ろうきんの投資信託・つみたてNISAの評判・口コミは?デメリットは?投資信託おすすめランキング

「ろうきんのつみたてNISAの評判は良いの?デメリットはないの?」このような疑問をお持ちではないでしょうか。この記事では、ろうきんの投資信託・つみたてNISAをこれから始めようとされている方向けに街の評判やメリット・デメリットについて詳しく解説します。さらに投資リターンの高いおすすめの投資信託についても、記事の最後でランキング形式でご紹介しています。

物価上昇や低金利が続く中、年金や預貯金に頼らずに資産形成を始める人が増えています。 


投資商品の中でも少額から始められる投資信託やつみたてNISAは、比較的ハードルが低いと言えるでしょう。 

とはいえ、 

「どの商品を選べばよいか分からない」 

「投資と聞くとリスクがありそうで怖い」 

「投資を始める前にメリットとデメリットが知りたい」 


そういった疑問や不安をお持ちの方も居られるのではないでしょうか? 


今回はろうきんの投資信託・つみたてNISAにスポットを当てて、評判やメリット・デメリットから投資をお勧めしたい人について考察します。

ろうきんの投資信託・つみたてNISAの評判・口コミは?



つみたてNISAとは投資信託の積立投資とは違い、得られた利益に対して毎年40万円まで最長で20年間非課税になる制度です。 


しかもつみたてNISAの銘柄はすべて金融庁のお墨付きで、手数料が高く不適格となるものは含まれていません。つみたてNISAを利用することで、低金利の定期預金よりもはるかにお金を増やしやすくなります。 


ここではネット上のろうきんの投資信託・つみたてNISAの口コミを紹介します。 

ろうきんの投資信託・つみたてNISAのメリット:つみたてNISAの選択肢が少ないので初心者でも迷いにくい



ろうきんで投資信託・つみたてNISAを始めるメリットとして、投資初心者に易しい点が挙げられます。 


ネット証券の場合、口座開設から銘柄の選択や投資金額の設定までインターネット上で行なわなければなりません。 


投資初心者は聞いたことがないような専門用語もあり、時間を要する上に非常に面倒で最初からつまずいてしまう方が居られるかもしれません。 


その点、ろうきんは全国に支店があり手続きや銘柄選びなどいつでも相談できるため、大きなメリットとなり得るでしょう。 


このご時世でオンライン相談にも対応しています。 


ちなみに福岡銀行の投資信託・つみたてNISAの運用銘柄は13種類でろうきんと同じです。 


さらに福岡銀行では、あらかじめ資産配分が決められた下記の3つのコースの取り扱いがあります。 

  • つみたてNISA50(世界株式50%+世界債権50%) 
  • つみたてNISA100(世界株式100%) 
  • つみたてNISA200(国内株式50%+海外株式50%) 


銘柄に関しては銀行窓口の担当者と相談して、自由に選ぶことができます。 


やはり実店舗のある金融機関のつみたてNISAは、投資初心者向きであると言えるでしょう。 

ろうきんの投資信託・つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAで選べる投資信託が13種類しかない

続いてろうきんの投資信託・つみたてNISAのデメリットについて解説します。 


ろうきんのつみたてNISAの場合、選択できる運用銘柄は13種類しかありません。 


国が指定しているつみたてNISAの銘柄は200本を超えており、SBI証券では179種類、楽天証券では181種類の取り扱いがあることを考えるとその差は歴然としています。 


取り扱っている銘柄が少ないということは、ろうきんのつみたてNISAでは運用成績のもっとも優れた銘柄を選択できる可能性が低くなることを意味しています。 


もともと長期運用を目的としたつみたてNISAでは、どの銘柄を選択するかによって1年後から満期を迎える20年後には収益に大きな差が生じることは明らかです。 


選択肢が少ないことのデメリットは、収益の問題だけではありません。 


運用期間中にかかる信託報酬も長期になればなるほど、ボディーブローのように効いてきてリターンに影響を及ぼします。 


下の表はろうきんのつみたてNISAの運用銘柄の信託報酬の昇順に並べたものです。 


もっとも低い信託報酬はたわらノーロード先進国株式の0.10989%、最も高い信託報酬はeMAXIS NYダウインデックスの0.66000%となっています。


ファンド名
信託報酬(昇順)
たわらノーロード先進国株式0.10989%
たわらノーロード全世界株式0.13200%
iFree TOPIXインデックス0.15400%
たわらノーロード日経2250.18700%
つみたて8資産均等バランス0.24200%
iFree 新興国株式インデックス0.37400%
eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー)0.55000%
eMAXIS最適化バランス(マイストライカー)0.55000%
eMAXIS最適化バランス(マイディフェンダー)0.55000%
eMAXIS最適化バランス(マイフォワード)0.55000%
eMAXIS最適化バランス(マイミッドフィルダー)0.55000%
野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型(Funds-i外国株式・為替ヘッジ型)0.60500%
 eMAXIS NYダウインデックス0.66000%


一方、こちらの表はSBI証券が取り扱うつみたてNISAの運用銘柄の信託報酬を昇順に並べたものです。 


信託報酬を比較すると、ろうきんが取り扱う、たわらノーロード先進国株式の最低値0.10989%は、SBI証券が取り扱う上位6つの銘柄よりも高いことが分かります。


ファンド名 信託報酬
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)0.0938%
程度
SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式)0.0938%
程度
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968%
以内
SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(先進国株式))0.1022%
程度


ろうきんのつみたてNISAが取り扱う運用銘柄は、収益面でも手数料の面でもネット証券に遅れをとっているのはデータから見ても明らかです。 

投資信託以外に投資することができない

投資を始めて色々と学んできた人が、投資信託以外に個別株や債権の投資をしたくなった場合、銀行口座では対応できません。 


ろうきんは労働組合や生活協同組合の会員が資金を出し合ってできた協働の金融機関です。
サービス内容は預金やローンなど、銀行とほぼ同じです。 


そのため株式投資や債権投資を行なう場合、新たに証券会社の口座を開設する必要があります。 


そういう事態を避けるために、投資を始める段階であらかじめ投資金額とリスク許容度を決めておくことをおすすめします。 


始めから投資信託以外の投資を検討しているのであれば、ろうきんではなく証券会社で口座を開設するのもひとつの手です。

ろうきんの投資信託・つみたてNISAがおすすめな人



ろうきんの投資信託・つみたてNISAがおすすめな人は以下のような人です。 


  • これから投資を始めようと思っている人 
  • すでにろうきんの口座を開設している人 
  • 信託報酬があまり気にならない人 
  • 銘柄が多すぎると選べない人 


まず、投資をこれから始める初心者の人です。 


このタイプの人は、口座開設から銘柄選び、月々の投資金額など相談する相手が必要になることが予想されます。 


ろうきんであれば全国に支店がありますので、必要に応じて窓口でサポートを受けることができます。 


次に会社の振込先などですでにろうきんの口座を持っている人です。 


特にポイント制度はありませんが、あらたに証券会社を開設する手間を考えればすぐに投資信託を始められるのでおすすめです。 


ほかには信託報酬があまり気にならない人です。 


0.1%台から最大0.6%くらいの信託報酬であれば許容範囲内と考えている方には、ろうきんの投資信託はおすすめできます。 


最後は銘柄が多すぎると選べないという人です。 


先述のとおり、ろうきんのつみたてNISAの銘柄は13種類しかありません。 


投資信託を始める上で、銘柄が多すぎるとひとつひとつチェックするのに非常に手間がかかるため、選びきれない可能性があります。 


投資信託を今すぐ始めたいという人にはおすすめです。 

ろうきんの投資信託・つみたてNISAリターンおすすめランキング



ろうきんの投資信託・つみたてNISAのメリット・デメリット、おすすめの人のタイプが分かったところで、次は肝心の運用銘柄選びです。 


そこでろうきんのつみたてNISAの運用銘柄の1年のトータルリターンをランキング形式で発表します。 


運用銘柄を選ぶ際の参考にご活用ください。


ファンド名トータルリターン(1年)
eMAXIS NYダウインデックス16.76%
たわらノーロード先進国株式14.73%
たわらノーロード全世界株式10.96%
eMAXIS最適化バランス(マイフォワード)6.51%
つみたて8資産均等バランス4.79%
iFree 新興国株式インデックス4.75%
eMAXIS最適化バランス(マイミッドフィルダー)4.66%
eMAXIS最適化バランス(マイストライカー)3.66%
eMAXIS最適化バランス(マイディフェンダー)3.41%
iFree TOPIXインデックス2.37%
 eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー)1.95%
野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型(Funds-i外国株式・為替ヘッジ型)-1.01%
たわらノーロード日経225-5.29%


トータルリターンのランキング結果は上記の通りです。 


米国株式市場や先進国・全世界の株式を投資対象とする運用銘柄が1位から3位を占める結果となりました。 


これら3つの運用銘柄は、将来的に収益の上昇が見込まれるため、長期運用を目的としたつみたてNISAに適しているといえるでしょう。 


 一方でランキングの下位に位置する、野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型(Funds-i外国株式・為替ヘッジ型)、たわらノーロード日経225は損失を出しています。 


この原因として、 

  • 予測が難しい為替変動に左右されること 
  • 低迷している国内株式市場を投資対象としていること 

が考えられます。 


このように選択を誤るとお金を増やすばかりか失うリスクがあるため、運用銘柄選びは慎重に行なう必要があります。 

まとめ:ろうきんの投資信託・つみたてNISAの評判・口コミ



結論から述べますが、ろうきんの投資信託・つみたてNISAは極限までコストを削減し、収益を最大化したい人にはお勧めできません。 

なぜなら、ラインナップに乏しく収益性の高い銘柄を選ばない点と信託報酬が割高である点でネット証券に劣るためです。 

その一方で、投資初心者やろうきんの口座をすでに持っている人、今すぐ始めたい人にろうきんの投資信託は向いていると思います。 

今の時代、金融機関にただお金を預けているだけでは増えません。 

生活できるだけの預貯金を取っておき、手堅い資産形成のひとつの手段として投資信託・つみたてNISAを始めてみてはいかがでしょうか。

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