更新日:2023/12/28
積立NISAは20代から始めるべき!おすすめファンドも紹介
・つみたてNISAは20代におすすめ?
・つみたてNISAは20代から始めるべき?
内容をまとめると
- 20代からNISAで積み立てするべき
- つみたてNISAの銘柄選びのポイントは信託報酬が低めの投資信託にすること
- つみたてNISAやお金の相談は、専門家に相談する!
- マネーキャリアは相談申込が40,000件以上、相談満足度93%でFPの質が高い国内最大級の無料相談サービスです!
- つみたてNISAを始めたいけど、どんな仕組みか分からない方
- 将来に備えてお金を増やしたいと思っている20代の方
- 今の収入だと今後が不安だという方
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 20代から積立NISAで積み立てよう
- 物価は上昇しても初任給は上がらない
- 資産形成はできるだけ早くスタートするのがポイント
- つみたてNISAの口座開設数の20代の割合
- 【基礎知識】積立NISAとは
- 積立NISAの基本情報
- つみたてNISAが若者に向いている理由
- ① 運用益が非課税
- ② 少額から投資できる
- ③ 対象商品は金融庁が厳選した商品
- ④ 積立型なのでタイミングを迷わない
- ④ いつでも引き出し可能
- 20代におすすめの銘柄の選び方
- ① 全世界に分散投資する銘柄
- ② インデックスファンド
- ③ 信託報酬が低い銘柄
- ④ 純資産総額が大きい銘柄
- おすすめファンド
- 積立NISAにおすすめのネット証券
- ① SBI証券
- ② 楽天証券
- つみたてNISAが不安ならファイナンシャルプランナーに相談
- まとめ:FPに無料相談してつみたてNISAを始めよう!
目次
20代から積立NISAで積み立てよう
20代で特に大学を卒業したばかりの新社会人の方は、始めてもらう給料に気持ちが高ぶることと思います。学生の時と比べて、より多くの給料がもらえるのであらゆるやりたいことにチャレンジすることができます。
しかし近年では、大卒の初任給は横ばい状態で物価も上がっているのが現状です。そのため20代のような若い世代は、少ない給料でしかやりたいことができません。そうなるとやりたいことをやるどころか、貯金なんて難しい話です。そんな時代に突入している中、おすすめするのがこのつみたてNISAです。
- 物価は上昇しても初任給は上がらない
- 資産形成はできるだけ早くスタートさせるのがポイント
- 口座開設数の20代の割合は?
物価は上昇しても初任給は上がらない
先ほど軽く説明したように、近年では物価の上昇が続いています。昔では100円で買えてたものが今では、110円出さないと買えない商品が増えているのです。にもかかわらず大卒の初任給はずっと横ばい状態にあります。
物価が上昇しているのに給料は全く上がらない、そんな現状のため20代の方はなかなか苦しい時代となっています。少ない給料で上手くやっていかなければならないので、人によっては生活費だけで精一杯の人もいます。そんな人にとっては将来に備える貯金なんてできるはずもありません。
ここで気づくべきポイントは「物価の上昇が続く=お金の価値が下がっている」ということです。この事実に気づき対策をするためには、資産形成が必須になります。そしてただ資産形成をするだけでなく、資産を守っていくために運用するという意識が必要になります。
資産形成はできるだけ早くスタートするのがポイント
資産形成はできるだけ早く始めるのがおすすめです。というのも資産を増やすためには、時間をかけるのが一番確実性のあることだからです。では時間をかけるといくらお金が増えていくのでしょうか?
例えば月5,000円を投資に回す場合を比較してみましょう。もし月5,000円を貯金に回すと利子を計算しないとすると30年後には180万円になります。これが投資で年率3%で運用すると約291万円、年率5%だと約416万円となります。
さらにつみたてNISAでは、1年ごとにいくらか増え方が大きくなっていきます。これは「複利効果」といって運用した期間が長ければ長いほど大きくなるものです。
10年後 | 30年後 | |
---|---|---|
年率3% | 約69万円 | 約291万円 |
年率5% | 約77万円 | 約416万円 |
つみたてNISAの口座開設数の20代の割合
20代でつみたてNISAの口座を開設している人はどのくらいいるのでしょうか?金融庁の表を下にまとめました。2021年3月末時点と比べると、20代の買付額は「26%」増加しています。2019年12月末の時点では、20代のつみたてNISAの開設割合は「2.4%」です。20代の約5人に1人が開設している割合になります。
※参考文献:金融庁
2021年3月 買付額 | 2021年6月 買付額 | 2021年3月からの 増加率 | |
---|---|---|---|
20代 | 1,158億4,287万円 | 1,459億9,549 万円 | 26% |
30代 | 2,450億9,132万円 | 2,966億9,603 万円 | 21.1% |
40代 | 2,449億3,772万円 | 2,870億3,469 万円 | 17.2% |
【基礎知識】積立NISAとは
- 利用できるのは日本に住んでいる20歳以上の方
- つみたてNISAと一般NISAはどちらか一方しか選べない
- 毎年40万円が上限
- 最大20年間が非課税になる
※参考文献:金融庁
積立NISAの基本情報
基本的には投資で得た利益は、税金がかかるようになっています。例えば株式投資で得た利益は100%自分の手元に入ってくるわけではありません。得た利益から税金分が引かれて自分の手元に入るのです。
ですがつみたてNISAはそんな税金が免除される仕組みとなっています。そのため自分が投資した利益がそのまま自分の手元に残すことができるのです。ただつみたてNISAを始めるには、いくつかルールがあるので注意しましょう。
まずつみたてNISAを利用できるのは、日本に住んでいる20歳以上の方です。ただ未成年の方でも始められるジュニアNISAがあります。次にNISAには「一般」と「つみたて」の2つがありますが、どちらか一方しか選ぶことはできません。最後に投資できる金額は毎年40万円で、つみたてNISAで得た利益が非課税になるのは20年間です。20年を過ぎた後で利益が発生した場合には、税金がかかることになってしまいます。
つみたてNISA | |
---|---|
利用できる人 | 日本に住んでいる20歳以上の方 |
口座開設可能数 | 1人1口座 ※一般とつみたてのどちらか一方を選ぶ必要あり |
最大投資金額 | 毎年40万円 |
非課税対象期間 | 20年間 |
対象商品 | 金融庁が定めた基準をクリアしたもの |
投資可能期間 | 2018年~2042年 |
つみたてNISAが若者に向いている理由
- 運用益が非課税
- 少額から投資できる
- 対象商品は金融庁が厳選した商品
- 積立型なのでタイミングを迷わない
- いつでも引き出し可能
① 運用益が非課税
開設したつみたてNISAの口座で、商品を購入しその商品から利益が発生した場合には非課税になります。これはつみたてNISAの口座の仕組みから非課税になるのです。通常、投資で商品を購入したものが利益になった場合、一定額の税金が引かれることになります。つまり儲かった利益を100%自分の手元に残すことができないのです。
例えば投資によって10万円の利益が出た場合。一般的な投資だと10万円から税金が引かれて、手元に残るのは約8万円になります。
ですがつみたてNISAなら、運用益は非課税になるので利益を100%自分の手元に残すことができるようになります。ということは10万円の利益が発生した場合、つみたてNISAであれば10万円をそのまま手元に残すことができるのです。
② 少額から投資できる
つみたてNISAは少ない金額でも投資を始められるのがメリットとしてあります。最小投資金額は証券会社によって違いがあるのでよくチェックしてから選びましょう。例えばマネックス証券のつみたてNISAは、最小100円から投資を始めることができます。まとまった金額が用意できなくても、始めやすいのはつみたてNISAの特権です。
20代の方であれば「投資に回せるお金なんかない」悩む方多いと思いますが、毎月100円であれば投資のハードルが下がるのではないでしょうか?
またつみたてNISAは、途中から毎月の投資額を変更させることができます。なので最初は100円から始めてみて、余裕が出てきたら1,000円、1万円と投資額を増やしてみるのがいいでしょう。
③ 対象商品は金融庁が厳選した商品
「投資を始めるのであれば、損はしたくない。けど損をしない商品ってどうやって選べばいいの?」そんな悩みを持っている方にもつみたてNISAはおすすめです。というのもつみたてNISAが扱っている商品は、金融庁が厳選した商品だからです。
具体的に、金融庁は「長期・積立・分散投資」で利益が見込めることをベースに約200種類の投資信託とETF(上場投資信託)を選んでいます。私たちはこのような金融庁が厳選してくれた商品の中から、選ぶだけでいいのです。
つみたてNISA以外で投資をすると、自由に自分の好きな商品を選ぶことができますが初心者の方はどれを選んだらいいか迷ってしまいます。下手に手を出すと、ただ損をしてしまうこともあるでしょう。というようにつみたてNISAは、金融庁が厳選した商品しか選べないので安心して投資できるのです。
④ 積立型なのでタイミングを迷わない
投資で利益を出すためには「安い時に買って、高い時に売る」ことが本質です。ですがいつ安くなったり、高くなったりするかは誰にも分かりません。投資のプロだって100%売買のタイミングを見極めるのは簡単ではありません。
ですがつみたてNISAは「積立型」の投資なので買うタイミングは迷わずに済みます。というのもつみたてNISAは「ドル・コスト平均法」で投資を行うからです。ドル・コスト平均法は、日々値動きしている投資信託を購入し続け分散投資するものです。この方法であれば、価格が上昇したときに利益が得られますし、下落したときは損したリスクを他でカバーすることができます。このようにつみたてNISAは、ドル・コスト平均法で運用していくので購入するタイミングに迷う必要はないのです。
④ いつでも引き出し可能
つみたてNISAでは、口座にあるお金をいつでも引き出すことができます。よく勘違いされるのがつみたてNISAはお金を引き出すことができないと言われていることです。お金を引き出せないのはiDeCoです。iDeCoは原則60歳までお金を引き出すことができません。その反面、つみたてNISAはお金をいつでも引き出すことができます。
長期投資がつみたてNISAの本来の目的ですが、人によっては急な出費に対応したい場面があるでしょう。例えば「結婚資金」「教育資金」など、自分のライフイベントに合わせて引き出すパターンです。このようにつみたてNISAでは、いつでもお金を引き出せるメリットがあるので、安心して投資することができます。
20代におすすめの銘柄の選び方
「つみたてNISAを始めるのはいいけど、どの銘柄を選ぶのがおすすめなの?」そんな疑問の方に、20代におすすめの銘柄をご紹介します。つみたてNISAは長期で投資をしていくので、できるだけ将来的な値下がりは避けたいですよね。
そこで長期でコツコツ利益を確保しつつ増やしていく銘柄は、以下の4つの条件を満たすものを選びましょう。
- 全世界に分散投資する銘柄
- インデックスファンド
- 信託報酬が低い銘柄
- 純資産総額が大きい銘柄
① 全世界に分散投資する銘柄
投資先のおすすめは「全世界」に投資するファンドです。投資の商品によっては、日本だけに特化したもの、アメリカの代表的な会社だけに特化したものなど色んなファンドがあります。このような1つの国に特化して投資をしてしまうと、その国の株価が落ち込んだ場合、利益も比例して下がってしまいます。例えば現在のアメリカは過去最大の成長をとげています。ですがこのアメリカの成長がいつまでも続くとは限りません。しかも成長がいつ止まって下落するか予想も難しいです。
そこでおすすめなのが「全世界」に投資するファンドです。全世界に投資をすることで、一部の国の成長が下がっても他で成長している国がカバーしてリスク分散ができます。安定的に利益を出したい、そう考えてる方にとって全世界に投資するのはおすすめです。
② インデックスファンド
投資信託で運用していく方法は「インデックス運用」「アクティブ運用」の2種類があります。インデックス運用は「指数」と呼ばれる投資の基準に連動して運用していく方法です。インデックス運用は値動きが小さいというデメリットはありますが、長期でコツコツ運用することで着実に利益を確保できるのでつみたてNISAに合った運用方法です。
一方アクティブ運用とは、指数よりもさらに値上がりするように運用するその名の通りアクティブに動く運用方法です。
つみたてNISAをこれから始めようと思ってる20代の方であれば、インデックス運用がおすすめです。というのもつみたてNISAは、長期投資を基本としているのでインデックスファンドを選んだ方が、確実に利益を狙えるからです。
③ 信託報酬が低い銘柄
信託報酬とは、運用管理費用ともいって銘柄を運用するために必要なコストのことです。この信託報酬は銘柄を持ち続けている間、ずっとかかり続けるコストになります。そのため銘柄を選ぶ際には、信託報酬ができるだけ少ない銘柄を選びましょう。
「信託報酬が低い銘柄を選ぶってなんだか不安」そう感じる方は、インデックス運用にしておくと安心です。というのもインデックス運用は、投資基準が決まっていますので、どの銘柄を選んでも大きな利益の差は生まれにくいです。例えば全世界に投資できる銘柄は1つではありません。種類はいくつかあって信託報酬が低い銘柄を選んだとしても、信託報酬が高い銘柄と差がつくことはそんなにありません。むしろ信託報酬が低い銘柄の方がお得です。なので信託報酬が低い銘柄を選ぶようにしましょう。
④ 純資産総額が大きい銘柄
純資産総額とは、銘柄の規模のことをいいます。この純資産総額が大きければ大きいほど、安定した運用をすることができます。これは純資産総額が大きい=投資家の支持を集めているという意味があるからです。支持が多い銘柄は打ち切られる心配がなく、安定して運用ができるのです。
その反面、純資産総額が小さいと運用するためのコストがかけられず、運用の途中で打ち切られてしまう可能性があります。例えば販売をしたばかりの銘柄は当然、純資産総額は低いです。なのでそういった銘柄は選ばずに、純資産総額が大きい銘柄を選ぶようにしましょう。どの商品の純資産総額が大きいか、小さいかを見比べて決めるのも重要です。
おすすめファンド
「銘柄の選び方は分かったけど、全部の条件に合った銘柄を探すのは大変そう」そんな方におすすめなファンドは以下の3つです。この3つの銘柄は先ほど、紹介した基準を満たした銘柄になります。
まずSBI・全世界インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))は日本を含む、全世界に投資ができる銘柄です。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという円換算ベースの指数基づいて運用するもので、信託報酬は全世界株式の中でも最安です。
次にeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、 三菱UFJ国際投信が提供しているインデックスファンドで、日本や他の先進国全てに投資することができる銘柄です。最後にeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、「国内」「先進国」「新興国」の株式に均等に投資する銘柄です。
- ・SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
- ・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- ・eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
積立NISAにおすすめのネット証券
いざつみたてNISAを始めようと思っても「どこの金融機関を選べばいいの?」と思う方も多いです。つみたてNISAは選んだ金融機関によって、得られるメリットが異なるので自分に合った金融機関を選びましょう。ここでは特に人気を集めているつみたてNISAの口座を2つご紹介します。迷ってる方は、この2つから自分に合ったものを選びましょう。
- SBI証券
- 楽天証券
① SBI証券
SBI証券はネット証券最大手で多くの人が利用しています。大きな特徴としては最低100円から投資を始められるという点です。100円から始められるので「まだ資金に余裕がない」という方でも、安心してはじめることができます。SBI証券では、積立頻度を「毎日」「毎週」「毎月」の3つのタイプから選ぶことができます。自分がどのペースで積立を行いたいか選べるので便利です。
また「かんたん積立アプリ」というものがSBI証券にはあります。このかんたん積立アプリは、投資信託の積立投資に特化したもので、いつでもどのくらい利益が上がっているのかを一目で見ることができます。
② 楽天証券
楽天証券は、普段から楽天を利用している方にとっておすすめです。というのも例えば楽天銀行や楽天カードと一緒に楽天証券を利用すると、ポイントが貯まりやすくなったり、貯めたポイントを投資に回すことができるようになります。なので楽天経済圏で生活している方にとっては、楽天証券がぴったりです。
また楽天証券では、証券業界の中でもトップクラスの手数料の安さを誇っています。例えば投資信託や信用取引での取引手数料は0円となっています。このように楽天証券は手数料の安さが売りなので、20代の方でも安心して投資を始めることができるのでおすすめです。
つみたてNISAが不安ならファイナンシャルプランナーに相談
もしつみたてNISAについて不安や困ったことがあれば、お金の専門家であるFPに相談するようにしましょう。調べても分からないことや自分では判断できないようなお金のことはFPに相談するのが一番です。「FPに相談するといっても、どのFPに相談したらいいか分からない」そんな方にはマネーキャリアがおすすめです。
マネーキャリアでは、つみたてNISAに関する悩みはもちろん今の家計やライフスタイルに合わせたお金のあらゆる悩みの相談に乗ってくれます。相談は何度でも無料ですので、自分が納得いくまで説明を受けることができます。実際にマネーキャリアのFPに相談した人の93%が満足したという評判もあるので安心して相談できます。
まとめ:FPに無料相談してつみたてNISAを始めよう!
今回は20代に向けたつみたてNISAについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?つみたてNISAは早いうちに始めて長く積み立てることで、大きなリターンが生まれやすくなることがご理解いただけたと思います。
もし「つみたてNISAを始めてみたいけど、分からない部分がある」そうなった場合は、ぜひマネーキャリアのFPに相談してみましょう。お金のプロが無料で相談に乗ってくれます。相談は何度でも無料でできるので、しっかりとお金を悩みを解決することができます。