更新日:2022/03/29
資産運用で失敗しない人が実践する6つの大原則!失敗する人の特徴とは?
資産運用で失敗しないための方法を知っておけば、これからスタートする人も安心です。知らない投資商品に投資しないことや、長期分散積立という投資の原則を守ることで失敗を防げます。資産運用で失敗しないための6つの方法について、FPがわかりやすく解説します。
内容をまとめると
- 資産運用に失敗する人はセールスや他人からの助言を信じてしまいがち
- 失敗しないためにはギャンブル性の高い投資商品は選ばない
- 長期・積立・分散の投資3原則を徹底することで失敗を避けられる
- 投資商品の選び方に関する相談はスマホだけでFPに相談できるマネーキャリアへ
- マネーキャリアのFP相談は何度でも無料で利用でき顧客満足度93%
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 資産運用を失敗する人にありがちな5つの特徴
- ①セールストークを信用してしまう
- ②よく価値がわからない実物投資をしてしまう
- ③損切りできずに損失をどんどん大きくしてしまう
- ④自分で勉強せずに他人の言われた通りにやってしまう
- ⑤長期・分散・積立が徹底できない
- 絶対に資産運用で失敗したくない人のための6原則
- 1.資産運用の相談先を決める
- 2.NISA・iDeCoなど税制優遇制度必ず使う
- 3.必ず長期・分散・積立を厳守
- 4.ギャンブル性の高い投資商品には手をだなさい
- 5.手数料にも着目する
- 6.一喜一憂しない
- 資産運用の失敗事例を3パターン紹介
- 資産運用失敗事例①独身20代男性
- 資産運用失敗事例②既婚40代男性
- 資産運用失敗事例③独身30代女性
- 資産運用で失敗する人が選びがちな投資商品
- ①仮想通貨
- ②FX
- ③不動産投資
- まとめ:資産運用で失敗したくないならまずはマネーキャリアで相談!
目次
資産運用を失敗する人にありがちな5つの特徴
こんにちは、マネーキャリア編集部・FP大野翠です。
投資の経験がある人はもちろん、これから資産運用をはじめようとしている人は特に失敗したくないですよね。
ここからは、資産運用を失敗する人にありがちな5つの特徴についてまとめて紹介します。
- セールストークを信用してしまう
- よく価値がわからない実物投資をしてしまう
- 損切りできずに損失をどんどん大きくしてしまう
- 自分で勉強せずに他人の言われたとおりにやってしまう
- 長期・分散・積立が徹底できない
①セールストークを信用してしまう
資産運用に失敗する人の特徴として、投資のセールストークを信用してしまうことが挙げられます。
たとえば次のような内容のセールストークがネット上でも散見されています。
- 本当は教えたくない必ず儲かる株はコレ!
- 円建ては時代遅れ!海外通貨で賢く運用!
- 素人でも安心!不動産投資で安定収入をGET
②よく価値がわからない実物投資をしてしまう
資産運用を失敗する人は、よく価値がわからない実物投資をしてしまう傾向にあります。
よく価値がわからない、とは投資商品のことをよく知らないという意味であり、その実物投資が良くないという意味ではありません。
例えば、為替の知識や現地の情報がわからないのに、海外不動産投資をしてしまうことなどが挙げられます。
なお、実物投資とは以下のものを指します。
- 不動産投資
- 金プラチナなど貴金属投資
- 高級な絵画など美術品への投資
③損切りできずに損失をどんどん大きくしてしまう
損切りができずに保有し続けることで資産運用に失敗することもあります。
損切りとは、株式投資に関して使う専門用語でロスカットとも呼ばれます。
株式投資は「安く買って高く売る」ことによって売却益を利益とします。
しかし株を購入するタイミングによっては「安く買ってさらに安くなり続ける」ということもあり得ます。
このような場合はすぐに売却するのではなく、少し様子をみることは大事です。
詳しくは後述しますが、投資の3原則である「長期投資」の観点から、少々の株価の変動リスクは覚悟のうえで様子を見るという判断も必要です。
とはいえ、いつまでも値段が下がったままで上がらないものを保有し続けることは、資産全体に対して大きな損失を与え続けることになります。
そのため一定の期間をもっても値上がりしないような場合は「損切り」といって株を売却し損失を確定させてしまいましょう。
当然、損失を確定する時点で金銭的なマイナスは発生しますが、いつまでも保有し続けることで更に被害を拡大させるよりは賢明です。
なお、いつまでも損切りをせずに価格の下がった株を保有し続けることを「塩漬け」と言います。
④自分で勉強せずに他人の言われた通りにやってしまう
自分で勉強せずに他人の言われたとおりに投資をはじめてしまうことも、失敗する人の特徴です。
友人や知人に勧められた投資を、そっくりそのまま始めてしまうのは非常にリスクの高い行為です。
また、友人知人ならまだ良いですがマネーセミナーなどに参加し、そこで勧められるがまま金融商品を購入・契約してしまうということも避けたいです。
資産運用は、何の目的で、いつまでに、いくら貯めたいのか、それぞれが明確な方が確実に進めていけます。
友人知人に勧められたりセミナー会場での購入というのは、必ずしも自分の資産運用のビジョンに当てはまるものではない場合もあります。
例えば友人は「短期的な利益を出すための投資商品」を勧めてきたとします。
しかし自分は「老後資金のための長期運用が希望」である場合、勧められた商品は適しないということになります。
もし勧められた商品について興味がある場合は、一旦持ち帰り自分なりにいろいろ調べて勉強し、納得できたら購入(申し込み)するようにしましょう。
⑤長期・分散・積立が徹底できない
長期・分散・積立は、リスク分散の観点から投資の3原則と呼ばれます。
この3原則を徹底的ない場合は、資産運用に失敗する傾向があります。
長期投資とは、長い期間に渡って運用し続けることで、期間中に多少の価格変動があっても総合的にプラスになるように投資をすることです。
分散投資とは、ひとつの投資商品だけに大きな金額を投資するのではなく、複数の商品に資金を小分けにして投資をすることです。
一度に大金を投資してしまい大きな損失を出すのではなく、値動きが逆の商品(国内株式と海外株式など)を少額づつ購入することでリスクを分散させる効果があります。
積立投資は、毎月コツコツ一定の金額を投資し続けることを言います。
例えば年間に投資できる原資が60万円あるとして、60万円すべてをつかって投資商品を一括購入するのではなく、毎月5万円ずつ積み立て購入する方が運用結果が安定します。
これら3つの原則を徹底せず、大金で一度にひとつの投資商品だけを購入するのは失敗する可能性が上がります。
より失敗するリスクを避けた資産運用をするためには、長期・分散・積立の原則を徹底しましょう。
絶対に資産運用で失敗したくない人のための6原則
ここからは、絶対に資産運用で失敗したくない人のための6原則について紹介します。
- 資産運用の相談先を決める
- NISA・iDeCoなど税制優遇制をを必ず使う
- 必ず長期・分散・積立を厳守
- ギャンブル性の高い投資商品には手を出さない
- 手数料にも着目する
- 一喜一憂しない
1.資産運用の相談先を決める
絶対に資産運用で失敗しないためには、資産運用の相談先を決めておきましょう。
できれば毎回同じ相談先の方が安心です。
信頼できるファイナンシャルプランナーや、銀行など金融機関の担当スタッフなど、お金のプロに相談するのが確実です。
もちろん自分で学ぶことも大事ですが、いつでも気軽に質問できるプロの存在は失敗しないためには必要不可欠です。
相談先として、幅広い目線でいつでも気軽にプロのFPへ相談できるマネーキャリアもおすすめです。
スマホから簡単に相談予約が可能で、何度でも無料で相談できます。
顧客満足度93%をほこり、キャリア豊富なFPが丁寧なアドバイスをしてくれます。
2.NISA・iDeCoなど税制優遇制度必ず使う
絶対に資産運用で失敗したくない人は、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)など税制優遇制度を必ず使うようにしましょう。
NISAとは、少額投資非課税制度のことです。
NISAには、年間投資金額が120万円で運用期間が5年の「一般NISA」と、年間投資金額80万円で運用期間20年の「つみたてNISA」があります。
一般NISAでは最大600万円、つみたてNISAでは最大800万円の投資金額に対する利益等が非課税となるため大きな節税効果があります。
特につみたてNISAでは、対象となる銘柄はすべて金融庁の基準を満たしたものとなっているため、投資初心者が自分だけで選ぶ場合でも安心です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、公的年金にプラスしてもらえる私的年金のことです。
iDeCoの税制優遇の内容はいくつかありますが、まず運用期間中の掛け金が全額控除になります。
さらに運用益や給付を受けるときも税制上の優遇を受けられるため、運用期間中と受け取り時いずれも守られています。
このような税制優遇措置のある資産運用からまずはスタートし、手堅く運用を進めていきましょう。
3.必ず長期・分散・積立を厳守
ここまでにも繰り返していますが、長期・分散・積立の原則は必ず守りましょう。
例えば退職金などのまとまったお金があるとしても、一括で大きな資金を投資に使ってしまうのは非常に危険です。
いくら景気が良く、自分の相場観に自信があるとしてもです。
資産運用に失敗したくない場合は、この3原則を徹底しましょう。
この3原則を徹底できる商品として、いわゆる「バランスファンド」と呼ばれる投資信託やETF、インデックスファンドなど、ひとつの商品だけで自動的に分散投資になるものがあります。
これらの商品を長期的に積立投資することで、リスクの分散と安定運用につながります。
投資の話をする際によく例えられるのが「ひとつのカゴに卵を盛るな」という話です。
たくさんの卵をひとつのカゴに盛っていて、そのカゴを落としてしまうと卵がすべて割れてしまうリスクがあります。
しかし、たくさんの卵を複数のカゴに分けて盛っていた場合、どれか一つのカゴを落としたとしても、卵が割れるリスクがあるのは落としたカゴだけです。
これは分散投資の安全性を例えた話ですが、イメージしやすいためよく使われています。
4.ギャンブル性の高い投資商品には手をだなさい
資産運用で失敗しないためには、ギャンブル性の高い投資商品には手を出さないようにしましょう。
ギャンブル性の高い投資商品とは、ハイリスク・ハイリターンの商品を指します。
ギャンブル性の高い投資商品の一例として、以下のものがあります。
- 短期間の株売買
- FX(外国為替証拠金取引)
- ビットコインなど仮想通貨
5.手数料にも着目する
資産運用で失敗しないためには、各種手数料もしっかり確認するようにしましょう。
事前に手数料を確認しておきたい主な投資商品はこちらです。
- 投資信託
- 外貨商品(外貨建て保険・外貨建て預金など)
6.一喜一憂しない
資産運用で失敗しないためには、投資の結果に一喜一憂するのはやめましょう。
日本の証券市場は平日9:00から15;00まで開所しています。
この時間内で、日本の株価は1秒単位で動き続けています。
例えば株を保有しているとして、その株価の変動を逐一見続けてその変動で気を揉むなどもよくありません。
逆に時差のある海外の地域の商品を保有している場合は、日本では夜中の間に現地の市場が動き続けているということです。
このように、ちょっとした相場の変動で売買のタイミングを決断するのは非常に危険です。
自分の資産ですので気になるのはわかりますが、一喜一憂するのもほどほどになるべく長期の運用を心がけましょう。
資産運用の失敗事例を3パターン紹介
ここからは、資産運用の実際の失敗事例を3バターン紹介します。
- 独身20代男性の例
- 既婚40代男性の例
- 独身30代女性の例
資産運用失敗事例①独身20代男性
これまで投資の経験がなかった独身・20代男性の例です。
テレビやインターネットの影響で株式投資に興味を持ち、早速購入しました。
そもそも株式投資に興味をもったきっかけは、売却益だけでなく配当金や株主優待などのメリットもあるということでした。
株式投資だけでなく投資自体も初めてで、どのように株を選んでよいかわからず、とりあえず東証一部で利回りのよさそうな株を選んで購入。
しかし株を購入してからは、その株価が気になるものの、売却するタイミングもわからないまま数カ月で4万円の損失を出してしまいます。
その4万円の損失を取り戻すために株を売却。
すぐに別の株を購入したものの、さらに価格が下がりました。
当初の損失4万円を取り戻すためだけに意地になって購入と売却を短期間で繰り返したことで、最終的な損失は16万円にも膨らみました。
資産運用失敗事例②既婚40代男性
妻と子供の3人暮らしである40代男性の例です。
これまで貯めていた預貯金100万円の全額を原資に株式投資を始めました。
株の経験はなかったため近所の書店で株式投資に関する本を購入、その中で「これなら間違いなし」と紹介されていた株を購入することにしました。
購入した当初からしばらくは株価がどんどん上がり続け、数十万円の利益が出ていました。
このまま保有することで、価格が上がり続けると思うと気分もよくなります。
しかし株価上昇もピークを迎え、その後はただ下落し続けることになり、最終的には損切りし50万円の損失を出してしまいました。
原資が半分になった男性は、残った50万円で別の株を購入。
それもうまくいかず、結局トータルで150万円という大きな損失だけが残ってしまいました。
資産運用失敗事例③独身30代女性
これまで資産運用の経験があり、自分なりに目標をもって運用してきた独身30代女性の例。
余裕資金で運用してきたので、多少の損失でも生活に影響しない範囲で上手に資産運用をしてきました。
ある日、勤務先の同僚から「FXの自動売買で50万円の利益がでた」と聞き気になるようになりました。
FXについて経験がなかったため自分なりに調べたところ、FXは自動的に売買を繰り返すため感情移入がなく上手に利益を出してくれるのではないかと思うようになりました。
早速10万円でFX自動売買を試してみたところ、6万円の損失が出ました。
FXはすぐに結果がわかるため、長期運用とは真逆の仕組みです。
損失は6万円だけだったものの、これからはやはり基本に戻って長期運用をメインに運用したいと思ったということです。
資産運用で失敗する人が選びがちな投資商品
ここからは、資産運用で失敗する人が選びがちな投資商品について紹介します。
- 仮想通貨
- FX
- 不動産投資
①仮想通貨
仮想通貨とは、ここ数年で現れた新しい投資商品です。
新しい商品のため、自分の周りからの経験談などを聞く機会も少なく実態が見えづらいという点があります。
そもそも仮想通貨とは暗号資産とも呼ばれ、インターネットを通じて不特定多数の間で商品等の対価として使用できるものです。
主なものとしてビットコインがありますが、この仮想通貨は取引量が増えていることから法整備が進められています。
一般社団法人・全国銀行協会のホームページでは、仮想通貨(暗号資産)に関する法整備状況とともに概要について解説されています。
②FX
FXとは、外国為替証拠金取引のことを指します。
FXの仕組みは、日本円とユーロ、米ドルなど異なる通貨の取引を行い、その通貨価格の変動を基に利益を生むというものです。
FXの特徴として、取引額の一部を証拠金として預けることで外国為替の取引が行えます。
つまり、少額でも大きな金額の投資が行えるということです。
これをレバレッジ効果と呼びますが、この効果がメリットにもなりデメリットにもなりえます。
手持ちの資金が少なくても大きな利益を期待できることから、一般的にFXはギャンブル性の高い投資商品に分類されます。
FXの利益の仕組みは株式投資に似ていて、安い時に買い高い時に売るというものです。
FXでは為替レートによって「為替レートが安い時に買い高い時に売る」ことで為替差益を利益とします。
短期間での売買で利益も損失もでることから、FXを始める際はよく理解してからスタートしましょう。
また、FXの特徴であるレバレッジ効果を活かすとしても、万が一の損失の場合でもカバーできる資金の範囲内で行うなどルールを決めて進めましょう。
③不動産投資
不動産投資も、資産運用に失敗する人が選ぶ傾向にあります。
なぜなら上記の2つと違い、短期間に売買を繰り返す必要がなく、長期的に安定した収入になるイメージがあるからです。
不動産投資の利益の仕組みは、まず対象となる不動産を購入し投資物件として賃貸します。
その入居者から継続的な賃料を受け取ることで、長期的に安定した収入をえることができるというものです。
簡単なイメージはこのような内容ですが、必ずしもスムーズにいくとは限りません。
例えば空室のリスクや、地価の減少などの影響で安定収入が見込まれなくなる場合もあります。
特に投資物件をローンで購入した場合の空室リスクは、資産に大きな影響を与えます。
賃料収入を見越して投資物件のローンを組んだ場合、返済不能に陥るリスクもあります。
そうなると投資物件を手放すしかなく、ローンだけが残ることになります。
この他不動産投資では、投資物件の維持管理費という出費もあることから、しっかりと物件選びをし、あらゆるリスクも十分把握した上でスタートするようにしましょう。
安易に手を出すと大きな負債を追うことにもなりかねません。
まとめ:資産運用で失敗したくないならまずはマネーキャリアで相談!
資産運用をするからには、とにかく失敗するリスクを減らしましょう。
資産運用で失敗しないための6つの原則を基に、長期・分散・積立というルールも守りながら安定運用を目指しましょう。
資産運用に関して、どの商品を選んだらよいのかや、商品の特性について知りたいなど相談がある場合は、お気軽にマネーキャリアをご活用ください。
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