
更新日:2022/05/24
NISAで損失が出たらどうなる!?NISAのデメリットと正しい対処法を解説

NISAで損失がでた場合、損益通算や繰越控除により投資によって出た利益を相殺することはできません。このNISAのデメリットを正しく理解して、損失を出さないための投資手法、そして万が一損失が出たときの正しい対処法を知りましょう。
- NISAで損失が出てしまっている人、
- NISAで損失を出すのが怖いと思っている人
- NISAのデメリットについてよくわからない人
- NISAで損失が出た時の正しい対処法を知りたい人
内容をまとめると
- NISAは、利益が出た場合に税金が優遇されることがメインの制度なため、損失を補填するような制度はない
- NISAには「損益通算ができない」「繰越控除ができない」という2つの、み落としがちなデメリットがある
- NISAで損失が出た時の対処法は、状況に応じて「損切りする」「持ち続ける」「 買い増しをする」のどれかである
- 利益がマイナスのまま非課税期間が終了した場合は、「ロールオーバーをする」「 一般口座へ移管する」「非課税期間が終了する前に売却する」
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目次を使って気になるところから読みましょう!
NISAで損失が出たらどうなる?

NISAを利用した投資でもし損失が出た場合、皆さんはどうしますか?
NISAに関する見落としがちな2つのデメリット
NISAで大損をする場合がある原因が以下の2つです。
- NISAは損益通算ができない
- NISAは繰越控除ができない
デメリット① 損益通算ができない
損益通算とは、複数の口座や投資の損益を通算することです。以下でNISAを使用していない時としている時の違いを見てみましょう。
一般口座のみで投資信託をしている場合
一般:投信A | 一般:投信B | 合計 |
---|---|---|
-70万円 | +40万円 | ー30万円 |
このように2つの投信合計は相殺されて30万円の損失となり、利益が出ておらず税金はかかりません。
NISAを利用している場合
NISA:投信A | 一般:投信B | 合計 |
---|---|---|
-70万円 | +40万円 | NISA-70万円、一般+40万円 |
一般口座のみと同じく2つの合計はー30万円ですが、NISAと一般口座の損益は通算をすることができないので、NISAは利益が出ていないので税金はかかりませんが、合計はマイナスでも一般口座は40万円の利益が出ており税金がかかってしまいます。
デメリット② 繰越控除ができない
繰越控除とはその年の損は3年間繰り越しが出来る制度を言います。こちらも一般口座とNISAで比較しましょう。
一般口座:投信の場合
2021年:投信A | 2022年:投信B | 合計 |
---|---|---|
一般口座:-70万円 | 一般口座:+40万円 | -30万円 |
NISA:投信の場合
2021年:投信A | 2022年:投信B | 合計 |
---|---|---|
NISA:-70万円 | 一般口座:+40万円 | 2021年:-70万円、2022年:+40万円 |
NISAで損失したときの2つの対処法!損切りは正しい?
それでは、実際にNISAが損失状態になっている場合はどのように対処をしたらいいのでしょうか?まず売却して損失を確定する損切りがあります。
NISAも含めて投資の世界で損切りをしたほうがいいケースは以下のとおりです。
- 決算などによる企業業績や財務状況の悪化した
- 不祥事などにより株価の下落が予想できる
- コロナショックなど経済全体へ強い下落への影響が出たなど
- 持ち続ける
- 買い増しをする
対処法① 持ち続ける
対処法② 買い増しする
もう一つの対処方法が買い増しをする事です。
損失状態ということは投資対象の価値が投資を始めたころよりも安くなっているということです。
安いときに買い増しをすれば平均取得単価が下がりプラスになる可能性があり、値上がり幅は高くなります。
したがって、企業業績や経済全体に回復の兆しが表れ再び値上がりが始まった際には積極的に買い増しを狙いましょう。
利益がマイナスのまま非課税期間が終了した場合どうするべき?
NISAの非課税期間は5年間です。
5年の非課税期間が終了する際にNISAの利益がマイナスだった場合はどのようにしたらいいのでしょうか?
その場合は以下の3点を参考にしてください。
- ロールオーバーをする
- 一般口座へ移管する
- 非課税期間が終了する前に売却する
① ロールオーバーする
② 課税口座へ移管する
- 損失状態の商品を持ち続けたい
- 損失状態だけど損切りはしたくない
- 次のNISAでは他の投資商品を買いたい
③ 非課税期間が終了する前に売却する
- 損失状態のNISAで保有している投資商品の価額に回復の期待がでない
- ロールオーバーや課税口座への移管もしない
- もう保有し続けたくない
NISAで損をしないための投資手法とは?
ここまで、NISAで損失が出た場合のデメリットや対処方法を説明しましたが、次はNISAで損をしないための投資手法についてです。NISAというよりは投資をする上での基本的な手法ですが、以下の3つです。
- 中長期投資
- 投資先の分散投資
- 時間やお金の分散投資
方法① 中長期的に見て値上がりする商品を買う
方法② 国内外の株式・債券などバランス型投資信託を買う(資産の分散)
方法③ 毎月積み立てる(時間の分散)
NISAの種類の一つとして一般のNISAとジュニアNISAとは別につみたてNISAがあります。
1年間でまとまったお金を預けるのではなく、毎月一定額の積立で少しづつ投資額を増やす方法です。
投資先の分散と同時に、つみたてNISAは積立をすることにより時間とお金を分散させてリスクを減らし安定した利益を狙える効果があります。
NISAで損失を出した場合、確定申告は必要?
まとめ:NISAで悩みがあるならまずはマネーキャリアで無料相談!

NISAは非課税というメリットばかりに目が行きがちですが、損益通算や繰越控除ができずNISAを利用しているからこそ損をしてしまうことについて説明をしました。
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