【完全保存版】資産運用初心者向けに心得から始め方まで徹底解説!

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資産運用の基本や始め方について、初心者や未経験者向けにわかりやすく解説します。そもそも資産運用を行う意味・始める前の心構え・おすすめの投資先なども紹介しています。資産運用に興味がある方、検討している方、始めたばかりの方は要必見です!



▼この記事を読んで欲しい人

  • 資産運用に興味がある方
  • 資産運用の始め方を知りたい方
  • お金や資産運用などの知識を得たい方
  • 初心者におすすめの投資先や制度を知りたい方
  • リスクを抑えて賢く資産運用をしたい方


▼この記事を読んでわかること

  • 資産運用を始める手順
  • 初心者向けの資産運用を勉強する方法
  • 初心者におすすめの投資先と制度
  • 初心者は避けるべき投資先
  • 資産運用の3つの鉄則

内容をまとめると

  • 資産運用はまとまったお金を効率的につくるための手段
  • 資産運用を始める手順は「目的・目標の決定」「家計の見直し」「最低限の生活費の確保」
  • 少額から始められる商品やプロに運用を任せられる商品があるため、初心者でも始めやすい
  • NISAやiDeCoなどの制度を活用して賢く利益を得られる
  • 資産運用の鉄則は「投資用資金の確保」「分散投資」「長期投資」
  • お金や資産運用に不安があれば、マネーキャリアのFP相談を活用する

目次を使って気になるところから読みましょう!

資産運用が重要な3つの理由


私たちが人生を歩む上でお金は必要不可欠です。


日々の生活の他にも結婚や住宅購入、老後の生活など、お金がかかる場面はたびたび訪れます。


とはいえども、わざわざ資産運用をしてお金をふやす必要はないと思っている方も多いでしょう。


しかし保険料や税金、生活費の上昇などの影響もあり、「貯金だけ」でまとまったお金を用意するのは容易ではありません。


そこで、正しい知識さえ身につければ誰にでもできるお金を効率的にふやす手段の一つが「資産運用」です。


貯金だけでなく資産運用が重要な理由を、以下の3つに絞って解説します。

  • ライフイベントにはお金がかかる
  • 物価の上昇に備える必要がある
  • 老後資金に備える必要がある

資産運用の目的と意義について、一から確認していきましょう。

理由①ライフイベントにはお金がかかる

主なライフイベントに必要な資金を以下にまとめました。

ライフイベント必要資金の平均
結婚約500万円
子どもの教育
(年額)
小学校:公立 約23万2,000円、私立 約153万6,000円
中学校:公立 約48万2,000円、私立 約133万9,000円
高校:公立 約41万円、私立 約99万5,000円
大学:国公立 約114万円、私立(文理平均) 約187万円
住宅購入土地注文住宅:約3,898万円
建売住宅:約3,320万円
マンション:4,250万円
老後の生活費(月額)最低限必要な費用:約22万円
ゆとりある生活に必要な費用:約38万円


参考:投資信託協会「資産運用の重要性」 文部科学省 「子どもの学習費調査」


大切なライフイベントにおいて、まとまったお金は必要不可欠です。


特に子どもには、お金に縛られることなく希望する進路を歩んでもらいたいですよね。また、穏やかな老後生活が想像できれば、今の暮らしの活力にもなります。


一度きりの人生を楽しむためにも、十分な資金を確保するなければ作る必要があるのです。

理由②物価の上昇に備える必要がある

物価の上昇は今だけの問題ではありません。


実は将来のために貯金をしていても、お金が不足する可能性があります。


具体例を使って説明しましょう。


銀行に10万円貯金しているとします。


今はリンゴが1個100円ですが、20年後、1個200円に値上がりしたとしましょう。


このとき貯金額10万円で買えるリンゴの個数は以下のとおりです。

20年後
買えるリンゴの個数10万円÷100円=1000個10万円÷200円=500個

同じリンゴであっても、値段が上がると買える個数は減ります。


つまり物価の上昇によって同じ10万円でも、将来の価値が目減りするのです。


様々な生活必需品で値上がりした場合、現在の物価を前提に貯金していると生活費が足りなくなる可能性があります。


したがって物価の上昇に備えるためには、金額を少なく見積もって貯金するか、お金を運用して「ふやす」必要があるのです。

理由③老後資金を備える必要がある

先に、老後資金を貯める以前のライフイベントでも資金が必要になることがわかりました。


したがって、それらを終えて老後資金に向けて貯蓄できる期間は、定年までのわずかな期間になるのです。


定年後は公的年金を受け取れますが、現段階でも年金暮らしに苦労している方も多くいらっしゃいます。


以下が令和2年度と令和3年度の年金受給額です。(月額、満額で受給した場合)

令和3年度令和2年度
国民年金65,075円
65,141円
厚生年金220,496円220,724円

参考:日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」


少子高齢化や経済状況の変化によって、さらに年金額が減っていく可能性があります。


見通しのつかない収入をあてにしていては、不安が募るばかりですよね。


「老後2000万円問題」でも話題になりましたが、それぞれのライフスタイルに合わせて老後資金を備えることが求められています。


老後資金に関しても、自分の身は自分で守る・備える時代です。


まとまったお金を用意するためには、資産を運用してお金を効率的にふやしていくことが賢明ではないでしょうか。

初心者でも始めやすい資産運用の特徴



資産運用というと「難しそう」「損をしてしまいそう」といったイメージや、漠然とした不安がありますよね。


確かに資産運用は投資である以上、現貯金よりリスクは伴います


しかし今では、リスクが低い商品や運用を任せられる商品など、初心者でも気軽に始めやすくなりました。


具体的に初心者向け商品の特徴として、以下の2つを紹介します。


  • 少額から投資できる
  • 運用をプロに任せられる

それぞれ資金面や手間などについて、詳しく解説していきます。

①少額から始められる

不動産投資や一部の株式投資などは、初期投資が数十万、数百万円単位で必要です。


しかし最近数千円、数百円といった少額から始められる投資先・商品が豊富にあります。有名なものとして、投資信託や積立投資があげられます。


他にも、ポイントを利用して投資できるものや、アプリで数円から積み立てられるものもあり、日常生活でコツコツと取り組めることもあるのです。


ただし投資である以上、リスクはつきものです。投資信託は基本的に元本保証がなく、損が生じる場合もあります。


また手数料といった、投資金額以外にかかる費用もあるので、本当に利益を得られるか注意深く見ることも必要です。


とはいえども、基本的に少額の投資はローリスクローリターンです。「物は試し」と思って、このような商品からはじめの一歩を踏み出すとよいでしょう。

②プロに運用を任せられる

資産を「運用する」となると、自分で管理して利益を得られるか不安ですよね。また仕事や育児などで忙しく、運用のために時間を割けられない方もいるでしょう。


そのような方向けに、プロに運用を任せられる商品もあります。


具体的には、投資信託やREITなどがあげられます。これらは資産運用や投資の知識が少なくても、プロが代わりに運用してくれるので安心して投資しやすいです。


後ほど詳しく解説しますが、投資信託とは、複数の投資家から集めたお金をプロが分散投資し、運用で得た収益を投資家に還元するものです。


したがって、時々運用状況を確認する程度で、自身で運用するよりも圧倒的に手間を省けるという利点もあります。


ただし運用を委託する分、手数料がかかります。手数料は会社や商品によって異なるので、購入前の検討比較が重要です。


初心者で資産運用について不安な方は、プロに運用を任せられる商品から資産運用を始めてみると安心でしょう。

資産運用を始める前にやるべきこと


いざ資産運用を始めようと思い立っても、何から始めれば良いかわからないですよね。


資産運用を始める一歩として、まずは何のためにいつまでにいくら貯めたいのかを明確にしましょう。それらを踏まえつつ、現状と照らし合わせて考えることが大切です。


そのために以下のことを決定、確認しましょう。

  • 資産運用をする目標・目的を決める
  • 家計を見直す
  • 最低限の生活費を把握する

資産運用の商品はそれぞれ特徴があり、目標や目的によって選び方が変わってきます

そのため自分に合った投資先を選ぶためには、自身の資産状況を把握しておくことが大切なのです。

それぞれ具体的に解説していくので、ご自身で考える際に参考にしてみてください。

STEP1.目標・目的を決める

資産運用をするにあたって第一に大切なことは、目標や目的を決めることです。


資産運用を始める目標・目的によって、運用方法や商品の選び方が変わります。いつまでにいくら貯めたいか、何のために貯めたいかを考え、明確にすることが求められます。


例えば

  • 子どもの教育費を貯めたい
  • 老後に向けて、資金を備えたい
  • 少額かつ低リスクで着実に貯めたい
  • 優待や特典を楽しみたい
などがあげられます。

いざ資産運用を始めようとすると、商品の種類が豊富すぎて戸惑ってしまうこともあります。

そのような時は、自分は何のために資産運用を行うのかを再確認し、その目標や目的を基に投資先を選ぶとよいでしょう

STEP2.家計の見直しをする

資産運用には初期投資が不可欠です。また利益を最大化するためには、いかに資金を集めて運用に回せるかが鍵になります。


投資資金が多ければ「分散投資」の選択肢が増えるので、リスクや損失が出てもカバーしやすくなるのです。分散投資については後ほど詳しく解説しますが、安定した資産運用の鉄則になります。


したがって投資を始める際は、家計の収支を見直し、どれだけ投資へ資金を充てられるかを確認しましょう。


実は必要以上にお金をかけていることや、無理なく費用を削減できることが隠れているかもしれません。それらの費用を投資資金に回せれば一石二鳥です。


まずは以下のような支出を見直してみましょう。

  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 住居費
  • 保険料


また、後ほど「初心者向けのおすすめ勉強法」で、家計の見直しにおすすめの本を紹介しています。


以下の記事では家計のやりくりについてさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。


STEP3.家計の見直しをする最低限の生活費を確保する

資産運用の商品の中には、すぐに換金できないものがあります。


また資産運用で確実に利益を得られるとは言えません。損をする可能性もあります。


したがって、万が一のときに生活に支障をきたさないよう、ある程度余裕を持たせた生活費を確保しておく必要があります。


具体的には、生活費は6ヶ月程度を用意しておくと良いとされています。


以下が人数別の1ヶ月・6ヶ月の平均生活費です。

世帯人数1ヶ月の平均生活費6ヶ月の平均生活費
1人140,000円840,000円
2人249,500円1,497,000円
3人281,000円1,686,000円
4人353,000円2,118,000円
5人425,000円2,550,000円

参考:ほけんROOM「生活費の平均は月々どのくらい?家族構成ごとに徹底解説!」


6ヶ月の平均生活費は、1ヶ月の金額を6倍した単純計算で求めました。


したがって車検や学費、年中行事や旅行費といった、年に数回かかる費用も加えて用意する必要があります。


資産運用で十分な利益を得られなかった場合、すぐに換金できなかった場合に備えて、最低限の資金は手元に確保しておきましょう。

STEP3.自分に合った投資先を探す

資産運用の目標・目的、投資できる金額を確認したところで、自分に合った運用先や商品を決めていきます。


初心者向けの運用先は以下で紹介しますが、株式投資や投資信託、不動産投資など、方法や特徴は様々です。


また一口に投資信託と言っても、投資対象や投資対象地域など、非常に種類が豊富です。リスクとリターンの大きさや運用方法、運用期間などが異なるので、自身に合う商品はどのようなものなのか知る必要もあります。


そのため、改めて以下の点を確認しましょう。

  • 何のために資産運用をするのか(目標・目的)
  • 何年後にいくら貯めたいか
  • 初期投資はいくらできるか
  • 月々いくら積立ができるか
  • 運用にどれだけ手間をかけられるか

しっかりと軸を持つことで、自分にとって最適な資産運用方法が見つけられるでしょう。

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初心者向けのおすすめ勉強法


資産運用はお金に関わること、そしてリスクも伴うことです。


初心者でも取り組みやすいとはいえども、お金や資産運用について勉強をする必要があります。


また勉強を通して得た知識を活かせば、投資の選択肢も広がり、さらに効率的に運用が行えるでしょう。


初心者でも取り組みやすい勉強方法として、以下の4つを紹介します。

  • 本を読む
  • ブログを読む
  • YouTubeを見る
  • セミナーに参加する

それぞれの特徴を知り、自分に合った勉強方法を見つけましょう。

本を読む

インターネットなどでも資産運用について学べますが、情報の取捨選択が難しく挫折してしまうこともありますよね。


一方本は、大切な情報が1冊に凝縮されており、目的に合わせて深く学べることが大きな魅力です。


扱っているテーマや対象読者といったバリエーションも豊富なので、自分に合ったものを選びやすいでしょう。


本を軸として学習を進めれば、インターネットの情報も集めやすくなります。


ただし制度などは頻繁に変わるため、購入する際には最新版であるか、最新の情報に改訂されているかを確認する必要があります。


資産運用初心者向けの本として、以下の3冊を紹介します。

  1. 『インベスターZ』
  2. 『誰も教えてくれないお金の話』
  3. 『いちばんカンタン!資産運用の超入門書』

1冊目、『インベスターZ』は、謎の学園の「投資部」に入部した主人公が、投資家として成長していくマンガ本です。2018年にドラマ化もされました。お金の基本社会の仕組みまで面白く学べるので、全世代におすすめしたい1冊です。

2冊目、『誰も教えてくれないお金の話』は、お金が貯まらないことに悩む主婦が主人公のマンガ本です。本を通して家計の見直しお金の知識が身につくので、資産運用前に読んでおきたいですね。

3冊目の『いちばんカンタン!資産運用の超入門書』は、資産運用全般を分かりやすく解説している本です。教科書のようなレイアウトなので、資産運用に抵抗がある方でも手に取りやすいですよ。

以上の3冊以外にも、投資信託や不動産投資など、特定のテーマに絞った本が出版されています。目的や理解度に合わせて、自分にぴったりの種類の本を選びましょう。

ブログを読む

ブログは、実際に資産運用を行った人の体験談教訓を学べることが大きな魅力です。


成功談だけでなく、リアルな失敗談もつづられていることがあるので、より実践に近い話を知ることができます。


また資産運用だけでなく、日々の節約方法や養育費や教育費などについて書いてるブログもあるので、お金全般について考え直す機会にもなります。


自分と似たような立場のブログの筆者であれば、親近感を持ちつつ参考になる情報を得られるでしょう。


ただしブログは個人的な意見が大きく反映されており、信ぴょう性は保証されていません。どの手段においても共通ですが、信用できる筆者・情報であるか、特に用心深く見極めるようにしましょう。

YouTubeを見る

YouTubeは、自分の好みやレベル、都合に合わせて気楽に勉強がしやすいのが大きな魅力です。


お金や資産運用を専門とした方のチャンネルも多く、良質な情報をわかりやすく得られる手段でもあります。 


ただしブログ同様、信頼できるか否か判断する必要があります。上記のおすすめや再生回数などをもとに、上手く情報を取捨選択するようにしましょう。


具体的におすすめのYouTuberやチャンネルは、以下の記事で紹介しています。


「マネーキャリア お金の勉強におすすめのYouTubeチャンネル15選!FPが勉強の目的別に紹介

セミナーに参加する

セミナーはプロから直にレクチャーを受けられることが大きな魅力です。また分からない点は、その場で質問できる場合もあります。


先にあげた手段で質問するのは難しいので、不明な点をあやふやにしたままにしがちですよね。


その点セミナーに参加することで、一度に集中して理解を深められるので効率的かつ効果的とも言えるでしょう。


ただし、高額な受講料を請求するセミナー悪質な売り込みをしてくるセミナーもあります。


しっかりと質を見極めて、有意義な自己投資になるように心がけましょう。


セミナーの見分け方は、以下の記事で詳しく解説しています。

初心者におすすめの投資先4選


先の「初心者でも始めやすい資産運用の特徴」で紹介したように、知識や経験が浅い方でも取り組みやすい投資先、商品が数多く揃っています。


ここでは具体的に、以下の4つの投資先を紹介します。

  • 投資信託
  • 株式投資
  • REIT(不動産投資信託)
  • ポイント投資


それぞれ特徴やメリット・デメリットがあり、どれを選ぶかで投資スタイルや心構えも変わってきます。


先の「運用の始め方」なども参考にしつつ、自分のライフスタイルや投資額などに合った投資先を見つけていきましょう。

おすすめ①投資信託

資産運用の中でも、特におすすめな投資方法は投資信託です。


投資信託とは、多数の投資家から集めたお金をプロが複数の商品に分散投資し、運用で得た利益を投資家に再分配する方法です。


プロに運用を任せられるため、投資に自信がない初心者や忙しい方でも始めやすい投資方法としても知られています。


また数千円、場合によっては数百円など少額から始められるので、物は試しとして始めることもできます。複数の商品に投資する「分散投資」がしやすいことも大きな魅力です。


ただし運用を任せる分、手数料がかかります。 手数料は会社や商品によって異なるので、事前に「目論見書」などで確認することが大切です。


以下の記事では、投資信託について初心者向けに詳しく解説しています。


投資信託の基礎知識から始め方まで説明しているので、検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

おすすめ②株式投資

株式投資は、株式会社が発券した株券を購入し、購入時と売却時の差額で利益を狙う方法です。


また株式投資は、株の売買だけでなく配当金で収益を得ることもできます


さらに、株主優待がある点も大きな魅力です。お金でなく生活を豊かにするリターンは、非常に大きな楽しみになりますよね。


具体例として

  • 一番搾り詰め合わせセット(キリンホールディングス)
  • 買い物商品券(ビックカメラ)
  • カタログギフト(オリックス)
などがあります。

ただし株式投資は、最低投資額が大きくなる傾向があります。

また値動きが比較的大きく、タイミングを逃すと元本割れを起こしやすいことが特徴です。

メリット・デメリットをおさえれば、初心者でも始めやすく、楽しく資産運用ができる投資先です。

以下の記事では、株式投資について初心者向けに詳しく解説しています。

おすすめ③REIT(不動産投資信託)

REITは「リート」と読みます。


REITは投資信託の一つなので、仕組みは投資信託とほとんど変わりません。違いは不動産に投資し、運用会社が不動産運用で得た利益を受け取る点です。


一般的な不動産投資は、高額の初期投資金額が必要になります。


しかしREITは複数の投資家から資金を募るので、商業ビルやホテルなどにも少額で投資ができます


さらに運用会社から分配金を受け取ることができ、株式投資よりも分配金利回りが高い傾向もあります。


しかし元本保証がない上、不動産の運用状況によっては分配金が減額されるリスクがあります。


将来不動産投資を視野に入れている方や、不動産に投資してみたい方に特におすすめですよ。

おすすめ④ポイント投資

ポイント投資は、買い物などで貯めたポイントを用いて投資する方法です。


少額(少ないポイント)から始められること、貯めたポイントで気軽に投資ができることから、投資の経験を積むには最適でしょう。


また、投資で得た利益を現金で受け取れる点もメリットです。


代表的なポイント投資が行えるものとして

  • 楽天ポイント
  • Tポイント
  • dポイント
  • LINEポイント
などがあげられます。

ただし投資である以上、損をする可能性はあります。

しかし本格的に投資を始める前に、投資の手慣らしをするにはよい手段です。

損失が出たとしても、現金ではなくてポイントが失われるだけなのでダメージは少ないでしょう。

資産運用と一緒に活用すべき制度



資産運用で得た利益は通常納税対象となり、約20%前後の税金がかかります。


つまり100万円利益をあげても、20万円税として取られてしまうのです。


しかし以下の制度を利用すれば、上限金額まで非課税にすることができます。


  • NISA
  • つみたてNISA
  • iDeCo

それぞれ上限金額や非課税期間など、様々な条件の違いがあります。上手く非課税制度を活用するためにも、しっかりと確認していきましょう。

NISA(少額投資非課税制度)

NISAは、株式投資など短期的な投資を行う人に向けの非課税制度です。


最長5年120万円までは、投資で得た収益に税金がかかりません。


以下がNISAの主な特徴です。

内容
対象者20歳以上
対象商品上場株式・投資信託など
口座数1人1口座
非課税上限額毎年120万
非課税期間最長5年

参考:金融庁


NISAは1年の非課税上限額が120万円と大きく、短期間で大きな金額を投資することができます。


主に以下のメリットがあげられます。

  • 非課税対象商品が豊富
  • 1年の非課税上限金額が大きい
  • 5年目に新たなNISA口座に移す(オールーオーバー)すれば、さらに5年間延長できる

一方、主に以下のデメリットがあげられます。
  • その他の投資利益と損益通算ができない
  • 非課税枠の繰り越しができない(上限まで使わなかった分を、翌年繰り越すことはできない)

基本的に短期的な投資を見込んでいることから、投資の知識や経験がある程度ある方におすすめです。

続いて、つみたてNISAと比較を行っていきます。

つみたてNISA

つみたてNISAは、中長期的な投資を行う人向けの非課税制度です。


NISAと似ていますが異なる条件もあります。2つを比べてみましょう。


NISAつみたてNISA
対象者20歳以上20歳以上
対象商品 上場株式・投資信託など一部上場株式・投資信託
口座数1人1口座1人1口座
非課税上限額
毎年120万円
毎年40万円
非課税期間最長5年最長20年


つみたてNISAは、NISAと比べて長期間にわたって少額を投資することを前提に条件が定められています。


また非課税対象は、金融庁が定めた長期運用向きの商品のみです。


主なメリットは以下のとおりです。

  • 金融庁の指定商品から選べる
  • 少額から始められる
  • コツコツとつみたてがしやすい

主なデメリットは以下になります。
  • NISAより1年の非課税額が少ない
  • その他の投資利益と損益通算ができない 
  • 非課税枠の繰り越しができない(上限まで使わなかった分を、翌年繰り越すことはできない)

商品が選びやすくコツコツつみたてがしやすい点から、投資初心者におすすめです

NISAとつみたてNISAは併用できません。それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分に見合った方を選択しましょう。

iDeco(個人型確定拠出年金)

iDeCoは、老後資金に備える方向けの年金制度です。


20歳から60歳の方が対象であり、自分で掛金を拠出して運用します。


60歳になると、これまでの掛金と運用利益を受け取れるので、退職金や公的年金以外の収入源となるのです。


購入時の掛金、運用益、受取時で控除や非課税制度を受けられます


iDeCoのメリットは以下になります。

  • 購入時・受取時に税金の控除が受けられる
  • 運用益が非課税になる
  • 転職・退職しても継続して運用できる

iDeCoのデメリットは以下になります。
  • 原則60歳になるまで引き出せない
  • 口座開設などの手数料がかかる(金融機関などによって異なる)

60歳まで引き出せないことを逆手に取れば、貯蓄が苦手な方でも確実に老後資金を貯められるとも言えます。

しかし老後資金のためとはいえども、60歳になる前に必要な資金が不足してしまっては意味がありません。無理のない程度で掛金を設定し、長期的な視点で運用していくことが大切です。

以下の記事では、NISAとiDeCoについてさらに詳しく解説しています。


特徴の比較から注意点、始める手順まで説明しているので、検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

初心者は避けるべき投資先3選



資産運用方法の中には、初心者にとってややハイレベルであったり、リスクが大きいものもあります。


中でも、初心者が避けるべき投資先は以下の3つです。

  • FX(外国為替証拠金取引)
  • 仮想通貨
  • 外貨建て保険などの投資性の高い保険

これらは高度な知識や経験がないと運用が難しいものや、やや安全性に不安があるものです。

商品選びの際、何も知らずに手を付けてしまわないよう、しっかりと内容を把握しておきましょう。

それぞれについて、詳しく解説していきます。

①FX(外国為替証拠金取引)

FXは、Foreign Exchange(外国為替の意)の略です。


簡単に説明すると、円とドルなどの通貨を交換したときに生まれる差で利益を狙う投資方法です。


世界情勢などもを踏まえて、今後の値動きを予測し、タイミングをうかがって売買を行います。


24時間取引ができることや、レバレッジを効かせて自己資金の何倍もの金額で投資ができることがメリットです。


しかしその分、巨額の損失を被る可能性も十分にあります。


知識や経験が必要であり、ハイリスクハイリターンである点から、資産運用初心者にはハードルが高い運用方法と言えるでしょう。

②仮想通貨

仮想通貨は、インターネット上で取引される通貨のことです。


仮想通貨の購入時と売却時の差額で利益を得ます。


値動きが大きいことやレバレッジをかけられることから、短期間で非常に大きなリターンが見込めます。


しかし当然、大きな損失を被る可能性があります。


さらに仮想通貨は、国が保証している通貨ではありません。過去にはハッキング事件が起こるなど、安全性や信頼性に不安が残ります。


ハイリスクハイリターンかつ信頼性が十分でない点からも、初心者には危険な投資先と言えるでしょう。

③外貨建て保険などの投資性の高い保険

外貨建て保険は、保険料(支払金)や保険金(受取金)を外貨でやりとりします。


円より高金利である外貨で保険料を運用し、さらに為替を利用して利益を得る仕組みです。


比較的保険料が安く、生命保険料控除も受けられることから、一般的な円建て保険よりもリターンが大きいことがメリットです。


しかし為替の変動で為替差損が生じることや、通貨の交換などの手続きに手数料がかかることがデメリットです。


さらに、国交の摩擦や感染症の影響を受けて外貨の金利が低下し、保険料自体があがったり利回りが低下したりします。


将来のため、万が一のために入った保険によって、逆に損を被ってしまう可能性もあるのです。


保険というよりも投資の視点から、為替の知識や社会情勢を踏まえて運用する必要があることから、初心者にはリスクの高い投資先と言えるでしょう。

資産運用のリスク対策



資産運用においてリスクはつきものです。


しかし適切な対策を取れば、リスクを最大限に軽減し、万が一の事態にも冷静に対応することができます。


上手く資産運用を行う上でのリスク対策を3つ紹介します。

  • 全ての資産を投資しない
  • 分散投資をする
  • 長期投資をする

これらは投資を行う上での鉄則でもあるので、常に念頭に置いておけるようにしっかりと理解しましょう。

対策①全ての資産を投資しない

資産運用をする際は、すべての資産(財産)を投資しないようにしましょう。


先の「資産運用を始める前にやるべきこと」で解説したように、生活費と投資資金の線引きが非常に重要です。


投資商品はすぐに換金できない場合もあります。


現金が必要になったときに困ることがないよう、ある程度の余裕を持たせた金額は手元に残しておく必要があります。


これは資産運用を始める前に確認しておくこと、やるべきことの基本です。


今一度、資産運用に回せる資金か確認しましょう。

対策②分散投資をする

「分散投資」とは、複数の投資先に分けて投資することです。


ひとつの投資先に絞ってしまうと、その投資先の価値が下がった場合、直にダメージを受けることになります。


そこで特徴が異なる投資先を組み合わせて投資することで、リスクを軽減し、損が出た場合もダメージを補完できるようにするのです。


初期投資額が多くない場合でも、少額から投資できて種類も豊富な投資信託などを利用すれば、取り組むことができます。


リスクがつきものである資産運用を行う上で分散投資は鉄則なので、必ず押さえておきましょう。

対策③長期投資をする

短期的な投資はリターンは大きい傾向があり、非常に魅力的なものでもあります。


しかし、短い期間の値動きで損益が決まるため、損をする可能性も否定できません。


そこで長期的な視点で投資を行えば、日々の価格の変動は一時の波となり、最終目標にしっかりと目を向けることができます。


たとえ価格が下がる時期があっても、逆に上がる時期もあると思えば、一喜一憂せず安定した資産運用ができるでしょう。


また長期投資を行うことで、「複利効果」を得ることができます。複利効果とは、「元本+利子」の合計金額に対して、さらに利子が付くことです。


つまり、利子が付く金額がどんどん増えていくので、必然的に最終価格が高くなるのです。


長期投資をして複利効果を得つつも、安定した資産運用を行っていきましょう。

資産運用のよくある質問

資産形成と資産運用の違いは?

資産運用は、資産を一から作っていくことです。つまり0の状態から、仕事などの労働収入によってお金を貯めていくことを指します。


一方資産運用は、形成した資産を活かして投資をし、お金をふやしていくことです。この記事で取り上げている内容はこちらを指しています。


資産を「形成」をして、資産を「運用」すると覚えておきましょう。

投資はギャンブルと同じか?

確かに投資は元本保証がなかったり、リスクがつきものであったりすることは事実です。


しかし投資は、将来のためにお金を効率的にふやしていく方法であって、賭け事ではありません。


ギャンブルのようにお金稼ぎ目的のものは「投機」と言います。

「投信」とは何?

「投信」は「投資信託」の略称です。


投資信託については「初心者におすすめの投資先4選」で解説しています。

退職金を運用に回してもいい?

老後資金の不足を補うために退職金で運用することも1つの手です。

ただし、まとまった金額をそのまま投資することは危険です。損が生じたときに影響が出ない程度で運用を行いましょう。

老後の収入は主に年金であり、現役世代よりも損をカバーしにくいこともあります。

これらのことからも、分散投資少額の投資を心がけ、安定して利益を得られるようにする工夫が極めて重要です。

資産運用は十人十色!迷ったらプロに相談!

資産運用はライフスタイルや家計、そして運用の目的・目標によって大きく変わってきます。


ひとりひとりに適した選択があると言っても過言ではなく、いかに自分に合った方法を選べるかが重要です。


とはいえども、一からお金を見直して数多くの運用方法や投資先から選ぶとなると、気が滅入ってしまいますよね。


そのような時は、マネーキャリアのFP相談がおすすめです。


マネーキャリアのFP相談では、お金に関するすべての悩みに向き合うべく、家計からライフプランの作成、適切な運用方法など提案しています。


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さらにオンライン相談にも対応しているので、ご自宅や出先でも大丈夫。わざわざ足を運んでいただく必要はありません。


家計に悩みがある方、資産運用を始めるか悩んでいる方など、お金に関する不安がある方はぜひマネーキャリアを頼ってくださいね。

まとめ:正しいステップを踏んで資産運用を始めよう!



今回は資産運用の基本から始め方、おすすめの投資先などをご紹介しました。


今現在、そして将来、充実した人生を送るためには、上手くお金を運用してまとまった資金を作ることが賢明であると言えます。


といっても資産運用は「投資」というイメージから、ハードルが高くて手が出しにくいイメージがあるかもしれません。


しかし正しいステップを踏めば、自分にとって無理なく、着実にお金をふやしていくことができるのです。


そのためにも、資産運用の目的・目標の確認や自主的な勉強、そして投資の心構えを身につける必要があります。


そしてまずは一歩踏み出すこと。「習うより慣れろ」というように、勇気を出して取り組むことも大切です。


少額から始められるものや、ポイントで投資できるもの、アプリから簡単に管理ができるものなど、初心者でも取り組みやすい商品が十分に揃っています。


また、資産運用について不安がある方、始めたいけれど自分に合った投資方法なのか心配な方は、ぜひマネーキャリア相談してみましょう。


お金のプロがあなたの資産運用をトータルサポートします。

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