貯金2000万円で始めるおすすめの資産運用方法を専門家が徹底解説!

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貯金2000万円あれば、老後2000万円問題も解決しているから資産運用は不要じゃないの?という考え方は甘いです。貯金2000万円でも資産運用が必要な理由や、おすすめの資産運用を解説します。貯金2000万円未満の人でも、資産運用に興味がある人は是非ご覧ください。



▼この記事を読んで欲しい人

  • 貯金2000万円になったが、何となく不安を感じている人
  • まとまった貯金があるが一切資産運用していない人
  • お金がある人の資産運用に興味がある人

▼この記事を読んでわかること

  • 貯金2000万円以上でも資産運用はやるべき理由
  • おすすめの資産運用と、おすすめできない資産運用
  • 資産運用を始める前に気をつけておくべきこと

内容をまとめると

  • 老後の不安を取り除くためにも、資産運用は必須
  • 仮想通貨、太陽光発電、外貨建て保険は投資対象としておすすめできない
  • マネーキャリアなら、資産運用に関するFPへの相談が何度でも無料!
  • 資産運用をはじめとしたお金に関する相談ならマネーキャリアがおすすめ!

貯金2000万円ある人が資産運用をするべき理由


金融庁の資料で一躍有名になった老後2000万円問題。


「長寿化によって、老後に平均的な生活を送るためには2000万円ないと足りない!」という趣旨の記述がメディアに取り上げられ、当時の金融相が釈明する事態になりました。


では、今貯金2000万円ある人は何もしなくても老後の生活は安心でしょうか。

とても安心とは言えず、資産運用はするべきだと思います。


本記事では、貯金2000万円貯まった人を中心に、

  • 資産運用シミュレーション(安定型・アクティブ型)
  • 資産運用のポイント

などをご紹介します。


そもそも、貯金2000万円もあるのに資産運用をすべき理由は3つあります。

  • ①老後の経済的な不安を取り除ける!
  • ②投資の選択肢が多いため分散投資がしやすい
  • ③セミリタイアできる可能性がある

①老後の経済的な不安を取り除ける!

たとえ2000万円あっても、老後に取り崩すだけの生活は不安です。

理論上は、老後夫婦の平均的な生活を送るための不足金額は平均月5万円、30年間で1800万円程度なので、65歳時点で2000万円あれば足ります。


しかし、これでは生きている間右肩下がりに資産が減り続けます。

減り続けることへの不安は、資産額が多くても強烈です。


心理的に、以下の2人で比べれば後者の方が不安なはずです。

  • 65歳で貯金500万円しかないが、毎月の収支は黒字なので資産は減らない
  • 65歳で貯金2000万円あるが、毎月5万円の赤字で資産が減り続ける
仮に皆さんが、今すぐ仕事を辞めるなどして収入が途絶え、今の資産を取り崩す生活をし続けると想定すればわかります。

いずれ生活できなくなる不安は、毎月の収支が黒字になるまで消えません。

人間は、大昔から自然と貯蓄をしたがる傾向にあり、食料が貴重だった頃は食料、豊かになった現代では資産を貯蓄することで安心しようとします。

取り崩すだけの生活は、自ら不安を増大し続ける行為です。
精神衛生上よくありません。

そもそも、2000万円あれば資産運用で毎月5万円程度なら稼げます。
当然含み損が出る時期はありますが、2000万円を高配当株式に投資すれば、税金を考慮しても年間配当利回り3%程度の運用は十分可能です。

年間の配当金だけで60万円、毎月換算で5万円になるので、年金と合わせれば老後の生活費を全て賄えます。

②投資の選択肢が多いため分散投資がしやすい

2000万円あれば、分散投資である程度リスクを低減できます。


投資する上で大きなリスクになるのが、価格変動です。

仮に65歳時点で2000万円を単一の商品に投資し、価格が半分になってしまったら老後の計画が破綻します。


実際に、銀行などでハイリスクな投資信託に集中投資してしまった人が苦しんでいます。


そんな危険行為をしなくても、2000万円あれば分散させればいいだけです。

ポートフォリオについては後述しますが、例えば下記のような単純な分散でも分散投資の効果はあります。

  • 1000万円:投資信託(全世界の株式に投資するインデックス型)
  • 1000万円:預金
これなら、仮に株式市場が暴落して50%下がった場合の影響は500万円に抑えられます。

全体の資産が1500万円になりますが、このとき預金から250万円を投資信託に回し、投資信託と預金の割合を1対1に調整します。

これはカウチポテトポートフォリオと言われるものです。
本来ならもう少し細かくポートフォリオを考えた方がよいのですが、全額集中投資するよりははるかに安全です。

これはあくまで一例ですので、2000万円あればもっと細かく分散し、様々なリスクに備えることが出来ます。

③セミリタイアできる可能性がある

50代以下で2000万円の資産を貯め、更に運用できればセミリタイアできる可能性もあります。


セミリタイアとは、フルタイムの労働を辞め、不労所得+最低限の労働で暮らす生活スタイルです。


アメリカでブームが起き、日本でもセミリタイア達成者の書籍が出るなどブームが起きつつあります。


ただし、2000万円でのセミリタイアは余裕がないので、下記のような工夫が必要です。

  • 一生独身を覚悟する、または結婚しても絶対に子供を産まない
  • 生活費を極限まで下げる(独身なら月10万円程度)
  • 生活費を下げたくないなら労働を増やす(アルバイト+個人ビジネスなど)
2000万円で生み出せる現実的な資産所得は年間80万円~100万円程度。
月9万円未満と、心もとない金額です。

これでも年利4%~5%なので、相応のリスクはとっています。

ただ、2000万円まで貯められた人がフルタイムの労働を続け、資産運用もしていけば資産は加速度的に増えていくでしょう。

将来的に5000万円~6000万円まで貯めれば、年利4%の運用による資産所得が年間200万円~240万円になります。

月16万円~20万円になるので、セミリタイアには十分すぎる不労所得です。

2000万円を資産運用した場合のシミュレーション


実際に2000万円を資産運用する場合のシミュレーションをご紹介します。

ここでは、安定型とアクティブ型に分けます。


安定型とアクティブ型について、向いている人をわけると下記の通りです。

  • 安定型:リタイアやセミリタイアした人向け
  • アクティブ型:今後もフルタイムで働く人向け
今後もフルタイムで働く人が安定型を選ぶのは問題ありません。

リタイア、セミリタイアした人がアクティブ型を選ぶ場合、相場変動により再起不能になるリスクがありますので十分注意しましょう。

貯金2000万円の人におすすめの資産運用方法【安定型向け】

まずは安定型向けの資産運用方法を紹介します。

ポートフォリオを組むのが基本になるので、単一の方法に集中投資するのはおすすめしません。

  • ①個人向け国債
  • ②積立保険
  • ③投資信託
  • ④ETF
  • ⑤ヘッジファンド

①個人向け国債

個人向け国債は、極めて低リスクな資産運用です。

ただし、2021年11月現在の金利は0.05%


1000万円国債を買っても5000円です。

また、途中で売却する場合は損失が出ることもあります。


個人向け国債は3年、5年、10年の3種類ですが、現在の金利は全て0.05%です。

満期まで持っていれば、日本が破綻しなければ満額返還されます。


資産運用として利回りはよくありませんが、リスクを極力抑えた資産運用としておすすめです。

②積立保険

積立保険も資産運用の一つで、極めて低リスクです。

個人向け国債よりは多少リターンが高くなります。


払込が5年程度、保険期間10年で換金率103%程度が相場です。

払込と保険期間を合わせて15年なので、年間利回りは0.2%です。


積立保険は、保険会社が倒産したり、中途解約しない限り元本保障されます。

個人向け国債では物足りない人は積立保険がおすすめです。


ただし、資金拘束期間が長くなりがちなので、必ず契約前に確認しましょう。

③投資信託

国債や保険ではリターンが物足りない人は、投資信託を検討してみましょう。


投資信託は、日本で販売しているもので5000本以上あります。

種類も様々です。

  • 株式型:日本、米国、欧州、新興国、全世界など
  • 債券型:国内債券、先進国債券、新興国債券、ハイイールド債など
  • リート(不動産投資信託):Jリート、先進国リート、新興国リートなど
  • バランス型:上記3つをバランス良く投資した投資信託
投資信託によって、リスクやリターンも全く異なります。

基本的には、株式型の投資信託がおすすめです。
理由は下記の通りです。
  • リスクを抑えたいなら自分で個別の金融商品に振り分けるほうが融通が効く
  • リートやハイイールド債のリスクは株式型とさほど変わらない
  • 中長期投資なら株式型投資信託の方がリターンが安定する
特に、米国株式(S&P500)に投資する投資信託は、直近3年に限れば年率換算で20%のリターンを出しています。

直近1年は50%以上となっており、S&P500という、米国の主要株式指数に沿った運用をするインデックス型としては驚異的なリターンです。
ちなみに、直近30年でみても年率換算9%以上のリターンなので、優良な投資対象と言えるでしょう。

資産が2000万円ある人には無縁の話ですが、投資信託は最小100円単位から購入可能です。

年間40万円×20年間、800万円分投資信託の投資収益が非課税になるつみたてNISAという制度もあります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)DC(企業型確定拠出年金)など、老後の資産形成を投資信託で行う制度もあります。

投資信託は、安定型の投資を求める人だけでなく、万人におすすめできる資産運用です。

④ETF

投資信託と似ていますが、ETF(上場投資信託)も資産運用としておすすめです。

上場投資信託という名前の通り、株式市場で売買できる投資信託です。


ETFは、投資信託と比べて下記メリットがあります。

  • 市場でついている値段で売買できる(投資信託は1日1回しか値段がつかない)
  • 米国ETFは投資信託より信託報酬(経費率)が安い
  • ほとんどのETFで配当金が受け取れる(投資信託は配当金再投資型が多い)
たとえば、米国ETFでS&P500に投資するVOOの経費は年率0.03%です。
同じ投資信託の信託報酬が0.1%以上あるので、コストは3分の1以下です。

一方で、下記デメリットもあります。
  • 日本のETFは商品の質が悪い
  • 米国ETFの配当金は二重課税される(取り戻すには確定申告必須)
  • 米国ETF購入時に為替手数料がかかる
投資信託と比べて手間がかかるのがデメリットです。
ただ、2000万円の貯金があれば配当金もそこそこの金額になり、米国課税分だけで金額も大きくなるので確定申告をする意味も出てきます。

為替手数料については、住信SBIネット銀行で米ドルに両替してSBI証券で買い付けすれば2銭(為替手数料率0.02%以下)で済みます。

少額でETF投資は手間と労力が見合いませんが、まとまった資産を投資するならおすすめです。

⑤ヘッジファンド

ヘッジファンドに預ける方法もあります。

日本でも、富裕層を中心に海外のヘッジファンドにお金を預ける人が増えています。


海外のヘッジファンドは、日本の投資信託と根本的に異なります。

運用者の給料がファンドのリターンに直結する点です。


日本の投資信託は、顧客の資産を目減りさせようが、どれだけ増やそうが給料は変わりません。所詮は会社員なので、運用者には「絶対にリターンを出そう!」という気概と覚悟がありません。


一方、海外のヘッジファンドは成果報酬が一般的です。

運用者は、ファンドがもたらしたリターンの10%ほどを報酬としてもらいます。

リターンが出なければ収入がほぼゼロになるので、必死になるのは当たり前です。


日本で海外のヘッジファンドを紹介している会社の一つにヘッジファンドダイレクト社があります。ただし、最低投資単位は2000万円です。


2000万円の貯金を全額集中投資するのはリスクの面からおすすめできないので、4000万円以上の資産を持っている人は分散投資先として検討してみましょう。

貯金2000万円の人におすすめの資産運用方法【アクティブ型向け】


アクティブ型の資産運用方法も紹介します。

  • ①株式投資
  • ②不動産投資
株式投資や不動産投資は種類が多いため、中には安定的な投資もあります。

①株式投資

株式投資は、ハイリスク・ハイリターン投資の代表格です。

特に、下記のような企業の株式がハイリスク・ハイリターンと言われます。

  • 設立して日が浅いベンチャー企業
  • 毎年20%売上高や利益が増えている企業
  • 時価総額(株式の価値)が1000億円程度かそれ未満
時価総額について有名企業と比較すると、たとえばトヨタ自動車は約33兆円です(2021年11月13日現在)。

有名企業は概ね時価総額1兆円以上ですので、1000億円でも10分の1です。
中には100億円という会社もあり、100分の1の規模しかありません。

時価総額が小さいと、株式の価値が倍になるのも一瞬、半分になるのも一瞬です。
日本の上場企業の中でも、1年で8倍以上に値上がりした株式もあれば、8分の1以下に急落した株式もあります。

「2000万円じゃ少なすぎる!数年以内に5000万円まで増やしたい!」など、積極的な資産運用を考えている人は、ベンチャー企業に投資して当たればこれほど手っ取り早い運用方法もないでしょう。

ただ、ベンチャー企業への集中投資は失敗する人の方が多いと言われますので、仮に半分以下になっても問題ない金額にとどめてください。

もう少し安定的な投資を考えたい人は、配当株を中心にした分散投資がおすすめです。
例えば、下記のように投資資金を分配します。
  • 高配当株(配当利回り4%~5%前後):全体の50%
  • 増配株(配当利回り1%~3%前後):全体の40%
  • 成長株(配当利回り0~1%未満):全体の10%
高配当株だけにすると、どうしても株式市場のリターンに出遅れるポートフォリオになりやすいです。
高配当株は安定したビジネスモデルを持っている会社ですが、その分成長が鈍化した会社だからです。

リターンを補うため、増配株や成長株をうまく組み合わせて運用していきましょう。

②不動産投資

不動産投資は、一般的にはミドルリスク・ミドルリターンと言われます。

ただ、実際には物件によって大きくリスク・リターンが変動します。


不動産投資を大別すると、下記5つです。

  • 新築区分マンション投資(ハイリスク・ローリターン)
  • 中古区分マンション投資(ミドルリスク・ミドルリターン)
  • 新築一棟マンション投資(ハイリスク・ハイリターン)
  • 中古一棟マンション投資(ミドルリスク・ミドルリターン)
  • 中古戸建投資(ローリスク・ローリターン)
リスク・リターンの程度についてはあくまで目安と考えてください。

この中で、絶対にやってはいけない投資は新築区分マンション投資です。
新築区分マンション投資は、高収入の会社員や公務員が多数被害に遭っています。

下記は、被害の一例です。
  • デタラメなシミュレーションを信じて投資したら、毎月損失が出ている
  • 「家賃は下がりません!」と言われて投資したが、数年後に退去が発生して1割下落
  • 2000万円で買ったマンションを数年後売却しようとしたら1400万円、ローンの残債を返済しきれない
  • 全く説明を受けていない修繕費が数十万円単位で発生
このような被害が出ている不動産会社は、新築区分マンションを「節税になります!」「生命保険代わりになります!」と言って勧誘します。

この勧誘は投資商品として根本的におかしいです。
  • 節税:不動産投資で赤字になっていなければ節税にならない
  • 生命保険代わり:数千万円単位のローンと金利を背負わせるのは、保険として不適切
要するに、「損します!でも買ってください!」と言っているのと変わりません。
これまでは物件価格が上がったので結果的に儲かった人がいましたが、今後はどうなるかわかりません。

新築区分マンション投資以外は、リターンの大小はありますが適切な戦略で儲けることが可能です。
ただし、勉強なしで不動産投資を始めても、業者に騙されるのがオチです。

必ず自分で勉強し、知識を身に着けた上で始めてください。

2000万円あっても避けた方が良い投資


仮に2000万円あっても避けたほうが良い投資もお伝えします。

  • ①仮想通貨
  • ②太陽光発電投資
  • ③外貨建て保険

①仮想通貨

仮想通貨については、賛否両論あるでしょう。

2021年の1月にビットコインを買っていた人は、現在6倍近くに上昇しています。


「結果的には買っていたほうがよかった」という見方もできます。


それでも、仮想通貨への投資を資産運用のメインにしてはいけません。

仮想通貨には、下記の通り問題が山積みです。

  • 種類が2000以上と多すぎる
  • 価値の裏付けが一切ない
  • ハッキングによる流出リスクがある
  • 雑所得扱いで最大税率が55%と高い(株式なら20.315%)
ビットコインやイーサリアムなど、メジャーな仮想通貨は確かに上がりました。
しかし、その影で暴落した仮想通貨が数多くあるのも事実です。

中には1日で12億分の1まで暴落した仮想通貨もあります。

それでも投資したい人は、金融資産全体の5%を上限にしてください。
それ以上は絶対ダメです。

②太陽光発電投資

太陽光発電投資は、今から始めるのは全くおすすめできません。

そもそも、太陽光発電が投資として注目されたのは、国による電力買取制度があったからです。


2016年当時、1kwh当たりの買取価格は31円でした。

2021年現在は19円まで下落しています。


今後更に下落する可能性は高いです。

既に旨味はない投資になっており、これから買う人は設備維持コストと国による制度変更に怯えることになるでしょう。


太陽光発電で使われている土地は、田舎すぎて太陽光以外の利用価値がありません。

不動産と異なり売却するのも難しいです。

③外貨建て保険

外貨建て保険も、おすすめできない投資です。

仮想通貨や太陽光発電よりはマシかもしれませんが、とても保険とは呼べないリスクのある投資商品です。


外貨建て保険には下記の問題点があります。

  • 手数料が高め(5%~6%
  • 中途解約すると大損する
  • 円高になると為替差損が出る
  • リターンはそこまで高くない
外貨建て保険をやるなら、外貨預金や外国株式に投資する投資信託を買ったほうが有益です。

保険の機能がほしければ、通常の保険を購入して資産運用とわけるべきです。

資産運用をする前に知っておくべきポイント

資産運用をする前に、知っておくべきポイントを3点解説します。

再起不能な失敗をしないためにも、必ず確認してください。

  • ①資産運用の目的を整理して常に意識する
  • ②まずは資産形成で家計の見直しをする
  • ③ギャンブル的な投資は絶対にしない

①資産運用の目的を整理して常に意識する

2000万円は大金です。

目的もなく資産運用を始めると、思わぬリスクを取ってしまいがちです。


必ず資産運用の目的を整理しましょう。

  • 日本のインフレ率(年率1%未満)に負けない運用をし、実質的に資産価値が目減りしなければ良い
  • 今後も積極的に資産を増やして海外旅行など贅沢したい
  • 資産の含み益ではなく、定期的な目に見える収入が欲しい
資産運用の目的によっては、国債や保険などの安定的な運用をメインにした方が良い場合もあれば、積極的な運用をメインにした方が良い場合もあります。

常に目的を忘れず、目先の収益に目がくらむことのないようにしましょう。

②まずは資産形成で家計の見直しをする

これまで貯金がほとんどないのに退職金などで急に大金を手にした人の場合、資産形成ができていない可能性があります。


投資資金と長期的な生活資金は区別しなければいけません。

資産のほとんどを投資し、暴落時にまとまったお金が必要になれば大きく資産は目減りしてしまいます。


じっくりと腰を据えて投資できるように、家計の見直しは必須です。

特に、60歳以降になると再就職扱いとなり、収入も大きく減ります。


家計を見直し、収入が減っても余裕を持った生活ができるようにしましょう。

見直すべき費用は下記の通りです。

  • 家賃(住宅関連費用):ローンの繰り上げ返済や狭い部屋への引っ越し
  • 通信費:格安SIMと安価なAndroid端末への買い替え
  • 光熱費:価格の安い会社へ変更
  • 教育費:奨学金を利用し、息子や娘に負担させる
  • 自動車関連費:カーシェア、自転車、公共交通機関を利用し、車は手放す
  • 保険:過剰な保障になっているなら減らす
少しの工夫で、月数万円単位なら簡単に節約できます。

③ギャンブル的な投資は絶対にしない

ギャンブル的な投資はやめましょう。


投資経験者でも、ギャンブル的な投資はそこまで当たりません。

想定の逆方向へ動いて損切りしてしまう例が多数発生します。


特に投資初心者は、下記の投資手法は絶対にやってはいけません。

  • インフルエンサーが話題にした無名の仮想通貨に投資する
  • 決算発表直前の株式に投資する
  • 理由がわからないのに、急騰・急落した商品に投資する
動きが激しくなるため、思わぬ損失を被る可能性があるからです。

資産運用を始めるならまずはマネーキャリアで無料相談!

いざ資産運用を始めようと思っても、様々な商品や投資手法があり、自分ではなかなか決められないものです。


そんなときは、マネーキャリアの無料FP相談がおすすめです。

マネーキャリアなら、お金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)と多数提携しているので、第三者の立場で的確なアドバイスができます。


また、資産運用に付随して下記相談も受け付けています。

  • 家計の見直し
  • 保険の見直し
マネーキャリアなら、オンラインでも対面でも全国各地に対応しており、予約はスマホだけで完結

相談は何度でも無料ですので、ぜひこれからの資産運用に役立ててください。

【参考】年収2000万円以上の人の資産運用について

参考までに、年収2000万円以上の高年収者が実践する資産運用を見てみましょう。


40代~60代の高年収者のうち、何と70%以上が何らかの資産運用をしています。

主に投資している商品は下記の通りです。

  • 国内株式:76.6%
  • 外貨預金:40.1%
  • 投資信託:39.0%
  • 国内債券:25.3%
  • 国内不動産:24.5%
収入が高いからといって、特別な投資をしているわけではありません。
不動産投資はある程度の収入が必要ですが、基本的には少額で投資できるものばかりです。

そもそも、年収と金融資産は全く別物です。
年収2000万円でも、税金等を差し引いた手取りは年間1200万円~1300万円。
これでもかなりの収入ですが、年収の4割近い税金と保険料を払っています。

いくら収入が高くても、使ってしまえば資産は全く貯まりません。
年収400万円未満でも金融資産2000万円以上の人が存在する一方で、年収2000万円でも金融資産ゼロの人が存在します。

年収だけで金融資産が決まるわけではないです。

まとめ:貯金が2000万円あるならすぐに資産運用を検討するべき!

ここまで、貯金2000万円と資産運用について解説しました。

  • 貯金2000万円あっても資産運用すべき理由
  • おすすめの資産運用(安定型・アクティブ型)
  • 避けたほうがいい投資
  • 資産運用前に知っておくべきポイント
など、これから資産運用を考える人にとって有益な内容になっていると思います。

改めて結論を言うと、貯金が仮に2000万円以上あって老後2000万円問題が解決していても、資産運用は検討すべきです。

現在は、つみたてNISAやiDeCoなど、比較的初心者でも馴染みやすい制度が整っています。資産運用のハードルは5~10年前と比べてかなり下がっているので、一刻も早く検討してみましょう。

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