更新日:2023/11/15
つみたてNISAの複利効果でどれくらい増える?単利と複利の仕組みや計算方法を解説
「つみたてNISAの複利効果とは?」「複利の計算方法や仕組みが分からない」このような悩みを抱える方は多いでしょう。そこで本記事では、つみたてNISAの複利がどう効くのか仕組みや計算方法を解説、実際にシミュレーションします。ぜひ最後までご覧ください。
- つみたてNISAに興味がある人
- つみたてNISAで運用する仕組みを知りたい人
- 単利や複利といった運用に関する用語に疑問を持っている人
- つみたてNISAの複利によるメリットやデメリットを知りたい人
- 単利と複利の違い
- つみたてNISAの運用のしくみ
- つみたてNISAによる単利と複利の計算方法
- マネーキャリアに相談するメリット
内容をまとめると
- 利息がつく範囲は単利は元本のみ、複利は元本+利息
- 単利や複利にはそれぞれメリットやデメリットもある
- つみたてNISAは運用初心者にも適したものだが、運用のしくみなどは最低限しっかりと押さえておくべき
- マネーキャリアは相談経験豊富なファイナンシャルプランナーが相談者に適した運用やつみたてNISAの商品の相談にのってくれる
- マネーキャリアは相談料無料でオンラインで完結する便利なサービス
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 積立NISAと新NISAとは?
- 「単利」「複利」はどう違う?
- 「単利」は同じ利息が上乗せされる仕組み
- 「複利」は分配金再投資がされる仕組み
- 単利と複利でつみたてNISAをシミュレーション
- つみたてNISAで単利効果をシミュレーション
- つみたてNISAで複利効果をシミュレーション
- 複利効果は「意味ない」「効果ない」って本当?
- 複利は預貯金における利息の取り扱い
- 投資のリターンは「購入と売却の差」だけ
- NISAの複利効果を活かすためには
- NISAの複利効果を活かすために長期運用をする
- 自分に合ったベストなNISAの運用方法とは?
- まずは自分の資産運用状況を確認しよう
- 自分に合ったベストな売却を知るために、専門家に相談しよう
- ベストな運用にはどのような専門家が必要?
- オススメの専門家はマネーキャリア
目次
積立NISAと新NISAとは?
つみたてNISAは2023年末まで積立ができる投資の非課税制度です。
新NISAは2024年からはじまる、リニューアルされた投資の非課税制度です。
つみたてNISAと新NISAには「長期・積立投資」ができる制度枠があります。
つみたてNISAでは20年間の非課税期間、新NISAでは無限の非課税期間が与えられます。
つみたてNISA | つみたて投資枠(新NISA) | |
---|---|---|
非課税期間 | 最長20年間 | 無限化 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
非課税投資枠 | 年間40万円 | 年間120万円 |
投資可能期間 | 2023年末まで | 恒久化 |
「新しいNISA」|金融庁を参考に作成
【※関連記事はこちら!】
→新NISAの成長投資枠とは?つみたて投資枠との違いや併用配分を解説
「単利」「複利」はどう違う?
つみたてNISAと新NISAは「長期・積立投資」ができる制度だとお伝えしましたが、「単利」と「複利」はそもそもどんなものか解説します。
「単利」は同じ利息が上乗せされる仕組みです。
「複利」は分配金再投資がされる仕組みです。
「単利」は同じ利息が上乗せされる仕組み
単利とは、毎回最初に投資をした金額(元本)に対してのみ利息が付くことです。単利の計算方法は「単利=元本×(1+年利×n)」(n=運用年数)です。
たとえば、最初に投資をした金額(元本)が100万円、年利が5%だとすると、利息は毎年5万円です。
単利は、運用益が元本に組み込まれることなく、元本に対して、常に毎年同じ金額の年利が付く仕組みです。
単利=元本×(1+年利×n) ※(n=運用年数)
▼ポイント
- 単利は、常に毎年同じ金額の年利が付く仕組み
「複利」は分配金再投資がされる仕組み
複利とは、毎回最初に投資をした金額(元本)に利息が組み込まれ、それに対してさらに利息が付くことです。複利の計算方法は「複利=元本×(1+年利)^n」(n=運用年数)です。
たとえば、最初に投資をした金額(元本)が100万円、年利が5%だとすると、利息は1年目は5万円、2年目は5.25万円、3年目は5.5125万円です。
複利は、運用益が元本に組み込まれ、元本が毎年増え続け、再投資になる仕組みです。
複利=元本×(1+年利)^n
【※関連記事はこちら!】→つみたてNISAの分配金って何?分配金受取と再投資どっちがいいのかまとめて解説
→iDeCoでは複利運用ができる?iDeCoの複利の仕組みや複利計算を解説!
▼ポイント
- 複利は、元本が毎年増え続ける、再投資の仕組み
単利と複利でつみたてNISAをシミュレーション
「単利」と「複利」はそもそもどんなものかお伝えしました。仕組みを知ったあとは、実際にシミュレーションをして、より具体的な実現に向けて考えてみましょう。
つみたてNISAで単利効果をシミュレーション
単利効果をわかりやすく説明するために、上記では「毎年元本100万円、年利5%、10年間運用」として考えてみます。
単利の場合は運用益が元本に含まれないので、毎年の元本に対して利息がつきます。
【※関連記事はこちら!】
→つみたてNISAの利益はどれくらい増える?買う・売るタイミングを解説
▼ポイント
- 単利で「毎年元本100万円、年利5%、10年間」を運用したときは「50万円」の運用益が
つみたてNISAで複利効果をシミュレーション
複利効果をわかりやすく説明するために、上記では「毎年元本100万円、年利5%、10年間運用」として考えてみます。
複利の場合は運用益が元本に含まれるので、毎年の元本がどんどん大きくなり、その元本に対して利息がつきます。
複利効果は「意味ない」「効果ない」って本当?
複利は預貯金における利息の取り扱い
実は、「複利」は預貯金における利息の取り扱いの話です。つみたてNISAを含む投資は、単利と複利の前提が当てはまりません。
たとえば、投資はプラスの年もあればマイナスの年もあります。投資において、利息は定期的に固定で出てくる利益ではありません。
預貯金の利息の扱い方という意味での「単利」「複利」と、投資の結果を後から振り返るという意味での「単利」「複利」の違いは、しっかりと理解しておく必要があります。
【※関連記事はこちら!】
→【初心者向け】資産運用におすすめの方法は?徹底比較と解説 2024
▼ポイント
- 「複利」は後付けの理論で、つみたてNISAにそのまま当てはまるわけではない
投資のリターンは「購入と売却の差」だけ
投資のリターンは「購入と売却の差」だけです。単利や複利は、購入と売却の差をいかに大きく差をつけるか、いかに購入時より売却時の方が利益が出すかという、「手段」のひとつでしかありません。
たとえば、以前に100万円で購入した金融商品が、現在50万円になっていたのでは、その過程に複利効果が働いた時期があったとしても、意味がありません。
「購入と売却の差=投資のリターン」を計算する式は、「(現在÷以前ー1×100)%」です。上記の場合「50万円÷100万円ー1×100=ー50%」で、ー50%の投資のリターンとなります。
投資のリターン=(現在÷以前ー1×100)%
【※関連記事はこちら!】
→【初心者向け】資産運用におすすめの方法は?徹底比較と解説 2024
- 投資において、単利や複利は、利益を出すひとつの「手段」
NISAの複利効果を活かすためには
はい、複利効果を活かすにはつみたてNISAの最大の特徴である、長期運用制度をできる限り活かすことが大切です。
NISAの複利効果を活かすために長期運用をする
つみたてNISAは「長期・少額・分散投資」に特化した非課税制度です。また、2024年からはじまるつみたて投資枠も、長期間の運用をすることができます。
たとえば、金融庁の「つみたてNISA早わかりガイドブック」では、積立NISAの保有期間が5年間の場合、20年間よりも、元本割れをする可能性が高いと記載しています。
途中で投資信託の価格は上下しますが、長期間積立投資をすることによって、元本割れを防ぎ、複利効果を活かせるようにしましょう。
【※関連記事はこちら!】
→NISAの売却タイミングはいつがベスト?非課税期間やロールオーバーは
▼ポイント
- 長期間投資することで、元本割れを防ぎ、複利効果を活かす
自分に合ったベストなNISAの運用方法とは?
まずは自分の資産運用状況を確認しよう
今後の運用をよりよくしていくためには、まずは現状を把握し、そのあとに分析・改善点の施策をしていく必要があります。
ご自身の運用しているNISAの運用益の上下を確認してみましょう。当初の購入金額より、保有商品が値下がりしているのか値上がりしているのか、上下している場合はどのタイミングで上下したかなどです。
自分の運用状況を、少なくても月1回程度、定期的に記録するようにしましょう。オススメの記録方法はExcelです。
【※関連記事はこちら!】
→NISAを口座開設後に放置するとどうなる?パターン別徹底解説!
▼ポイント
- まずは現状を把握するために、月1で運用状況を記録しよう
自分に合ったベストな売却を知るために、専門家に相談しよう
自分にとってよりよい資産運用を実現するために、専門家に相談する際にも、専門家選びのポイントがあります。専門家へ相談する時のポイントは以下の通りです。
専門性を確認する
悩みの種類に合った専門家を選びましょう。例えば、心理的な問題なら心理カウンセラー、法的な問題なら弁護士といった具体的な専門家がいます。 今回の場合は、お金の問題であるのでお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談しましょう。
信頼性と資格
専門家の信頼性や資格を確認しましょう。公式な資格や認定を持っているかどうかを確認すると安心です。 FP(ファイナンシャルプランナー)の中でもスタンダードである「FP技能士」の1~3級は国家資格です。
実績と経験
過去の実績や経験を調査し、他のクライアントからの評判やレビューをチェックすると、専門家の信頼性がわかります。
コミュニケーション
相談の際、専門家とのコミュニケーションが円滑で理解しやすいかどうかを確認します。自分の悩みをしっかり理解してくれるかどうかが重要です。 Webオンライン上で相談が完了するのか、LINEが使えるのか、ZOOMが使えるのか、直接面談は可能なのか等、自分にあったコミュニケーションがあるのかを確認しましょう
料金体系
相談にかかる料金体系や費用を明確に理解しましょう。予算に合った専門家を選ぶことが大切です。
相性の確認
自分と専門家の相性が良いかどうかを感じることも重要です。相手に対して安心感や信頼感を感じられるかを考慮してください。
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▼ポイント
- 国家資格などの専門性を確認
- 評価やレビューを確認して実績と経験を確認
- LINE相談や対面相談など自分に合った方法があるか確認
- 自分の予算にあった料金体系を確認
- 安心と信頼のある専門家と長く付き合っていくのも◎
ベストな運用にはどのような専門家が必要?
オススメの専門家はマネーキャリア
専門家へ相談するときのポイントをお伝えしましたが、上記の条件をすべて満たすお悩み相談ツールが「マネーキャリア」です。
専門性を確認する
お金のプロであるFP(国家資格)がご相談にのります。お悩みの内容に合わせて専門性の高いFPをご紹介します。気軽な家計相談からライフプランの作成まで担当のFPが親身に対応します。
信頼性と資格
担当専門家のプロフィールは面談前に送付します。FPは国家資格です。事前に、担当専門家の信頼性と資格が確認ができます。マネーキャリア独自のスコアロジックでFPを評価。
スコアの低いFPは対応しないため、安心して相談できます。
実績と経験
相談申込は40,000件、顧客満足度98.6%です。70社以上の金融コンサルタント会社と提携し、その中でトップクラスの専門性と満足度を兼ね備えたFPのみがマネーキャリアで対応
コミュニケーション
LINE、ZOOM、対面でのご相談も好きなものを選択が可能です。時間や場所を選ばず、ご自宅にいながらオンラインでもご相談が可能です。
料金体系
マネーキャリアは、何度相談しても無料です。納得のいくまで何度でもご相談ください。約半数の方が3回以上ご相談されています。
相性の確認
一人一人のお金の悩みを解決して、様々なキャリアを歩むサポートをしていきます。約3,000人のFPと連携しており、個人のライフスタイル・ライフプランに合った専門家と繋がることができます。
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▼ポイント
- マネーキャリアは、国家資格を持った約3,000人のFPと連携
- マネーキャリアは、評価の高いFPのみを紹介
- マネーキャリアは、相談申込40,000件、顧客満足度98.6%
- マネーキャリアは、LINE、ZOOM、対面でのご相談が可能
- マネーキャリアは、何度相談しても無料
- マネーキャリアは、個人のライフスタイル・プランに合った専門家と繋がれる