初心者向けにNISAの始め方を解説!注意点や銘柄選び方も紹介

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NISAは、少額投資非課税制度の略です。国が用意してくれた資産形成に有利な制度です。そんなNISAの概要やメリット・デメリット・注意点について、初心者向けに徹底解説します。おすすめファンドも載せていますので、初めての投資の参考にしてください!

  • NISAの名前しか知らない人
  • 投資に興味があるが、経験がほとんどない人
  • NISAについて知りたい人

内容をまとめると

  • NISAは、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類がある
  • NISAは投資利益が非課税になるが、損益通算できない
  • 初めての投資は、分散投資や中長期の目線が大切
  • NISAや投資の相談は、相談満足度93%のマネーキャリアへ!

NISA初心者のための始め方ーNISA口座の開設方法

NISAは、どうしたら始められるのでしょうか。NISA口座の開設方法について解説します。

  • NISAにおすすめの金融機関
  • NISA口座の開設方法(SBI証券)

NISAを始めるうえでおすすめの金融機関

NISAにおすすめの金融機関は、下表の通りです。なお、下表の情報は2022年4月16日現在のものです。

おすすめ金融機関国内株式の取引手数料銘柄数IPO取扱銘柄数
(2022年)
SBI証券無料(1日100万円まで)米国株5194銘柄、中国株など9カ国の外国株、日本株、投資信託、ETFなど17
楽天証券無料(1日100万円まで)米国株式、中国株式、アセアン株式、日本株、投資信託、ETFなど
12
マネックス証券550円(1日100万円まで)米国株、中国株6000銘柄以上
日本株、投資信託、ETFなど
10

ネット証券のほうが店舗型の証券会社より手数料が安く取扱銘柄数も充実しています。中でもSBI証券はネット証券最大手として頭一つ抜けており、ネット証券の中でも最もおすすめといえるでしょう。

NISA口座の開設方法(SBI証券の場合)

SBI証券のNISA口座の開設方法について、簡単に紹介します。基本的には、SBI証券のサイトから開設して画面通りに進むだけです。

  1. SBI証券に口座開設
  2. サイト内にログインし「取引と口座開設」の中からNISAをクリック
  3. 画面の指示に従い申請すると、2~3週間程度でNISA口座の開設が完了
上記手続きについては、初めてNISA口座を開設する人の手順です。他の金融機関でNISA口座を開設している場合、すでに開設したNISA口座を廃止した上で、SBI証券への口座開設手続きが必要となります。

NISA口座を他社から変更する場合は、同じ年で一度でも投資していると変更できないので注意しましょう。

初心者向けにおすすめの銘柄の選び方を解説

初心者におすすめの銘柄やファンドの選び方についても解説します。原則として、投資する銘柄やファンドに迷った場合は、信託報酬の安いインデックスファンドがおすすめです。

  1. 運用タイプで選ぶ
  2. 自分の年齢に合わせて選ぶ


選び方①運用タイプで選ぶ

まずは、運用タイプで選ぶ方法です。運用タイプには大きくわけて3つあります。

  • リスクをとって大きなリターンを狙いたい
  • リスクを極力避け徐々に資産を増やしたい
  • 国内外に分散しリスクを減らしたい
リスクをとって大きなリターンを狙う場合は、米国株やインド株など、海外株に投資するファンドを選ぶとよいでしょう。
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • ピクテ-iTrustインド株式 ※つみたてNISAは投資不可
リスクを極力避け徐々に資産を増やしたい場合は、株式や債券などにバランスよく投資するファンドがおすすめです。
  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
国内外に分散しリスクを減らしたい場合は、全世界の株式に投資するファンドを選びましょう。
  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
上記ファンドはあくまで一例で、SBI証券で取り扱っているファンドから選定しています。あなたの好みに合わせて選んでみてください。ファンドについては、金融機関によっては取り扱っていない銘柄もあるので注意しましょう。

選び方②自分の年齢に合わせて選ぶ

年齢に合わせて選ぶ方法もあります。

  • 20代向け(積極運用)
  • 30代向け(バランス運用)
  • 40代向け(堅実運用)
20代は、できる限りリスクをとりましょう。20代から投資できる金額は多くないので、仮に株価が暴落してもダメージは少なく済みます。
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 
  • ピクテ-iTrustインド株式 ※つみたてNISAは投資不可
30代は、少しリスクを抑えた運用も意識するとよいでしょう。ただし、まだ資産形成の時期なので、株式中心に運用する方針は変えないほうがいいです。
  • DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)
  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
40代は、堅実な運用にシフトしていきましょう。ただし、債券メインで運用すると大きくリターンが落ちるので、できる限り株式への投資比率は残します。
  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)

NISAとは?【初心者必見!】


NISAとは、少額投資非課税制度の略称です。投資による利益に対して、通常ならかかる税金が全くかからなくなる仕組みです。


イギリスにあった少額投資非課税制度であるISAを日本に移植したため、日本版ISAとも呼ばれます。最初はNISAだけでしたが、ジュニアNISAとつみたてNISAが新設されたため、現在は以下3種類が存在します。

  • 一般NISA(NISA)
  • ジュニアNISA
  • つみたてNISA
3種類の違いは、下表の通りです。


一般NISAジュニアNISAつみたてNISA
対象年齢(※)20歳以上19歳まで20歳以上
年間の非課税枠120万円80万円40万円
非課税期間5年5年
20年
投資方法積立・一括積立・一括積立投資のみ
投資できる商品株式、投資信託など株式、投資信託など一部の投資信託・ETFのみ
払い出し制限なし18歳まで制限ありなし

※成年年齢引き下げの民法改正に伴い、2023年1月よりジュニアNISAは17歳まで、一般NISAとつみたてNISAは18歳以上に変更されます


ジュニアNISAは未成年までの制度なので、20歳以上は一般NISAかつみたてNISAのどちらかを選びます。両方開設することはできず、どちらか一方しか選べません。


一般的には、少額の積み立てならつみたてNISA、株式などつみたてNISAでは投資できない商品に投資したい場合は一般NISAを選びます。

知らないと損する初心者が注意すべき点

NISAには、デメリットとは別に初心者が注意すべき点がいくつかあります。ここでは、注意点を中心に解説します。

  • NISA共通の注意点
  • 一般NISAの注意点
  • つみたてNISAの注意点

一般NISA・つみたてNISAに共通の注意点

共通の注意点は、以下3点です。

  • 元本割れのリスクがある
  • 非課税投資枠の再利用はできない
  • 運用期間に制限がある
NISAに限りませんが、株や投資信託に投資する以上元本割れのリスクは避けられません。銘柄によっては半値以下も十分考えられるため、損益通算ができないNISAではハイリスクな銘柄への安易な投資はやめたほうがよいでしょう。

非課税投資枠は、再利用できません。年間120万円、40万円の枠は1度限りです。仮に、投資した銘柄を売却しても枠は復活しません。投資先は長期的に保有できるものを慎重に選びましょう。

運用期間に制限があります。非課税投資できる期間は一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間で、期間経過後は自動的に通常の証券口座へ切り替わります。

一般NISAの注意点

一般NISA特有の注意点は、以下の通りです。

  • 運用期間が5年と、つみたてNISAと比べて短い
  • 2024年に新NISAが始まるためロールオーバーができない
  • 利益が出ていないのに課税される場合がある
NISAの中で最初にスタートした一般NISAも、制度開始から8年以上経っています。すでに2023年で一般NISAは終了し、2024年より新NISAへ移行することが決まっています。

仮に2022年の今から一般NISA口座を開設しても、投資できるのはわずかに2年分です。2年で投資した銘柄に対しては非課税期間が5年間適用されますが、非課税期間を延長するロールオーバーは利用できません。5年で自動的に一般の証券口座に切り替わるため、つみたてNISAと比べて長期的な投資スタンスは持ちづらくなります。

5年経過後の株価が大きく下がっていた場合は、一般NISAでは思わぬ不利益を被る可能性もあります。一般の証券口座に切り替わるときは、切り替わったときの時価で取得したとみなされます。大暴落したときに切り替わると、仮にその後上昇して本来の取得単価まで戻ったとしても、税制上は利益とみなされて課税されるのです。

たとえば、NISA口座で2000円で100株購入した銘柄が5年後に1000円に下落したとすると、その後2000円に戻っても差額1000円分は利益とみなされて課税されます。この場合は10万円の利益とみなされるため、2万3150円課税されます。

この場合、一般の証券口座なら利益ゼロで課税されないので、NISA口座のほうが結果的に損です。

つみたてNISAの注意点

つみたてNISA特有の注意点は、以下の通りです。

  • 一部の投資信託・ETFしか買えない
  • すでに積み立てた商品を見直ししづらい
  • iDeCoの所得控除は適用されない
つみたてNISAは、金融庁が厳選した一部の投資信託やETFにのみ投資できます。

手数料や信託報酬など、合理的な選定基準に基づいて選ばれているので、初心者にとってはありがたい口座といえます。

一方、様々な銘柄に投資して大きな利益を狙いたい中級者以上の投資家にとっては、選べない不満を感じる場合もあるでしょう。

いくら長期スタンスで投資をするといっても、投資商品を見直したいときに見直しづらいです。
非課税期間20年間のメリットを受けるためには、上がりそうな投資先を20年持ち続けるしかありません。途中で売却してしまうと、非課税期間は途切れます。

誰しもが非課税期間を限度いっぱいまで使いたいと考えるため、投資後の自由度が心理的に狭まってしまいます。

つみたてNISAが受けられる税制上のメリットは、投資利益の非課税のみです。

iDeCoの所得控除は一切受けられません。

金融機関によりますが、iDeCoでもつみたてNISAとほぼ同等の商品に投資できる場合もあるので、所得控除を受けられるiDeCoの方が得ともいえます。

ただし、iDeCoは途中解約が60歳まで原則できないデメリットもあるので、将来のお金をどう使いたいかによって使い分けるとよいでしょう。

初心者が押さえておくべきNISAのメリット・デメリット

NISAのメリットとデメリットについて、3種類のNISAに共通するものを紹介します。

  • NISAのメリット
  • NISAのデメリット

初心者が押さえておくべきNISAのメリット

NISAのメリットは、以下2つです。

  • 運用益が非課税
  • 確定申告不要
NISAは、投資による運用益が非課税になります。本来なら20.315%の税金がかかるため、100万円の利益なら20万3150円の税金を1円も払わずに済みます。

NISAは非課税口座とも言われるため、確定申告は不要です。通常の証券口座でも確定申告不要にはできますが、非課税のメリットを受けられるのはNISAだけです。

初心者が押さえておくべきNISAのデメリット

NISAのデメリットは、以下2つです。

  • 損益通算ができない
  • 繰越控除ができない
通常の証券口座(特定口座)であれば、損をした株と利益になっている株を同じ年に売れば、自動的に利益と損失が計算されます。20万円の利益と損失なら、差し引きで利益が0円になるので、課税されません。

NISAは、制度上税金がかからない口座になっているので、損益通算という概念そのものが存在しません。NISAで買った株や投資信託が損になってしまうと、結果的にNISAではなくて通常の証券口座で開設した方がマシだったということになります。

損益通算ができないので、繰越控除もできません。繰越控除とは、投資で損失が利益を上回った年があれば、最大3年間、毎年確定申告することで損失分を次の年以降の利益と損益通算できる制度です。

NISAは、税金がかからない以上繰越控除にも使えません。つまり、NISAで投資して大きな損失を出してしまうと、NISAのメリットを活かせないだけでなく、デメリットだけを受けることになります。

初心者がやるなら一般NISAか?つみたてNISAか?

初心者がNISAを始める場合、一般NISAかつみたてNISAのどちらがよいでしょうか。結論からいえば、初心者はつみたてNISAがおすすめです。

  • 一般NISAが向いている人
  • つみたてNISAが向いている人

一般NISAに向いている人とは?

一般NISAが向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • ある程度預貯金がある人
  • 収入があって安定している人
  • まとまったお金で一括投資したい人
  • すぐ利益を出したい人 
毎年の投資枠が120万円と多いので、ある程度まとまった金額を投資できる人が向いています。金融庁としては推奨していませんが、つみたてNISAより短期投資のスタンスになるので、どちらかというと短期的な利益を求める人の方が向いています。

つみたてNISAに向いている人とは?

つみたてNISAに向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 投資初心者
  • 20代~50代で老後資金が足りない人
  • 収入の少ない人
  • 資産をコツコツ積み立てたい人 

勉強は必要ですが、一般NISAよりつみたてNISAのほうが初心者向けです。投資対象が絞られているので、選びやすいメリットもあります。


年間40万円と投資枠が少ないので、収入が少ない人や老後資金が足りない人は、長期スタンスで積み立てて増やせます。

初心者が知っておくべきおすすめの投資手法とは?

初心者が知っておくべき投資手法について紹介します。NISA、つみたてNISAどちらでも通用する方法なので、ぜひ参考にしてください。

  1. 中長期的に値上がりする商品を買う
  2. 分散投資

方法①中長期的に見て値上がりする商品を買う

短期的な株価変動は気にせず、5年後に上がっている銘柄を買いましょう。


5年後に上がっていれば、NISAの恩恵は受けられます。買ったときに比べて売るときの値段が上がれば、NISAのメリットを生かすことができます。


とにかく、中長期視点での投資を心がけてください。

方法②分散投資を行う

NISAで投資するなら、分散投資を意識しましょう。


分散投資には2つの分散があります。

  • 資産の分散
  • 時間の分散
資産の分散は、一言でいえば投資先の分散です。日本株だけでなくアメリカ株や新興国株など、投資する地域を分散したり、株式、債券、不動産など投資する商品を分散する方法があります。

時間の分散は、投資するタイミングを分散することです。株、債券、不動産などのリスク資産は毎日価格の上下があるので、上がりきったタイミングで一括投資してしまったらリスクは大きくなります。

誰にもどこが天井でどこが底かわからないので、毎月、毎週、毎日など、定期的に一定額を積み立てることで分散できます。この投資法はドルコスト平均法といわれ、分散投資の王道です。

初心者はいくらから積立を始めるべきか?

初心者は、いくらから積み立てを始めるべきでしょうか。ある程度の貯金(50万円程度)があることを前提とすれば、毎月1万円~2万円から始めてみましょう。


ただし、積み立ては毎月の家計が黒字になっていることが大前提です。仮に貯金があっても、毎月の収支がトントンまたは赤字になっていると、毎月安定した積み立てができなくなります。


安定した黒字家計でない人は、以下の手順で家計の見直しを行ってください。

  1. 自分の毎月の収支を把握
  2. 費目ごと(家賃、食費、光熱費、通信費、保険など)に記録
  3. 家賃、通信費、保険から節約
通信費や保険の見直しだけでも月1万円~2万円は捻出できます。家賃も、住む場所を郊外にしたり狭い部屋に移れば月1万円~2万円の節約は難しくありません。

初心者必読!NISAを始めるにあたっておすすめの本とは?

  • 投資ド素人が投資初心者になるための 株・投資信託・つみたて NISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門
  • 最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい
  • ジェイソン流お金の増やし方

まとめ:NISAで悩みがあるならまずはマネーキャリアで無料相談!

ここまで、NISAについて解説しました。

  • NISAには、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類がある
  • NISAは運用益が非課税になるが、損益通算できない
  • NISAでの投資は、中長期的な考え方と分散投資が大切
NISAは、長期投資に合う銘柄を選んで淡々と投資し続ければ、よほどのことがない限り大損して損切りになる可能性は低いです。ただし、一時的な急落で狼狽売りすると損失が確定するので注意しましょう。

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