JAバンクのつみたてNISAの評判・口コミは?NISAにおすすめの商品は?

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JAバンクのつみたてNISAは口コミや評判、また検討中との声がSNSにも多数投稿されており、多くのお客様に受け入れられています。選ぶメリットには、選択肢が少なく投資の初心者でも商品選びで迷いにくい点などがあります。その他のデメリットも含めて、JAバンクのつみたてNISAの特徴を幅広く解説します。

▼この記事を読んでほしい人
  • JAバンクのつみたてNISAについて詳しく知りたい方
  • JAバンクに口座を持っていて、つみたてNISAを検討している方
  • つみたてNISAの会社・商品ごとの特徴を知りたい方
  • つみたてNISAをどの会社で購入するか迷っている方

この記事を読んでわかること
  • JAバンクのつみたてNISAの口コミ・評判について
  • JAバンクのつみたてNISAを選んだ場合のメリット・デメリットについて
  • JAバンクのつみたてNISAの購入に向いている人について
  • 全4種類の商品の信託報酬やリターンについて 

JAバンクのつみたてNISAの評判・口コミは?

まず、JAバンクのつみたてNISAに関する評判と口コミをご紹介します。 

なお、つみたてNISAとは商品名ではなく制度名で、この制度を利用して投資信託商品を購入すると、税制面にて優遇措置を受けられる仕組みです。

JAバンクのつみたてNISAのメリット



JAバンクは、全国に民間最大級の店舗網を展開している金融機関グループになります。

かつては農業従事者の方を中心に発展し、現在はすべての人に幅広く愛される金融機関として、確かな存在感を築いています。

このようなJAバンクでつみたてNISAを選んだ場合のメリットには、以下のような点が挙げられます。 
メリット

  • 対象商品が全4種類と選択肢が少なく、初心者も購入時に迷いにくい
  • 販売手数料が無料 
  • 全国に店舗・窓口が豊富 
  • 対面にてじっくり相談にのってもらえる 


このうちの1点目と2点目のメリットについて、さらに詳しく解説していきます。 

つみたてNISAの選択肢が少ないので初心者でも迷いにくい

JAバンクで取り扱っているつみたてNISAの対象商品は、以下の4銘柄になります。 
  • 農林中金<パートナーズ>つみたてNISA日本株式日経225 
  • 農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式S&P500 
  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 
  • セゾン資産形成の達人ファンド 
 国が指定しているつみたてNISA対象ファンドは全部で181銘柄あるので、かなり少ないラインナップと言えるでしょう。 
 しかし、投資信託の初心者にとっては、種類が多いより少ない方がより楽に商品を選べます。 

 なぜなら、つみたてNISAで自分に合った商品を選択する場合は、投資先の種類や特徴、信託報酬などの細かな内容を把握した上で、比較検討しなければならないからです。 
この作業は、商品数が増えれば増えるほど理解する事柄が増え、精神的負担となりますが、わずか4銘柄であればそこまで大きな負担にはならないでしょう。 

また、最初につみたてNISAを始める際には、口座開設や積立額の決定など、商品を選ぶ以外の手続きも多くあるので、商品選択の負担を軽くすればよりスムーズに購入できます。 

この4銘柄は、それぞれが投資先株式や債権の種類・バランスがすべて異なる、特徴的な商品となっています。 
少ない中でもそれぞれのニーズや好みに合った投資先をきちんと選べるのが、JAバンクの良いところです。 

つみたてNISAの購入手数料が無料

つみたてNISA商品は、すべての銘柄においてその購入手数料が無料です。 
また、購入同様に売却時にも同様に手数料はかかりません。 

通常の投資信託商品の売買ではこれらの手数料がかかる商品があるので、その面でつみたてNISAは比較的お得になっています。 

ただし、つみたてNISAを利用する場合、「信託報酬」という名の手数料はかかります。
こちらは投資信託の運用や管理にかかる費用で、基準価額の計算時に費用として信託財産から差し引かれることになっています。

ただし同じ銘柄であれば、どの金融機関を通して購入しても信託報酬は同じです。

よりコストを安くおさえたい場合は、各銘柄の信託報酬にも注目してみましょう。 

JAバンクのつみたてNISAのデメリット



続いてJAバンクのつみたてNISAにおけるデメリットには、主に以下のような点が挙げられます。
デメリット

  • 選べる投資信託が4種類しかない
  • 投資信託以外に投資できない

さっそく詳しく解説しましょう。 

つみたてNISAで選べる投資信託が4種類しかない

先ほどメリットの部分で、JAバンクのNISA商品はニーズをカバーした特徴的な4商品、と説明しましたが、この少なさがデメリットとなる部分があります。


それは、前項目で説明した信託報酬や、運用の成績に関する部分です。

例えば、政府が認定したつみたてNISA商品181銘柄のうち、ネット証券大手のSBI証券では179銘柄、楽天証券では、181銘柄の商品を扱っています。

これがどういうことかというと、豊富な取扱い商品群の中から、より信託報酬の低い商品や、運用成績の高い商品を選べるのです。


裏を返せば、JAバンクのつみたてNISAでは、そのような選択の幅によって、よりお得な投資信託商品を選べる可能性が、証券会社よりも低くなるという事です。


より具体的にお示ししましょう。


下の表は、JAバンクが取り扱っている4銘柄の信託報酬一覧です。

 

銘柄名名目信託報酬実質信託報酬
農中<パートナーズ>つみたてNISA日本株式
日経225 
0.39%0.39%
農中<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P5000.50% 0.50% 
セゾン バンガード・グローバルバランスファンド0.50%0.56%
セゾン 資産形成の達人ファンド0.57%1.34%

(参照:MORNINGSTARより引用)※2022年3月31日現在のデータになります 

一方、SBI証券で取り扱っている銘柄の信託報酬についても、一部の抜粋の上、列挙しました。

銘柄名名目信託報酬実質信託報酬
ニッセイ 外国株式インデックスファンド0.10%0.10%
東京海上セレクション・日本株TOPIX0.15%0.15%
野村 つみたて日本株投信0.19%0.19%

(参照:MORNINGSTARより引用) ※2022年3月31日現在のデータになります

2つの表を見比べると、SBI証券にはJAバンクよりも信託報酬が安く、お得に運用できるつみたてNISA商品が揃えてあることが分かります。
これは、運用成績においても同様のことが言えます。

JAバンク経由では上の4銘柄しか買えないことから、幅広い取扱い商品の中から、よりお得な銘柄を選択する場合は、大手ネット証券経由の方が有利と言えそうです。

投資信託以外に投資することができない

もうひとつのデメリットは、JAバンクでは投資信託商品しか購入できないことです。
投資信託に興味をもった方は、たいてい馴染みやすいつみたてNISAやiDeCoなどから購入スタートします。

その後運用のやり方や投資について理解できた時点で、徐々に株や債権など、他の種類の投資商品にも興味を持っていき、勉強を進める方も多くいます。 

しかしながらそのような時にも、銀行の口座からは投資信託商品しか購入できないため、株や債権などを購入する場合は別途証券会社の口座を開設しなければなりません。 

なお、つみたてNISAの場合、原則1人につき1口座しか開設できないことになっています。

また、一度NISAの口座を開設してしまった場合は、金融機関を途中で変更したくても、その機会は制度上年に1度と限られています。
このようなことからも、株への投資にも興味があったり、自分の投資計画がつみたてNISAのみに留まらずいずれ他の種類も始めたいと考えている人は、JAバンクではなく、最初から証券会社を選ぶことをおすすめします。

JAバンクのつみたてNISAがおすすめな人

JAバンクのつみたてNISAは、以下の条件に当てはまる人に向いています。 

JAバンクの口座を持っている人 
あらかじめJAバンクの口座を持っている人なら、始めたいと思った時点ですぐにお持ちの口座から購入できて便利です。
また窓口での相談も気軽に受けられ、フォロー体制も万全です。

新しく証券会社の口座を開設するのが面倒で、つみたてnisaの信託報酬はそこそこ安ければ良いという人
こちらもJAバンクの口座を持っている人に限定されますが、つみたてNISAのために新規で証券会社の口座を開設するのが面倒な人は、そのままJAバンクで購入すれば手続きがスムーズです。

取扱い商品は証券会社に比べると、信託報酬が高めの銘柄もありますが、その点を気にしない人なら手軽につみたてNISAを始められます。 

商品数が多すぎると選べない人
多くの銘柄から自分に合った商品を選ぶ自信がない人は、4銘柄だけの比較検討で選べるJAバンクがおすすめです。

反対に、以下の人にJAバンクはおすすめできません。
信託報酬ができる限り安く、一番運用成績が良い商品に投資したいと思っている人
これまで解説してきたように、JAバンクのつみたてNISA商品は4銘柄のみのため、幅広い商品の中から選べません。 
一方証券会社の取扱い商品には、非常に信託報酬が安いものや、運用成績が良い銘柄が多数あるため、その中からもっとも良い商品が選べる可能性があります。 

JAバンクのつみたてNISAリターンおすすめランキング



JAバンクで取扱いの4銘柄について、1年間のトータルリターンを比較検討し、ランキング表にしました。


銘柄名トータルリターン
(1年間) 
農中<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P50029.22%
セゾン 資産形成の達人ファンド11.01%
セゾン バンガード・グローバルバランスファンド10.71%
農中<パートナーズ>つみたてNISA日本株式
日経225 
-3.19%


(参照:MORNINGSTARより引用) ※2022年3月31日現在のデータになります


リターンとは、利回り(年利)のことで、投資金額に対して得られる集積の割合のことで、投資の実績を表す数字です。 


また1年間のトータルリターンを見ると、直近1年間にその投資から得られる総合収益を測れます。


この割合が高ければ高いほど、直近1年の利益率が良い商品ということになります。


表を見ていただければ分かりますが、JAバンクの取り扱い銘柄の中では、農中<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500が、この1年では一番高い利益率を誇っています。


もっとも直近の1、2年は、新型コロナウイルスの世界的蔓延や戦争の影響からくる急激な円高などにより、相場の乱れが大きくなっています。 


 一般的につみたてNISAは長期保有した上で利益を確定できるタイプの投資信託になりますので、ランキングはあくまで参考とした上で、長期の運用成績なども確認しながら、投資銘柄を確定しましょう。 

まとめ:JAバンクのつみたてNISAの評判・口コミ

以上、JAバンクのつみたてNISAについて解説してきましたが、いかがでしたか。

今回の記事のポイントは以下になります。 
  • JAバンクのつみたてNISAは多くの方に利用されており、口コミも豊富
  • 取扱いは4銘柄のみになるが、必要なニーズに応えた厳選された商品である
  • たくさん種類があると迷ってしまう人には、比較検討がしやすく選びやすい
  • JAバンクの口座をあらかじめ持っていれば、スムーズに購入ができる
  • 信託報酬やリターンについては、証券会社の方がお得な商品がある場合も

投資初心者の方、まずはつみたてNISAから投資を始めようと考えている方は、ぜひJAバンクを検討材料に入れてみてください。 

ほけんROOMでは他にもつみたてNISAや投資信託に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご欄ください。 

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