みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAの評判・口コミは?

「老後2000万円問題」がニュースなどで取り上げられる中、投資に興味を持ち始めている方が増えています。


投資商品は様々ですが、その中で投資初心者でも始めやすいのが「投資信託」です。
運用益が非課税になるNISA口座を利用して購入するのが良いでしょう。


投資信託を取り扱う銀行や証券会社はいくつかありますが、今回は「みずほ銀行」の投資信託やつみたてNISAについて紹介します。


実際の利用者の口コミや評判、メリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 

みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAの評判・口コミは?


まずは、みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAの評判や口コミを紹介していきます。 


※つみたてNISAは商品ではなく、制度の名前です。つみたてNISAという制度を利用して投資信託を購入すると、売却益が非課税となり税制面で優遇されます。 

みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAのメリット



対面サポートが受けられる

みずほ銀行では対面サポートが受けられます。ネット銀行やネット証券では自分で口座開設から投資開始の手続きを行う必要があるところがほとんどですが、店舗型銀行の特徴として、窓口でサポートを受けることができます。

口座を持っていれば手続きが楽

つみたてNISA枠の専用商品が限られているので初心者でも迷いにくいという点がメリットです。


投資の初心者であれば、選択肢が多いとどの投資信託を選べば良いか迷ってしまいます。


取り扱いの銘柄数が14種類しかないみずほ銀行は、投資初心者にもありがたいです。

少額から始められる

みずほ銀行は、積立金額の下限が低いので、気楽に投資が始められます。

「積立金額の下限」とは「最低でも〇〇円以上は投資してください」といった金額設定です。



銀行や証券会社によって、金額設定はさまざまですが、みずほ銀行は1000円で設定しています。



まずは少額で試してみたい方にはぴったりです。 

みずほ銀行の投資信託つみたてNISAのデメリット

取扱い商品数が少ない

まず、つみたてNISAで選べる投資信託が14種類しかない点が、みずほ銀行のデメリットです。 


先程、同内容をメリットの一つとして紹介しましたが、投資の知識がある方や、自分でもっと多くの銘柄から選びたいと考えている方にとってはデメリットになります。


現在、国が指定しているつみたてNISAの対象商品数は280本です。


つまり、みずほ銀行では14/280しか取り扱っていないということです。


他の金融機関を例に挙げるとSBI証券は219本。楽天証券は222本の取り扱いを誇り、選択肢が非常に多いのが特徴です。


選択肢が少ない場合、信託報酬の最安商品やパフォーマンスの良い商品を選ぶことができず機会損失につながります。


実際に、みずほ銀行の信託報酬とSBI証券の信託報酬を比べてみます。


まずは、みずほ銀行のつみたてNISAの4商品の信託報酬が下記です。


商品名信託報酬
たわらノーロードバランス年率0.242%(税抜0.22%)
たわらノーロード 日経225年率0.187%(税抜0.17%)
野村つみたて外国株投信年率0.209%(税抜0.19%)
キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)年率1.085%程度
(税抜0.98%+0.007%程度) 

みずほ銀行の取扱い商品では、一番安い信託報酬は年率0.187%でした。

続いて、SBI証券の取扱い商品で信託報酬が低い商品を紹介します。

下記では、SBI証券が取り扱っているつみたてNISA対象商品のなかで、信託報酬が一番低いものを4つまとめています。

商品名信託報酬
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド年利0.0938%程度
SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド年利0.0938%程度
三菱UFJ国際-eMAXIX Slim 米国株式(S&P500)年利0.0968%以内
SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド年利0.1022%程度

信託報酬が一番低い商品は、年利が0.0938%でした。

このように、他の証券会社だと信託報酬がもっと低い商品も取り扱っています。

信託報酬を少しでも下げたい方にとっては、みずほ銀行を選ぶのはデメリットだといえるでしょう。
 

購入時手数料がある商品も

みずほ銀行は、投資信託の種類が少なく手数料が割高です。 


みずほ銀行の投資信託の取扱い商品は現在258種類ですが楽天証券の2557種類と比較するとその差は大きいですね。


そのため、自分が投資したい商品がみずほ銀行に無い場合は、他の証券会社などで投資信託をする必要があります。 


投資信託をする際は、自分が投資をしたい銘柄がその金融機関で取り扱っているかどうかの確認が必要です。 


また、みずほ銀行は購入時手数料の負担がある商品も数多くあります。


たとえ積立であったとしてもみずほ銀行で投資信託の商品を買う際に、その都度手数料が取られてしまいます。


そのため、トータルの利益を増やすためには、買付手数料が低い銘柄を選ぶことが大切です。 

実際に、みずほ銀行とSBI証券の買付手数料の違いを紹介します。


今回は例として、3種類の商品を見ていきます。


商品名買付手数料(みずほ銀行)買付手数料(SBI証券)
DIAM割安日本株ファンド3.30%なし
MHAM日本成長株オープン2.75%なし
One NYダウ・インデックス・ファンド1.10%なし

ご覧いただくと、みずほ銀行の買付手数料が高いことがわかります。

SBI証券は買付手数料が基本的に無料です。

つまり、まったく同じ商品をSBI証券の方が安く買えます。 

まとめると、投資信託の種類が少なく買付手数料が高いので、みずほ銀行で投資信託を購入すると利益を得にくいです。 

ただ、SBI証券などの証券会社に比べれば種類は少ないが、みずほ銀行でも一部ノーロード商品もあります。

また、投信自動積立を利用すれば買付手数料はかかりません。 

投資信託以外に投資することはできない

みずほ銀行では、投資信託以外の投資が出来ないこともデメリットです。


つみたてNISAなどの投資信託を始めた方は、つぎに株や債券などの投資に挑戦したいと考える方も多いのではないでしょうか。 


ただ、みずほ銀行では投資信託しかできません。


そのため、株や債券に投資をする際は他の証券会社の口座を開設することが必要です。


口座の数が増えるので、管理が大変だと感じてしまうかもしれません。


SBI証券は投資信託の他にも、

  • 国内株式 
  • 外国株式 
  • ETF 
  • 債券 
  • FX 
  • ゴールド

などがあります。


そのため、幅広い投資が可能です。


投資信託のように長期で運用しながらも、個別株やFXなどで短期で運用することも可能です。


このように幅広く投資を楽しみたいという方には、みずほ銀行は向いていないでしょう。 

みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAがおすすめな人


では、みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAはどのような人におすすめなのでしょうか。


下記の条件に当てはまる人にはオススメです。


  • みずほ銀行の口座を所有している 
  • 信託報酬や手数料はそこまで気にならない 
  • 証券口座を新しく開設するのが手間 
  • みずほ銀行の投信自動積立を利用したい 
  • 銀行の窓口でしっかりサポートして欲しい 
  • 限られた商品数でじっくりと検討したい 
  • 今後も投資信託の運用はあまり考えていない


まず、みずほ銀行の口座を持っている人は、投資信託口座を簡単に開設できるのでおすすめです。


みずほ銀行のキャッシュカードさえあれば、口座開設の手続きをスムーズに進められます。 


他の証券会社で口座を作る時には、個人情報なども全て登録しないといけないので時間がかかります。


そのため、新しく証券口座を開設するのが面倒な方にはおすすめです。 


また、投資信託をする際にプロにしっかり相談をしたいという方にもおすすめです。 


投資信託が初めての方は不安も多いと思います。


みずほ銀行であれば、しっかりと銀行の窓口で相談を受けることができます。


また、ネットから来店予約が可能なので、銀行窓口で並ぶ必要もありません。


さらに、土日にも営業している店舗があるので、土日休みの方でも大丈夫です。  

まとめ:みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAの評判・口コミ


今回は、みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAの評判や口コミ、メリットやデメリットをご紹介させていただきました。


対面のサポートについては人によって良し悪しがありますし、投資信託の選択肢が少ないことも好みによってはメリットにもデメリットにもなり得ます。


そのため、自分がどのような投資をしたいのか、投資に対する不安はあるのかなども考えたうえで、どこで投資信託をするかを選ぶことが大切です。


みずほ銀行の投資信託・つみたてNISAは、主に投資初心者の方に向いているので、これから安心して投資をしていきたいという方にはおすすめです。 

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