更新日:2022/11/30
資産運用目的で保険は活用するべき?保険の専門家が徹底解説!
資産運用と聞くと金融商品を思い浮かべるかもしれませんが、保険を活用することも可能です。しかし、全員におすすめできるわけではありません。保険での資産運用がおすすめな方や、活用できる保険の種類や特徴についてご紹介していきます。
内容をまとめると
- 保険の活用は資産運用に慣れていない方やリスクを抑えたい方におすすめ
- 活用できる種類は、変額保険・外貨建て保険
- 保険活用のメリットは自動で貯まる・保険料控除、デメリットは元本割れリスク・低利率
- 保険選びで悩んだら、マネーキャリアで相談がおすすめ
- 今ならスマホひとつで無料保険相談が可能!自分に合った商品を探しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
資産運用・資産形成に保険をおすすめという人の理由
老後の資金を準備するために、貯蓄を行っている方は多いと思います。しかし、貯蓄を行っても金額が増えるわけではありません。
そこで行いたいのが資産運用です。
この記事をお読みの方の多くは、保険が資産運用に活用できないか検討していらっしゃると思います。とくに老後資金を確保しておくためには個人年金保険は手段のひとつとして有効だと思いますよね?
保険を活用するメリットとしては、
- 元本割れしにくい
- 保険料控除が受けられる
などが挙げられます。
しかし、多くの場合保険での資産運用はお勧めできません。しっかりと確認していきましょう。
資産運用・資産形成で挙げられる2種類の保険商品
保険で資産運用を行う場合、ある程度商品が絞られてしまいます。
確かに個人年金保険など、資産運用が行えると言われている商品は数多くあるかもしれません。しかし、中にはほとんど増えないような商品も多数あるのです。
では、どのような保険を活用して資産運用ができるのでしょうか?ある程度種類が絞られることで、保険を選ぶ際の手間も省けることになります。
保険としては、
- 変額保険
- 外貨建て保険
の2つになります。
どちらの保険でも生命保険料控除の対象となっているため、保険で資産運用を行いつつ税金の控除にも役立つことになります。
2つの保険では資産運用が行えるという点は共通していますが、それぞれに違った特徴があります。以下でそれぞれの特徴を見ていきましょう。
①変額保険
変額保険は加入時にはどれくらいの金額が増えるのかは分かりません。運用状況に応じて満期保険金の金額が変動するタイプの保険です。
運用実績に大きく左右されるため、上手く運用が進めば大きく増えることになりますが、反対に運用状況によっては元本割れを起こしてしまう可能性もある商品です。
メリットとしては、
- 死亡保険金は保障される
- 保険料控除の対象
- インフレ対策
などが挙げられます。
運用状況によって満期保険金額は増減してしまう商品ですが、死亡保険金は基本保険金額が保障されるため、下まわることが無いことがメリットと言えます。運用状況が影響されないのかというとそうではなく、利益が出ているときに死亡保険金を受け取る際には利益分が上乗せされる仕組みとなっています。
また、貯蓄の場合にはインフレが起きてしまうと価値が下がってしまう可能性が高くなりますが、変額保険で資産運用を行っておけばインフレの影響で大きく利益を上げることができるため、インフレ対策としても活用できることになるのです。
デメリットとしては、
- 元本割れの可能性
- コストが割高
- デフレに弱い
などが挙げられます。
先ほどもご紹介したように、運用状況によっては元本割れとなってしまう事がデメリットとなります。必ず増えるという訳ではないことに注意しましょう。
運用は保険会社が行うため、運用や管理のための費用がかかることになります。通常の投資商品よりもコストが割高となってしまう事もデメリットです。
先ほどインフレ対策として活用できることはご紹介しましたが、デフレになる可能性を忘れてはいけません。デフレになってしまうとインフレとは逆に資産が減ってしまう可能性が高いことに注意しましょう。
②外貨建て保険
- 保険料が割安
- 為替市場によっては大きな利益が得られる
- 保険料控除が受けられる
- 為替変動のリスク
- 為替手数料がかかる
- 契約・解約時に手数料がかかる
資産運用・資産形成における保険とその他の金融商品の違い
資産運用に保険を利用することを選択する場合、他の金融商品を利用した場合と何が違うのか気になる方もいらっしゃると思います。
保険以外にも
- 個別株式
- 投資信託
などで資産運用は可能です。こちらの方が運用を目的としているため、大きく増える可能性もあると言えます。
個別株式投資は自身で株式を選び、投資を行う方法です。株に対する知識が必要となりますが、投資が上手くいけば大きな利益を上げることができます。また、株主優待を受けることができることもメリットです。
投資信託は自身は出資だけし、運用自体は専門家が行うため、専門的な知識はそれほど必要ありません。専門的な知識は不要ですが、運用自体はしっかりと行ってもらえるため、大きな利益が期待できる方法です。
保険以外にも資産運用は可能で、これらの方法を利用した方がより多くの利益が出せる可能性が高いのです。
では、保険とこれらの金融商品との違いはどこなのでしょうか?大きな違いとして挙げられるのが保障の有無です。
保険の目的は保障です。死亡時などには運用状況に関わらず一定以上の金額が保障されているのです。
そのため、資産運用と同時に死亡に対する保障などが得たい場合には保険を利用することがおすすめとなるのです。ただし、保障があるぶん利益は低めになってしまいます。
一方金融商品の場合の目的は投資です。死亡に対する保障などはありません。しかし、保障にかける金額が無くなる分、投資にほぼ全額をかけることができるため、利益も大きくなる傾向にあります。
このように根本的な目的が違っているため、どちらが自分に合っている方法になるのか、しっかりと考えてからそれぞれの商品を契約するようにしましょう。
資産運用で保険を活用するメリットとデメリット
資産運用に保険を活用する場合の一番のメリットは保障が得られることになります。死亡時などにはしっかりと保険金が支払われるため、万一に備えつつ資産運用を行っておきたい、という方にはかなりおすすめと言えるのです。
では、これら以外にメリットもしくはデメリットはあるのでしょうか?
メリットとしては、
- 自動的に貯められる
- 生命保険料控除
があります。しかし以下のようなデメリット
- 元本割れのリスク
- 投資と比較すると利率が低い
これらを総合的に判断し、保険で資産運用を行うことは自分に合っているのかを判断しなくてはいけないのです。メリットなどについて詳しく解説していきます。
メリット
最初に挙げられるのは自動的に貯められる、という点です。保険に加入した場合には月々保険料の支払いが必要になります。口座を登録することで自動で引き落とされますよね?
貯金が苦手な方でも、自動的に引き落とされるのであればしっかりと貯めることができます。保険料を支払う必要があることもメリットと言えるのです。
生命保険料控除が受けられることもメリットです。変額保険でも外貨建て保険でも基本は生命保険となるため、保険料控除の対象となるのです。所得税で最大4万円まで控除の対象となります。(参考:国税庁・保険料控除額)
さらに商品が個人年金保険で一定の条件を満たしている場合には、生命保険料控除とは別枠の個人年金保険料控除枠が利用できることになるため、より一層税金を抑えることに繋がります。
デメリット
メリットだけではなくしっかりとデメリットについても確認しておきましょう。まずは元本割れのリスクです。
運用で利益が出ることもあればその逆もあり得ます。そのため、保険商品の中でも元本保証がないものの場合には運用次第で元本割れとなってしまう可能性があるのです。普通に貯金をしていた方がよかった、と後悔してしまう可能性もあります。
また、元本保証のある保険商品だからと油断してはいけません。何かしらの理由で早期解約となってしまった場合には、運用期間などが足りずに元本割れを起こしてしまうのです。
投資と比較してしまうとどうしても利率は低くなってしまう事もデメリットのひとつに挙げられます。投資の場合にはかけた金額をほぼ全て運用に回すことができます。しかし、保険の場合には保障もあるため、投資に回す金額は少なくなると言えるのです。
さらに、予定利率を参考に保険商品を選ぶこともあるかもしれませんが、この予定利率は変更される可能性もあります。経済状況に影響を受け利率が下がってしまうと、思っていたよりも増えなかった、という可能性があることに注意しましょう。
まとめ:資産運用に保険を活用するならマネーキャリアで無料相談!
いかがでしたか?ここでは保険で資産運用を行うことについてご紹介しました。
保険で資産運用を行う場合には、専門的な知識があまり必要なく、さらには保障も同時に得られるため、資産運用と同時に保障も得たいという方にはかなりおすすめと言えます。
特に保険商品の中で変額保険と外貨建て保険は利率が高く増える可能性の高い商品と言えます。ただし通常の投資などの資産運用と同様に、確実に増えるわけではないことに注意しましょう。
資産運用に保険を活用する際には、通常の金融商品を選ぶよりはるかに簡単に感じるかもしれません。しかし、自分に合ったものを見つけるのはそれなりに大変な作業と言えます。
保険選びが難しく感じた場合には、マネーキャリアで無料相談がおすすめです。保険とお金のプロであるファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスしてくれます。
ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。
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