更新日:2024/04/04
新NISAの口座は夫婦別々に持つべき?夫から専業主婦への贈与は非課税?
・将来に向けて資産形成を夫婦でしていきたい
・新NISAは夫婦で別々にした方が良い?
内容をまとめると
- 夫婦で新NISAを利用すると非課税枠は年間360万円から720万円に
- 夫から妻への贈与税は年間110万円以内ならかからない
- iDeCoとのダブル口座も有効活用できる
- マネーキャリアは相談申込が40,000件以上、相談満足度93%でFPの質が高い国内最大級の無料相談サービスです!
- 夫婦で将来にむけて資産運用に興味がある方
- NISAを始めようと思っている方
- 夫婦で投資を始める方
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 夫婦で新NISAを利用する際の基本知識3つ
- 基本① 夫婦で一人一口座、自分の名義でしか開設できない
- 基本② 専業主婦(主夫)・共働きの妻(夫)への贈与は年間110万円まで非課税
- 基本③ 扶養家族であるかどうかは要件ではない
- 参考:iDeCoとの併用もおすすめ
- どうやってパートナーを説得する?効果的な説得のための3ステップ
- ステップ① 資産形成をすることで得られる豊かな未来を提示
- ステップ② 積み立てるお金をどのように用意するかを計画
- ステップ③ 口座を作ってもらうことの意義を説明
- ポートフォリオ(資産配分)に迷ったら「おまかせNISA」を活用しよう
- 「おまかせNISA」とは?診断の上で金融商品の買い付けをしてくれるサービス
- 新NISAの不安や疑問はマネーキャリアへ!
目次
夫婦で新NISAを利用する際の基本知識3つ
▼夫婦で新NISAを利用する際の基本知識3つ
- 夫婦で一人一口座、自分の名義でしか開設できない
- 専業主婦(主夫)・共働きの妻(夫)への贈与は年間110万円まで非課税
- 扶養家族であるかどうかは要件ではない
基本① 夫婦で一人一口座、自分の名義でしか開設できない
夫婦で新NISAを利用するには口座を夫婦で分ける必要があります。
NISA口座の開設は証券会社一社でしか作ることができず、1人1口座しか作ることができません。そのため夫婦で同じ口座を使って2人分の投資をすることができないのです。
また、当然ですが自分の名義でしか口座を作ることは出来ません。
新NISAは1人で年間最大360万円まで利用することができます。
夫婦で利用することで、年間720万円まで非課税の対象となります。
120万円の投資枠を満額使い切ることは困難ですが、NISAは名義人固有の財産です。本人に何かあった場合たとえ家族でも自由に解約することは認められていないので夫婦別々で口座を開設しましょう。
基本② 専業主婦(主夫)・共働きの妻(夫)への贈与は年間110万円まで非課税
新NISAの投資額を贈与しても、年間110万円までであれば贈与税はかかりません。
夫婦で投資をする際は、夫の収入から投資資金を出して投資をする方も多いです。 その際には、夫から妻へお金を渡すことになり贈与になります。
贈与をした際には年間110万円を超える贈与に対して贈与税がかかってきてしまいますが、
新NISAである年間限度額の360万円を贈与した場合は110万円からが超えてしまうので贈与税がかかってしまうことに注意はしておきましょう。
贈与をした際には年間110万円を超える贈与に対して贈与税がかかってきてしまいます。新NISAの場合は限度額いっぱい投資すると110万円を超えるので注意が必要です。また、110万円以内であっても非課税での贈与が認められる要件があるので十分注意しましょう。
基本③ 扶養家族であるかどうかは要件ではない
新NISAを夫婦で利用して投資をするのに扶養家族であるかどうかは問題になりません。
例えば、夫は一般的な年収があり、妻も共働きで年収300万円ほどあったとします。
その場合は、妻は夫の扶養家族に入れず所得税なども免除は無く支払わなければいけません。
しかし夫婦でNISA口座を作るうえでは収入や扶養家族といった条件は全くないです。
一人一口座で家族の条件などは問われないので、マイナンバーと本人確認書類さえあれば誰でもNISA口座を作ることができます。
口座開設には少し時間がかかる場合もあるので、夫婦でNISAの利用を考えている場合はまずNISA口座を作っておくといいでしょう。
参考:iDeCoとの併用もおすすめ
新NISAと同じくらい夫婦でしておくと将来の資産形成になるものがiDeCoです。
iDeCoとは、加入は任意であり公的年金と併せて受給する事を目的とした私的年金です。
加入の申込や掛金の拠出、運用の全てを自分で行い、 掛金とその運用益との合計額をもとに公的年金と併せて給付を受け取ることができます。
また、新NISAとおなじように掛け金について上限があります。
- 会社員は12,000円~23,000円
- 専業主婦は月2万3000円
- 自営業・フリーランスでは月6万8000円
また、ここまでは出来なくても夫はiDeCo、妻はNISAのように積立をした場合は基本的には収入が高い夫の所得税が節税されてお得に積み立てることができます。
※参考文献:iDeCo公式
どうやってパートナーを説得する?効果的な説得のための3ステップ
NISA口座は一人一口座で自分名義の口座しか作ることは出来ないので、夫婦で投資をしたい人はパートナーの協力を求めなければいけません。
そこで、夫婦で協力してNISAを活用して将来の資産形成を考えて投資するように説得しなければいけません。
その際は以下の項目を訴えると良いでしょう。
- 資産形成をすることで得られる豊かな未来を提示
- 積み立てるお金をどのように用意するかを計画
- 口座を作ってもらうことの意義を説明
以上の項目をパートナーに理解してもらうために、それぞれ具体的に見ていきましょう。
ステップ① 資産形成をすることで得られる豊かな未来を提示
まずは夫婦で資産形成をすることにより明るい未来があることについて訴えます。
人は目的のない事に対しては行動をすることは出来ず、目的のために対策や思考を巡らせて行動をすることができる心理があります。
「お金を一緒にいくら貯めたい」と言うよりも「~のために一緒にお金を貯めたい」「一緒に資産形成をすることによって~ができるね」といったように目的を提示する方が説得がしやすいです。
例えば、目的は以下のようなものがあります。
- 住む場所などの生活スタイル
- マイホームの購入
- 子供の将来を考えた学費などの貯蓄
- 趣味や娯楽などチャレンジしてみたい夢
- 老後2000万円の積立
ステップ② 積み立てるお金をどのように用意するかを計画
目的が理解してもらえたら、次は投資の元手資金をどのようにするかを話さなければいけません。
元手資金については前にも説明しておりますがもう一度まとめます。
【共働き世帯】
- 夫婦それぞれの収入から元手資金をだす
- どちらかの収入が生活費の大部分を負担する場合は投資額の調整や贈与をする
- 妻がパートで扶養家族内で収まる場合は投資額の調整や夫の収入から贈与をする
- 夫の収入から元手資金の贈与をして投資額の調整をする
また、元手資金を準備するにあたりボーナスの活用や節約の方法などを夫婦で具体的に話し合うと良いでしょう。
余談ですが、夫婦で協力して投資をする際には結婚する前の個人的な預貯金は出来るだけ使わない方が良いでしょう。
結婚前のお金は個人の財産であり夫婦のお金ではありません。
結婚してからのお金とは意味が違いますので注意してください。
ステップ③ 口座を作ってもらうことの意義を説明
投資の元手資金について具体的な方法が決まれば、あとはパートナーにNISA口座を作ってもらう必要があります。
そもそも口座が無ければ夫婦での投資はできません。
そして本人しか作れないのでパートナー自身で作る必要があります。
そこで、口座を作ってもらう際の説明としては以下のポイントを伝えましょう。
- NISAは通常運用益にたいしてかかる20.315%の税金が非課税になりお得
- 将来の資産形成のために口座を作る必要がある
- NISAで投資を始めるにはつみたて投資枠・成長投資枠、2つの口座の同時開設が可能
夫婦の口座が揃えばNISAを活用してようやく将来のための資産形成がスタートです。
ポートフォリオ(資産配分)に迷ったら「おまかせNISA」を活用しよう
NISA口座を作ったばかりの方や投資を始めたばかりの方は「おまかせNISA」がおすすめです。
「おまかせNISA」とは簡単に言うと自動に銘柄を選んで買い付けなどを行ってくれるもいのであり、以下のような悩みがある方にとって非常に最適です。
- 銘柄をどのように選べばいいのかが分からない
- まだ決算書や銘柄の経営状況などが分析できない
- 売買のタイミングに戸惑う
それでは、おまかせNISAの具体的な仕組みについて見ていきましょう。
「おまかせNISA」とは?診断の上で金融商品の買い付けをしてくれるサービス
「おまかせNISA」とは、日本に居住している方が利用できます。
そして、ロボアドバイザーのウェルスナビの口座開設が必要です。
ウェルスナビの「おまかせNISA」を利用すると以下のようなことを自動的にしてくれます。
【おまかせNISA】
- 世界約50カ国11,000銘柄の金融商品を自動的に選定しポートフォリオを形成する
- 複数の投資対象を選定するのでリスクを分散することができる
- 商品ごとの購入額を決定する
- 一括か積立の選択、若しくは組み合わせも可能
- 決定した内容で適切なタイミングで購入する
新NISAの不安や疑問はマネーキャリアへ!
今回は夫婦で新NISAを利用する際の基本とメリット、運用方法、周辺知識などについて説明してきました。しかし、始めたばかりではリスクが安定している投資先の選定や一番良いタイミングなど分からない方も多いのではないでしょうか。
マネーキャリアでは無料で投資の基本からプロへ相談することが可能で、以下の点により選ばれています。
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