更新日:2023/12/26
使ってない証券口座を解約するデメリット|解約前に確認
使っていない証券口座を持っているけど解約していいかわからないと考えている方も多いと思います。証券口座を解約するデメリットもあります。証券口座を放置することの注意点や解約する前に検討することを5つ紹介しています。今回は、証券口座解約のあれこれを紹介します。
内容をまとめると
- 口座を2年以上放置すると手数料が取られる可能性がある
- 自分に合った方法投資方法を探すことが必須
- NISAとつみたてNISAの非課税投資枠や適切な口座選びの知識は必須
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目次を使って気になるところから読みましょう!
証券口座解約のデメリットは特にないが2年以上放置すると手数料を取られる事がある
口座を解約するデメリットは特にありません。
なので、口座を放置しても問題ありません。
しかし、2年以上銀行口座を放置している方は、注意すべきことがあります。
2年以上講座を放置すると、口座管理手数料を課される可能性があることです。
実際、三井住友銀行は、2021年以降に開設した口座で2年以上取引がない、預金残高が1万円未満、ネットバンキングが未設定の条件を満たしている銀行口座から手数料を徴収することを決めている。
三菱UFJ銀行も、口座管理手数料を導入することを発表しており、2021年7月1日以降に開設した口座を対象に年間1320円(消費税込み)の手数料となっている。
口座管理手数料を取ることを決めた理由には、長年使用していない口座の不正利用を防ぐこと、管理口座に関わるコストを低くすることが挙げられる。
もし、2年以上放置されている銀行口座を持っている場合、今後気づかないうちに口座管理手数料を取られていという状況になる可能性があります。
なので、口座管理手数料を取られないためにも、口座の解約をおすすめします
証券口座の手数料を取られないための対処手順を解説!
ここからは、証券口座の手数料を取られないための手順を紹介します。
手数料は、毎回少額ずつ取られますが、何度も手数料を取られていると、気づいたときには、大きな金額になります。
気づいたときには、遅いことがあるので、初めのうちから手数料を取られない対策が必須です。
口座の手数料がかからない為の対処法は以下の3つです。
- 保有口座をまとめ理解する
- 使っていない口座から使っている口座へ資産を移動させる
- 今後使わない口座を解約する
それぞれについて詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
手順①使用中の証券口座を一覧化する
口座手数料がかからないためにするべきことは、自分が持っている証券口座を分かりやすくまとめることです。
自分が持っている証券口座をまとめることで、現在持っている資産が一目でわかり、現状把握することができます。
自分の資産状況を把握することで、口座を開設にしたまま忘れられていた口座を発見したり、眠っていたお金が出てきたりするかもしれません。
他にも、口座が少ないことで、月々の資産確認が1回で終わるので、口座が何個もあるときと比べて、資産を確認する手間が格段に減ります。
毎月行うことなんで、少しでも大変さをなくすことが大事です。
資産をわかりやすくするためや手数料を取られないために自分が持っている口座をまとめることから始めましょう。
手順②資産を移動させる
自分が持っている口座をまとめたあとは、使っていない口座から使っている口座へ資産を移動させます。
口座が多いと、自分が持っている資産がどのくらいあるのか、把握することが難しくなってきます。
自分の資産を確認しやすくするためにも、使っていない口座から使っている口座に移動させ、自分の資産をわかりやすく、把握できる環境を作りましょう。
資産を使っている1つの口座にまとめることで、何ヶ所からも取られていた手数料を減らすことができ、資産を増やすことにもつながります。
手数料を取られないためにも、口座の数を減らして、管理しやすくすることをおすすめします。
手順③今後利用しない証券口座を解約する
手順②で使っていない口座から使っている口座へ資産を移動させたことで、使っていない口座が出てきたと思います。
手数料を取らないための最後の手順は、使っていない証券口座を解約することです。
証券口座を解約するデメリットがないので、解約する必要はないと思っている方も多いかと思います。
ですが、資産が入っていない口座を持っていても、今後使うことは少なく、長年使わなくなった場合、暗証番号を忘れる可能性があり、資産を増やす機会を逃すことにもつながります。
なので、使っていない口座は解約して、口座を少なくまとめることをおすすめします。
口座解約したい場合はどうすれば良いか
証券口座を解約したいけどどうやって口座を解約していいかわからない場合は、解約する証券会社に問い合わせることをおすすめします。
なぜなら解約する証券会社に問い合わせる方が、ネットで調べるよりも確実な答えるがもらえるからです。
ネットで間違った情報を知って、解約手続きを失敗するよりも、安心して、簡単に解約手続きができます
現在、楽天証券やSBI証券などのネット証券は、ネット上で解約手続きができて、直接窓口に行かなくてもネットですべての解約手続きができます。
ネット証券はすぐに手続きができますが、書面でのみ解約手続きを行なっている証券会社もあります。
例えば、大和証券、auカブコム証券などは、書面での解約手続きになります。
ネット証券や書面での解約手続きがわからない方は、ネットで調べるよりも自分が持っている口座の証券会社に問い合わせて聞いてみましょう。
証券口座を解約するメリットを2つで解説!
ここからは、口座を解約するメリットを紹介します。
口座を解約することで、資産の管理や手続きの手間が減るなどの良いところがあります。
口座を解約するのも難しくなく、すぐにできるので、口座を解約したい人は早めに解約することをおすすめします。
口座を解約することのメリットは下記2点です。
- 資産管理が楽になる
- マイナンバーの提供先が減る
①資産管理が楽になる
資産管理をする際に1番大切なことは、資産の現状を把握しやすくすることです。
証券口座や銀行口座を複数持っていると、資産を把握しづらく、資産管理に手間がかかります。
その上、証券口座や銀行口座の数が多いと、パスワード管理や所有管理コストも上がるので、より資産管理が難しくなります。
自分の資産がわかりやすくなると、自分の資産に対して向き合うことができ、結果的に資産を増やすことにもつながるでしょう。
証券口座や銀行口座が少なくすることで、資産管理は楽になるので、できるだけ、使っていない証券口座や銀行口座を解約しましょう。
②マイナンバーの提供先が減る
2018年から、証券会社にマイナンバーカードの提出が義務付けられ、口座が多いほど、マイナンバーカードの提出の機会が多くなります。
マイナンバーカードの提出が義務付けられたことは仕方がありませんが、使っていない証券口座の分まで、マイナンバーカードを提出するのは面倒でしょう。
マイナンバーカードの提出は、個人情報の提出と同じで、口座の数だけ、面倒でストレスが溜まり、提出に抵抗がある方も中にはいると思います。
プライバシーの観点からマイナンバーカードのような個人情報の預け先は必要最小限で留める必要があります。
証券口座を解約しないデメリットを2つで解説!解約しないとどうなる?
証券口座を解約しないデメリットを開設します。
使っていない証券口座を解約しないことで、資産の管理がしづらく、それにともない、犯罪に遭う可能性もあります。
使っていない口座を解約しないデメリットは以下の2つです。
- 不正ログインされる可能性
- 資産管理がしづらい
デメリット①不正ログインされる可能性がある
使っていない証券口座を解約しないと不正ログインされる可能性があります。
なぜなら、証券会社は、不正ログイン対策を取って、セキュリティの向上を図っていますが、セキュリティの向上と共にハッカーのレベルも高くなっているからです。
日頃から使っている口座は、不正ログインに気づきやすいですが、長年使っていない口座は、不正ログインをされても気付きにくいでしょう。
犯罪に巻き込まれるリスクを減らすためにも、口座を少なくする必要があります。
長年使っていない、今後利用する予定のない証券口座を持っている方は、不正ログインのリスクに晒され続けるメリットはないので、使っていない口座の解約をおすすめします。
デメリット②資産管理がしづらくなる
使ってない証券口座を解約しないで持っていると、資産管理がしづらくなります。
確定申告などで資産計算するときに口座管理の面で資産がわかりづらく、資産管理が面倒です。
自分で自分の資産の状況がわからないことは大変危険なことで、もしものときにお金が使いづらくなるでしょう。
資産管理がしづらいことで、どこの口座に自分たちの資産が入っているか忘れてしまう、口座のパスワードを忘れる、口座にログインできず、資産状況を確認できないことが起こります。
資産管理がしやすいように、使っていない証券口座を解約して、すっきりした状態にしましょう。
休眠口座・休眠預金とは?【基礎知識】
休眠口座、休眠預金について解説します。
休眠口座・休眠預金とは、10年以上取引がない預金口座のことです。
ただし、2018年1月に「休眠預金等活用法」が全面施行され、休眠預金という言葉も使われるようになり、金融庁も休眠預金と表記しています。
休眠口座・休眠預金は、普通預金だけでなく、定期預金、貯金、定期積立、当座預金、別段預金、も対象になっています。
逆に。休眠口座・休眠預金にならないものは、外資預金、譲渡性預金、財形年金・住宅などです。
口座が休眠預金になる条件は、口座に残っている預金残高によって変わります。
預金残高が1万円以上ある場合は、金融機関からの郵便や電子メールの通知を受け取ると、休眠預金になりません。
しかし、預金残高が1万円未満の場合は、口座を放置すると休眠預金になります。
自分の口座が休眠口座・休眠預金かどうか確かめる方法は、通帳・証書や口座番号などの書類を用意し、金融機関に問い合わせることです。
もし、10年以上取引をしていない口座を持っている場合、一度金融期間に問い合わせてみましょう。
※参考文献:金融庁
休眠預金になると何か変わるの?
自分が持っている口座が休眠預金になっても、普段通り口座から預金を引き出せます。
しかし、口座から預金を引き出すときに、通帳やキャッシュカード、本人確認の書類などを、持っていく必要あります。
また、金融機関によっては、現金で引き出せるか、持っている口座をそのまま利用できるかなど異なるので、休眠預金がある方は金融機関に問い合わせてみましょう。
持っている口座は休眠口座になると、子どもたちや生活困難者の支援や地域活性化の支援のために活用されます。
休眠口座が社会問題解決のために使われますが、休眠口座に入っている残高から使われることはないので安心してください。
解約前に検討するべき5つのこと【NISA口座の解約を検討している方へ】
これから、NISA口座を解約するときに検討することを紹介します。
NISA口座は、非課税投資枠があり、投資をしている方にメリットがあるので、解約する際は、メリット、デメリットをしっかり考える必要があります。
NISA口座の解約を考えている方は、以下の5つを検討しましょう。
- 銘柄変更
- 金融商品の売却
- NISA口座の投資の一時的休止
- 金融機関の変更
- NISA口座をつみたてNISA口座に変更
①銘柄変更
NISA口座を開設したけど、思ったより利益が出ないと考えている方は、投資商品の変更を検討してみましょう。
投資の選択肢を増やすことで、自分の好きな投資スタイルがわかってくるでしょう。
投資で大事なことは、投資スタイルが自分に合っていることです。
NISAでは、投資信託だけでなく、国内株式、外国株式も買うことができ、自分のリスク許容度い合わせた投資をしましょう。
自分のスタイルで投資をするのは良いですが、安易に投資先を変更すると、逆に不利益になる可能性もあります。
それでも、自分の投資スタイルが決まらない方は、マネーキャリアで無料相談を行なっているので、相談するのも1つの方法です。
②金融商品の売却
NISA口座の解約を検討している人の中には、「急に現金が必要になったから」という理由も少なくと思います。
お金が必要という理由の場合は、NISA口座の投資商品を売却するのも1つの方法です。
金融商品の売却を考えている方の中には、自分の持っている商品をすべて売却すると考えている方もいるでしょう。
今後、NISA口座で資産運用することのメリットが大きい場合があるので、解約する前に対処法を考える必要があるでしょう。
例えば、売却する投資商品の一部を売却する方法です。
投資商品の一部だけ売却することで、NISA口座にも資産が残り、現金も集めることができます。
③NISA口座の投資を一時的に休止
NISA口座を開設して、資産運用しているけど、毎日値動きが気になって不安という方もいるでしょう。
投資が不安という方は、一度投資をストップして、投資から距離を置くことをおすすめします。
投資から距離を置いて、俯瞰的に考えることで、NISA口座や投資の必要性が改めて見えてきます。
投資から距離を置くとき、口座を解約するのはやめましょう。
もし、解約してしまうと、NISA口座の1番のメリットである非課税投資枠が使えなくなります。
なので、投資から距離を置く際は、解約せずに、追加投資をしない方法にしましょう。
投資から距離を置き、必要性が見えてきたら、以前気になっていた値動きのことも気にならなくなり、不安が少ない状態で投資が再開できます。
④金融機関の変更
投資コストが高いなどの理由で金融機関を変更という場合は、変更は可能で、自分のやりたい投資ができる金融機関を選択できます。
IPOをしたい方は、SBI証券、楽天ポイントを使って気軽に投資をしたい方は、楽天証券など自分に合った金融機関を探しましょう。
金融機関の変更の際に、1つだけ注意点があります。
NISAの非課税投資枠を使用して投資を行なった場合は、その年に金融機関を変更することができません。
なので、金融機関変更の際は、その年に取引を行なっていないかを確認する必要があります。
また、金融機関を変更するときは、変更する前に持っていた口座の商品を新しい口座に移動できないので、金融機関を変更する前に、持っている商品をどうするのか考える必要があります。
⑤NISA口座をつみたてNISA口座に変更
NISA口座からつみたてNISAに変更することが可能です。
NISAとつみたてNISAの違いは、NISAは、最大5年間、年間120万円の非課税投資枠があり、国内株式や外国株式、投資信託を買うことができます。
つみたてNISAは、最大20年間、年間40万円の非課税投資枠があり、基準を満たした、投資信託のみ購入可能です。
NISAは、短い期間で大きな金額を投資でき、つみたてNISAは、長い期間を少額で投資する口座になります。
NISAとつみたてNISAのどちらにもメリット、デメリットがあり、自分だけでは、わからないから誰かに相談したいと考える方もいると思います。
NISAやつみたてNISAのこと非課税投資枠や適切な口座選びがわからないという方は、マネーキャリアで相談するのも1つの方法です。
NISA口座の解約について
NISA口座を解約したい場合は、利用している金融機関から「非課税口座廃止届書」などの書類を送ってもらい、本人確認書類等と一緒に金融機関に送ることで解約できます。
NISA口座の解約後は、「非課税口座廃止通知書」、「管理勘定廃止通知書」のどちらかが交付されるので、無くさないように保管しましょう。
NISA口座を解約する前に、口座の残高をなくす必要があります。
口座の残高をなくす方法は、口座の金融商品を売るか、一般口座や特定口座に移動することです。
一般口座や特定口座に移動すると、課税の対象になり、NISAの非課税投資枠のメリットを活かせないことになるので、よく考えて解約を行いましょう。
もし、解約したあとに、もう一度NISA口座を開設したいと思ったときは、「非課税口座開設届書」を取り寄せ、金融機関からもらった、「非課税口座廃止通知書」か「管理勘定廃止通知書」のどちらかを一緒に返送する必要があります。
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