証券口座の勘定科目の預け金ってなに?具体的な仕訳方法も徹底解説!

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会社や法人で証券口座を利用している場合、仕訳の際にどの勘定科目を使うべきなのか悩む方も多いと思います。証券口座にお金を預けた際の勘定科目は預け金です。名称の似ている預り金とは何が違うのか、証券口座の仕訳や勘定科目について解説していきます。



▼この記事を読んで欲しい人  

  • 証券口座に入金したが、勘定科目が分からず仕訳ができない人
  • 預け金・預り金どちらを使用するべきなのか分からない人
  • 証券口座の仕訳に頭を悩ませている人

内容をまとめると

  • 証券口座に資金を預けた際に使用する勘定科目は「預け金」
  • 預け金は会社が第三者に一時的に預けたお金で、返還されることが前提
  • 似た名前の預り金は、第三者から一時的に預かっている返還前提のお金
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証券口座の勘定科目:預け金とは?


預け金は会社が預けているお金のことを指しています。証券口座を持っている会社では必ず使うことになる勘定科目です。


会社が第三者に一時的に預けている資金は「預け金」という勘定科目が利用されます。


以下を仕訳する際にも使用します。

  • 交通系ICカードのデポジット
  • 不動産の保証金

証券口座を持っている方は勘定科目の仕訳を避けて通ることはできません。しっかりと証券口座の仕訳について理解しておくことが重要です。


対になる仕訳として預り金があることに気をつけましょう。名前が似ているためどちらでも同じような意味だろうと考えてしまうかもしれません。


しかし、2つの言葉は似ていますが全く逆のことを指しています。間違えてしまうと大変です。


まずは証券口座の勘定科目として利用される預け金について解説していきます。

預け金とは?

預け金のポイントは一時的に預けているという点です。



一時的ということは、最終的に返されることが前提となっている資金です。戻ってこない場合には預け金にはなりません。


第三者には以下があります。

  • 取引先
  • 役員
  • 従業員
  • 証券口座

証券口座で資産運用を行った場合、資金が減る可能性もあります。


そのため、預けているお金は戻ってくると考えていいのか、と思うかもしれません。


確かに減るリスクがあるかもしれませんが、運用資金の元本は返還される前提で扱うことになっているため預け金です。

有価証券の担保差入金としての預け金

有価証券の担保差入金も、勘定科目は「預け金」です。


担保差入金は問題がなければ最終的には返還されます。戻ってくることが前提となるため預け金で処理します。


資産運用で信用取引を行う際に必要になるのが担保です。そのため、有価証券を担保差入金として利用することもあります。


担保となっているため仕訳に悩むかもしれませんが、預け金として処理して問題ありません。


ただ、有価証券の売却時に限ります。


買付の場合には有価証券購入と同時に担保に差し入れたことになります。そのため、買付の場合には証券会社からの債務として処理されます。

証券口座の勘定科目:預り金とは?


証券口座の勘定科目には預り金があることも先ほどご紹介しました。預り金は預かったお金です。


会社が第三者から一時的に預かっている資金に対して使用される勘定科目です。

  • 役員
  • 従業員
  • 取引先

などが第三者となり、第三者が負担するべきお金を会社が一度預かった場合に使用されます。


証券口座の勘定科目としては利用しませんが、似ている言葉となるため仕訳する際にうっかり「預け金」を「預り金」としてしまう可能性もあります。


預け金と預り金は全くの別物です。間違って仕訳してしまうと意味が真逆になってしまうため、それぞれの意味を理解するためにも、違いなどを確認しておきましょう。

預り金とは?

預り金のポイントは、一時的にとなっている点です。


一時的となると最終的には返さなくてはいけないお金です。そのため、返還しないお金に関しては預り金という勘定科目は使用しません。


主なものとしては、

  • 源泉所得税
  • 住民税
  • 社会保険料

などが挙げられます。


これらを一時的に預かり、支払うまでの間に処理を行う際に使われる勘定科目になります。


返済先が預かった本人とは限らないことがポイントです。本人ではなく第三者への支払いにあてられるお金についても預り金として処理することになります。

預り金とは?預け金と何が違うの?【具体例】

預り金と預け金、名前は似ていますが全く違うものです。

  • 預け金:会社がお金を預ける
  • 預り金:会社がお金を預かる

という違いです。


違いが分かりやすいように、預り金の具体例を見ていきましょう。たとえば、社会保険料を仕訳する場合です。


社会保険料は会社から社会保険庁に納めることになります。そのため、納める金額を一度従業員から預かる必要が出てきます。


従業員から預かったお金を会社が法定福利費と合わせて支払うことが一般的です。


この、従業員から預かり、社会保険庁に納めるまでの間に使う勘定科目が預り金となります。

証券口座の勘定科目:預り金のルール

預り金には「1年以内に返還されるもの」に限られているというルールがあることに注意しましょう。


預り金は第三者から預かり、それを本人または第三者に返還することが基本です。後日返還が必要なことから、債務と同じルールが適用されるためです。


流動負債と考えると、流動債務のルールである「1年以内に返還」が適用されることになります。社会保険料や住民税などは毎月納める必要があるため、預かり金として処理して問題はありません。


一方、1年以内に返還しなくてもよいものは固定負債として処理が必要です。

  • 長期預り金
  • 預かり保証金

などの勘定科目を使って仕訳を行ってください。


また、金額が大きい預り金も、個別の勘定科目で処理する必要があります。さらに役員や従業員からの預り金で、負債・純資産の合計額の1%を超えるものに関しては別掲が必要になることにも注意しましょう。

証券口座の勘定科目:預け金・預り金の仕訳例


預け金と預り金の違いはお分かりいただけたと思います。


証券口座にお金を預け入れた場合などは、預け金の勘定科目を使用します。一方預り金は社会保険料などを一時的に預かっている間に使う勘定科目です。


違いが分かったら実際に仕訳ができるよう、具体例を確認していきます。

  • 預け金の仕訳例
  • 預り金の仕訳例

を以下で解説していきます。


しかし、預け金や預り金と言っても、会社ごとに細かく勘定科目が設定されている場合もあります。勘定科目がどの様に設定されているのかなどは会社に確認する必要があります。

預け金の仕訳例

証券口座に10万円を運用資金として預ける際の仕訳は以下のようになります。

借方科目金額貸方科目金額
預け金100,000円預金100,000円
費用が出されたのは預金になるため、貸方には預金が記入されます。

お金が減った理由は運用資金で、勘定科目は預け金です。

証券口座での資産運用には、運用手数料などが必要になる場合もあります。運用資金の一部と考えると預け金と考える方は多いかもしれません。しかし、手数料は別に費用処理をする点に注意しましょう。


預け金は預入時の金額を維持することがポイントです。


会社で証券口座を持っている場合には必ず必要な処理となります。勘定科目をしっかりと理解し、間違いの無いように仕訳していくことが重要です。

預り金の仕訳例

預り金の仕訳例も見ていきましょう。こちらは証券口座では利用しませんが、給料の支払い時などに多く利用されます。
貸方借方
給与手当:500,000円

普通預金:420,000円

預り金(源泉所得税等):20,000円

預り金(健康保険):20,000円

預り金(厚生年金):20,000円

普通預金からお金が減っているため、貸方には普通預金がきます。さらに源泉徴収なども借方です。普通預金と預り金が記入されることになります。

減っている理由は給与手当になるため、こちらを貸方に記入します。

支払い時の処理についてもみていきましょう。
貸方借方
預り金(社会保険料):20,000円
法定福利費:20,000円
現金:40,000円
合計金額は同じ金額になるようにしましょう。

このように預り金の仕訳は
  • 預かり時
  • 支払い時
2つのタイミングで処理が必要になります。忘れずに仕訳することも重要なポイントです。

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これまで証券口座の勘定科目について解説しましたが、いかがでしたか?


会社などで証券口座を持っている場合には、勘定科目を使っての仕訳は避けて通れません。


証券口座にお金を預けた場合に利用する勘定科目は預け金です。しかし、似た名前に預かり金があるため、混同しないように2つの勘定科目についてしっかりと理解しておくことが重要です。


勘定科目を間違ってしまうと、決算書の内容に事実との差異が生じてしまいます。勘定科目の理解は重要ですが、分からない場合にはプロに相談することも検討しましょう。


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