更新日:2024/03/08
米国ETF「VTI」について解説!メリット・デメリット等について解説
NISAの商品を選ぶ際に、米国EFTの「VTI]が気になっている方も多いと思います。VTIはどのような商品なのか、そもそもEFTが良く分からない、という方にもわかりやすく説明していきます。ここではVTIについて、特徴やVOO度の違いについてご紹介します。
内容をまとめると
- VTIはバンガード社が提供する米国ETFのひとつ
- 4,000銘柄以上の株が含まれているため、1つに投資しただけで分散投資を行ったことになる
- 信託報酬コストが低く、4,000銘柄に含まれている小型株にも投資できることがメリット
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目次を使って気になるところから読みましょう!
VTIは米国ETFのひとつ
NISAを始めようと投資商品を選んでいると、ETFやVTIという単語を良く見かけると思います。
VTIはバンガード社が提供する米国ETFのひとつです。過去の運用パフォーマンスが高く、長期的に見ると右肩上がりになっているため、長期投資に向いた商品と言えます。
VTIは米国ETFのひとつですが、まずはETFが何なのかを知っておかないいけません。
初心者がNISAを始めると、なんとなくで商品を買うこともあるかもしれませんが、どれを買っても増えるだろうと考えることは危険です。NISAでも元本割れのリスクはあります。
VTIやETFをしっかりと理解してから購入を検討するようにしてください。
ここではVTIの基本などを解説していきます。
VTIの基本を解説
VTIは米国ETFのひとつで、含まれている銘柄は大型から小型まで約4,000銘柄の米国株式が網羅されています。
ETFのひとつであることは分かりましたが、そもそもETFが何なのか分からないという方も多いと思います。
ETFは上場投資信託のことを指しています。複数の銘柄で構成されており、1つのETFに投資を行うだけで分散投資を行うことになります。
ETFとしては他にも
- 国内株式
- 国内債券
- 外国株式
- 外国債券
- 金・プラチナ・不動産
などの種類もあります。
VTIを直接購入しようとすると、一口あたり221.41米ドル(2022年2月時点)とまとまった金額が必要になります。しかし、NISAで楽天VTIなどを購入する場合には100円などと少額から投資を行うことが可能です。
VTIの特徴とは
VTIの特徴として挙げられるのは、
- 信託報酬コストが低い
- 小型株にも投資することができる
などです。
ファンドの運用などには費用がかかります。VTIの信託報酬なども含めた経費率は年率0.03%(2022年2月時点)です。
同じカテゴリーの経費率を平均すると0.08%となるため、信託報酬も含めたコストがかなり低いことが分かります。
小型株に投資ができることもメリットの一つです。これから急成長をする可能性のある中・小型株に投資を行うことで、大きな利益が期待できます。
小型株は急成長の期待もありますが、反対に倒産などのリスクも考えられます。危険度が高く感じますが、VTIは約4,000銘柄です。分散投資となるためリスクの平準化ができることもメリットになります。
ただし、米国の経済動向に左右されやすくなっています。確実に利益が出るわけではないことに注意しましょう。
NISAでもVTIは扱われていますが、分からないことや不安がある場合にはプロに相談できるマネーキャリアを活用してください。
VTIの投資方法
VTIに投資を行う場合には、
- 現物取引
- CFD取引
の2つの方法があります。
現物取引は決済時に現物と現金を交換して取引を行う方法です。
CFD取引は現物の受け渡しは行わず、売買した際に発生する利益や損のみを受け渡す方法です。
また、CFD取引ならば「レバレッジ」をかけることも可能になります。少ない自己資金で何倍ものお金を取引できる仕組みです。自己資金よりも大きな取引ができますが、その分リスクも高くなります。利用する際には細心の注意が必要です。
投資方法は証券会社ごとに決まっています。楽天証券やSBI証券は現物取引、IGF証券はCFD取引など、利用できる方法が違うため、証券会社を選ぶ際には注意しましょう。
通常のNISAでならば利用できる商品ですが、つみたてNISAやiDeCoでは利用ができません。このような場合には楽天証券などで選べるVIT連動型投資信託を選ぶことで、つみたてNISAなどでもVITに直接投資した場合と同様の利益を得ることが可能です。
VOOとVTIどっちに投資するべき?
VOOとは?
NISAの投資商品で米国株を投資対象としているものを探していると、「VOO」という商品を目にしたことがある方も多いと思います。
VOOもバンガード社のETFのひとつですが、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500指数に連動している投資信託です。
アメリカの代表的な企業500社の株を指数化したものになるため、大型株がほとんどを占めています。銘柄数も約500銘柄です。
複数の株に投資をすることは金銭面で見ても難しいと言えます。それが500種類ともなると不可能と考えてしまいますが、VOOに投資を行えばそれがかないます。アメリカの代表的な企業500社に投資したこととほぼ同じ状態になるため、幅広い分散投資が出来ている状況を作れます。
VOOとVTIを比較
両者の違いを比較してみましょう。
VTI | VOO | |
---|---|---|
銘柄数 | 4,136銘柄 | 507銘柄 |
直近配分利回り | 1.55% | 1.52% |
価格 | 221.41米ドル | 402.37米ドル |
セクター比率 | 1位:テクノロジー 2位:一般消費財 3位:資本財 | 1位:情報技術 2位:ヘルスケア 3位:一般消費財 |
株価の推移はほとんど同じ状況です。
セクターの比率には違いが見られますが、大まかな傾向はほぼ同じと言えます。
唯一大きな違いがあるとすると、銘柄数です。VTIの1/8ほどの数となっている事が特徴です。
VOOにはVTIで含まれている中小型株が含まれていないため
- 分散投資を行いたい
- 少額で投資を行いたい
などの場合にはVTIが向いていると言えます。
一方、すでに実績がある大型株で継続的に投資を行いたい方などにはVOOが向いていると言えます。
どちらが優れているという訳ではないため、それぞれ自分に合っていると思う方を選ぶことをおすすめします。
まとめ:つみたてNISAに関する相談ならまずマネーキャリアで無料相談!
いかがでしたか?ここではNISAでのEFT商品のひとつ、VTIについてご紹介しました。
NISAでもEFT商品を選択することができるため、VTIを選んでみようか検討している方は多いかもしれません。
VTIを選ぶことで米国の多数の銘柄に分散投資を行うことになり、NISAで積立などを行っていけば長期分散投資となりリスクを減らすことに繋がります。
つみたてNISAでは利用ができませんが、楽天VTIなどを選ぶことで同様の利益が期待できるため、NISA口座を開く際にはVTIの取り扱いがあるのかなどを確認しておくこともおすすめです。
NISAや積立NISAで悩みや不安がある場合には、マネーキャリアのFP相談を活用しましょう。何度でも無料で利用ができ、相談相手もお金のプロであるFPになるため、安心してプロのアドバイスを聞くことが可能です。
ほけんROOMでは他にもお金や保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。
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