更新日:2023/02/18
初心者向けにNISAの始め方を解説!注意点や銘柄選び方も紹介
NISAは、少額投資非課税制度の略です。国が用意してくれた資産形成に有利な制度です。そんなNISAの概要やメリット・デメリット・注意点について、初心者向けに徹底解説します。おすすめファンドも載せていますので、初めての投資の参考にしてください!
- NISAの名前しか知らない人
- 投資に興味があるが、経験がほとんどない人
- NISAについて知りたい人
内容をまとめると
- NISAは、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類がある
- NISAは投資利益が非課税になるが、損益通算できない
- 初めての投資は、分散投資や中長期の目線が大切
- NISAや投資の相談は、相談満足度93%のマネーキャリアへ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- NISA初心者のための始め方ーNISA口座の開設方法
- NISAを始めるうえでおすすめの金融機関
- NISA口座の開設方法(SBI証券の場合)
- 初心者向けにおすすめの銘柄の選び方を解説
- 選び方①運用タイプで選ぶ
- 選び方②自分の年齢に合わせて選ぶ
- NISAとは?【初心者必見!】
- 知らないと損する初心者が注意すべき点
- 一般NISA・つみたてNISAに共通の注意点
- 一般NISAの注意点
- つみたてNISAの注意点
- 初心者が押さえておくべきNISAのメリット・デメリット
- 初心者が押さえておくべきNISAのメリット
- 初心者が押さえておくべきNISAのデメリット
- 初心者がやるなら一般NISAか?つみたてNISAか?
- 一般NISAに向いている人とは?
- つみたてNISAに向いている人とは?
- 初心者が知っておくべきおすすめの投資手法とは?
- 方法①中長期的に見て値上がりする商品を買う
- 方法②分散投資を行う
- 初心者はいくらから積立を始めるべきか?
- 初心者必読!NISAを始めるにあたっておすすめの本とは?
- まとめ:NISAで悩みがあるならまずはマネーキャリアで無料相談!
目次
NISA初心者のための始め方ーNISA口座の開設方法
NISAは、どうしたら始められるのでしょうか。NISA口座の開設方法について解説します。
- NISAにおすすめの金融機関
- NISA口座の開設方法(SBI証券)
NISAを始めるうえでおすすめの金融機関
NISAにおすすめの金融機関は、下表の通りです。なお、下表の情報は2022年4月16日現在のものです。
おすすめ金融機関 | 国内株式の取引手数料 | 銘柄数 | IPO取扱銘柄数 (2022年) |
---|---|---|---|
SBI証券 | 無料(1日100万円まで) | 米国株5194銘柄、中国株など9カ国の外国株、日本株、投資信託、ETFなど | 17 |
楽天証券 | 無料(1日100万円まで) | 米国株式、中国株式、アセアン株式、日本株、投資信託、ETFなど | 12 |
マネックス証券 | 550円(1日100万円まで) | 米国株、中国株6000銘柄以上 日本株、投資信託、ETFなど | 10 |
ネット証券のほうが店舗型の証券会社より手数料が安く取扱銘柄数も充実しています。中でもSBI証券はネット証券最大手として頭一つ抜けており、ネット証券の中でも最もおすすめといえるでしょう。
NISA口座の開設方法(SBI証券の場合)
SBI証券のNISA口座の開設方法について、簡単に紹介します。基本的には、SBI証券のサイトから開設して画面通りに進むだけです。
- SBI証券に口座開設
- サイト内にログインし「取引と口座開設」の中からNISAをクリック
- 画面の指示に従い申請すると、2~3週間程度でNISA口座の開設が完了
初心者向けにおすすめの銘柄の選び方を解説
初心者におすすめの銘柄やファンドの選び方についても解説します。原則として、投資する銘柄やファンドに迷った場合は、信託報酬の安いインデックスファンドがおすすめです。
- 運用タイプで選ぶ
- 自分の年齢に合わせて選ぶ
選び方①運用タイプで選ぶ
まずは、運用タイプで選ぶ方法です。運用タイプには大きくわけて3つあります。
- リスクをとって大きなリターンを狙いたい
- リスクを極力避け徐々に資産を増やしたい
- 国内外に分散しリスクを減らしたい
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- ピクテ-iTrustインド株式 ※つみたてNISAは投資不可
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
選び方②自分の年齢に合わせて選ぶ
年齢に合わせて選ぶ方法もあります。
- 20代向け(積極運用)
- 30代向け(バランス運用)
- 40代向け(堅実運用)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- ピクテ-iTrustインド株式 ※つみたてNISAは投資不可
- DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)
NISAとは?【初心者必見!】
NISAとは、少額投資非課税制度の略称です。投資による利益に対して、通常ならかかる税金が全くかからなくなる仕組みです。
イギリスにあった少額投資非課税制度であるISAを日本に移植したため、日本版ISAとも呼ばれます。最初はNISAだけでしたが、ジュニアNISAとつみたてNISAが新設されたため、現在は以下3種類が存在します。
- 一般NISA(NISA)
- ジュニアNISA
- つみたてNISA
一般NISA | ジュニアNISA | つみたてNISA | |
---|---|---|---|
対象年齢(※) | 20歳以上 | 19歳まで | 20歳以上 |
年間の非課税枠 | 120万円 | 80万円 | 40万円 |
非課税期間 | 5年 | 5年 | 20年 |
投資方法 | 積立・一括 | 積立・一括 | 積立投資のみ |
投資できる商品 | 株式、投資信託など | 株式、投資信託など | 一部の投資信託・ETFのみ |
払い出し制限 | なし | 18歳まで制限あり | なし |
※成年年齢引き下げの民法改正に伴い、2023年1月よりジュニアNISAは17歳まで、一般NISAとつみたてNISAは18歳以上に変更されます
ジュニアNISAは未成年までの制度なので、20歳以上は一般NISAかつみたてNISAのどちらかを選びます。両方開設することはできず、どちらか一方しか選べません。
一般的には、少額の積み立てならつみたてNISA、株式などつみたてNISAでは投資できない商品に投資したい場合は一般NISAを選びます。
知らないと損する初心者が注意すべき点
NISAには、デメリットとは別に初心者が注意すべき点がいくつかあります。ここでは、注意点を中心に解説します。
- NISA共通の注意点
- 一般NISAの注意点
- つみたてNISAの注意点
一般NISA・つみたてNISAに共通の注意点
共通の注意点は、以下3点です。
- 元本割れのリスクがある
- 非課税投資枠の再利用はできない
- 運用期間に制限がある
一般NISAの注意点
一般NISA特有の注意点は、以下の通りです。
- 運用期間が5年と、つみたてNISAと比べて短い
- 2024年に新NISAが始まるためロールオーバーができない
- 利益が出ていないのに課税される場合がある
つみたてNISAの注意点
つみたてNISA特有の注意点は、以下の通りです。
- 一部の投資信託・ETFしか買えない
- すでに積み立てた商品を見直ししづらい
- iDeCoの所得控除は適用されない
初心者が押さえておくべきNISAのメリット・デメリット
NISAのメリットとデメリットについて、3種類のNISAに共通するものを紹介します。
- NISAのメリット
- NISAのデメリット
初心者が押さえておくべきNISAのメリット
NISAのメリットは、以下2つです。
- 運用益が非課税
- 確定申告不要
初心者が押さえておくべきNISAのデメリット
NISAのデメリットは、以下2つです。
- 損益通算ができない
- 繰越控除ができない
初心者がやるなら一般NISAか?つみたてNISAか?
初心者がNISAを始める場合、一般NISAかつみたてNISAのどちらがよいでしょうか。結論からいえば、初心者はつみたてNISAがおすすめです。
- 一般NISAが向いている人
- つみたてNISAが向いている人
一般NISAに向いている人とは?
一般NISAが向いている人の特徴は、以下の通りです。
- ある程度預貯金がある人
- 収入があって安定している人
- まとまったお金で一括投資したい人
- すぐ利益を出したい人
つみたてNISAに向いている人とは?
つみたてNISAに向いている人の特徴は、以下の通りです。
- 投資初心者
- 20代~50代で老後資金が足りない人
- 収入の少ない人
- 資産をコツコツ積み立てたい人
勉強は必要ですが、一般NISAよりつみたてNISAのほうが初心者向けです。投資対象が絞られているので、選びやすいメリットもあります。
年間40万円と投資枠が少ないので、収入が少ない人や老後資金が足りない人は、長期スタンスで積み立てて増やせます。
初心者が知っておくべきおすすめの投資手法とは?
初心者が知っておくべき投資手法について紹介します。NISA、つみたてNISAどちらでも通用する方法なので、ぜひ参考にしてください。
- 中長期的に値上がりする商品を買う
- 分散投資
方法①中長期的に見て値上がりする商品を買う
短期的な株価変動は気にせず、5年後に上がっている銘柄を買いましょう。
5年後に上がっていれば、NISAの恩恵は受けられます。買ったときに比べて売るときの値段が上がれば、NISAのメリットを生かすことができます。
とにかく、中長期視点での投資を心がけてください。
方法②分散投資を行う
NISAで投資するなら、分散投資を意識しましょう。
分散投資には2つの分散があります。
- 資産の分散
- 時間の分散
初心者はいくらから積立を始めるべきか?
初心者は、いくらから積み立てを始めるべきでしょうか。ある程度の貯金(50万円程度)があることを前提とすれば、毎月1万円~2万円から始めてみましょう。
ただし、積み立ては毎月の家計が黒字になっていることが大前提です。仮に貯金があっても、毎月の収支がトントンまたは赤字になっていると、毎月安定した積み立てができなくなります。
安定した黒字家計でない人は、以下の手順で家計の見直しを行ってください。
- 自分の毎月の収支を把握
- 費目ごと(家賃、食費、光熱費、通信費、保険など)に記録
- 家賃、通信費、保険から節約
初心者必読!NISAを始めるにあたっておすすめの本とは?
- 投資ド素人が投資初心者になるための 株・投資信託・つみたて NISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門
- 最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい
- ジェイソン流お金の増やし方
まとめ:NISAで悩みがあるならまずはマネーキャリアで無料相談!
ここまで、NISAについて解説しました。
- NISAには、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類がある
- NISAは運用益が非課税になるが、損益通算できない
- NISAでの投資は、中長期的な考え方と分散投資が大切