更新日:2023/12/29
60代からの資産運用におすすめのポートフォリオとは?老後への備え!
リスクを負えない60代におすすめの資産運用ポートフォリオとは?5つのポイントとおすすめの相談先を紹介します。「老後資金2,000万円」が必要とされる中、人生100年時代を生き抜くための60代でも必須の資産運用ポートフォリオについて解説。
内容をまとめると
- 60代でも資産運用を始めるべき
- 安全性を重視した「債券」を中心とした資産運用ポートフォリオがおすすめ
- 60代で資産運用でリスクを避けるための5つのポイントは「資産を減らさない運用」「相談は銀行や保険会社にしない」「十分な現金預金の確保」「リスクの分散」「退職金は全額運用に回さない」
- 60代の資産運用ポートフォリオは資産運用に詳しいお金のプロに相談するべき
- 今ならスマホ一つで無料オンライン相談できるので、この機会に資産運用の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 60代でも資産運用は必須!老後資金は2000万円必要!
- 60代におすすめの資産運用ポートフォリオ!60歳からの投資!
- 60代で資産運用を始めた場合のシミュレーション
- 60代が資産運用ポートフォリオを組むときの5つのポイント
- ポイント①:60代は資産を増やすより減らさないことを重視する
- ポイント②:銀行や保険会社には資産運用の相談をしない方がよい
- ポイント③:生活資金となる十分な現預金額を確保しておく
- ポイント④:分散投資・長期運用をこころがける
- ポイント⑤:退職金を全額資産運用に回すことは避ける
- 参考:高齢世帯の家計収支は毎月5万円以上の赤字になっている
- 60代の資産運用ポートフォリオに関するまとめ
目次
60代でも資産運用は必須!老後資金は2000万円必要!
2020年に金融庁の金融審議会の報告書の中で、「老後資金は2000万円必要」であることが明らかになりました。
高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)が公的年金だけで賄えない毎月の家計収支の不足分の平均が約5万円以上と言われています。( 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書)
この不足額は自身の資産から補填しなければなりません。
そうなるとこの夫婦が、これから30年の人生が続くと、単純計算で約2000万円を保有資産から補填するということになります。
また、人生100年時代と言われているため、平均寿命が延びつつある現代において、資産の寿命を延ばすことを考えなくてはなりません。
このまま平均寿命が延び続ければ、老後資金が2000万円でも足りない時代がやってきます。
以上を踏まえると、60代でも資産運用ポートフォリオを考え、資産寿命を延ばすべきといえます。
この記事では 主に以下の4つについて解説していきます。
- 60代におすすめできる資産運用ポートフォリオ
- 60代で資産運用を始めたときのシュミレーション
- 60代が資産運用ポートフォリオを組むときのポイント
- 60代で始める資産運用についておすすめの相談相手
ぜひ、最後までご覧ください。
60代におすすめの資産運用ポートフォリオ!60歳からの投資!
結論として、60代におすすめの資産運用ポートフォリオは安全面重視の「債券」を中心とした資産運用ポートフォリオです。
若い頃と違い60歳から資産運用をする場合、大きな失敗は取り返しがつかないことになります。
そこで、おすすめの資産運用ポートフォリオは「安全第一」の債券を運用メインにした資産運用ポートフォリオです。 また、資産運用をする前に十分な預金を持ち、できる限り多くの資産を運用に回すために、家計の見直しを入念に行うことが重要です。
まずは資産を減らさないための運用という考えを持ちましょう。60代からの資産運用は資産を増やすのではなく、資産の寿命を伸ばすために行うことがメインとなります。
では実際に、60代から資産運用を開始してどのくらい資産寿命を延ばせるのかをシュミレーションしてみましょう。
60代で資産運用を始めた場合のシミュレーション
老後の人生で我慢ばかりの生活は避けたいものです。
残りの人生は好きなことができる余裕がある生活を送りたい方がほとんどのはずです。
ここでは、老後に余裕のある生活を送るために必要な毎月の補填額、60代からの資産運用によって資産寿命を何歳まで延ばすことができるのかを見ていきます。
まず、余裕のある老後を送るために必要な生活費の平均ですが、約36万円とされています。(生命保険文化センターの生活保障に関する調査)
高齢無職世帯の夫婦の平均収入は約21万円(市場ワーキンググループ調査)なので、差し引くと15万円の補填が必要となります。
毎月15万円を補填するため60代で資産運用を始めた場合、資産寿命を何歳まで延ばせるのかを60代の平均資産額2382万円(参考:リテールビジネス資産運用動向)を元金として、シュミレーションしてみた結果は以下となりました。
運用利回り | 資産寿命 |
---|---|
運用なし | 73歳 |
利回り1% | 74歳 |
利回り3% | 76.7歳 |
利回り6% | 85.6歳 |
結果からもわかるように、利回り6%で資産運用すれば、運用しない場合と比べ約10年の資産寿命の差が出てきます。
資産運用するのとしないのではこれだけの資産寿命の差がでてくるのです。
60代が資産運用ポートフォリオを組むときの5つのポイント
60代の資産運用ではリスク避けることが必須です。
ここからは、資産運用ポートフォリオを組むときに、リスクを避けるためのポイントを5つ紹介します。
- 60代の資産運用は資産を増やすことが目的ではない
- 資産運用の相談は銀行や保険会社にしない
- 十分な現金預金の確保
- リスクの分散
- 退職金は全て資産運用にまわさない
以上のポイントをおさえて、資産運用ポートフォリオを組んでいきましょう。
それではひとつずつ解説します。
ポイント①:60代は資産を増やすより減らさないことを重視する
イメージとしては、運用しながら運用益を生活費の不足分に補填するということです。
若いうちから資産形成を考えるなら、新NISA(新ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)という方法があります。
投資に回す余裕資金が少ないということもあり、貯蓄を兼ねて資産運用できる、積み立て投資が適しています。
また、今後も収入を得られる期間が長いので、ある程度リスクをとった投資で少ない資金を大きく増やす資産運用にも挑戦できます。
では60代の資産運用はどうなのでしょう。
これまで貯めてきた貯蓄に合わせ退職金などで、まとまった資金があるという方が多いようです。
しかし、若い世代のようにリスクをとって資産を増やそうと考えるべきではありません。
運用に失敗した際に、若い世代のように働いて取り返すということがむつかしいからです。
なので、60代の資産運用で大切なことは、今ある資産を増やすのではなく、減らさない運用を心がけることになります。
ポイント②:銀行や保険会社には資産運用の相談をしない方がよい
「相談するなら中立的な立場のお金のプロ」がおすすめです。
60代で資産運用を考えた時の相談先は銀行や保険会社はやめておいた方がよいです。
手数料目的で相談者の本意でない、自社の商品を勧めてくることがあるからです。
もし、相談するなら中立的な立場でアドバイスしてくれるお金のプロをおすすめします。
中でもおすすめなのが、マネーキャリアです。
- 優秀なお金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)が3,000名以上在籍
- 資産運用のポートフォリオに詳しいFPがいる
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ポイント③:生活資金となる十分な現預金額を確保しておく
手元の現預金が不足している場合、運用に失敗すると生活が危うくなる可能性があります。
では、どれくらいの現預金額を確保しておけば良いのでしょう。
一般的には、生活費用の口座に少なくとも1ヶ月分の支出に間に合う充分な額を入れておくと良いとされています。
1ヶ月分の支出とは毎日の支出や、クレジットカードの支払いなどの定期的な支出を含みます。
また、普通預金口座には緊急用の資金として、1ヶ月分の支出額の3ヶ月から6ヶ月分の現金を入れておくべきとされています。
普通預金口座には緊急用の資金だけでなく、比較的短期的な(住宅購入の頭金、旅行費など)預金を入れておくのも良いとされています。
ともかく、これくらい十分な現預金がなければ、運用に失敗した際に、生活が危うくなる可能性を回避することができないということです。
ポイント④:分散投資・長期運用をこころがける
「リスクを分散させることが大切」
そのためには、安定した金融商品を選ぶことが必要です。
また、ひとつの金融商品に全資産を投資せず、複数の金融商品に投資することでリスクを抑えることができます。
分散投資なら、1つの金融商品がマイナスになったとしても、別の金融商品でそのマイナス分をカバーすることができます。
このように分散投資ならリスクヘッジにつながるのです。
「複利効果を高めやすい」
長期運用なら、配当金や運用益を再度投資に回すことで、元本の金額を増やすことができます。
それに伴い利息も増えるのが複利効果です。
このように効率的に資産を増やせるので、長く運用すればするほど効果を高めやすいと言えます。
ポイント⑤:退職金を全額資産運用に回すことは避ける
60代からの資産運用の特徴として、定年退職で受け取る退職金を資産運用に回せることが挙げられます。
退職金の金額には個人差がありますが、まとまったお金を受け取れるので、資産運用を考える人が多くみられます。
ただし、退職金としてまとまったお金が入ったからといって、全額を資産運用に回すようなことは避けましょう。
なぜなら、定年退職をしてから年金を受け取れるまでには一定の期間があり、この期間は無収入となります。
なので、退職金の全額を資産運用に回してしまうと生活費が手元にない状態になってしまうからです。
退職金で資産運用を行うなら、運用に回すお金と生活に必要なお金を割出し、運用する目的をはっきりさせることが重要となります。
参考:高齢世帯の家計収支は毎月5万円以上の赤字になっている
冒頭でも少し触れましたが、高齢無職世帯の家計収支は平均で、毎月約5万円以上が赤字になっています。
なぜ毎月約5万円以上の赤字になるのでしょう。
高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の平均実収入は209,198円と言われています。
これに対し、平均の支出額は消費支出が235,477円、非消費支出が28,240円で、合計263,717円となります。
- 支出額263、717円−実収入209、198円=54,519円
( 参考: 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 収入・支出の状況)
このように約5万円以上が不足分となります。
もちろん、各世帯の収入・支出額やライフスタイルによって変わってきます。
節約すれば、年金だけで賄えないこともないでしょう。
しかし、老後の人生を節約、節約では、楽しく過ごせませんよね。
上記の例は、節約なしで生活をしていく場合、月に約5万円以上の赤字がでるということを指しています。
老後の生活を何不自由なく過ごすためにも、やはり60代でも資産運用ポートフォリオは考えるべきといえます。
60代の資産運用ポートフォリオに関するまとめ
「人生100年時代」を生き抜くためにも60代でも資産運用をするべきです。
老後生活を送るためには公的年金だけで賄えない生活費を補填する必要があることがわかりました。
金融庁の金融審議会の報告書の中で明らかとなった「老後資金2000万円」問題ですが、老後資金が2000万円では足りない時代が来ています。
この問題に若いうちから危機感を持ち資産運用を行っているのなら、それなりに老後の生活をおくることができるかもしれません。
しかし、定年間近の60代で「老後資金2000万円」問題に危機感を持ったという人は手遅れなのでしょうか。
答えは「いいえ」です。
この記事を読んでわかっていただけたように、60代からの資産運用は増やすことを目的とせず、資産を維持する(資産寿命を延ばす)ことを目的として運用していけば「人生100年時代」を生き抜けることでしょう。
そのためにもこの記事で紹介した、リスクを抑えた60代におすすめのポートフォリオで資産運用はするべきといえます。
- 60代でも資産運用はするべき
- 60代におすすめの資産運用ポートフォリオは安全を重視した「債券」を中心としたポートフォリオ
- 60代から資産運用を始めた場合、約10年間資産寿命を延ばすことができる
- 60代が資産寿命ポートフォリオを組むときには5つのポイントがある
- 高齢世帯の家計収支は、毎月5万円の赤字
- 資産運用ポートフォリオの相談はマネーキャリアにおまかせ
新NISAに対してこんな懸念を抱いていませんか?
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投資というとなんだか専門知識を豊富にたくわえたひとのみが行うことのように思うかもしれません。しかし、預貯金の金利だけでは自分の資産を有効活用して増やすことができないと言われている今日、投資による資産運用の備えが求められてきています。
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