つみたてNISAの利益の引き出し方法は?途中解約は手数料がかかる?

つみたてNISAの利益はいつでも引き出し可能です。引き出し方法は銀行口座への振り込みや、専用ATMカードでの引き出し等があります。利益の引き出しに税金はかかりませんが、手数料がかかる場合があります。今回は、引き出し・売却のタイミングについて解説します。

つみたてNISA:引き出し方は?途中解約は手数料が必要?

内容をまとめると

・つみたてNISAの利益はいつでも引き出し可能

・さらに、つみたてNISAの利益は非課税 

・ただ、引き出しの際に手数料がかかる商品もあるので注意

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いつでも引き出しができる点はつみたてNISAの魅力の一つとなっているのではないでしょうか。


しかし、「引き出し方法が複雑で難しそう」「途中で引き出すと税金や手数料が引かれて損をしてしまうのではないか」と感じている方も多いと思います。


そこで今回この記事では、「つみたてNISAの引き出し」について

  • 引き出し・売却のタイミング
  • 引き出した利益は非課税
  • 引き出しの際の注意点
以上のことを説明していきます。


この記事をお読みいただければ、つみたてNISAの引き出しに対するさまざまな疑問点が解消でき理解を深められると思います。


ぜひ最後までお読みください。


つみたてNISA(積立nisa)の利益はいつでも引き出し可能

つみたてNISAの特徴として「開始から20年間は非課税で運用できる」点があげられます。ただし、これは「20年間引き出してはいけない」という意味ではありません。つみたてNISAは必要な時に必要なだけ引き出して使うことができます。


出金に関しては、あらかじめ指定した口座に振り込まれる形になります。この時、振り込み情報の反映や手数料には金融機関によって差があります。とは言え、インターネットのポータルサイト等で手続きできる場合がほとんどです。必要になった時に応じて引き出せると言えるでしょう。


指定の銀行口座を通じて取引をするため、ATMを利用して引き出すことも可能です。

つみたてNISA(積立nisa)の引き出し・売却タイミング

つみたてNISAの引き出し時期に制限はありません。もちろん、売却についても同様です。しかし、より良い時期というのはあります。ご自身のライフプランによって積み立て方法から引き出しのタイミングまでを考えておくことが重要です。


ライフプランに関わることで、「人生の三大資金」という言葉がありますが、これは「教育」「住宅」「老後」のための資金を指しています。


例えば教育資金は子どもが生まれた時から、ある程度の計画を立てて準備することが可能なものになります。こうした場合に積み立てを行う資産運用は効果的です。進級や進学のタイミングを考えて、2~3年ほど前から売却を検討し、望んだ利益が出そうなときに確定させる運用が求められます。


一方で、住宅資金には効果が薄い点に注意しなければいけません。多くの方がローンを組んで住宅を購入すると思います。まとまったお金が必要なのは頭金ではないでしょうか。住宅ローンは、頭金を長期間で準備することは想定されていません。仕組みの問題として、積み立て型の投資は向いていないということになります。

つみたてNISA(積立nisa)の利益の引き出しは非課税

つみたてNISAで保有している資産の引き出し時に、課税されることはありません。


ただし、つみたてNISAで投資する際には以下の条件が定められています。

  • 一年間に新しく積み立てができる金額は40万円が上限となっている
  • 投資期間は最長20年間(つみたてNISAの口座開設期間は2037年まで)
  • つみたてNISAで投資ができる商品は、金融庁で定められている投資信託とETF(上場投資信託)のみ
  • つみたてNISA口座の開設は1人1口座まで

以上のことから、具体的に考えていきます。


一年間の積立上限金額が40万円と決まっているため、月々積み立てられる金額は月々約3万3000円になります。

月々の積立限度額=年間40万÷12ヶ月=33,333…  

つみたてNISAで投資できる金額は最大800万円

つみたてNISAでの運用限度額=1年あたり40万×20年=800万円

投資商品は、金融庁が長期的な資産運用が可能になるよう定めた厳しい条件をクリアしたもののみになっていることも大きな特徴です。


投資経験者には物足りないこともあるかと思いますが、初心者には安心して利用できるメリットになるのではないでしょうか。

注意:つみたてNISA(積立nisa)引き出しの手数料

つみたてNISA内の資産を引き出す際には、選んだ商品により信託財産留保額という手数料が発生する場合があります。


理由としては、引き出し金額はファンドが投資していた資産の一部を売却して捻出していることが挙げられます。


資産の売却時には手数料がかかってきます。


資産の売却をするときの手数料を信託財産留保額として、引き出し金額から差し引きされる仕組みになっております。


ただし銘柄により引き出し時に信託財産留保額は生じないものもありますので、加入時に確認されることをおすすめします。


ちなみに、金融庁にてつみたてNISAの対象商品を定めてるため、金融機関が違っても手数料が変化してくることはありません。

つみたてNISA(積立nisa)を引き出す際の注意点

証券会社により、資産を引き出す際のサービスが異なりますので注意しましょう。


ここでは、楽天証券とSBI証券を例に挙げ、3点の項目のみ比較します。

楽天証券SBI証券
当日受け取り可能不可
出金限度額1000万手続き画面に表示される指示可能金額の範囲内まで
※専用ATMカード50万まで
引き出し方法銀行口座振り込み
※楽天銀行をお持ちなら
手続きが簡単で優遇金利が
適応されるマネーブリッジ
の利用が可能。
・銀行口座振り込み
・専用ATMカードでの引き出し
(セブン銀行・ゆうちょ銀行)

2社を比べただけでも、大幅な違いがあることをお感じいただけたかと思います。


積み立てをしたものは、いずれは引き出すタイミングがやってきます。つみたてNISA加入時は引き出す際の条件はどのようなものがあるかも把握されておくことをおすすめします。

補足:つみたてNISA(積立nisa)の引き出しすぎに注意

長期間に渡ってじっくりと資金を増やすことに適しているのがつみたてNISAです。短期間のうちには効果が実感しにくいため、「本当に自分のためになるのだろうか」と不安になることもあるはず。


そうした不安を減らすためにも、積み立て金は無理のない範囲で考えなければいけません。積み立てていることを忘れる程度の金額にとどめておくというのも、一つの目安です。


一方で、長期間の投資を継続させるには「楽しみ」も必要ですね。利益が出て際には、その後の運用に支障のない範囲で使っていくことも大切です。


ここで注意点。いつでも引き出せることが強みのつみたてNISAですが、その便利さゆえに引き出しすぎてしまうこともあり得ること。せっかく得た利益も、使いすぎてしまっては効果がありません。


資金の使用については、十分に計画を立てて、不利益の無いようにしましょう。

つみたてNISAの途中解約は引き出し金額が少なくなることも

つみたてNISAを途中解約をし、資産の引き出しをされた場合、積み立てた合計よりも少なくなって戻ってくる可能性が高いです。


10年・15年出来れば20年と長期間に渡り投資を続けることによって、損失リスクを軽減し、複利での運用効果を得やすいため利益が出やすい商品です。


※複利とは…積み立て総額(元本)に対してのみに金利がつくのではなく、元本を運用するにあたり生じた利益を含めて、金利がつくしくみ


そのため、いつでも引き出しが可能とはいえ、どうしても使わないといけない場合以外は出来る限り解約はしないことがおすすめです。


このことからつみたてNISAにて月々積み立てる金額は、何かあった場合にも解約せずに対応できるように無理なく長くつづけられる金額を選択しましょう。

つみたてNISA(積立nisa)の途中解約以外の方法

つみたてNISAの解約を考えたときに、まずは以下の2点の方法で対応ができないか検討することをおすすめします。

  1. 積立金額を小さくする・積立をお休みする
  2. 投資信託の一部を売却する
月々の積み立てが苦しくなったという方は 1での対応を考えましょう。


つみたてNISAでは最初に設定した積み立て金額を変更(例 3万3000円→1万円)または、積み立て自体を停止しても運用を続けてくれます。


そして、いつでも金額を増やしたり、再開したりできる自在性を兼ね備えています。


どうしても資金が必要という方は2の方法を視野に入れてください。


必要な分のみ売却するイメージです。つみたてNISAは長期間続けてこそ利益がでるため、途中解約を考えたときはまず、どうにか続ける手段はないか模索することが大切です。

まとめ:つみたてNISA(積立nisa)はいつでも引き出せる

つみたてNISAの引き出し方法や注意点について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?


この記事のポイントは、

  • 引き出し・売却のタイミング
  • 引き出した利益は非課税
  • 引き出しの際の注意点
でした。


この記事をお読みいただけた方はどのような貯蓄方法がご自身にとってベストなのか悩まれている方が多いと思います。


そこでまず、貯金の種類を短期中期長期と分けることを提案します。


計画的な貯蓄が可能となり、金融商品の途中引き出しなどで損をするケースも少なくできるかと思います。


つみたてNISAは、万が一のときのみ引き出しをするといった感覚で持たれるのが一番良いでしょう。


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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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