開設できる証券口座の種類は3つだけ!【初心者向けにわかりやすく解説!】

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投資をしたいと思っても何から始めていいか分からない方が多いのではないでしょうか?証券口座を開設するために覚えておきたいベースとなる3種類の口座について説明していきます。いろいろな種類や証券口座があるので、決められない方は是非参考にして下さい。


▼この記事を読んでほしい人

  • 証券口座を初めて持つ方
  • 投資の勉強をしてこれから実践しようと考えてる方
  • 証券口座の種類を知りたい方
  • 証券口座の選び方を知りたい
  • 口座のメリットデメリットを知りたい方

内容をまとめると

  • 証券口座の種類が分かる
  • 証券口座の選び方が分かる
  • 各口座のメリットデメリットが分かる
  • 口座開設へのアドバイスはマネーキャリアのプロに相談するのがおすすめ
  • 無料相談でオンラインからでも相談可能

開設できる証券口座の種類は3つ!【初心者向けに分かりやすく解説!】



証券口座には以下の3種類の口座があります。NISAやiDeCoなど長期保有の非課税口座などもあります。
主な証券口座としては以下となります。

  • 特定口座(源泉徴収あり)
  • 特定口座(源泉徴収なし)
  • 一般口座

それぞれに特徴がありますが、金融商品の利益をどのように申告して、納税するかによって開設する口座を選ぶ必要があります。


不動産所得や事業所得など所得が発生する場合、税金を納めなければいけません。


証券取引も同様で、株式や投資信託、分配金や配当金などから発生する売却利益などに対して、課税され税金を納めなければいけません。


利益に対して課税され、この税金をどのように申告するかによって選択する口座が変わってきます。


次に、証券口座の特徴について説明していきます。

証券口座種類①特定口座(源泉徴収あり)

特定口座とは、証券会社が売買にともなう損益を計算してくれる口座になります。


源泉徴収ありの口座は、自動的に課税分を差し引きされ、口座に利益が振り込まれます。税金分は証券会社が代わりに支払ってくれるため、確定申告などの手間が省けます


また確定申告が不要になることで、配偶者控除や扶養控除を受ける際の所得金額の合計所得金額が含まれません


これらの控除を受ける場合、確定申告の記入欄に合計所得金額といわれる配偶者のパート代や給料所得控除後の金額、その他不動産所得などを合わせた金額が48万円以下であることが扶養の条件になります。


特定口座の源泉徴収ありで確定申告が不要であれば、確定申告の扶養に該当するかどうかの参考基準の合計所得金額に計上しなくてもいいので、48万円以上の利益があったとしても扶養から外れる事がありません。

証券口座種類②特定口座(源泉徴収なし)

源泉徴収ありの口座とは反対に、源泉徴収なしの口座の場合は証券会社から作成された報告書を参考にしながら自ら確定申告を行い納税することになります。(特定口座の場合)


証券会社より取引報告書が交付されるので、翌年の2月15日~3月15日の期間中の確定申告で収める事になります。


ただし、以下の条件がすべて当てはまる場合は確定申告が不要となります。

  • 給与の年間収入金額が2,000万円以下
  • 給与の支払いを1カ所からうけている
  • 給与及び退職所得以外の所得金額が20万円以下

20万円以下の場合でも利益がでれば住民税への申告は必要になります。

証券口座種類③一般口座

上記の特定口座とは違い年間取引報告書の交付がないため、証券口座管理の取引報告書を参考にしながら自ら損益を計算して確定申告をする必要があります


特定口座であれば納税する手間を省けたり資料をもらえたりする事で、ある程度のサポートは受けられますが、一般口座は納税するための作業はほぼ自分で行うことになります。


作業の負担を考えると初心者は開くメリットはないと言える口座と言えます。


特定口座に入る事ができない、海外転勤や海外に居住するなどの特定口座加入の条件に当てはまらない時に開設するときといえます。


特定口座の条件として、所得税法上の規定される日本居住者が対象となるため、海外に住む事になれば非居住者となり特定口座に制限がかかり利用する事ができなくなります。


保有株式は証券会社に連絡し、特定口座を廃止する手続きをとり、一般口座へ振替。帰国後、特定口座に再度振り替えて売却するなどが可能となります。

証券口座の種類が多い?それぞれの口座の選び方を解説!



証券口座は種類は多くなく、主に特定口座(源泉徴収ありと源泉徴収なし)一般口座になります。


大きな特徴としては、確定申告にかかる作業の違いになります。

  • 特定口座(源泉徴収あり) 証券会社が源泉徴収を行い、確定申告不要
  • 特定口座(厳正徴収なし) 証券会社が作成する年間報告書をもとに自分で確定申告をする
  • 一般口座 報告書をもとに算し、自分で確定申告を行う

株式や投資に馴染みがない、始めたばかりの方はどの口座を選べばいいのか分かりませんよね。


以下、3種類それぞれの選び方などについて解説していきます。

①特定口座(源泉徴収あり)

源泉徴収口座ともいわれる口座で確定申告しなくてもいいように、証券会社が自動的に納税してくれることで契約者側は特に何もする必要はありません。


申告漏れがなく、譲渡益に対する申告も自ら行う必要がないので人気の口座と言えます。


確定申告は面倒でやりたくない方投資を始めたばかりの方には特定口座の源泉徴収ありがおすすめです。


ただし、給与所得が2千万円以下で利益が20万円以下の場合は納税しなくても良いのですが、特定口座の源泉徴収ありを選択された方は取引ごとに自動的に納税されてしまうので、少額の利益でも証券会社が源泉徴収を行います。


大きく利益を求めない方には注意が必要です。

②特定口座(源泉徴収なし)

簡易申告口座ともいわれ、自ら確定申告を行う必要はありますが、年間取引報告書は証券会社が作成してくれるので、それほど手間ではありません


また、20万円を超えない場合は確定申告は不要になりますが、20万円以下でも利益が出た場合は住民税に対する申告が必要になります。


投資資金が少額であったり、配当金目当ての投資をする方には特定口座の源泉徴収なしを選ぶのがおすすめですが、20万円を超える利益が出た時は忘れずに自分で確定申告を行う必要があります。


ある程度経験のある方、確定申告に慣れている方がおすすめのです。


また、特定口座の源泉徴収の「あり」「なし」は毎年選ぶ事ができるので変更することが可能です。

③一般口座

上記の特別口座との大きな違いは自分で確定申告をするかどうかという点で、一般口座は、自分の取引での損益の計算をし自分で確定申告をする必要があり、年間取引報告書を自ら作成する必要があります


手間を考えると一般口座を選ぶメリットはないと言えます。


一般口座を開く方は、海外へ居住する時が該当します。特定口座の制度が日本居住者を対象としている税法上に規定されていることから、国外へ住む事になると特定口座制度を利用できなくなります。


出国前に特定口座を廃止し、一般口座に振り替えられます。帰国後、特定口座に改めて振り替えて特定口座で売却することもできます。


特定口座をそのままに出国すると口座に制限がかかり売買できなくなります。

証券口座各種類のメリット・デメリットを解説!


ご紹介してきたように、特定口座の源泉徴収ありと源泉徴収なしとでは、それぞれメリットやデメリットなど特徴があります


さまざまな会社から証券口座を開設することはできますが、どの証券会社の口座を開設するのが正解ではなく、自分の投資スタイルに合う口座を選ぶのが一番です。


次に、ベースとなる特定口座の源泉徴収あり、または源泉徴収なしについて解説していきます。

①特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット

メリット

  • 自分から確定申告をする必要がない
  • 取引ごとに証券会社から税金を徴収または還付される
  • 所得控除の判定が必要な配偶者控除などの合計所得に利益を含めなくてもいい


デメリット

  • 損失の繰越控除や他の口座の損益通算ができない
  • 確定申告不要な20万円以下の利益も一律源泉徴収の対象になる
証券会社から取引ごとに税金が徴収されるので、確定申告などの漏れがない安心感はありますが、税金を差し引きされて手元に来るので、これらの資金を元手に再投資する際の財源は少なくなります

②特定口座(源泉徴収なし)のメリット・デメリット

メリット

  • 確定申告不要な20万円以下の所得について源泉徴収されない
  • 特定口座年間取引報告書がある分それほど手間がかからないが、自分で確定申告を行う必要がある


デメリット

  • 所得控除の判定で必要な配偶者などの合計所得に譲渡益を記載しなければならない
  • 自営業の場合、国民健康保険料の額に影響する事がある
納税が必要とされる額も含めて手元に譲渡益が振り込まれます。譲渡益を元手に再投資した時、含み損などが出ている場合に納税するための資金確保ができなくなった時、支払えなくなる場合があります

特定口座の源泉徴収なしの口座は投資に慣れている上級者向けともいえます。

特定口座(源泉徴収なし)を選ぶ際の注意点!


特定口座の源泉徴収なしを選ぶ場合、確定申告を自分で行わなければいけません。証券会社から年間取引報告書が送られてくるので、それを参考に確定申告を行えばよいので、手間はそれほどかからないはずです。


ただし、譲渡益の漏れがないか複数の証券会社で取引をしているなど損益通算や繰越控除を自分で行う必要があったり、利益が20万円以下でも住民税に対する申告は必要となります。


自ら行うことで間違いや漏れが発生してしまう可能性があるので注意が必要です。

証券会社ごとの証券口座種類を解説!


証券会社での講座の種類について紹介していきました。しかし、実際どこの証券会社がいいの?っと分からなくなりますよね。


ここでは、人気のネット証券2社について取扱いの口座の種類について紹介していきます

  • 楽天証券
  • SBI証券

また、後半では他の証券会社との比較を表にまとめたので、口座開設にする際の参考にしてみて下さい。

①楽天証券の口座種類

口座開設には次のような選択肢があります。

  • 特定口座または一般口座
  • つみたてNISAまたはNISA口座
特定口座
こちは前述したように、源泉徴収ありの場合は楽天証券が自動的に税金を徴収確定申告を行う必要はありません。源泉徴収なしの場合は証券会社から送られてくる年間報告書をつかって自ら確定申告を行います。

一般口座
こちらも取引計算書の書類から自分で確定申告を行う口座になります。

NISA 短期的に利益を出したい方におすすめ 
  • 非課税期間 5年 
  • 非課税投資枠 120万円
  • 損益通算  できる
  • 対象商品  株式・投資信託 
  • 投資可能期間 2014年~2024年以降の延長決定 

 つみたてNISA 手数料がやすくローリスクで長期保有が条件で初心者の方におすすめ 
  • 非課税期間 20年 
  • 年間非課税投資枠 40万円 
  • 損益通算 できない 
  • 投資可能期間 2018年~2037年
楽天証券はコチラから

②SBI証券の口座種類

口座開設時に次のようなプランと講座があります。

  • スタンダードプラン
  • アクティブプラン
  • 特定口座
  • NISA口座


スタンダードプラン

注文する金額が約定ごとに手数料が決まるプランで、一日100万円以上注文する方はスタンダードプランがおすすめ。

  • ~5万年:55円
  • ~10万円:99円
  • ~20万円:115円
  • ~50万円:275円(上限1,070円)


アクティブプラン

一日の約定代金に応じて手数料が決まるプランで、一日100万円未満で注文される方はアクティブプランがおすすめです。

  • ~100万円:0円
  • ~200万円:1,278円

以降100万円増えるごとに手数料440円増加します。


特定口座

上記でも記述してきましたが、

  • 投資初心者には特定口座源泉徴収ありがおすすめ
  • 源泉徴収ありで確定申告が不要
  • 源泉徴収なしで確定申告が簡単に行える

などの特徴が挙げられます。

税金の支払いが難しそうっと感じる方は源泉徴収ありを選択されるのがよいでしょう。


NISA口座

株や投資信託で得た利益や配当金を非課税にする事ができます。NISAにも「NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。


違いや特徴については上記の「楽天証券」で記述した内容になります。


SBI証券はコチラから

失敗しない証券会社の選び方を4つで解説!


取引を行う上で最初に必要となるのが証券会社の口座開設です。


証券会社によって特徴があり手数料や売買できる銘柄、商品などは大きく異なります。また証券会社も店舗を構え営業マンがいる総合証券店舗がなくネットで株取引が出来るネット証券とあります。


また、証券会社の選び方として、デイトレードスタイルで1日に何度も取引して利益を上げるスタイルか、長期保有で投資運用するかなどご自身の投資スタイルを決める事から選び方も変わってきます。


基本的な選び基準としては

  • 信頼性や安全性が高いか
  • 投資コストが低いか
  • 投資商品が豊富か
  • 分析ツールや投資情報が充実しているか

などのポイントが挙げられます。次に詳しく説明していきます。

選び方①信頼性や安全性が高いか

総合証券と違い、ネット証券とは実店舗が存在しないため、安全性は大丈夫なのか?っと不安に思われる方も多いのではないでしょうか。


実際の口座開設数や資本金規制比率の情報など各証券会社のホームページに公開されているので、それらの情報を参考にしてみましょう。


また取引件数が多い所なども信頼性が高いと言えます。口コミや評判なども調べてみてもいいですね。


他にもIDやパスワードなどログイン時の情報漏洩や通信障害などによる損失の可能性なども考えられます。


各証券会社がどのような対策をとっているのか?自己責任の部分も含めパソコンやスマホなどの複数台で運用するなど、個人で情報を収集しリスクへの対策も必要になってきます。

選び方②投資コストが低いか

短期で利益を上げるデイトレードスタイルの場合、手数料が高いと取引回数によって損をしてしまうので、手数料の安さが大切なってきます。


一回の手数料が1回数十円違うだけでも、100回以上取引をすれば数千円の違いとなるため少額でもコストとして影響がでてきます。


証券会社では主に手数料のコースが2つに分かれます。

  • 一回の約定ごとに手数料がかかる
  • 一日の約定代金の合計額で手数料がかかる

約定とは、株式取引などの取引が成立した状態をいいます。


また、コスト面だけで見ると店舗を構えている総合証券より自分で取引や操作ができるネット証券の方が投資コストとしては安くなります

選び方③投資商品が豊富か

銘柄を選ぶ時に目的に会っていない商品を選んでしまうと運用失敗してしまいます。特に取引を始めたばかりの初心者としては、失敗は避けたいですよね。


株の売買や取引等、急に利益をねらって自分で操作をしていくにはハードルを高く感じてしまかもしれません。


始めやすい商品として投資信託があります。投資家からの資金をまとめ、プロのファンドマネージャーが国内外の株式や商品、債権などの運用する投資商品です。


必ず利益が出ると確約をしているものではありませんが、少額からでき分散投資が自然とできることからリスク回避にもなりますが、狙った額での約定ができないデメリットもあります


安定的なローリスクのプランや積極的にハイリスクも含めたプランなど種類があることで、自分のスタイルや気になる株式が入った投資信託を選ぶ事ができます。またローリスクやハイリスクを複数持つことでバランスよく運用するも可能です。

選び方④分析ツールや投資情報が充実しているか

長期運用などすぐに利益をもとめず長い目で運用をを考えている方には、各証券会社が提供している分析ツールを利用するのもポイントです。


長期保有スタイルとなると、企業分析などが必要でどの銘柄を選ぶかが大切になってきます。また、取引回数も少ないので手数料よりも企業の事をより具体的に知るための分析や情報などが得られるツールを選ぶのがおすすめです。


チャート分析や銘柄を探すツールなど使いやすく機能が充実しているのが楽天証券やauカブコム証券の専用ソフトが使いと好評です。

おすすめの大手証券会社比較一覧

特定口座や一般口座などの特徴や人気証券会社の2社の紹介をしてきましたが、証券会社は下記の通りたくさんあります。


スマホを片手に取引できる時代でもあるため、各社それぞれの特徴があります。


ポイントを利用したサービスなど自分に合う証券会社を見つけてみたり、気になる証券会社を複数チェックしてみるのもいいですね。

証券会社売買手数料投信本数(IPO取扱実績)/
スマホアプリ・ポイント
SBI証券

10万円:0円

50万円:0円

2,649本(122社) 株アプリ
Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
楽天証券10万円:0円

 50万円:0円
2,665本(74社)  iSPEED
楽天ポイント
auカブコム証券10万円:0円
 50万円:0円 
1,551本(42社)  kabuステーション
Pontaポイント
GMOクリック証券10万円:0円

 50万円:0円 
133本(1社) GMOクリック証券株
ポイント取扱いなし
マネックス証券10万円:99円
50万円:275円
1,247本(65社) マネックストレーダー
マネックスポイント
※dポイント、Tポイントなど交換可
松井証券10万円:0円

 50万円:0円 
1606本(56社) 株touch
松井証券株アプリ
松井証券ポイント
※dポイント、Tポイントなど交換可
SBIネオトレード証券10万円:0円
 50万円:0円 
10本(20社) NEOTRADE S
ポイント取扱いなし
岡三オンライン10万円:0円

 50万円:0円 
552本(47社) 岡三カブスマホ
岡三ネットトレーダースマホ
ポイント取扱いなし
DMM株10万円:88円
50万円:198円
投信本数なし(5社) スマホアプリDMM株
DMM株ポイント
ネオモバ10万円:220円(月額)
50万円:220円(月額)
投資本数なし(15社) ネオモバ株アプリ
Tポイント
LINE証券10万円:99円(現物取引)
50万円:275円(現物取引)
32本(11社) LINEアプリ
LINEポイント


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