74社ですが、そのうち主幹事となっている会社は0社です。
IPO株の販売は、主幹事となっている会社へ向けて優先的に割り当てられます。よって基本的には、取扱銘柄数(会社数)及び主幹事数が多い方が当選確率が上がります。
また楽天証券は、毎回平等に抽選に参加した人全員と当落を競うので、当選確率が下がってしまいます。
IPO取引に関しては、楽天証券はIPO投資向きではないと言えます。
楽天証券デメリット②外国株の取扱数が少ない
楽天証券は、SBI証券と比べると外国株の取引き数が少なくなっています。
SBI証券は米国株式取扱銘柄数が6,000銘柄を超えたのに対し、楽天証券は4,950銘柄です。(2022年5月27日時点)
外国株を取り扱う国の数は、楽天証券が6ヶ国に対してSBI証券は9ヶ国です。
取扱の外国株式総数は、SBI証券のほうが圧倒的に多くなっています。米国株は現在、パフォーマンスが好調で、長期投資で参入をする投資家も多くなってきています。
各社取扱いを増やしてきていますが現時点では、楽天証券の外国株の取扱数はSBI証券に比べて少なくなっています。
SBI証券デメリット①1部アプリの利便性に欠ける
SBI証券のデメリットは、一部のアプリで利便性に欠けるところです。
例えば、楽天証券では、国内株式・米国株式の取引が一つのアプリ内で完結できます。操作性も非常にわかりやすく簡単です。
一方でSBI証券のアプリは、米国株と国内株でアプリが別々になっています。
もし、国内株式だけ使用する人であれば、国内株式だけのアプリをインストールすればいいので不便に感じることはないかもしれません。
しかし米国株式と国内株式の両方に投資している場合、それぞれ別のアプリを管理しないといけなくなります。
スマホに複数アプリを入れたくない人にとっては、使いづらいと感じる要因になるかもしれません。
楽天証券はSBI証券どちらがおすすめ?【運用方法別】
ここからは、楽天証券とSBI証券を「運用方法別」に比較したとき、どちらがおすすめなのかについて解説していきます。
まず投資を行う上での代表的な運用方法は、以下の通りです。
- 少額投資
- 信用取引
- 投資信託
- NISA/つみたてNISA
- iDeCo
両社とも、数多くの銘柄数を誇り、投資信託、NISA/つみたてNISAやiDeCoについても保有銘柄数自体は大変多くなっています。
それぞれの運用方法では、はっきりと差の出る項目もあれば両社でほとんど差がない項目もあります。
差となる部分には、各社の「強み」「弱み」が現れますので、こちらも重要な項目となります。
よく吟味したうえで、どちらの証券会社が良いのかを判断する材料にしてみてくださお。
では、詳細に解説をしていきます。
運用方法①少額投資⇒SBI証券
SBI証券では、約500円から株式投資を始められる、少額投資のサービスがあります。
このように少額から株取引ができるサービスとしては、「ミニ株」や「単元未満株」の制度があります。
「ミニ株」とは、本来100株単位からしか売買できない株式を1株から取引できる株のことです。1株単位から始められるので、投資金額が1万円前後の少額でスタートできます。
SBI証券のように、かなり少額から株が始められると、投資初心者にとっては安心して投資を始めることができます。
楽天証券ではミニ株の取り扱いがないため、1000円以下などの少額から株式投資を始めたい場合は、SBI証券の活用がおすすめです。
運用方法②信用取引⇒楽天証券・SBI証券
信用取引とは、現金や保有株式を担保としたうえで、さらに多くの金額を取引することを指します。
楽天証券とSBI証券の信用取引手数料は以下の通りです。
楽天証券 (いちにち定額コース) | SBI証券 (信用取引アクティブプラン) | |
---|---|---|
1日の約定手数料合計 | ~100万円:0円 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 以降100万円ごとに1,100円 | ~100万円:0円 ~200万円:880円 ~300万円:880円 以降100万円ごとに440円 |
両社とも、100万円までの取引であれば、手数料は0円です。
また両社とも、「大口優遇の条件を満たした場合には」信用取引の手数料が無料です。
SBI証券の方が、手数料としては安いですが、楽天証券は信用取引と現物取引の手数料体系が同じという設定なので、一概に比較はできません。
運用方法③投資信託⇒楽天証券・SBI証券
商品の取扱数は、金融機関によって異なります。やはり選択肢は多い方が有利なので、投資信託を始めるにあたっても、商品数が豊富な会社を選ぶことが重要なポイントになります。
すでに自分のやりたい取引が確定している人にとっては、自分の投資スタイルにあった証券会社を選ぶことがベストです。
投資信託の取引については、楽天証券もSBI証券も2000本以上と、他の証券会社と比べても圧倒的な商品数を揃えています。
特にIPOや外国株式の取引を重視するのであれば、SBI証券が得意とする分野です。
運用方法④NISA/つみたてNISA⇒楽天証券・SBI証券
SBI証券と楽天証券では、IPO投資に差が出ます。
NISAでは、IPO投資ができる口座の方が人気の傾向です。楽天証券はIPOに対応していないため、IPO投資を検討している場合はSBI証券が優位です。SBI証券はIPO実績が豊富なことが強みの一つです。
つみたてNISAでは、最低積立金額は同じですが、投資信託取扱数は若干楽天証券が多くなっています。積立頻度の設定が、楽天証券は毎日と毎月、に対しSBI証券は毎週積立にも対応しています。
積立戦略に幅がある方がよいという方にとっては利点と言えます。ただし、毎日と毎月あればよい、という場合にはほとんど差がないという結果です。
運用方法⑤iDeCo⇒SBI証券
楽天証券とSBI証券では、iDecoの投資対象商品数がわずかにSBI証券の方が多くなっています。商品数で選ぶなら、SBI証券の方がやや有利です。
口座開設手数料や、運営管理手数料は両社同じになっています。
サポート体制もよく似たサービスを展開しています。
SBI証券では、ネット証券では珍しく電話で相談できるサポートデスクが用意されています。また、投資経験や年齢などを回答することでおすすめの商品を提案してくれるサービスもあるようです。
楽天証券では、各商品情報をまとめたスタートブックの提供や各種セミナーが実施されています。
楽天証券口座を初心者におすすめする理由3つ
投資を始めるにあたって、今ではネットで気軽に口座開設をすることができます。
ただ、実際に始めてみようと思った時には、たくさんの情報がある分どの証券会社を選んでよいのかがわからないという状況におちいりがちです。
投資初心者は、まず株式の取引イメージや、投資額の値動きを経験することが大切です。
そのため、初心者に優しいツールなどが充実している証券会社を選択するとスムーズに投資を始めることができます。
楽天証券口座が初心者におすすめなのは、株取引を管理しやすいツールが揃っていることです。また操作性が、シンプルで使いやすいというのも嬉しいポイントです。
また、楽天証券口座は管理費等がかかりません。無料で開設できるので、気軽に投資をはじめることができます。
以下、楽天証券口座を初心者におすすめする理由を3つお伝えします。
初心者のうちは楽天証券で十分に投資に慣れた上で、他の銘柄や証券口座を検討するという方針がおすすめです。
理由①利便性の高い取引ツール
楽天証券では、以下のようなツールを使用することができます。
楽天証券で使える主な取引ツール
- PCアプリ「マーケットスピード」
- スマホアプリ「I SPEED」
取引ツール内にはさらに、信用取引向けの高速注文「エクスプレス注文」や、板情報の価格刻みを調整できる「まとめ板」なども用意されています。
理由②銘柄の検索機能が優秀
楽天証券で使用できるアプリの検索機能は非常に優秀です。
アプリ上で利用できるスクリーニングの機能が充実しています。
利用できる機能は以下の通りです。
- スクリーニング…所定の検索条件を入れて検索ができる、簡易的なスクリーニングサービスです。楽天会員でない人も利用することができます。
- スーパースクリーナー…楽天会員が楽天アプリにログインした際に使用可能です。条件の選択肢が豊富なことが特徴です。これがメインのスクリーニングサービスで、ブラウザから使用します。
- マーケットスピードⅡ…スマホやPCにダウンロードして利用します。こちらはトレーニングツールになっておりもちろんクリーニングもできます。無料で利用ができます。
また、スマホにダウンロードして使用するアプリの「i SPEED」では、豊富なテクニカルの種類の中から条件に合わせて検索をすることができて大変便利です。
また、検索後のデータにトレンドラインがひけるなど、自分の投資スタイルに合わせてカスタマイズすることも可能です。
理由③投資情報が豊富
楽天証券では、以下のようなツールで投資情報を自由に見ることができます。
- 投資情報メディア「トウシル」
- 日経テレコン
- 四季報情報
- 投資情報メールサービス
- 経済指標アラートメール
特に、日経テレコンは、日本経済新聞の内容を無料で見ることができます。さらに、日本経済新聞社が発行する専門紙などについても閲覧をすることができます。
日経新聞はもちろん有料なのですが、それが無料で利用できるというのは大変嬉しいことです。
投資情報が豊富でしかも簡単に利用ができるので、投資家にとっては大変有益です。
まずは投資目的にあった証券口座を開設するべき
ここまで、楽天証券とSBI証券の共通の特徴や比較のポイント、メリットデメリットをあげてきました。
楽天証券とSBI証券の大きな違いは、投資スタイルや付加価値としてのポイント取得にあります。
例えば、少額投資、IPO投資、外国株投資などはSBI証券が得意とする分野です。
ポイントサービスにおいては、普段使いしているポインとサービスを基準に選ぶと良いです。
まずは、自分はどのような運用方法をとっていくのか、また目標資産額から逆算してどのように投資をしていくのかという計画を立てることが大切です。
そのうえで、自分に合った証券会社がどちらなのかを判断し、証券口座を開設してみてください。
ただ、投資初心者の段階で、自分で判断するのはどうしても難しいですよね。
自分だけで決めるのが難しいという方は、FP相談などを利用してみるのがオススメです。
証券口座開設の必要書類一覧
楽天証券とSBI証券の証券口座開設のために必要な書類について説明します。
楽天証券の口座開設の場合
運転免許 マイナンバーカード あり | 運転免許 マイナンバーカード なし | |
---|---|---|
必要書類 | ①いずれかをアップロード ②顔写真を撮影しアップロード | 運転免許証 住民票の写し 印鑑登録証明書 各種健康保険証 パスポート 在留カード・特別永住者証明書 住民基本台帳カード のいずれか1点 |
SBI証券の口座開設の場合
マイナンバーカードを持っている場合 | マイナンバーカードを持っていない場合 | |
---|---|---|
必要書類 | マイナンバーカードの両面コピー | 1点確認 (運転免許証、日本国パスポート、在留カード、特別永住者証明書などから1種類を提出) 2点確認 (各種健康保険証や印鑑登録証明書、住民票の写しなどから2種類を提出) |
SBI証券・楽天証券のキャンペーン情報
SBI証券と楽天証券で実施されているキャンペーンの一部をご紹介します。
楽天証券 | SBI証券 | |
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キャンペーン 概要1 | ・クイズに正解すると1,000pt (2022年12月22日まで) | ・CFD取引で最大5万円キャッシュバック |
キャンペーン 概要2 | ・iDeCo開設キャンペーン 開設完了でもれなくギフト券200円分 抽選でカタログギフトプレゼント (2022年12月29日まで) | ・SBI証券への乗り換えで投資信託出庫手数料全額キャッシュバック |
キャンペーン 概要3 | ・楽天銀行口座開設 +自動入出金設定すると 1,000円がもらえる。 | ・FX口座開設+取引で最大60万円キャッシュバック |
なお、キャンペーンには期間があります。ご利用希望の際には、期間をよく確認ください。
まとめ:ネット証券に関する悩みならまずマネーキャリアで無料相談!
- 初心者で資産運用を始めるなら、ツールが使いやすい楽天証券がおすすめ。
- IPO投資を検討しているなら、SBI証券がおすすめ。
- 今なら楽天証券もSBI証券も口座開設がお得。
- 最終的には、楽天証券のメリット、SBI証券のメリットどちらによく当てはまるか判断したうえで、自分に合う方を選択して決める。