
更新日:2023/11/27
つみたてNISAの利益の引き出し方法は?途中解約は手数料がかかる?

つみたてNISAの利益はいつでも引き出し可能です。引き出し方法は銀行口座への振り込みや、専用ATMカードでの引き出し等があります。利益の引き出しに税金はかかりませんが、手数料がかかる場合があります。今回は、引き出し・売却のタイミングについて解説します。
- つみたてNISAの引き出し方法を知りたい人
- 途中解約したらどうなるのか知りたい人
- 途中引き出しのメリット・デメリットを知りたい人
内容をまとめると
- つみたてNISAの利益はいつでも引き出しが可能
- つみたてNISAの利益は非課税になる
- 途中引き出しのデメリットは、運用期間が短くなってしまうこと
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目次を使って気になるところから読みましょう!
つみたてNISAは途中で引き出し可能

つみたてNISAは何回でも・いつでも引き出しが可能です。実は、つみたてNISAを現金化するときは「引き出す」とは言わず「売却する」と言います。というのも、つみたてNISAが現金になるまでの過程には、保有している金融商品を売却しなければならないからです。
つみたてNISAで得た利益を現金化するには、つみたてNISAを解約する必要はありません。また、いつでも、何回でも現金化することができます。
▼ポイント
- つみたてNISAはいつでも引き出しが可能
- つみたてNISAは何回でも引き出しが可能
つみたてNISAの引き出しとは「売却して現金化する」こと
つみたたてNISAの引き出しとは、売却して現金化することを言います。つみたてNISAを売却して現金化するまでには以下の手順があります。
- NISA口座で積立している商品を確認する
- 自分が売却したい商品を選択する
- 売却したい金額・口数を入力する
- 売却を確定して売却が完了する
つみたてNISAを引き出す具体的な手順

- NISA口座で積立している金融商品を確認する
- 自分が売却したい金融商品を選択する
- 売却したい金額・口数を入力する
- 売却を確定→売却が完了する
引き出し・売却のステップ①NISA口座で積立している金融商品を確認する
まず、自分がつみたてNISAを運用している金融口座でNISA口座を開きます。その際、自身のページにアクセスするにはIDやパスワードが必要です。NISA口座にログインし、自分が保有しているNISA運用商品を確認します。
引き出し・売却のステップ②自分が売却したい金融商品を選択する
自分が保有しているNISA運用商品を確認し、売却したい商品を選びます。売却するときは、ひとつずつ商品を選択する必要があり、複数商品を一度に売却することはできません。
引き出し・売却のステップ③売却したい金額・口数を入力する
自分が保有しているNISA運用商品を確認し、売却したい商品を選んだら、売却したい金額・口数を入力します。運用商品の売却では、金額や口数を指定することができます。
引き出し・売却のステップ④売却を確定→売却が完了する
売却したい金額・口数を入力したら、売却を確定させます。この際、取引用のパスワードが必要になることがほとんどです。売却を確定させると、自動で売却が完了します。早ければ数日中に指定口座に売却分の利益が振り込まれます。
引き出し・売却のステップ:まとめ
つみたてNISAを始めてみたいと思った時に、「急に大金が必要になった時に、すぐに引き出しができるのか?」と疑問に思った方は多くいるのではないでしょうか?
つみたてNISAに投入したお金は元本・利益どちらもいつでも、いくらからでも引き出すことが可能です。
口座を保有している金融機関に申し出れば、数日中にお金を指定口座に振り込んでもらうことができます。
筆者もそうでしたが、つみたてNISAを始める前は証券会社や商品選びに夢中で、つみたてを辞めて引き出すときのことまでは、意外と意識できていないものです。
しかし、つみたてて増やしたお金を、自分のライフプランに合わせて、どう使っていくのか考えることが、実はつみたてNISAで一番大切なことです。
引き出す流れ自体は、上記のように簡単な手続きのみですが、途中引き出しをすることが本当に自分のライフプランに合っていることなのかを意識することも、非常に大事です。
▼ポイント
- NISA口座で積立している金融商品を確認する
- 自分が売却したい金融商品を選択する
- 売却したい金額・口数を入力する
- 売却を確定→売却が完了する
つみたてNISAの引き出しの手数料は?

信託財産留保額という手数料が発生する場合がある
つみたてNISA内の資産を引き出す際には、選んだ商品により信託財産留保額という手数料が発生する場合があります。 引き出し金額はファンドが投資していた資産の一部を売却して捻出しているため、資産の売却時には手数料がかかります。
資産の売却をするときの手数料を信託財産留保額として、引き出し金額から差し引きされる仕組みになっています。
ただし銘柄により引き出し時に信託財産留保額は生じないものもありますので、加入時に確認されることをおすすめします。
ちなみに、金融庁にてつみたてNISAの対象商品を定めてるため、金融機関が違っても手数料が変化してくることはありません。
つみたてNISAの利益の引き出しは非課税

つみたてNISAで保有している資産の引き出し時に、課税されることはありません。
ただし、つみたてNISAで投資する際には以下の条件が定められています。
- 一年間に新しく積み立てができる金額は40万円が上限となっている
- 投資期間は最長20年間(つみたてNISAの口座開設期間は2037年まで)
- つみたてNISAで投資ができる商品は、金融庁で定められている投資信託とETF(上場投資信託)のみ
- つみたてNISA口座の開設は1人1口座まで
以上のことから、具体的に考えていきます。
月々の積立限度額=年間40万÷12ヶ月=33,333…
つみたてNISAで投資できる金額は最大800万円
つみたてNISAでの運用限度額=1年あたり40万×20年=800万円
投資商品は、金融庁が長期的な資産運用が可能になるよう定めた厳しい条件をクリアしたもののみになっていることも大きな特徴です。
投資経験者には物足りないこともあるかと思いますが、初心者には安心して利用できるメリットになるのではないでしょうか。