つみたてNISAの利益はどれくらい増える?買う・売るタイミングを解説

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「つみたてNISAの利益はどれくらい増える?」「つみたてNISAを買う・売るタイミングっていつなの?」つみたてNISAがどれくらい増えるのか気になりますよね。本記事でつみたてNISAの利益がどれくらい増えるのかシミュレーションしたので、ぜひご確認下さい。

▼この記事を読んでほしい人
  • 資産運用を考えている人
  • 積立NISAを始めてみようと思っている人
  • 積立NISAで得られる利益はどれくらいか知りたい人

内容をまとめると

  • 積立NISAで利益を決める要素は、積立金額・運用期間・利回りの3つ
  • 積立NISAでどれくらいの利益が出るか
  • 利益をより多く得るためには、家計状況を踏まえて無理のない積立を長期間継続することが大切
  • 投資信託を買うタイミングは、なるべく早く銘柄をみながら買うこと
  • 投資信託を売るタイミングは、目標金額に達したとき、投資の目的を達成したとき
  • マネーキャリアは、3,000名以上のファイナンシャルプランナーが在籍する無料相談窓口・積立NISA・資産運用に関するお問い合わせに応じています

つみたてNISAで利益を決める要素3つ


つみたてNISA(積立NISA)は、2018年に開始された少額投資非課税制度です。

年間40万円まで積み立てることができ、投資の結果得られる分配金譲渡益などの利益が非課税になる制度です。

通常、投資で得られた収益には20.135%課税されますが、積立NISAは非課税なのでお得に運用できます。少額から始められるので投資初心者でも安心です。

投資対象商品は、販売手数料がゼロ、運用中の手数料も一定額以下など長期運用に適した銘柄に限定されています。

この記事では、つみたてNISAを利用すると「どれくらいの利益が出るのか」「売買のタイミング」などについて解説します。

つみたてNISAをこれから始めようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

つみたてNISAの利益を決める要素は、次の3つです。

  • ①積立金額
  • ②運用期間
  • ③利回り

それでは一つずつみていきましょう。

①積立金額

積立金額を増やせば、投資利益も大きくできます。積立NISAの年間投資枠は40万円なので毎月33,333円まで積立可能です。


年間投資枠を残しても繰越できないので、使い切ってしまうほうが、利益を大きくできる可能性は増します。


ただし、元本割れリスクがないとはいえないので注意が必要です。


積立金額はいつでも、投資枠内であればどれくらいであっても変更できます。年収や家族構成、ライフプランに応じて無理のない金額にしましょう。

②運用期間

積立NISAの商品は、長期投資に適している投資信託に限定されています。投資信託の分配金は、受け取り再投資を選べます。


分配金を再投資すると、どれくらい利益が増えるでしょうか。


利益の増える金額は積立額や利回りにもよるので明確にはできません。


ただし、再投資により分配金と元本で複利効果を生み、長期間運用すればするほど複利効果が大きくなっていきます。利子が利子を生む効果といえます。


積立NISAの場合、分配金にかかる20%の課税がないので、分配金を減らすことなくそのまま再投資されます。このため複利効果をいっそう大きくできます。


このことからより多くの利益を得るためには長期間運用することが大切であり、運用期間は利益を決める重要な要素の一つといえます。

③利回り

利回りは、利益を決める重要な要素です。投資において利回りは、以下の式で計算されます。


利回り(%)=(運用損益-手数料-税金)÷ 運用年数 ÷ 投資元本 × 100

※ここで、運用損益=売却損益+分配金


積立NISAは、税金がかからないので、同じ銘柄なら利回りも高くなることがわかります。


通常の投資信託は、購入時・保有中・解約時の3つのタイミングで以下の手数料が必要です。

  • 購入時手数料
  • 信託報酬
  • 信託財産留保額
積立NISAの対象商品は、購入時手数料ゼロ信託報酬も一定額以下の銘柄が選ばれています。

これらの特徴からも、積立NISAは、お得な投資手段といえますね。


積立NISAを取り扱っている金融機関のサイトには、自社で扱っている商品の利回りは、どれくらいかを公開しているところもあります。参考にしてみるのもよいでしょう。

つみたてNISAの利益はどれくらい増える?【シミュレーション】


つみたてNISAは、年間40万円まで積み立てられます。月に換算するとおよそ33,000円です。

ここでは、運用でどれくらい稼げるのかシミュレーションしてみましょう。


シミュレーションは以下の3通りで行います。いずれも分配金再投資の方法です。

  • ①毎月3.3万円で利回り7%で1年間運用した場合
  • ②毎月1万円で利回り7%で10年間運用した場合
  • ③毎月3.3万円で利回り7%で20年間運用した場合
実際に運用する場合、利回りは運用期間中、固定されていません。運用期間中の平均なので短い期間だけ見ると上下の変動があります。

また、積立金額は金融機関ごとに異なりますが、少ないところでは100円からできます。

つみたてNISAは、非課税なので利益をそのまま受け取れる、長期分散投資に適した対象商品のなかから投資できるなどの特徴があります。

とはいえ、元本割れのリスクもあるので注意が必要です。

①毎月3.3万円で利回り7%で1年間運用した場合

1年間だけの短期で運用すると、「どれくらい」の利益が得られるでしょうか。


毎月3.3万円を利回り7%で1年間運用すると、次の通りです。

  • 元本(投資額合計): 39.6万円
  • 運用益: 1.2万円
  • 最終積立金額(投資額合計+運用益): 40.8万円

積立NISAは、少額投資制度です。短期の運用では積み立てた投資金額も少なく、複利効果も出せないので手間がかかる割に物足りなく感じます。


しかし貯金の金利は現在かなり低くなっており、仮に100万円預けたとして数円、数十円しか利息が入ってこないので、ただ貯金に置いておくだけより余裕資金の部分を投資に回すことをおすすめします。

②毎月1万円で利回り7%で10年間運用した場合

次に、積み立てる金額を少なくして長期運用した場合、「どれくらい」でしょうか。


毎月1万円を利回り7%で10年間運用すると、次の通りです。

  • 元本(投資額合計): 120万円
  • 運用益: 53万円
  • 最終積立金額(投資額合計+運用益): 173万円
元本は、合計120万円の投資が10年後には、およそ173万円まで増えています。積み立てる金額は少なくても、期間が長くなると分配金も含めた再投資による複利効果は大きいですね。

やはり、長期運用に適している投資方法といえます。

とはいえ、投資信託は元本保証ではなくリスクも含んでいますので注意しましょう。

③毎月3.3万円で利回り7%で20年間運用した場合

積立金額と積立期間を限度いっぱいにして運用すると、「どれくらい」になるでしょう。


毎月3.3万円を利回り7%で20年間運用すると、次の通りです。

  • 元本(投資額合計): 792万円
  • 運用益: 927万円
  • 最終積立金額(投資額合計+運用益): 1719万円
利回り7%と比較的好条件とはいえ、運用益のほうが元本を上回っています。

通常の投資信託なら分配金の約20%が税金となり、その分再投資額も少なめです。積立NISAは、売却益に対しても非課税であることを考えるとかなりお得な投資です。

老後には2000万円必要・将来的に年金が減ってくると言われているなかで、つみたてNISAでコツコツ投資をしていくことで将来に対する不安を解消することができます。

つみたてNISAのベストな積立金額は?


つみたてNISAのベストな積立金額はどれくらいでしょうか。


利益を大きくしようとして毎年40万円の満額積み立てても、家計が苦しくなって解約してしまったら元も子もありません。


ここで、積立金額運用期間のどちらが重要な要素かを判断するために、運用期間5年と10年を比較してみましょう。投資額は2つのケースで同じにしています。


利回り5%であれば最終積立金額(投資額合計+運用益)は次の通りです。


ケース投資額合計最終積立金額
毎月1万円を10年間積み立て120万円約155万円
毎月2万円を 5 年間積み立て120万円約136万円


投資額は同じであるにもかかわらず、運用期間を2倍にしただけで最終積立金額が19万円も多くなることがわかります。


利回りがもっと大きい銘柄を選んだり、もっと長期間運用したりすれば差額はさらに大きくなっていきます。やはり、つみたてNISAは長期運用に適しているといえますね。


つみたてNISAの利用は、家計状況を踏まえて余裕資金で無理のない積立を長期間継続することが大切です。

つみたてNISAで投資信託を買う理想のタイミング


一括投資ならば、なるべく安いときに買うことが多いでしょう。それでもどれくらいになったら買い時かをみつけるのは、投資のプロでも難しいことです。


つみたてNISAは、積立投資なので一括投資と異なり、始めようと思ったらすぐに始めることをおすすめします。早く始めることで次のメリットがあります。

  • 複利効果を活用できる
  • 少しでも長期運用するほうが累計運用益を大きくできる
ただし、なるべく次の銘柄を選ぶことを心がけましょう。
  • 成長性のあるもの
  • 信託報酬が安いもの
  • 運用実績のよいもの

つみたてNISAで投資信託を売る理想のタイミング


つみたてNISAは、積立金額がどれくらいになったら解約しなければならないという決まりはありません。


運用している投資信託は、どれくらいであっても売却できます。とはいえ長期運用でメリットのあるつみたてNISAです。いつ売ったらよいか悩む人も多いことでしょう。


インデックスファンドなどであれば、株価が高くなったときに売ろうと考える人が多いかもしれません。しかし、どれくらいが最高値かを見分けるのも難しいのです。


過去20年間の日経平均株価を見ると

  • 2003年 8,000円台
  • 2007年 18,000円台
  • 2012年 8,000円台
  • 2021年 30,000円超え
  • 2023年1月末 27,000円台
などと上下を繰り返しています。やはり、株価がどれくらいになったら売るタイミングかを見分けるのも難しいといえます。

  

例えば、子どもの教育費を蓄える目的で始めたなら大学入学時、目標金額を決めているのであれば目標金額に達したときなどに売却するのも一つの方法です。


家計状況を踏まえて資金が必要になったときに売却することも可能です。

つみたてNISAを解約する際の注意点2つ


運用がなかなか上手くいかないときには解約(売却)しようと考える人も多いでしょう。

また、現行のつみたてNISAは、非課税保有期間が20年と定められています。期間終了後はどれくらい積み立てていても必ず売却しなければなりません。

保有期限が近づいてきたら、利益が出たタイミングで売却するのも一つの方法です。


ただし、解約する際には以下の点に注意が必要です。解約する前によく考えて、解約か、継続かを決めましょう。

  • ①非課税枠の再利用ができない
  • ②短期間だと成果が出にくい
それでは一つずつみていきましょう。

①非課税枠の再利用ができない

解約時には、非課税枠の再利用ができないことに注意が必要です。

例えば、つみたてNISA口座で40万円の投資信託を買い、その後売却しても一度使った40万円の非課税枠は他の投資信託購入等に再利用できません。

ただし、翌年の1月以降になれば、新たに積立投資できます。

利益が出たときやしばらく運用成果が出ない場合には、売却しようと思いがちです。しかし、長期間の運用で利益を得られる商品なのでよく考えてから解約しましょう。

②短期間だと成果が出にくい

つみたてNISAは長期運用でメリットを生かせる制度です。短期間で売却すると、どれくらい積立額があっても複利効果を期待できません。

商品の値動きとは関係なく、定期的に一定額を積み立てていくドルコスト平均法を利用しています。このため、リスクを抑えた投資が可能です。

つみたてNISAは年間投資額40万円までの少額投資です。毎年40万円ずつ20年間継続すれば総投資額が800万円と一定の資産形成ができます。

つまり、積立NISAは、短期で売却していてはあまり意味のない資産運用になってしまいます。長期運用で複利効果を活かしてこそ有効な資産形成手段といえます。

つみたてNISAで利益を増やすために長期投資を心がける


通常の金額制限のない投資であれは、安いときに大量に買って高くなったときに売ることで大きなリターンを得られます。


ただし、積立NISAは少額投資制度なので短い期間で少しお金が貯まったからといって解約しても得られる利益は僅かです。


少しずつでも長期間、コツコツと継続してこそ大きな利益を得られます。


2024年からは新しいNISA制度開始も決まっていますが、2023年中に始めた積立NISAは、2042年まで運用できます。


新しい制度では「つみたて投資枠」に名称が変わっています。年間に120万円まで積立できます。


つまり、2024年からは、現行の積立NISAと新しいつみたて投資枠を並行して運用すれば年間に160万円まで積立投資ができます。


今すぐ始めれば、NISA制度の理解を深めることができますし、新制度開始後、平行して運用すればより多くの資産を膨らませる可能性があります。

まとめ:つみたてNISAで利益を増やすには長期投資が大切


この記事では、つみたてNISAで得られる利益はどれくらいか売買のタイミングについて解説しました。


積立NISAで利益を決める要素は、積立金額・運用期間・利回りの3つです。


利益をより多く出すためには、家計状況を踏まえて無理のない積立を長期間継続することが最も大切といえます。


つみたてNISAの投資信託を買うタイミングは、なるべく早く銘柄をよくみて買うことがより多くの利益をだすための近道です。


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