更新日:2024/03/07
新NISAの非課税上限枠1800万円の最適解は最速5年使い切るべき?
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 新NISAの非課税上限枠1800万円の最適解は最速5年で使い切るべき?
- 最速5年で使い切るVS15年で使い切るは「5年で1800万円」が勝った
- 長期運用で「利息が利息を生む」複利効果が期待できる
- 新NISAは「無期限化」されたけど、実は終わりがくる可能性も
- 新NISAの非課税上限枠1800万円を最速の5年で使い切る方法は?
- 新NISAの年間投資枠は360万円×最短5年で1800万円
- 積立投資枠で年間120万円を積立投資する
- 成長投資枠で年間240万円を一括投資する
- 【シミュレーション】1800万円を5年間で使い切るのは最適解?
- 非課税枠の1800万円を5年で使い切る場合
- 非課税枠の1800万円を10年で使い切る場合
- 非課税枠の1800万円を20年で使い切る場合
- 「5年で1800万円 VS 20年で1800万円」運用益が高いのはどっち?
- 早く使い切った方が1億1053万円も勝った
- 最速の5年で早く使い切ることのメリット
- 無期限だからこそ10年20年でゆっくり使い切ることのメリット
- 新NISAで1800万円を最速5年で使い切る計画は専門家に相談
- 新NISAという前例のない制度にチャレンジするということ
- 専門家はこう選ぶ!確認するべきポイント4つ
- 顧客満足度98.6%のマネーキャリアに何度でも無料相談
目次
新NISAの非課税上限枠1800万円の最適解は最速5年で使い切るべき?
新NISAでは非課税上限枠の1800万円が早くて5年で使い切れると聞きました。
早くて5年で使い切れるとは言っても、最速5年の使い切りを目指すべきなのでしょうか?
- 早く使い切るVSゆっくり使い切るは「早く使い切る」が勝った
- 長期運用で「利息が利息を生む」複利効果が期待できる
- 新NISAは「無期限化」されたけど、実は終わりがくる可能性も
最速5年で使い切るVS15年で使い切るは「5年で1800万円」が勝った
つみたて開始年 | 1973年 | 1975年 | 1980年 | 1985年 | 1990年 | 1993年 |
---|---|---|---|---|---|---|
保有終了年 | 2002年 | 2004年 | 2009年 | 2014年 | 2019年 | 2022年 |
毎月30万円×5年 | 1億7952万円 | 2億2174万円 | 1億2590万円 | 2億636万円 | 2億2222万円 | 2億6395万円 |
毎月10万円×15年 | 1億3616万円 | 1億4722万円 | 8579万円 | 1億3985万円 | 1億3522万円 | 1億5342万円 |
新NISAの元本は合計1800万円ですが、ニッセイ基礎研究所の前山裕亮さんによると、早く元本を使い切るのとゆっくり使い切るのでは、過去の実際の運用益は「早く使い切る」ほうが圧倒的に利益を生みました。
たとえば、米国株式S&P500を合計1800万円、「毎月30万円×5年」と早く使い切ったときと、「毎月10万円×15年」とゆっくり使い切った時は、早く使い切ったときのほうが、1973年以降どの期間も早く使い切ったほうが勝つ結果となりました。
早く使い切ることによって、元本に投資の複利効果が期待でき、雪だるま式に利益が膨らんでいくようになります。
※参考文献:ニッセイ基礎研究所
長期運用で「利息が利息を生む」複利効果が期待できる
新NISAは「無期限化」されたけど、実は終わりがくる可能性も
新NISAでは非課税保有期間が無期限化されましたが、国が無期限化を取り消す可能性があります。
というのも、旧NISAであるつみたてNISAはもともと投資可能期間が2037年まででしたが、新NISAの開始に伴い、投資可能期間が2023年までに短縮されました。NISAはもともと高齢者の投資を優遇するために発案された制度であるため、少子高齢化社会を支えるための社会保障関係費として、NISAの非課税制度が今後改正される可能性があります。
政権交代や国の財政状況によって、非課税期間の無期限化が、必ずしも今後保証されるとは言い切れません。
※参考文献:大和総研
新NISAの非課税上限枠1800万円を最速の5年で使い切る方法は?
- 新NISAの年間投資枠は360万円×最短5年で1800万円
- 積立投資枠で年間120万円を積立投資する
- 一般成長枠で年間240万円を一括投資する
新NISAの年間投資枠は360万円×最短5年で1800万円
積立投資枠で年間120万円を積立投資する
新NISAでは、積立投資枠で年間120万円を積立投資することができます。したがって、月10万円まで満額でつみたてることができます。金融庁が指定した銘柄の中から選択して投資することが可能です。
なお、金融庁が指定している銘柄は、つみたてNISAのときと変わりません。対象商品の指定インデックス投資信託は227本、指定インデックス投資信託以外のアクティブ運用投資信託等は45本、合計272本です(2023年12月28日現在)。
対象商品一覧は「つみたてNISAの対象商品」から確認することができます。
▼新NISAを取り扱っている金融機関は限られています。新NISAを取り扱うおすすすめの口座はこちらから!
成長投資枠で年間240万円を一括投資する
新NISAでは、成長投資枠で年間240万円を一括投資することができます。購入する時期に制約はないため、好きなタイミングで年間240万円まで購入することができます。購入できる銘柄は、以下の4つの要素を除外した商品です。
- 整理銘柄や監理銘柄
- 信託期間20年未満の投資信託等
- 毎月分配型の投資信託等
- デリバティブ取引を用いた一定の投資信託等
上場廃止が決まっている企業の株式(整理銘柄)や、名前に「●倍ブル」「●倍ベア」といった言葉が付くファンドは対象外です。
対象商品一覧は「NISA成長投資枠対象商品リストの更新スケジュール」から確認することができます。
【シミュレーション】1800万円を5年間で使い切るのは最適解?
新NISAで1800万円を投資した場合のシミュレーションをすると、利回り%の場合、30年間の資産の推移は以上のようになりました。結果、最速の5年で使い切ることが、10年後、20年後、30年後の推移として、最も運用益の大きさが見込める結果となりました。
▼【シミュレーション】1800万円を5年間で使い切るのは最適解?
- 非課税枠の1800万円を5年で使い切る場合
- 非課税枠の1800万円を10年で使い切る場合
- 非課税枠の1800万円を20年で使い切る場合
非課税枠の1800万円を5年で使い切る場合
非課税枠の1800万円を5年で使い切る場合のシミュレーションで、利回り5%のとき、10年後の資産は2603万円、20年後の資産は4241万円、30年後の資産は6908万円でした。
※これはあくまでシミュレーションであり、運用成績を保証するものではありません。
非課税枠の1800万円を10年で使い切る場合
非課税枠の1800万円を10年で使い切る場合のシミュレーションで、利回り5%のとき、10年後の資産は2329万円、20年後の資産は3793万円、30年後の資産は6179万円でした。
※これはあくまでシミュレーションであり、運用成績を保証するものではありません。
非課税枠の1800万円を20年で使い切る場合
非課税枠の1800万円を20年で使い切る場合のシミュレーションで、利回り5%のとき、10年後の資産は1164万円、20年後の資産は3082万円、30年後の資産は5020万円でした。
※これはあくまでシミュレーションであり、運用成績を保証するものではありません。
「5年で1800万円 VS 20年で1800万円」運用益が高いのはどっち?
- 早く使い切った方が1億1053万円も勝った
- 最速の5年で早く使い切ることのメリット
- 無期限だからこそ20年でゆっくり使い切ることのメリット
早く使い切った方が1億1053万円も勝った
米国の株価指数S&P500で、1993年から2022年にかけて投資したときの差分は、なんと1億1053万円にものぼります。「新NISAで1800万円を最速5年で使い切るべき3つの理由」でも紹介しましたが、早く使い切ることによって、ゆっくり使い切ったときとの差分利益を獲得することができます。
投資対象は、米国の株価指数S&P500、全世界株式を指数化したMSCI社の「MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」(以下、ACWI)、日本株のTOPIX(東証株価指数)の3つです。
ほとんどの期間で、最速5年で1800万円を投資したほうが、ゆっくり15年で投資するより、その後の運用成績がよいという結果が出ました。過去のデータであるので、新NISA
にて利益保証されるものではありませんが、運用実績これほどまである以上、再現性は高いと言えます。
※参考文献:AREAdot.
最速の5年で早く使い切ることのメリット
無期限だからこそ10年20年でゆっくり使い切ることのメリット
無期限だからこそ20年でゆっくり使い切ることのメリットは、年間360万円満額積み立てられる人が多くないからこそ、自分のできる範囲で投資ができることです。
旧NISAでは積立期間が20年と制限されており、かつ多くつみたてられる額を持っているにも関わらず、年間投資枠が40万円のみであったために、運用益が思うように伸びなかったケースが多くありました。投資は掛けた金額が大きければ大きいほど、リターンもそれに比例して大きくなる仕組みです。
旧NISAのように、非課税期間が制限されている制度ではないので、満額の1800万円までを10年20年かけて多額投資することができます。
新NISAで1800万円を最速5年で使い切る計画は専門家に相談
- 新NISAという前例のない制度にチャレンジするということ
- 専門家はこう選ぶ!確認するべきポイント4つ
- 顧客満足度98.6%のマネーキャリアに何度でも無料相談
新NISAという前例のない制度にチャレンジするということ
1800万円という決まった金額でも、どう投資するかによって、30年後の運用益に1億1053万円もの差が開いていました。新NISAという前例のない制度にチャレンジするからこそ、経験豊富な専門家に相談する必要があります。
新NISAは投資対象商品が旧NISAとあまり変わらないものの、制度そのものは大改革がなされました。無期限化された投資期間や、大幅に広がった投資限度額は、投資家の選択肢を広げるものの、同時に成功と失敗のラインも大きく広がることになります。
新NISAで1800万円を5年で使い切るほうがより運用益が大きくなりますが、逆に言えば、どこにどう1800万円を使うかによって、今後の運用益が大きく左右されてしまいます。多額であるからこそ、最初に投資する銘柄は慎重に見極めなければなりません。では、どの専門家を選べばいいのでしょうか?
専門家はこう選ぶ!確認するべきポイント4つ
専門家を選ぶときに確認すべきポイントは4つです。1800万円という大金と、1億1053万円もの運用益の開きが出てしまうことから、専門家はしっかり見極めましょう。
- 専門性があること:FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得している
- 経験が豊富なこと:実際に投資で成功していて、再現性がある
- 信頼性が高いこと:口コミや評判でよいレビューを獲得している
- 料金形態が明示されているもの:顧客に誠実でぼったくりがない
顧客満足度98.6%のマネーキャリアに何度でも無料相談
専門家を選ぶときにおすすめのサービスは、マネーキャリアです。マネーキャリアでは、70社以上の金融コンサルタント会社と提携し、その中でトップクラスの専門性と満足度を兼ね備えたFPのみがマネーキャリアで対応しています。多くのFPを比較してよりよい専門家を見つけることができます。
マネーキャリアが取り扱っている専門家は、国家資格であるFP(ファイナンシャルプランナー)が対応します。FP取得率はなんと100%です。
マネーキャリアは、相談申込み数が80,000件です。投資に特化した専門家とも連携しているので、経験が豊富なFPに相談することができます。
マネーキャリアの顧客満足度は98.6%です。口コミ「担当の方は清潔感もあり、好印象で、聴きたかった年金の話だけでなく、必要なお金の金額やお金の管理の仕方など細かい部分まで教えてもらえて良かったです。嫌な顔もせずに丁寧にお話いただき、ありがとうございます。(男性 34歳 販売業)」
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