更新日:2023/02/03
つみたてNISAを始めるタイミングは?始め方や売却のタイミングまで解説!
つみたてNISAを始めるベストなタイミングはいつでしょうか。積み立て日は月初めを避ける・積み立ては月1回など細かい点を知っておくと得をします。リーマンショックやコロナを考えても早く投資をするのが良いので、売却タイミングを3点紹介します。
- つみたてNISAを始めるタイミングがわからない方
- いつ売却すればいいのか知りたい方
- つみたてNISAにおすすめの口座を比較したい方
内容をまとめると
- つみたてNISAを始めるタイミングはなるべく早く、できれば年初めの1月にしよう
- リーマンショックやコロナショックで一時的に株価が下がっても長期的には問題なし
- 焦って売却や解約はせず、時間に投資しているという感覚を持とう
- つみたてNISAで不安があるならマネーキャリアで無料相談がおすすめ!
- お金のプロと相談しながら自分に合った投資計画を立てられる!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- つみたてNISAを始めるタイミングはいつがベスト?
- つみたてNISAを始めるタイミング①年の始まりの1月
- つみたてNISAを始めるタイミング②年末の場合はボーナス設定や増額設定を利用
- つみたてNISAを始めるタイミング③思い立った時が買い時
- つみたてを始めるタイミングで知っておくべきこと2つ
- ポイント①つみたて頻度は「毎月1回」
- ポイント②積立日は月初を避ける
- リーマンショックやコロナショックを考えても早く始めるべき?
- ケース①リーマンショックの影響を受けても投資効果はある
- ケース②コロナ禍でも早く始めるだけ投資経験を積める
- つみたてNISAの始め方
- つみたてNISAを始めるのにおすすめのネット証券
- 比較ポイント① 商品本数:楽天証券がおすすめ
- 比較ポイント② 積立頻度の種類:SBI証券がおすすめ
- 比較ポイント③ ポイントサービス:楽天・SBI証券がおすすめ
- 比較ポイント④ 値上がり可能性:SBI証券がおすすめ
- 比較ポイント⑤ 銀行引き落とし:楽天・SBI・松井証券がおすすめ
- いつ売るとお得?上手く売却するタイミング3つ
- タイミング①結婚や住宅購入などライフイベントを迎えたとき
- タイミング②目標金額を迎えたとき
- タイミング③元本の2倍の資産になったとき
- 初心者が陥りやすい売却タイミング失敗例2つ
- 失敗例① 値下がりしたらすぐに売る
- 失敗例② 儲けが出たらすぐに売る
- 重要:始めるタイミングよりも大切なこと
- 時間に投資するという感覚を持つ
- まとめ:つみたてNISAの相談はマネーキャリアへ
目次
つみたてNISAを始めるタイミングはいつがベスト?
「つみたてNISAを始めてみたいけど投資初めてで始めるタイミングが分からない」このような方に向けて、つみたてNISAを始めるベストなタイミングがいつなのか、それぞれのタイミングにおいて知っておくべきことについて解説します。
つみたてNISAは長期でコツコツと運用することによって成果を出しやすい傾向にあるので、早くに始めて運用期間を長くすることが重要ですが、始めるべきタイミングも存在します。
今回はそのつみたてNISAを始めるおすすめのタイミングについて詳しく解説していくので、ぜひご覧ください。
つみたてNISAを始めるタイミング①年の始まりの1月
1つ目のタイミングは、年の始まりの1月です。
2023年に限らず、その年の初めである1月からつみたてNISAを行うべきです。毎月の投資金額を満額の33,333円に設定しておくことで、自動的に1年分の上限額である40万円まで使い切ることが可能です。
例えば7月という1年の途中から開始すると最初の年が6か月しか積立できないため、33,333円×6か月=199,998円となり、残りの200,002円の非課税枠分が残ってしまいます。
ボーナス積立や増額設定を行うことで使い切ることも可能ですが、設定を行うのも申請が必要で面倒な作業であるため、できるのであれば年の初めである1月から始めるのが最適です。
つみたてNISAを始めるタイミング②年末の場合はボーナス設定や増額設定を利用
2つ目のタイミングは、年の途中や年末です。
1年の途中や年末からつみたてNISAを始める場合、投資期間が短く1年分の非課税枠を使い切れないことが考えられます。しかし、NISAにはそのための救済設定があり、「ボーナス積立」という設定を利用すれば使い切れなかった分をまとめて支払うことができます。
「ボーナス積立」とは、自身が務めている企業や会社からの給料とは別に支給されるボーナスが出る月に、その月だけ追加で設定した金額を積み立てることができ、つみたてNISA以外の投資信託でも採用されている制度です。
日本の企業では6月と12月の年に2回のボーナスが一般的であり、毎月の投資金額に追加してこの2か月は自分の好きな金額を追加で投資することができるのです。
年の途中や年末だけど、すぐに始めたいという方はこの制度の利用をおすすめします。
つみたてNISAを始めるタイミング③思い立った時が買い時
3つ目のタイミングは、思い立った時です。
思い立ったが吉日とは言ったもので、つみたてNISAは早く始めれば始めるほど有利な投資方法です。なぜ思い立った時が買い時なのか、その理由は大きく分けて2つあります。
- 理由①ドルコスト平均法を駆使して、長期で利益を得られる
- 理由②時間を味方にできる
つみたてを始めるタイミングで知っておくべきこと2つ
つみたてNISAを行う上で、つみたてを始めるタイミングで知っておくべきことは以下の2つです。
- ポイント①つみたて頻度は「毎月1回」
- ポイント②積立日は月初を避ける
ポイント①つみたて頻度は「毎月1回」
1つ目のポイントは、積立頻度は「毎月1回」で十分だという点です。
つみたてNISAでは、口座を開設した金融機関によって毎日や毎週などさらに細かい範囲で投資する頻度を選ぶことが可能ですが、基本的に「毎月1回」で問題ありません。
「自分は毎月よりもさらに時間分散された毎日の投資でないと気になる」という方であれば、毎日積み立てを行うことも成績的には若干よくなる可能性もありますが、ほとんどの方は毎月1回で利用する場合が多いため、あまり気にする必要はないといえます。
ポイント②積立日は月初を避ける
2つ目のポイントは、積立日は月初を避けたほうがよいという点です。
毎月1日に積み立てる日を設定している方は、キリがいい日ということもあり多い印象です。こういったキリの良い日を設定している方が多いことで、商品の需要が上昇し価格が高くなる傾向があります。
もし商品を買うのであればなるべく価格の低い日に購入したいと考える方も多いはずです。その場合は、給料日後である月末や月初を避け、他の人が設定していなさそうな日を選ぶことで、需要の少ない日に商品の価格を抑えて購入できます。
キリのいい日に買いたいという気持ちもわかりますが、より利益を出すためにはそういった人が選びそうな日を避けて積立日を設定するのがおすすめです。
リーマンショックやコロナショックを考えても早く始めるべき?
投資を行っていくうえで不安となるのが、リーマンショックやコロナショックのような株価の暴落です。コロナショックは直近で起きた問題でもあることから、影響を受けた方もいるかもしれません。
世界的な株価の暴落により、自分の投資している資金が無駄になってしまわないだろうかと心配する方も多いと思います。
このような金融市場の問題が起きる可能性がある中でも、つみたてNISAを早く始めるべきなのでしょうか。
ケース①リーマンショックの影響を受けても投資効果はある
安心していただきたいのは、リーマンショックのように株価暴落の影響を受けた場合でも、投資効果はあるということです。その根拠として、楽天証券経済研究所の世界株価指数と米国株価指数をもとにした2つのモデルケースを紹介します。
- モデルケース①世界株式へ投資していた場合
- モデルケース②米国株式へ投資していた場合
ケース②コロナ禍でも早く始めるだけ投資経験を積める
コロナ渦においても、つみたてNISAはできるだけ早く始めたほうがよいです。
コロナショックによる株価の暴落は、結局、半年ほどたつことで株価も回復しました。むしろこういった株価が下がっているときに投資することで利益を上げたり、景気に左右されずに長期で投資を行うことで、若いうちから景気の動向に対して敏感になり、投資感覚を身につけることも可能です。
コロナによって、やはり投資は危ないと思う方もいると思いますが、むしろ投資を行って経験を積むことで、長期投資の最中に問題がおこっても焦って売却や解約をすることがなく、最終的に利を取ることができるようになります。
つみたてNISAのような20年という長期投資では、株価が下がることもないとは言えません。その時に我慢して乗り切れるかどうかは、若いうちからの投資経験が大きな価値になると思います。
つみたてNISAの始め方
つみたてNISAの始め方について解説していきます。
▼つみたてNISAの流れ
- つみたてNISAを始める証券会社を決める
- 口座開設の申し込みをする
- 投資する商品を決める
- 投資金額を決める
- 積立日の設定をする
つみたてNISAを始めるのにおすすめのネット証券
つみたてNISAを始めるうえで、おすすめのネット証券をそれぞれのポイントを比較して紹介します。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
商品本数 | 178本 | 180本 |
積立頻度 | 毎月・毎週・毎日 | 毎月・毎日 |
ポイントサービス | 月間保有残高に応じて 0.02~0.25%のポイントが貯まる | 月末時点残高が 初めて基準に達した場合 10~500ポイント貯まる |
松井証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|
商品本数 | 173本 | 152本 |
積立頻度 | 毎月 | 毎月・毎日 |
ポイントサービス | 信託報酬の一部 (最大0.85%)を キャッシュバック | 月間保有残高に応じて 最大0.08%のポイントが貯まる |
比較ポイント① 商品本数:楽天証券がおすすめ
1つ目の比較ポイントは、商品本数です。この点で最もおすすめなネット証券は、楽天証券になります。
楽天証券は、業界の中でも商品本数が180本と最多数を誇っており、時点でSBI証券が178本になっています。
商品本数が多いとはすなわち投資の幅が広がり、利益を出せる商品が選びやすくなるということです。長期投資は商品の選択が重要であるため、商品が少ないことによりその選択肢が狭まることはなるべく避けたいです。
ただし、商品が多いことでどの商品を選べばいいかわからないという場合もあるため、事前にどんな商品があるのか調べておくことが重要です。
比較ポイント② 積立頻度の種類:SBI証券がおすすめ
2つ目の比較ポイントは、積立頻度の種類です。この点で最もおすすめなネット証券は、SBI証券になります。
SBI証券の投資頻度は毎月・毎週・毎日の中から選択することができます。基本的につみたてNISAを行う場合毎月の頻度で問題ありませんが、投資経験がある方の中にはさらに細かい時間分散を行うことで利益に妥協したくないという方もいらっしゃいます。
このような方には、毎日や毎週といったさらに細かい頻度で掛け金を支払うことで、株価の上下に合わせたドルコスト平均法を毎月よりも重視した投資を行うことが可能です。
比較ポイント③ ポイントサービス:楽天・SBI証券がおすすめ
3つ目の比較ポイントは、ポイントサービスです。この点で最もおすすめなネット証券は、楽天・SBI証券になります。
SBI証券は月間保有残高に応じて0.02~0.25%のポイントが貯まり、TポイントやPontaポイント、dポイントにも対応しているためポイントカードでも貯めることが可能です。
楽天証券は、購入時だけでなく保有時にもダブルでポイントを貯めることができるようになり、楽天経済圏のポイント利用方法も幅広いです。
投資を行いながらポイントも貯めることで間接的にさらなる利益を得ていることになるため、継続してつみたてを行う場合はそのポイント量は無視できないほど大きいものになります。
比較ポイント④ 値上がり可能性:SBI証券がおすすめ
4つ目の比較ポイントは、値上がり可能性です。この点で最もおすすめなネット証券は、SBI証券になります。
SBI証券では、IPO銘柄もNISAに対応しています。IPOとは、高確率で値上がりし、利益幅の大きい新規公開株のことです。IPOに投資することは大きな利益にも期待することができますが、その分株価が下がるリスクもあるため注意が必要となります。
しかし、投資信託の中にIPOを混ぜて運用することで、安定した商品を運用しながら大きな利益を狙うこともできるため、より利益を追求したいという方にはIPOに対応しているSBI証券がおすすめとなります。
比較ポイント⑤ 銀行引き落とし:楽天・SBI・松井証券がおすすめ
4つ目の比較ポイントは、銀行引き落としです。この点で最もおすすめなネット証券は、楽天・SBI・松井証券になります。
楽天・SBI・松井証券は、全国450以上の銀行等に対応しており、掛金の積立や利益確定後売却した際の銀行での引き落としが可能です。
また、中には銀行への自動引き落としの設定が可能な証券もあり、対応している銀行が多いほど多くの方に使いやすい引き落としを利用することが可能です。
いつ売るとお得?上手く売却するタイミング3つ
購入した商品は、いつ売るとお得になるのでしょうか。
基本的に、つみたてNISAのような長期投資のための投資信託は、頻繁に売買を繰り返すのではなく、長期間にわたって資産運用を続けることが推奨されています。
その理由として、つみたてNISAで利用できる非課税枠は40万円であるため、商品を売却し、再度購入する際に非課税枠を使用することになります。
頻繁に売買を繰り返してしまうと、積み立てに利用するための非課税枠が残らなくなってしまうのです。
かといって、どうしてもすぐにお金が必要だという方も中にはいると思います。そのために、うまく売却するタイミングを3つ紹介します。
タイミング①結婚や住宅購入などライフイベントを迎えたとき
タイミング②目標金額を迎えたとき
タイミング③元本の2倍の資産になったとき
初心者が陥りやすい売却タイミング失敗例2つ
つみたてNISAは、長期投資を目的とした投資制度です。しかし、投資経験がなかったり少なかったりする初心者の場合は、売却や解約を最悪のタイミングで行ってしまうことも多々あります。
ここからは、初心者が陥りやすい売却タイミングの失敗例を2つ紹介するため、もし下記の失敗例のようなタイミングに遭遇した際には、安易に売ることがないよう注意しましょう。
失敗例① 値下がりしたらすぐに売る
1つ目の失敗例は、値下がりしたらすぐに売ることです。
投資信託のような長期投資を行っていると、株価がガクンと下がった際に焦って売ってしまう初心者が多く存在します。しかし、これは大変もったいない行為です。
長期投資では、株価が大きく下がった時こそ商品を安く購入できるチャンスです。株価が上下することは当たり前であり、下がった際に購入する投資家はたくさんいます。その時に下がったからといって売ってしまうと、その後上昇した時に後悔します。
一時下がってしまったとしても、焦らずに我慢して投資を続けてください。
失敗例② 儲けが出たらすぐに売る
2つ目の失敗例は、儲けが出たらすぐに売ることです。
つみたてNISAは非課税で投資することができる期間が20年間用意されているため、儲けが出たからといって数年という短期間で商品を売却・解約を行ってしまうのは大変もったいないです。
また、積み立てる期間が短いうちでの儲けは最終的な運用益に対して小さなもので、20年間積み立てた場合と比べると微々たる利益です。
長期的に元本を増やしていくことで利益も増加していくため、早期に売ってしまうのは我慢して継続した積み立てを行いましょう。
重要:始めるタイミングよりも大切なこと
つみたてNISAを始めるタイミングについて解説しましたが、実は始めるタイミングよりも大切なことが1点あります。
この要素を理解することは、つみたてNISAに限らず投資信託を行う上で重要な感覚であるため、これから投資を始めたいという方は必ずこの要素を確認して、自分の資産運用に役立てていただければと思います。
時間に投資するという感覚を持つ
始めるタイミングよりも大切なことは、時間に投資するという感覚を持つことです。
投資信託はほかの株式投資などと違い、商品の価値はもちろんですが長期で投資することから重要なのはどれだけ継続できるかです。
少ない掛金を積み立てる場合、積み立てる期間が短いほど運用益に期待することはできません。長期間継続して時間に投資する感覚を持つことで、目先の利益に惑わされず最終的に大きな利益を得ることも可能になります。
まとめ:つみたてNISAの相談はマネーキャリアへ
この記事では、つみたてNISAを始めるタイミングや売却のタイミング、おすすめの証券会社の比較ポイントについて解説しました。
つみたてNISAを始める・売却するタイミングは、それぞれのライフプランに合わせた資金計画によって異なり、1人で決めていくのは不安だという方もいるかと思います。
そんな方におすすめしたいのが、マネーキャリアでの相談です。マネーキャリアではお金のプロに悩みを解決してもらうことが可能で、納得するまで無料で相談に乗ってもらうことができます。
自分一人で悩むことでつみたてNISAを始めるタイミングはどんどん後回しにされてしまいます。不安を解消するためにもマネーキャリアで一度相談をしてみてはいかがでしょうか?