更新日:2022/05/18
「ネット証券で資産運用が怖い!本当に大丈夫なの?」【無料相談あり】
手数料の安さや取り扱い商品の多さから人気の「ネット証券」。一方で、自分で勉強しながら運用する難しさや、大きな損失を出すことに怖いと感じている方も。ここでは、そんな不安を抱える方に、ネット証券のメリット・デメリットから初心者の方のネット証券の選び方までをご紹介!
- 資産運用が怖いと感じている人
- ネット証券初心者の人
- 自分で調べて運用することに不安を感じている人
内容をまとめると
- ネット証券のメリットは、①簡単操作で取引できる、⓶手数料が格安、③投資情報が豊富
- ネット証券のデメリットは、①投資情報に関する知識が必要、⓶セキュリティに関するリスク、③プロに相談することができない
- ネット証券の特徴は、口座開設から投資取引まですべてオンラインで行い、アドバイザーが付かない
- ネット証券を選ぶポイントは、①売買手数料の格安さ、⓶金融商品の豊富さ、③取引や管理ツールが充実度、④分析ツール・投資情報の充実度
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ネット証券が怖い、不安という声
- ネット証券は怖いイメージがあるけど初心者でも大丈夫?
- ネット証券のデメリット3つ
- デメリット①投資情報に関する知識が必要
- デメリット②セキュリティに関するリスク
- デメリット③プロに相談することができない
- ネット証券のメリット3つ
- メリット①簡単操作で取引ができる
- メリット②手数料が格安
- メリット③投資情報が豊富
- ネット証券会社の比較一覧【大手4社を比較!】
- ネット証券①楽天証券
- ネット証券②SBI証券
- ネット証券③auカブコム証券
- ネット証券④松井証券
- ネット証券とは?総合証券との違いは?
- ネット証券とは?
- ネット証券と総合証券の違いとは?
- 初心者がネット証券を選ぶ4つのポイント
- ポイント①売買手数料が格安か
- ポイント②金融商品が豊富であるか
- ポイント③取引や管理ツールが充実しているか
- ポイント④分析ツール・投資情報が充実しているか
- ネット証券を利用する上での3つの注意点
- 注意点①ネット証券会社のセキュリティ
- 注意点②誤注文や操作ミス
- 注意点③手数料のかかる取引もある
- ネット証券の始め方【初心者向け】
- 投資初⼼者のよくある質問
- ネット証券で投資できるものはどんなものがあるんですか?
- 株式投資は元手がどれくらいあれば始めることができますか?
- 銘柄や金融商品はどんな基準で選べば良いですか?
- まとめ:ネット証券に関する悩みならまずマネーキャリアで無料相談!
目次
ネット証券が怖い、不安という声
将来のお金が不安…。物価の上昇や年金問題、先行き不透明なこの時代に、いまや資産運用は必要不可欠です。
手始めに「ネット証券」での投資を考えている方も多いでしょう。
しかし、窓口のある証券会社と違い、ネット上では相談する相手もいないため、特に怖い、不安と感じている方も多いようです。
では、ネット証券について、どのようなことが怖い、不安と感じているのでしょうか?
- 失敗して大損するのが怖い
- もともと資金が少ないのに、ゼロになったら怖い
- 自分で勉強しながら投資するのが不安、怖い
- ネットで取引して、不正取引されたら怖い
- 忙しくて、自分で管理できるのか不安、怖い
ネット証券は怖いイメージがあるけど初心者でも大丈夫?
様々なサービスを受けるとき、あなたはどのような点を重視して選んでいますか?
だいたいの方が自分にとってどんな得があるのか、メリットがあるのかという点を重視して選んでいるのではないでしょうか。
でも、どのようなサービスにも利点とリスクはセットで伴うもの。
もちろん、ネット証券にもメリットとデメリットが存在します。
初心者の方がなんとなく怖いのは、メリットに魅力を感じてはいるものの、セットとなるデメリット(リスク)が見えてないからかもしれません。
しかし、今は手探りの状態でも、どこに危険があるのかを知っておくことができれば、その危険を避けて通ることもできます。
そうやってリスクを理解し、対応策を練れば、怖いという気持ちも薄れてくるような気がしませんか?
証券取引に漠然とした不安や怖いと感じている初心者の方は、まずそのようなメリット・デメリットを理解することからはじめてみてください。
ネット証券のデメリット3つ
それでは、ネット証券のデメリットにはどんなことがあるのでしょうか?
具体的には
- 投資情報に関する知識が必要
- セキュリティに関するリスク
- プロに相談することができない
などが挙げられます。
「ネット証券」と「総合証券」の大きな違いは、アドバイスをしてくれる担当者がいないこと。
総合証券は、どんな手続きも実店舗を訪れたり、電話口などで専用の担当者を通して手続きを行うことができます。
取引のノウハウや利益の出し方、損益を減らす方法など適格なアドバイスを受けながら、安心して取引を行うことができることが最大の利点でしょう。
一方、店舗や窓口がないネット証券は、そういったアドバイザーがいないため、独学で投資に関するこのような知識を身につける必要があります。
ネット証券では、取引はすべて自己責任ですし、損失が膨らんでいるときは心細く感じ、誰かに相談したいときもあるでしょう。
もし、投資のことや資産運用で迷ったら、プロの専門家に無料で相談できるオンライン相談サービスもありますので、活用してみるのもおすすめです。
ネット証券はデメリットを知っておけば、決して怖いものではありませんので、しっかり理解しておきましょう。
デメリット①投資情報に関する知識が必要
ネット証券は、窓口のある総合証券と違い、専任の担当者が付かないため、投資の知識を一から自分で勉強しなくてはなりません。
投資取引の用語や、利益を得る仕組みといった基本的な知識、また、その裏にあるリスクも十分に理解しておく必要があります。
インターネットには投資に関する様々なトピックがあり、手軽に知識を得られる勉強方法ではありますが、ときに誤情報が含まれていることがあるので見極めが大切です。
証券会社が初心者向けに発信する投資講座やコラムは、投資のプロが書いている可能性が高く、証券会社のチェックを通っているため、信頼できる情報のひとつです。
また、書籍では、投資のノウハウや各業種の情報、分析方法まで、知りたいテーマを深堀りして学ぶことができます。
経済新聞で最新情報をチェックすることも有効です。
とある企業のニュースが発表された直後に、株価が大きく変動するようなこともあるので、大きな売買の判断材料になるでしょう。ニュースアプリなどで素早く情報をキャッチできるといいですね。
デメリット②セキュリティに関するリスク
ネット証券では、ネットならではのトラブルにも注意が必要です。
口座の開設や、入金・出金などすべての取引をオンライン上で行うため、少なからず情報漏洩の危険があります。
最近では、どの証券会社でも、暗号化によるセキュリティ強化や個人情報保護の対策に力を入れているため、情報漏洩のリスクは低くはなってきていますが、必ずしも万全というわけではありません。
スパムメールのリンクをうっかり開いてしまったことで、証券口座のIDとパスワードを盗まれて不正ログインされた事例もあります。
しかし、ネット証券のトラブルで最も多いのは、自分の入力間違いによるもの。
数字の入力間違いやクリックミスにより、予期せず大きな損害を招く可能性もあるため、細心の注意を払って取引をする必要があります。
デメリット③プロに相談することができない
ネット証券では、窓口のある総合証券のように、担当者からのアドバイスを受けることはできません。
銘柄の選定から売り買いの判断まで、すべて自分の判断で行う必要があります。
また、利益の出し方や、損失の減らし方などのアドバイスをもらいたいときも、自分の知識でカバーしなければなりません。
しかし、相談できないというデメリットも、人によってはメリットの場合も。
総合証券の担当者はたくさんの顧客を抱えているため、取引で店頭を訪れたときに待たされる、担当者と電話がつながらない、などのストレスがあるかもしれません。
手軽かつタイムリーに取引を行いたいと考えているならば、頼りになるアドバイザーの存在を捨ててでも、ネット証券の利便性を選んでもいいのかもしれません。
ネット証券のメリット3つ
次に、ネット証券を利用するメリットをみていきましょう。
具体的には
- 簡単操作で取引できる
- 手数料が格安
- 投資情報が豊富
ネット証券では、口座の開設から売買取引まで、すべてネットで完結するため、窓口に移動する煩わしさや時間的な制約にとらわれることがなく、いつでも好きな時に好きな場所で取引できます。
外出先でも手軽に取引したい方や、近くに総合証券がないといった方にも安心ですし、スマホやパソコンひとつあれば簡単に取引が可能です。
また、窓口がないということは、施設維持費や人件費がかからないわけですから、証券会社としては、その分取引にかかる手数料も安く設定することができます。
そして、多くの証券会社では、最新ニュースなどを掲載する投資情報コーナーを持っています。
アナリストなどの専門家が書いたレポートや企業分析などから、リアルタイムで多くの情報がチェックできるのも、ネット証券ならではの特長です。
メリット①簡単操作で取引ができる
オンライン上の操作に不安を抱く方も多いかもしれませんが、基本的には数字の入力とマウスクリックだけで売買取引は完結するので、想像以上に操作は簡単です。
ネット証券を取り扱う証券会社には、口座開設や注文の仕方まで、丁寧なガイドラインが用意されていますので、安心して取引することができます。
わからないことがあれば、チャットなどを通じて相談できるサービスを設けている会社もあるので、そのようなサポート体制が充実している証券会社を選んでみてもいいかもしれません。
また、総合証券は土日が休みなのに対し、ネット証券はメンテナンス時間を除き、24時間いつでも営業しています。
パソコンやスマホひとつで、移動時間や隙間時間などの好きなタイミングで取引できるのが最大の魅力です。
メリット②手数料が格安
ネット証券は、店舗や窓口を持たないため、大手の総合証券よりも取引手数料が格安なこともメリットのひとつ。
株の売買手数料は、1回の約定ごとの金額で手数料が決まるタイプと、1日の取引額の合計額で手数料が決まる1日定額制の2種類があります。
1日の注文回数が少ない場合は「1約定制」、1日に何度も取引をしたい場合は、「1日定額制」が向いていますが、初心者の方が、手始めに一度注文してみたい場合は、「1約定制」を選択することをおすすめします。
取引に慣れてきて、デイトレードのように頻繁に取引を行うようなら、「1日定額制」への変更を検討してみてもいいでしょう。
一度の取引手数料の差も積み重なると高額になりますから、1日の取引回数、取引金額に応じて、自分に合った手数料プランを選ぶことが大切です。
メリット③投資情報が豊富
情報収集は株式投資の要。
投資業界では、「情報を制するものは、株を制する」ともよく聞かれる言葉です。
ネット証券では、顧客獲得のために、ニュース配信やアナリストレポートなどをはじめ、各社情報発信に力を注いでいます。
こういった最新ニュースをいち早くキャッチし、マーケット動向を探り、知識を深めることは、必ず取引の成功率を高めることに役立ちます。
また、会社四季報などの分析チャートや、リアルタイムの株式ランキングを提供していることも多いため、情報収集のために、まず公式サイトやアプリに登録してみてもいいでしょう。
また、オンライン・会場セミナーなどを設けている手厚い会社もあるので、初心者の方はまず参加してみるのもおすすめです。
ネット証券会社の比較一覧【大手4社を比較!】
手数料の安さや取り扱い銘柄・金融商品の種類から情報発信力の強さまで、ネット証券を選ぶ上での判断基準は色々ありますが、1000社以上ある証券会社の中から、ベストを見極めるのは至難の業。
ここでは、まず多くの投資家が利用しているシェア上位の4社を比較し、選ばれている理由を探ってみましょう。
まずは、取引手数料や取り扱い商品数・種類、取引によってもらえるポイントなどについて比較します。
証券会社名 | 楽天証券 | SBI証券 | auカブコム証券 | 松井証券 |
---|---|---|---|---|
手数料 (10万円) | 99円 | 99円 | 99円 | 0円 |
手数料 ( 50万円) | 275円 | 275円 | 275円 | 0円 |
手数料 (100万円) | 535円 | 535円 | 535円 | 1,100円 |
IPO実績 (2021年) | 74社 | 122社 | 42社 | 56社 |
投資信託銘柄数 | 2,673銘柄 | 2,676銘柄 | 1,522銘柄 | 1,584銘柄 |
外国株 | 6カ国 | 9カ国 | - | - |
最短口座開設 | 翌営業日 | 翌営業日 | 5営業日 | 3営業日 |
貯まるポイント | 楽天ポイント投資(投資信託)でポイント+1倍 | お取引やサービスのご利用に応じてTポイント付与 | 投資信託の保有数に応じてPontaぽいんと付与 | 松井ポイントで投資信託購入やdポイントに交換できる |
※2022年04月20日現在
次の章では、「手数料」「取り扱い金融商品の種類」「貯まるポイント」においての4社の特徴と、どのような方におすすめできる証券会社なのかまでをお話します。
ネット証券①楽天証券
楽天証券が初心者におすすめできるポイントは以下の点です。
手数料
国内株取引手数料は業界最低水準。「超割コース」を選択すると、手数料の1%分を楽天ポイントとして、ポイントバックが受けられます。
取扱金融商品
外貨建て投資信託や中国株、NISAまで商品も豊富で、取り扱い金融商品の種類は業界トップクラス。近年、IPO(新規公開株)に力を入れており、大きく増加していっているため、IPO投資に興味のある方にもおすすめです。
貯まるポイント
楽天のサービスで貯まる「楽天ポイント」を利用した投資が可能。楽天を日常的に利用しているユーザーは気軽に投資が始められ、更にポイントを貯めることもできます。
楽天のサービスを普段から利用している方であれば楽天証券がおすすめです。楽天銀行の口座を保有している方は、楽天証券の取引口座と連携でき、よりスムーズな入出金が可能です。振込手数料が無料となる場合もあります。
ネット証券②SBI証券
SBI証券が初心者におすすめできるポイントは以下の点です。
手数料
SBI証券の手数料の安さは、主要ネット証券のなかでもトップクラス。 25歳以下の人は国内株式の取引手数料が0円に設定されています。
取扱金融商品
SBI証券では、特に外国株式の取り扱いが豊富で、米国株式、インドネシア株式、中国株式、シンガポール株式、韓国株式、タイ株式、ロシア株式、マレーシア株式、ベトナム株式の9ヵ国に投資可能です。
貯まるポイント
株式の取引手数料や投資信託の保有額等、SBI証券におけるさまざまな取引やサービスのご利用に応じて「Tポイント」が貯まります。Tポイントを使って投資信託を買付することもできます。
SBI証券は、取り扱い金融商品の種類と情報発信力の強さではトップクラスなので、投資初心者でも安心して取引できる証券会社です。25歳以下の方は、取引手数料無料で国内株式投資が始められる特典もあります。
ネット証券③auカブコム証券
auカブコム証券が初心者におすすめできるポイントは以下の点です。
手数料
auカブコム証券の手数料の安さは、主要ネット証券のなかでもトップクラス 。「1日定額手数料」を選択した場合、現物株式取引手数料と信用取引手数料の合算金額が100万円まで無料となります。
取扱金融商品
株式、投資信託、IPO(新規公開株)などバランスよく取り揃えています。1株から売買できる「プチ株」などの少額取引向きの商品の取り扱いもあります。
貯まるポイント
プチ株と投資信託の購入に、日常の生活やお買い物でたまった「Pontaポイント」が使え、投信信託の月間平均保有残高に応じてPontaポイントが貯まります。ポイントは1ポイントから1円単位で売却して現金化することも可能です。
投資信託はauPAYアプリからも購入可能。auユーザーだけでなく、すべてのスマホキャリアのユーザーが対象のため、該当アプリを使用している方や、気軽に投資をしたいと考えている人におすすめの証券会社です。
ネット証券④松井証券
松井証券が初心者におすすめできるポイントは以下の点です。
手数料
現物株式取引の手数料が、50万円まで無料に設定されていて、100万円までは1,100円(税込)、200万円までは2,200円(税込)と、初めての取引でもわかりやすい料金設定です。
取扱金融商品
株式、投資信託、IPO(新規公開株)などバランスよく取り揃えています。また、銘柄検索の情報ツールも充実していて、配当利回りや投資金額や、チャートの形などからも検索できます。
貯まるポイント
独自の「松井証券ポイント」が発行され、貯まったポイントで投資信託が買えるほか、商品・Amazonギフト券、dポイントとも交換可能です。
松井証券では、専用フォームからの問い合わせは24時間体制を採用していて、パソコンの画面を共有しながら電話で操作方法の説明を受けられる「リモートサポート」も用意されているため、サポート体制が強い証券会社を探している人におすすめです。
ネット証券とは?総合証券との違いは?
証券会社には、大きく分けて「ネット証券」と「総合証券」の2種類があります。
ネット証券とは、一般的にインターネットを通じて株式の売買などの証券取引サービスを行う証券会社及びオンラインサービスのこと。
すべてオンラインで完結するため、店舗を持ちません。
それぞれの顧客に担当者がつくこともないため、原則的に自分の判断をもとに取引を行います。
ネット証券が運営するサイトには、投資に関する有益な情報が掲載されているので、それをもとに銘柄や投資金額・数量を決めたり、すべてにおいて個人で取引を進めます。
もし、不安や不明点があれば、コールセンターやチャットなどで対応してもらえます。
一方、総合証券は実店舗を持ち、窓口や電話口などで、専任の担当者を通してすべての取引を行います。
ひとりひとりに担当者がつくので、投資に関する疑問や銘柄を選ぶ相談にも対応してくれ、いわば投資のコンサルタントのような役割を担ってくれるのが特徴です。
ネット証券とは?
ネット証券とは、一般的にインターネットを通じて株式の売買などの証券取引サービスを行う証券会社及びオンラインサービスのことで、「オンライン証券」などの別名もあります。
1990年代インターネットが普及すると、日本では大和証券が初のオンライン取引に参入。
1999年にはそれまで固定手数料制だった「株式売買委託手数料」が完全自由化となり、電機・通信など異業種からの参入を受け、数々のネット証券会社が開業、今では1000社以上の証券会社があります。
手数料の格安化や小口の金融商品の増加が進んだ影響で個人投資家が増え、ネット証券の利用者数は25.3%、株式売買者の9割弱を占めている(※)という調査もあります。
※「MyVoice」のアンケートモニター ネット証券の利用に関するアンケート調査(第23回)より
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=27710
ネット証券と総合証券の違いとは?
ネット証券と総合証券の違いは、大きく分けて、
- 店舗の有無
- 顧客に担当者が付くか、付かないか
- コンサルティングを受けられるか、受けられないか
の3点があります。
総合証券の店舗は、営業時間や土日休みという取引時間の制限がありますが、ネット証券なら24時間営業しているので、好きなタイミングで取引することができます。
顧客に担当者が付くかどうか、コンサルティングを受けれるかどうかは、人によっては一長一短かもしれません。
総合証券では、すべての取引を店頭もしくは電話にて専任の担当者を通して行うため、まずタイムリーな取引を行うには不向きです。
店頭での待ち時間やわざわざ足を運ぶことにストレスを感じることもあるでしょう。
また店頭では、投資運用方法に困ったり、銘柄選択に迷ったりした時は、適切なアドバイスをもらえるのは利点ですが、営業トークを受け、その場の流れで買い注文をしてしまった、なんてこともあるかもしれません。
時に、心強いコンサルタントですが、自分でも知識を身に付け、マーケット動向を知っておくことは大切です。
初心者がネット証券を選ぶ4つのポイント
数多くあるネット証券の中から、自分に合った証券会社を選ぶことは、初心者にとってハードルが高いもの。
判断基準は様々ありますが、初心者の方が抑えておきたいポイントはいくつかありので、確認してみましょう。
- 売買手数料が格安か
- 金融商品が豊富であるか
- 取引や管理ツールが充実しているか
- 分析ツール・投資情報が充実しているか
以上のことに注意して、選ぶことをおすすめします。
ネット証券の取引手数料は各社格安ではありますが、少額取引だと無料という会社もいくつかあります。
また、最新ニュースや経済市況などの量や質も比較検討し、自分に必要な情報を吟味するといいでしょう。
取引ツールの使いやすさなどの相性も重要なので、何社か使い比べてみてもいいですね。
多くの会社では、口座開設料は無料なので複数の口座を開設して、比較検討してみることをおすすめします。
ポイント①売買手数料が格安か
株の代金は、どの証券会社で購入してもかわりませんが、取引が成立したときに証券会社に支払う売買手数料は、証券会社によって独自に設定してあります。
取引が成立すると、金額に応じて証券会社が定めた一定の手数料がかかります。
手数料は、取引額によって100円程度~1000円超までの間で、段階的に設定されている場合がほとんどで、高額取引になるほど手数料も高額になります。
ネット証券の手数料は、比較サイトなどの一覧などでまとめて確認することができます。
売買取引にかかる手数料の安さはネット証券の魅力なので、ぜひとも慎重に吟味してください。
また、証券会社に支払うその他の費用として、口座管理料が発生する場合もあります。口座管理料は年間費用が決められていて、株を購入した時点から発生するものです。
ポイント②金融商品が豊富であるか
証券取引というと、多くの方が国内株式をイメージされるかと思いますが、ネット証券では、外国株式、投資信託、FXなど、多数の金融商品を取り扱っています。
どのような金融商品に投資したいか決めている方は、その金融商品を豊富に取り扱う証券会社を選べばいいですが、そのイメージがない方は、取り扱う金融商品の種類が多い証券会社にまずは口座開設してみるのもいいでしょう。
取り扱い金融商品が多い会社は大手であることが多いので、ニュース配信やアナリストレポートなどをはじめ、公式サイトやアプリ、配信されるメルマガなどから様々な投資情報を仕入れることができます。
様々な投資情報に触れているうちに、興味を持つ金融商品が見つかれば、それから取引をはじめてみてもいいでしょう。
ネット証券の公式サイトには、それぞれ取り扱い商品一覧表があるので比較検討してみましょう。
ポイント③取引や管理ツールが充実しているか
実際取引を行う際に重要になってくるのが、取引ツールの使いやすさ。
ネット証券では、多くの場合パソコン・タブレット向け用の取引ツール、スマホ向けのアプリが用意されています。
どのネット証券会社でも、スムーズな取引が行えるよう、機能を充実させ、使い勝手が良い取引ツールになるよう開発に力を入れています。
この取引ツールは、銘柄検索、チャート機能、テクニカル分析などに個性が表れやすく、高機能なツールからシンプルなタイプまで、千差万別です。
特にデイトレードのようにスピード感のある取引を求めている方は、取引ツールの使い勝手は重要になってきます。
このようなツールは無料で提供している会社が多いので、ツール機能・特徴などを確認してから、相性の良いものを選ぶとよいでしょう。
ポイント④分析ツール・投資情報が充実しているか
ネット証券を利用する上での3つの注意点
ネット証券の選び方のポイントを抑えたところで、利用する上で注意点、リスクについても忘れずに知っておきましょう。
ネット証券は怖い、不安…と考えている方でも、起こりうるリスクに備えていれば、いざというときにも慌てることなく対処できます。
- ネット証券会社のセキュリティ
- 誤注文や操作ミス
- 手数料のかかる取引もある
まず、ネット証券のセキュリティについては、各社力を入れて強化しているため、現在では不正取引や情報漏洩の心配は限りなく少ないといってよいです。
それよりも気を付けなくてはならないのは、自身の誤注文や操作ミス。数値の入力間違いは一度約定してしまうと、決して取り消すことはできないので、注意を払って取引しなければなりません。
また、取引する金額によって、手数料が発生する場合、発生しない場合があるので、手数料のシステムについても詳しく知っておく必要があります。
注意点①ネット証券会社のセキュリティ
ネット証券では、口座の開設や、入金・出金などすべての取引をオンライン上で行うため、セキュリティについて不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
取引を行う際に、パソコンやタブレット、スマホといったデバイスを複数活用する場合には、特に気を付けたいポイントです。
最近では、どの証券会社でも、暗号化によるセキュリティ強化や個人情報保護の対策に力を入れているため、不正アクセスによる情報漏洩のリスクはほぼゼロというレベルになってきています。
でも、少ない可能性ではありますが、念には念を入れて損をすることはありません。
自身でリスクを回避する方法として、セキュリティアプリをインストールする、無暗にアプリインストールしない、取引パスワードをログインパスワードとは別のものにする、などの対策も必要です。
注意点②誤注文や操作ミス
不正取引のリスクよりも可能性が高いのが、入力間違いによる誤注文。
ネット証券のトラブルで一番多いが、自身の操作ミスによるものです。
例えば、100株買い注文をしたかったのに、一桁間違えて1000株と入力してしまい約定した場合、例え慌ててコールセンターに取り消しの連絡などをしても、取引をなかったことにはできません。
このようなミスを恐れて、ネット証券が怖いと考えていらっしゃる方も多いと思います。数字の入力間違いやクリックミスにより、予期せず大きな損害を招くというトラブルは、非常に良くあるケースです。
ネット証券での取引は、すべて自己責任になりますので、入力・クリックなどは、細心の注意を払って行いましょう。
注意点③手数料のかかる取引もある
多くのネット証券会社では、1回の注文ごとに手数料が発生する「1約定制」と、1日の取引額の合計額で手数料が決まる「1日定額制」を用意しています。
1約定制では、「買い注文」「売り注文」の取引が確定(約定)したときに、それぞれ手数料がかかり、証券会社によっても手数料の金額には幅があります。
一方、1日定額制は、売買取引の回数に関わらず、一日の取引合計金額に応じて、手数料が決まるというものです。
しかし、1日に100万円以下の取引であれば、手数料を無料に定めている会社も多くあります。
もし、少額を何度も売り買いしたいというようなデイトレード目的であれば、1定額制を、1回の取引が100万円を超える方や、長期投資目的で高額を預ける方は、1約定制をといったように、投資スタイルよって使い分けることができます。
ネット証券の始め方【初心者向け】
ネット証券の始める上での第一歩は、「口座の開設」。ほとんどのネット証券会社で共通ですので、大まかな流れをこちらで解説します。
- マイナンバーカード
- 運転免許証などの本人確認書類
- メールアドレス
- 印鑑
投資初⼼者のよくある質問
ネット証券の口座開設のやり方をご説明したところで、ここからは投資が初めての方から寄せられた疑問にお答えします。
投資できる商品の種類やいくらあれば株式投資ができるのか、また銘柄を選ぶ基準など、ネット証券を始めるにあたって、多くの方が気になるポイントを抑えましたので、検討される際には、ぜひお役立てください。
ネット証券で投資できるものはどんなものがあるんですか?
A. 証券会社は、株式だけでなく多種多様な商品を取り扱っています。
証券会社では、国内株、外国株、投資信託、債券、FX、先物(日経・TOPIX)など様々な商品を扱っていますが、商品数や種類は証券会社によって大きく異なります。
初心者に人気なのは、株と投資信託ですが、株は自分で選んでいくスタイル、投資信託はプロが選んだ商品をセットで購入するスタイルです。
まずは、取り扱い商品の種類多いSBI証券や楽天証券といった大手のネット証券会社の口座を開設して、自分に合う商品を探してみるのがよいでしょう。
口座開設費用だけではなく口座維持手数料も無料なので、はじめての口座開設におすすめの証券会社です。
株式投資は元手がどれくらいあれば始めることができますか?
A. 一概にいくらとはいえませんが、数百円や1株単位で買える株もあります。
元手となる資金が少ない方には、単元未満株や金額指定株などの「少額投資」がおすすめ。
「ミニ株」「プチ株」などと、各社サービス名は違いますが、「単元未満株」とは、1株単位で取引できる株のこと。本来なら株は100株以上で取引されるため、1株単位なら非常に格安価格で株を持つことができます。
例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループやサイバーエージェント、トヨタ自動車などは、有名企業でありながら1株単位で取引できる、人気の単元未満株です。
また、金額指定というのは、例えば500円分指定すると、1株5,000円の株が0.1株購入できるというシステム。これなら1株よりさらに少ない単位で取得できるため、こういったサービスを取り扱う証券会社を探してもいいでしょう。
少額投資は、1株や、数百円~数千円から気軽に挑戦できるため、初心者の方にもおすすめできる投資方法です。
銘柄や金融商品はどんな基準で選べば良いですか?
A. 例えば株式の場合、身近な企業を選ぶのもおすすめです。
株式投資の銘柄を選ぶ場合は、その企業がどのような事業を行っているのかを知ることが大切。自分の身の回りのものや、趣味などに関連した企業をまずは調べてみてください。
そして、その企業がこの先業績を伸ばすのか、「営業利益」「経常利益」「純利益」などをチェックしてみましょう。
また、株式を保有することで、配当金を受け取れるケースや、株主優待を受けられるケースがあります。
優待の内容は、自社製品やサービス券の場合もありますが、地方の特産物やお米など、企業によっても様々なので、そういった目線で選んでもいいでしょう。
そういった場合も、可能な限り自分にとって身近な企業を選ぶのがポイントです。身近な企業であれば、その業界の動きや将来伸びる可能性がある会社かなど、予測がつきやすくなるからです。
まとめ:ネット証券に関する悩みならまずマネーキャリアで無料相談!
ネット証券の特徴や、ネット証券の賢い選び方などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事のポイントをまとめました。
- ネット証券のメリットは、①簡単操作で取引できる、⓶手数料が格安、③投資情報が豊富
- ネット証券のデメリットは、①投資情報に関する知識が必要、⓶セキュリティに関するリスク、③プロに相談することができない
- ネット証券の特徴は、口座開設から投資取引まですべてオンラインで行い、アドバイザーが付かない
- ネット証券を選ぶポイントは、①売買手数料の格安さ、⓶金融商品の豊富さ、③取引や管理ツールが充実度、④分析ツール・投資情報の充実度
ネット証券を通じて行う資産運用は、メリットとデメリットをあわせて理解しておけば、決して怖いものではありません。
早いうちから老後やライフイベントを見据えて資産形成を行うことは、今や避けて通れない時代になってきています。
もし、ネット証券や選びや、投資のお悩みがあれば、「マネーキャリア相談」に無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。