更新日:2023/01/25
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAの評判・口コミは?
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAは取り扱い商品数が少ないので、手数料や信託報酬によって選択することはできません。しかし大手証券会社が運営しているので安心でき、社員から投資に関するアドバイスを直接受けることも可能です。何を一番重視するのかを考えつつ、自分に合った証券会社を選択していきましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAの評判・口コミは?
評判を紹介する前に、1つ確認しておきましょう。
実は「つみたてNISA」という商品を購入するわけではありません。
つみたてNISAは少額(最低100円)から投資信託を行える制度で、年間40万円(最長20年間で800万円)を非課税として購入できる税制面の優遇があります。
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAのメリット
大手証券会社という安心感がある
みずほ証券は「みずほフィナンシャルグループ」の傘下です。
IPOにおいて主幹事となることが多く、2021年はみずほ証券が幹事として動いた銘柄の値上がり率が高かったという実績もあるほど。
この結果には、銀行がグループにあることもプラス要因になっているようです。
またグループ会社と連携しながら情報共有を行えるので、様々な金融ニーズに対応できることが強みですし安心感があるでしょう。
国内に240もの拠点を構えていることも強みの1つですよね。
大手証券会社なので、つみたてNISAをはじめとした金融商品を取り扱っているだけではなく、相続や贈与などの資産形成に関する商品も取り扱っています。
総合的なライフプランニングを行ってもらえるので、サポート体制も万全です。
みずほ証券の社員から投資に関するアドバイスを受けることができる
みずほ証券は、インターネット上での取引だけではなく、対面で社員の方々からアドバイスを受けることができます。
そもそもネットに疎かったり、投資については人との繋がりを重視したい方にはみずほ証券がオススメです。
また対面ではなく電話でのアドバイスを受けることも可能。
しかもみずほ証券のコールセンターは、評価機関の格付けで最高評価である「三つ星」を獲得しているので、安心して相談をすることができるでしょう。
ただし注意点があり、アドバイス(=コンサルティングサービス)を受けるためには「3サポートコース」に申し込む必要があります。
このコースは「みずほ証券の各店舗」「インターネット(メール、ビデオ通話)」「電話(コールセンター)」の3つどれでも取引が行えるというもの。
申し込みは必要ですが、投資だけではなく資産運用や相続など、あらゆる課題に対して適切なアドバイスを受けることが可能になります。
大手証券会社であることのメリットを存分に享受できるでしょう。
アドバイスは、専門のコンサルタントが対応。
どのような投資を行っていきたいのか希望や現状を伝えることで、あなたに合ったプランを提案してもらえます。
投資信託以外の投資商品の選択肢が多い
みずほ証券の大きな特徴として、投資商品の豊富さがあげられます。
全部で300を超える銘柄の商品を取り扱っているので、それぞれの投資目的に合わせた商品を幅広いラインアップから選ぶことができるでしょう。
株式については、国内はもちろん外国の株式も取引が可能。
また上述の通り、みずほ証券は新規のIPOの主幹事になることが多いです。
そして主幹事時として取扱時は、配分されるIPO株数も多くなります。
IPO株に興味のある方は、購入できる可能性も高くなるので、みずほ証券を取り扱うことを検討してみてはいかがでしょうか。
また債券の取り扱いでは、「国(日本)や地方公共団体などの債券」「諸外国の債券」「1万円から購入可能な個人向け国債」などの選択肢があります。
銀行の場合、投資対象として投資信託しか選択できないことがほとんどです。
みずほ証券ではコンサルティングサービスでアドバイスを受けることができるので、豊富な商品からあなたに合った投資商品を見つけることができるでしょう。
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAのデメリット
つみたてNISAで選べる投資信託が3種類しかない
みずほ証券でつみたてNISAを行うことのデメリットとして第一にあがるのが、対象商品の少なさ。
日本の株式市場を扱っている「たわらノーロード 日経225」、日本以外の諸外国の株式市場を取り扱う「野村つみたて外国株投信」、日本を含む諸外国の市場を取り扱っている「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」の3種類のみです。
実は国が指定しているつみたてNISAの対象商品は、全部で181種類あるのです。
その内、3つしか選択できないというのは余りにも少ないですよね。
ちなみに他社と比較すると、その差は一目瞭然。
「SBI証券」は179商品の取り扱い、そして「楽天証券」はなんと181全ての商品を取り扱うことが可能です。
投資初心者にとっては、選択肢が少ない方が迷わずに済むかもしれません。
しかし3種類しかないので、タイミングを見て「最も運用成績の良い商品」や「最も信託報酬の低い商品」を選択できる可能性はどうしても低くなってしまいます。
これはデメリットですよね。
例えば、みずほ証券が取り扱っている3商品の「信託報酬」は以下の通りです。
- たわらノーロード 日経225 → 0.187%以内(税込)/年
- 野村つみたて外国株投信 → 0.209%(税込)/年
- たわらノーロード バランス(8資産均等型) → 0.154%以内(税込)/年
なお、SBI証券や楽天証券では179本以上の商品の取り扱いを行っているので、下記のような低い信託報酬の商品を選択することも可能です。
- 三菱UFJ国債 米国株式(S&P500) → 0.0968%以内(税込)/年
- ニッセイ外国株式インデックスファンド → 0.1023%以内(税込)/年
- たわらノーロード 先進国株式 → 0.10989%以内(税込)/年
投資信託の購入手数料が高い
みずほ証券の投資信託購入時の手数料は高いです。
具体的には、最大で3.3%(税込)の手数料となります。
一方、SBI証券などのネット証券では、購入手数料は無料の場合が多いです。
取引金額が少ない場合は問題ないかもしれませんが、つみたてNISAは最大800万円の非課税取引が可能。
800万円の3.3%は264,000円になるので、手数料の有無の大きさを実感できるのではないでしょうか。
ただし「ノーロード」という手数料がかからない商品も一部あります。
全ての商品で手数料がかかるわけではないので、その点は覚えておきましょう。
また投資信託は購入手数料だけではなく、信託報酬などの他のコストもかかってきます。
少しでも資産を手元に残すためには、購入手数料の有無が重要になってくるのは間違いありません。
以下、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」を購入した際の手数料について表にまとめます。
●みずほ証券
購入金額 | 手数料 |
---|---|
1億円未満 | 3.30%(税込) |
1億円以上3億円未満 | 1.65%(税込) |
3億円以上 | 0.55%(税込) |
購入金額 | 手数料 |
---|---|
(インターネットでの購入) | なし |
投資信託の取り扱い数が大手ネット証券と比べると少ない
みずほ証券が投資信託以外の投資商品が豊富であることは、先述の通りです。
しかし投資信託の取り扱い数でいうと、ネット証券と比較して圧倒的に少ないのが現状です。
具体的な取り扱い数は、以下になります。
証券会社 | 取り扱い数 |
---|---|
みずほ証券 | 109本 |
SBI証券 | 2,688本 |
楽天証券 | 2,665本 |
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAがおすすめな人
ここまでみずほ証券のつみたてNISAについて、メリット・デメリットをお伝えしてきました。
これらを踏まえた上で、みずほ証券が取り扱っている投資信託・つみたてNISAがおすすめなのは、下記に該当する方です。
- みずほ証券の口座を持っている
- 「新規で証券会社に口座を作るのが面倒」で、投資信託を取引する際の手数料、信託報酬などはそこそこ安ければ問題ない(気にしない)
または
- みずほ証券の口座を持っている
- 投信自動積立を利用したいと考えている
上記の「手数料や信託報酬などはそこそこ安ければ問題ない」というのは、他のネット証券ではもっと安い商品がある可能性があるが、そこはあまり気にしないという意味です。
またみずほ銀行の口座を持っていれば、株式の委託手数料が割引になるサービスを受けることも可能。
サービスを利用すれば、もし対面で取引を行った場合、対面手数料の3%が割引となります。
みずほ証券は取り扱っている商品数が少ないので、手数料や信託報酬で選びたい人には向いていません。
手数料重視な方は、ネット証券で投資信託・つみたてNISAを行っていくようにしましょう。
まとめ:みずほ証券の投資信託・つみたてNISAの評判・口コミ
みずほ証券の投資信託・つみたてNISAの口コミ、メリット・デメリットはいかがでしたか。
商品数の充実度と、手数料・信託報酬ではネット証券に敵いません。
しかし選択肢が少ないからこそ、初心者の方は迷うことなく決めることができるでしょう。
また専門のコンサルティングサービスを受けることも可能なので、相談しながら投資を行っていきたい人にも向いています。
自分が何を一番重要視するかを考え、投資信託・つみたてNISAを行っていくようにしましょう。