つみたてNISAの楽天証券での始め方とは?SBI証券との違いも解説!

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「つみたてNISAを楽天証券で始めるにはどうすればいいの?」最近人気の楽天証券でつみたてNISAを始めたいですよね。今回は楽天証券でつみたてNISAの始め方や申込手順や購入手順などを詳しく解説します。


▼この記事を読んで欲しい人
  • 楽天証券でつみたてNISAをはじめようと考えている方
  • 他の証券会社より楽天証券を選ぶメリットについて知りたい方

内容をまとめると

  • 楽天証券でつみたてNISAをはじめると楽天ポイントが貯まり、貯めたポイントで投資もできる 楽天証券でつみたてNISAをはじめるときは、低リスクで運用できるインデックスファンドや1つの投資信託で分散投資できるファンドがおすすめ
  • 楽天証券では決済方法を楽天カード決済に設定しハッピープログラムを活用することで効率よく楽天ポイントを貯められる
  • つみたてNISAについて悩んでいるなら、顧客満足度93%のマネーキャリアがおすすめ!
  • マネーキャリアは対面またはオンラインで無料相談できるから初めての方でも安心!

ネット証券で人気の楽天証券とSBI証券の比較


これからつみたてNISAをはじめようと考えている方にとっては、楽天証券以外にも多くの選択肢となる証券会社があります。では、同じネット証券である「SBI証券」と比較すると、どちらが良いのでしょうか。


いくつかの要素から楽天証券とSBI証券を比較した、次の表をご覧ください。

比較要素楽天証券SBI証券
取扱商品数※184
ETFなし
185
ETFなし
購入手数料0円0円
最低購入額100円100円
専用アプリなしあり
「かんたん積立」
ポイント制度楽天ポイントTポイント
Ponta
dポイント
Vポイント(クレジットカード決済利用時)

※2023年1月現在の商品数


これだけ見ると、両者にほとんど差はありません。楽天証券の方がわずかに商品数が多いですが、ETFの取扱がないのはどちらも同じです。購入手数料・最低購入額も変わりません。


明確に違いがあるのは「ポイント制度」であり、楽天証券とSBI証券では貯められるポイントの種類に大きな違いがあります。楽天証券を利用するとすべて楽天ポイントで還元を受けられるというメリットがあります。

楽天証券でのつみたてNISAとは


これから楽天証券でつみたてNISAをはじめようと考えている方がおさえておくべき基本事項があります。


まずは楽天証券でのつみたてNISAについて、

  • つみたてNISAとは?
  • つみたてNISAと一般NISAの違いとは?
これらの基本事項を解説していきます。

つみたてNISAの概要

つみたてNISAは「少額投資非課税制度」ともいいますが、これは最長20年間にわたって非課税で投資信託での積み立てができる制度です。


詳細については、次の表をご覧ください。

項目詳細
対象者20歳以上の
国内居住者
投資方法積立方式
投資上限額年間:40万円
合計:800万円
非課税期間最長20年
運用商品※投資信託

※国税庁が認可したもののみ


利用できる投資信託は金融機関によって異なりますが、楽天証券では現在181種類のファンドから自由に選択できます。

つみたてNISAと一般NISAの違い

つみたてNISAとは異なる「一般NISA」という制度がありますが、この2つの違いは次のとおりです。

項目つみたてNISA一般NISA
投資方法積立方式のみスポット方式
積立方式
投資上限額年間:40万円
合計:800万円
年間:120万円
合計:600万円
非課税期間最長20年最長5年
運用商品投資信託のみ
株式・投資信託

つみたてNISAは一般NISAよりも非課税期間が長く、上限額も高く設定されているため、長期的な目標を持って積み立てを行いたい人に向いています。


ただし一般NISAは株式にも投資できるのに対して、つみたてNISAは国税庁が認可した投資信託のみに限定されています。

楽天証券でつみたてNISAを始めるメリット


これから楽天証券でつみたてNISAをはじめることによって、他の証券会社とは異なるどのようなメリットを得られるのでしょうか。


次は楽天証券でつみたてNISAをはじめるメリットについて、

  1. つみたてNISA利用による楽天ポイントの付与
  2. 貯めた楽天ポイントでの直接投資が可能
  3. 口座開設による楽天銀行の金利上昇
  4. 楽天証券利用者限定の楽天市場での割引
  5. 選択できる金融商品の種類が豊富
以上の点を解説していきます。

メリット① つみたてNISAで楽天ポイントがたまる

楽天証券では「ポイントプログラム」が用意されており、投資信託では月末の残高に応じて「10〜500ポイント」が付与されるようになっています。


詳しいポイントの貯め方については後ほど詳しく解説します。

メリット② 楽天ポイントで投資できる

楽天ポイントコース」に加入していれば、貯めた楽天ポイントをそのまま投資に使用できます。

つみたてNISAの場合は積立注文となるため、事前に積立注文画面からポイント利用設定をしておくと、積立時に自動的にポイントが利用されます。

たとえば3種類のファンドを運用しており、所有している1500ポイントの中から「1,000円分」のポイント利用設定をしている場合は、
  • 10日:Aファンド積立で500ポイント利用
  • 16日:Bファンド積立で500ポイント利用
  • 20日:Cファンド積立時にはポイント利用されない
このようにポイントが積立に利用されます。

20日にポイントが利用されないのは、すでにポイント設定利用額の1,000円に達しているからです。また、この例は楽天カードクレジット決済を利用している場合に限ります。

メリット③ マネーブリッジを利用すると楽天銀行の普通預金金利が上がる

楽天証券の口座と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」を利用すると、

  • 楽天銀行の預金金利が「0.10%」にアップ
  • 「スイープサービス」により残高不足時に楽天銀行から不足分を自動入金
  • 「投資あんしんサービス」による資金の自動振替
このような特典を受けられます。

なかでも魅力的なのが楽天銀行の金利が「0.02%」から「0.10%(税引後0.079%)」になる点です。たとえば100万円を10年預けると「7,976円」ほどの利息になります。

ちなみに金利「0.10%」が適用されるのは預金残高300万円までであり、預金残高300万円を超えると金利は「0.04%(税引後0.031%)」となります。

メリット④ 楽天市場でのお買い物がお得になる

楽天証券利用者は「スーパーポイントアップ(SPU)」プログラムによって、楽天市場での商品購入時の楽天ポイント倍率が増加します。


ポイントアップが適用される条件は、

  • 月間30,000円以上の投資信託へのポイント投資:0.5倍
  • 月間30,000円以上の米国株式(円貨決済)でのポイント投資:0.5倍
以上のとおりです。

普段から楽天市場を利用している方にとっては大きなメリットとなります。

メリット⑤ 商品の品揃えが豊富

楽天証券のつみたてNISAで取り扱っている投資信託は現在「181種類」であり、豊富な選択肢から希望する商品を選ぶことができます。


ファンドの一例を挙げると、

  • 野村インデックスファンド・JPX日経400
  • eMAXIS 全世界株式インデックス
  • iFree TOPIXインデックス
  • たわらノーロード バランス(8資産均等型)
  • SMT 新興国株式インデックス・オープン
  • 楽天・全米株式インデックスファンド
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債権重視型)
このような投資信託が選択肢となります。

基本的にはインデックスファンドを中心に運用することになりますが、一つの投資信託で国内外の債権・株式など複数の商品に簡単に分散投資できるバランスファンドも必要に応じて選択できます。

楽天証券のつみたてNISAでの取り扱い商品について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

楽天証券でつみたてNISAを始めるデメリット


ここまでは楽天証券でつみたてNISAをはじめるメリットについて解説しましたが、実際は注意しなければならないデメリットもあります。


そこで次は楽天証券でつみたてNISAをはじめるデメリットとして、

  1. ETFを取り扱っていない
  2. つみたてNISA専用アプリはない
以上の点を解説していきます。

デメリット① ETFの取り扱いがない

楽天証券のつみたてNISAではETF(上場投資信託)の取り扱いがないため、ETFでの運用を考えている方は注意が必要です。


本来つみたてNISAにおいて運用できるETFは以下の7種類あり、

  1. ダイワ上場投信-トピックス
  2. ダイワ上場投信-日経225
  3. ダイワ上場投信-JPX日経400
  4. 上場インデックスファンド 米国株式(S&P500)
  5. 上場インデックスファンド 世界株式(MSCI ACWI)
  6. 上場インデックスファンド 海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
  7. 上場インデックスファンド 海外新興国株式(MSCIエマージング)
これらいずれの商品も楽天証券では取り扱っていません。

ETFは低コストで簡単に分散投資ができるというメリットがありますが、商品の組み合わせやリバランスを自分で行う必要があったり、積立投資を自動化できないなどのデメリットもあります。

楽天証券ではETF以外で豊富な選択肢が用意されているため、ETFが選べないこと自体のデメリットは小さいといえます。

デメリット② つみたてNISA専用のアプリがない

楽天証券ではつみたてNISA専用の取引アプリは用意されていません。そのため、買付や商品変更はすべてウェブサイト上で行うことになります。


実際のところ楽天証券では「iSPEED」というAndroidOSとiOSに対応したトレードアプリが用意されていますが、こちらは株式取引やFX利用者専用であり、つみたてNISAには非対応です。


ただしつみたてNISAは同一の商品を長期運用することが大前提であり、基本的にリアルタイムでの取引が必要ないため、運用上専用アプリがないことで困ることは少ないでしょう。

楽天証券でのつみたてNISAに関する口コミ


楽天証券でつみたてNISAをはじめようと考えている方は、実際の利用者によるレビューを参考にしたいと思っていることでしょう。

そこで次からは、楽天証券に関する口コミを3つ紹介していきます。

30代女性

手数料が定額なのが良い

いつもはスマホアプリのみを使っていて、使用頻度は月に数回程度だが、それでも手数料が定額制であるのが良い。銘柄をもっと簡単にカスタイマイズできるようになるともっと良い、

60代男性

使い勝手が良い

マーケットスピードと使い勝手が良好であり、売買取引もスムーズ。各種チャートを見ながら最適な売買取引のタイミングを見出している。

40代女性

大手なので安心して利用できる

この証券会社は大手なので安心。親族は昔からある証券会社を利用しているが、取引のたびに電話連絡したり書類を送ったりしていたのですべて楽天証券に移行した。リアルタイムで確認できるのが非常に便利。

楽天証券でのつみたてNISAの始め方


楽天証券でつみたてNISAをはじめようと決めた方のなかには、そもそもどうやって登録すれば良いのか分からない、という方もおられるでしょう。


そこで次は、楽天証券でのつみたてNISAのはじめ方について、

  • 楽天証券の口座をまだ開設していない場合
  • 楽天証券の口座をすでに開設している場合
それぞれの事例ごとに解説していきます。

楽天証券の総合取引口座を持っていない方

楽天証券の取引口座を持っていない方は、

  1. 専用口座の開設を申し込む
  2. スマートフォンで本人確認をする
  3. 申込者の個人情報を入力する
  4. メールで受け取ったログインIDでログインする
  5. 初期設定・マイナンバーの登録を行う
以上の手順で申し込みます。それぞれの手順について詳しく解説していきます。

専用口座の開設を申し込む

最初はこちらのページの「総合口座・NISA口座同時申込み」から総合口座の開設を申し込みます。楽天会員ではない場合、楽天会員の登録もこちらから行うことになります。本来は書面で必要な「口座設定申込書」や「非課税口座開設届出書」の手続きがすべてオンラインで行えるのは、とても便利です。

スマートフォンで本人確認をする

次はスマートフォンで本人確認をします。クイック口座開設の場合は本人確認書類として有効な、
  • 運転免許証
  • 住民票のコピー・印鑑登録証明書
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
以上いずれかの書類を用意したうえで、「eKYC」という仕組みを用いてスマートフォン上で顔と本人確認書類を照合しながら本人確認を行います。免許証を撮影したり免許証のコピーを郵送で送ったりする必要がないので、非常に便利です。

申込者の個人情報を入力する

次は申込者の個人情報を入力します。入力する情報は氏名・生年月日・性別などです。すべて間違いのないように入力しましょう。

メールで受け取ったログインIDでログインする

ここまでの処理がすべて完了していると登録したメールアドレスにログインIDが送付されるため、そのログインIDを用いて初回ログインを行いましょう。

初期設定・マイナンバーの登録を行う

初回ログイン後、最初に初期設定およびマインバーの登録を行います。初期設定はPCおよびスマートフォンから行えます。その他にも、
  • ログインパスワードを変更する
  • 取引暗証番号を設定する
  • アンケートに回答する
  • 勤務先を登録する
  • 国籍を登録する
これらの設定が必要です。

楽天証券の総合取引口座を持っている方

すでに楽天証券の取引口座を開設済みの方は、

  1. 楽天証券にログインする
  2. 受付完了メールが送付されるので確認する
以上の2ステップで登録が完了します。それぞれの内容はさきほど「楽天証券の総合取引口座を持っていない方」で開設したのと同様です。

ちなみにどちらの場合も「郵送で口座開設」を選択してしまうと大幅に手間と時間が増えてしまうため、ネット環境が用意できない方でない限りオンラインでの口座開設を行いましょう。

【初心者向け】つみたてNISAの銘柄の選び方


つみたてNISAで効率よく資産形成を行いたいなら、「銘柄選び」は非常に重要です。


そこで次は、つみたてNISAでどのような基準で銘柄を選べば良いのか、

  1. 全世界に分散投資できる銘柄を選択
  2. インデックスファンドを選択
  3. 信託報酬が低い銘柄を選択
  4. 純資産総額が大きい銘柄を選択
以上4つのポイントをそれぞれ解説していきます。

ポイント① 全世界に分散投資する銘柄

つみたてNISAで選択できる株式が投資対象となるインデックスファンドの中には、先進国・新興国を問わず全世界の株式にまとめて分散投資できる、

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

このような投資信託があります。 

いずれも米国株式と新興国株式で構成されている投資信託です。同ジャンルのファンドごとの細かい違いについては後ほど取り上げます。

ポイント② インデックスファンド


つみたてNISAではインデックスファンドを選択することで、低リスクで安定的な運用ができるため、投資初心者には特におすすめできます。


インデックスファンドは日経平均株価など特定の指数に沿う運用を行うため、元本割れする確率がアクティブファンドよりも小さいです。


楽天証券で選べるインデックスファンドには、次のような種類があります。

  • 野村インデックスファンド・JPX日経400
  • 野村インデックスファンド・TOPIX
  • eMAXIS 日経225インデックス
  • MAXIS Slim 先進国株式インデックス
これらインデックスファンドは基本的に変動状況が分かりやすく、手数料も低く設定されています。

なかでもポイント①で紹介したような「1つの投資信託で複数の商品を運用できる」タイプの投資信託がおすすめです。

ポイント③ 信託報酬が低い銘柄

信託報酬(運用手数料)が低い銘柄を選択することで、運用時の無駄なコストを省けるため資産形成の効率が向上します。


一例として楽天証券のつみたてNISAで選択できる銘柄には、

  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX):0.154%
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均):0.154%
  • iFree TOPIXインデックス:0.154%
  • たわらノーロード全世界株式:0.132%
  • 東京海上セレクション・日本株TOPIX:0.154%
このような種類があります。

これらはつみたてNISAで選択できる銘柄の中でもとりわけ信託報酬が低いファンドであり、信託報酬が低いものは基本的にすべてインデックスファンドです。

ポイント④ 純資産総額が大きい銘柄

銘柄によって異なる「総資産総額」はそれぞれのファンドが運用する資産の総額、いわば「規模」を示すものであるため、総資産総額が大きい(=規模が大きい)銘柄を選ぶことをおすすめします。


総資産総額が小さい銘柄を選択することでのデメリットは、規模が小さい故に「繰上償還」のリスクが高まるという点です。いわば、投資信託の運用が予定年数よりも前倒しで終了してしまう可能性が高いのです。


同時に、総資産総額が「右肩上がり」か「右肩下がり」かもチェックできます。基本的に運用年数が長く、総資産総額が増加傾向にあり将来性が見込める銘柄を優先的に選ぶべきです。

楽天証券でのおすすめのつみたてNISAの銘柄4選


さきほど「選び方」の時点で紹介したつみたてNISAの銘柄について、より詳しく知りたいと思われる方も多いでしょう。


そこで次は楽天証券のつみたてNISAでおすすめできる、

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式
  • SBI・全世界株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
以上の銘柄について詳しく解説していきます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、日本および海外(先進国・新興国)の株式に投資できるインデックスファンドです。


連動する指標は「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」であり、現時点での信託報酬は「0.1144%」とトップレベルの低コストを誇ります。総資産総額も約「5177億円(前年比+236.76%)」と規模が大きいため安心して運用できます。


くわえて当銘柄は楽天証券の買付ランキングでも3位であり、値上がり率も全体の41位と、ずば抜けて高いわけではありませんが悪くはない伸び率です。基準価額、総資産総額ともに右肩下がりであるため、将来性も高いといえます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、1つのファンドで米国の500種類もの銘柄にまとめて分散投資できるインデックスファンドです。


連動する指数は「S&P500」であり、現時点の信託報酬は「0.0968%」とこちらもかなりの低コストで運用できます。総資産総額は約「1兆1,000億円」と非常に大規模であり、3年以上の運用実績があります。


また「S&P500」は歴史的にみても経済悪化への耐性が強く、2008年のリーマンショックや2021年のコロナウイルスまん延などによる一時的な暴落があっても、全体的にみれば右肩上がりの状況が続いています。


くわえて当銘柄は人気が高いのもおすすめポイントです。現時点での楽天証券の買付ランキング・積立設定件数ランキング合わせて堂々の第1位であるため、どれを選べば良いか分からないという人でも、とりあえずこれを選んでおけば間違いないといえるほどの安定感があります。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」は、日本を含む全世界の株式に分散投資できる銘柄です。


連動する指数は「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」であり、現時点での信託報酬は「0.1102%」とかなり低いです。総資産総額は約「589億円」と高水準であり、4年の運用実績があります。


なぜこちらの銘柄が「雪だるま」と呼ばれているかというと、たとえ少額投資でも長期にわたって効率よく「雪だるま方式」で積み立てていくことを目標としているファンドだからです。


当銘柄は1つの投資信託だけで先進国・新興国の両方を含む約6,000銘柄にまとめて分散投資ができますが、米国の株式が半分を占める割合であることでローコスト・ローリスクながらも高い効率での資産形成を期待できます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

最後に解説するのは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」です。当ファンド1本で全世界の株式に分散投資します。


この銘柄に「楽天・ヴァンガード・ファンド」という別称が付いているのは、総資産残高8兆円超えを誇る大手運用会社の「ヴァンガード社」が運用しているからです。すべての銘柄を合わせると約8,800種類にもなり、最大規模です。


現時点での信託報酬は「0.202%」純資産額は約「1,746億円」です。信託報酬はずば抜けて低いわけではなく値上がり率も同分類の78件中54位と高くはありませんが、それでも楽天証券の買付ランキング6位、積立設定件数4位と多くの人に選ばれていることが分かります。


こちらは「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」よりも米国の株式が占める割合が高いため、米国株式に投資したいがリスクマネジメントとして新興国等の株式も同時運用しておきたい、と考えている方におすすめです。

楽天証券でのつみたてNISAの購入手順


楽天証券に登録して早速つみたてNISAをはじめたいと考えているなら、まず「どのように金融商品を購入するか」という手順を理解する必要があります。


そこで次からは楽天証券のつみたてNISAで購入手続きを行う手順について、

  1. 楽天証券にログイン
  2. 購入したい投資信託を選択
  3. つみたてNISAの運用設定(タイミング・金額)
  4. 目論見書と約款を確認
  5. 注文内容確認・取引暗証番号入力
以上の手順をそれぞれ解説していきます。

① 楽天証券にログインする

最初は楽天証券にPC・スマートフォン等の端末でログインします。楽天証券のログインページはこちらです。


ログイン後は上部のタブから「NISA つみたてNISA」と表示されているタブを選択するとマーケット情報・取引画面へと移行します。

② 購入する投資信託を選択する

次は上部タブから「ファンドを探す」を選択し、購入する投資信託を選びます。


投資信託の選び方(検索方法)は以下の4種類あり、

  • ファンドを個別に探す(個別検索)
  • おすすめから選ぶ(パッケージ)
  • おすすめから選ぶ(ファンド)
  • 自分で一から選ぶ
すでに運用商品が決まっている場合は一番下の「自分で一から選ぶ」で、ファンド名で検索します。

検索すると該当するファンドが羅列されるため、その中から希望するファンドを選択します。検索時はファンドスコアや基準価額、純資産総額や買付ランキング等で並び替えて比較することが可能です。

③ 積立のタイミングと積立金額を決める

次は積立の決済方法(クレジットカード・銀行引落)を決めた後に、積立に関する詳細設定を行います。


設定が必要な項目は、

  • 金額・分配金コースの設定:毎月の積立金額や分配金コースの設定
  • 今年のつみたてNISA枠を最大限利用する:年度中から加入した場合の増額設定
  • ポイント利用設定状況:楽天ポイントでの投資有無・ポイント利用方法の設定

以上のとおりです。


楽天証券での最低積立金額は「100円」です。最初少なめに設定したとしても後ほど変更できます。年の途中から加入した方はつみたてNISAの非課税枠を使い切るために増額設定を行うことも可能です。


楽天ポイント投資設定に関しては「利用する」「利用しない」どちらかを選択できます。「利用する」を選んだ場合は、月に最大何ポイントまで利用するかも設定します。「すべての利用可能ポイントを使う」を選択しなかった場合は、月初めの注文から順番にポイントが利用される形となります。

④ 目論見書と約款を確認する

運用商品を決めると「目論見書」と「約款」のリンクが表示されるため必ず確認し、同意します。


目論見書とは各ファンドにおける、

  • 賞品分類および属性区分
  • 購入に伴う注意事項
  • ファンドの目的・特色や仕組み
  • ファンドの分配方針や投資制限
  • 構成ファンド名と運用会社名・管理報酬
  • 基準価額の変動要因
  • 基準価額・純資産の推移状況
  • ファンドの費用・税金
このような詳細情報が掲載されたものです。運用商品の説明だけでなく「どのような要因で暴落しやすいのか」といったリスクも事細かに説明されているため必ず確認しましょう。

投資信託の運用に関する規定が定められた「約款」の内容も「目論見書」に含まれていますが、別途「請求目論見書」の交付申請を行うか、委託会社のホームページから「請求目論見書」をダウンロードして約款の全文を確認することもできます。

ちなみに目論見書に関しては加入手続きを行わなくても確認が可能です。たとえばこちらのページでは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の目論見書や運用報告書がPDF形式でダウンロードできます。

⑤ 注文内容確認および取引暗証番号を入力する

④の処理を終えて注文確認ページに進むと、取引暗証番号を入力する画面に移行します。


取引暗証番号はすでに口座開設時に設定しているはずなので、その数字を入力すれば手続き完了です。

楽天証券でポイントを貯める方法


楽天証券では取引によって楽天ポイントを貯めることができますが、決済方法によってポイントの貯め方が変わります。


そこで次は楽天証券でポイントを貯める方法について、

  • 楽天カード決済で貯める方法
  • ハッピープログラムで貯める方法
それぞれのやり方と条件を確認しましょう。

① 楽天カード決済

楽天証券の決済方法を楽天カード決済に設定すると、楽天ポイントが「100円ごとに1ポイント」貯まります。


ただし代行手数料(投資信託の販売会社が受ける手数料)が年率0.4%未満のファンドでは「500円ごとに1ポイント」となります。


楽天カードでの決済は各種締め日があり、

  • 積立申込締切日:毎月12日まで
  • 登録カード認証:13〜16日
  • 買付日:翌月1日または8日
  • カード支払い日:27日
上記のスケジュールが適用されます。カード決済で「ポイント投資」に設定している場合は月初の買付から順番にポイントが適用され、上限に達するとそれ以上のポイントは消費されません。

② ハッピープログラム

楽天証券では「ハッピープログラム」という、エントリーすると条件付きでポイントを貯められる制度があります。


ポイントの付与条件は運用商品によって異なっており、投資信託の場合は月末時点の到達残高に応じて「10〜500ポイント」が付与されます。詳しい付与条件は次の表をご覧ください。

月末時点での到達残高進呈ポイント
10万円10
30万円30
50万円50
100万円100
200万円100
300万円100
400万円100
500万円100
1,000万円100
1,500万円100
2,000万円100

※以上の残高にはじめて達した場合のみ付与


ポイントが進呈されるのは翌々月の2日で、ハッピープログラム対象外のポイントは資産形成ポイントとして翌々月の第1営業日に付与されます。

つみたてNISAについて不安ならファイナンシャルプランナーに相談

ここまで解説してきたことを理解して、改めてつみたてNISAを楽天証券で初めてみたいと感じた方も多いでしょう。しかし同時に、いくつもの不安や疑問をまだ抱えておられるかもしれません。


そこでさまざまな疑問をきちんと解消してからつみたてNISAをはじめたい方は、お金や保険のプロともいえる「ファイナンシャルプランナー(FP)」に一度相談してみることをおすすめします。


ファイナンシャルプランナーは保険販売員や銀行員のような立場とは異なり中立の立場で、ライフプランの設計を手伝ってくれたり、相談者が加入するべき保険や家計状況に応じたおすすめの投資方法を提案してくれます。


しかし、本来ファイナンシャル・プランナーは弁護士などの専門家に相談する場合と同様に相談料がかかります。そこでおすすめできるのが、無料FP相談サービスである「マネーキャリア」です。


マネーキャリアは3,000人のFPと提携しており、さまざまな分野に秀でたFPの中からもっとも相談者のニーズに合ったFPを割り当ててくれます。


マネーキャリアでの相談はすべてオンラインで実施するため、わざわざ店舗に行く必要がなく、スマートフォンやパソコンなどの端末があれば誰でも気軽に相談できます。

まとめ:FPに無料相談してつみたてNISAを始めよう!


今回は楽天証券のつみたてNISAについてさまざまな点を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。


楽天証券は投資初心者の方にもおすすめできますが、充実した楽天ポイント付与制度があるため元々各種楽天サービスを活用していた方にこそ強くおすすめできます。


それでも他の証券会社と比較してから決めたい方や、その他のつみたてNISAに関する悩みがある方はぜひ利用者満足度93%の無料FP相談サービスであるマネーキャリア」を一度活用してみてはいかがでしょうか。


ほけんROOMではこの記事以外にも役に立つ記事を多数掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。

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