更新日:2023/02/13
ネット証券の口座開設の手順を徹底解説!必要なものも徹底解説!
資産運用を行う場合には、証券会社で口座開設を行うことが必須です。店舗に出向くのは面倒と感じる場合、ネット証券で気軽に口座開設をしてみましょう。ここでは、ネット証券の口座開設方法や必要なもの、リスクやおすすめランキングをご紹介していきます。
内容をまとめると
- ネット証券の口座開設は本人確認書類と自分の写真がアップロードできればオンラインのみで完結する
- ネット証券のリスクは、大きな損失・不正アクセス・担当者がつかない・誤注文・通信障害
- キャンペーンで現金がもらえるのは、SBI証券(抽選)・楽天証券・マネックス証券・松井証券
- ネット証券でどこにするべきか悩む場合には、マネーキャリアのFP相談がおすすめ!
- 顧客満足度93%、何度でも無料で相談できるマネーキャリアで悩みを解消!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ネット証券の口座開設手順を8つで解説!
- ネット証券の口座開設で必要なものを解説【重要】
- 初心者におすすめのネット証券ランキングトップ5!
- おすすめ1位:SBI証券
- おすすめ2位:楽天証券
- おすすめ3位:auカブコム証券
- おすすめ4位:マネックス証券
- おすすめ5位:松井証券
- 口座開設数が多いネット証券ランキングトップ3!
- 口座開設数1位:SBI証券
- 口座開設数2位:楽天証券
- 口座開設数3位:SMBC日興証券
- ネット証券の口座開設で大切な4つの比較ポイントを解説!【失敗しない】
- 比較ポイント①信頼性や安全性が高いか
- 比較ポイント②手数料が格安か
- 比較ポイント③投資商品数は豊富か
- 比較ポイント④分析ツールや投資情報が充実しているか
- ネット証券の口座開設で起こりうるリスクを5つで解説!
- リスク①大きな損失
- リスク②不正アクセスによる損失
- リスク③投資プロからのアドバイスはもらえない
- リスク④誤注文は自己責任
- リスク⑤通信障害による機会損失
- ネット証券の口座開設キャンペーンを大手証券会社5社で徹底開設!
- 口座開設キャンペーン①SBI証券
- 口座開設キャンペーン②楽天証券
- 口座開設キャンペーン③auカブコム証券
- 口座開設キャンペーン④マネックス証券
- 口座開設キャンペーン⑤松井証券
- ネット証券とは?【基礎知識】
- ネット証券で取引をする流れを6つで解説!【初心者向け】
- ネット証券の口座は2つ以上持てるがおすすめしない理由
- ネット証券の口座開設でよくある質問
- 投資を始めるなら何から始めるべきですか?
- 証券会社はどうやって選べばいいですか?
- ネット証券と総合証券の違いは何ですか?
- 1番手数料が安い証券会社はどこですか?
- 証券会社が多すぎてどこがいいか分からないです。
- まとめ:ネット証券の口座開設に関する悩みならまずマネーキャリアで無料相談!
目次
ネット証券の口座開設手順を8つで解説!
ネット証券での口座開設は短時間で開設できるというメリットがあります。最短即日で開設可能な証券会社もあるくらいです。
そのため、ネット証券での口座開設を考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、どのような手続きが必要なのかなどを調べることに時間がかかってしまうと、せっかくのメリットを生かすことができません。
口座開設方法は以下の8つで完了です。
- 証券会社の公式ホームページにアクセス
- 口座開設を申し込むをタップ
- メールアドレスを入力
- メールで届く認証コードを入力
- 住所などの情報を入力
- 各種規定などを確認
- 口座開設方法を選択
- 口座開設申し込み完了
この後本人確認書類の郵送が必要です。
本人確認書類の提出までネットのみで行うことができる場合もあります。本人確認書類と写真をアップロードすることで、さらに時間をかけることなく口座開設が可能です。
ホームページから申し込み、必要事項を入力していくだけですが、各種確認書類の提出も必要になります。申し込みをしてから準備するのでは時間短縮メリットが生かせないため、事前に用意しておくことがおすすめです。
その他にも口座開設時に必要になるものを以下でご紹介していきます。
ネット証券の口座開設で必要なものを解説【重要】
ネット証券の口座開設時に必要になるものは以下のものです。
- マイナンバー確認書類
- 本人確認書類
- 印鑑
それぞれ準備しておくと、手続きをスムーズに行えます。
マイナンバー確認書類としては、
- マイナンバーカード
- 通知カード
- 住民票コピー
などがあります。
マイナンバーカードを持っていれば本人確認書類としても利用できます。マイナンバーカードが無い場合には、代用できるものを準備しておくとスムーズです。
本人確認書類としては、
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 住民票
などです。
写真付きのものであれば1つ準備すれば問題ありません。そのため、運転免許証などであれば本人確認書類として1つで十分です。
しかし、写真がないものに関しては2つ必要になります。必要なものが増えるため注意しましょう。
利用できるものが証券会社ごとに違っているため、しっかりと確認してください。
また、ネット証券では印鑑が必要になることは少ないですが、必要になる場合もあります。
事前に準備しておくことで短時間で口座開設できるメリットを活かすことが可能です。マイナンバーカードがあれば1つで準備完了となりますが、無い場合にはそれぞれ必要なものを揃えておきましょう。
初心者におすすめのネット証券ランキングトップ5!
初心者の方にとって、ネット証券を選ぶこと自体が難しく感じてしまうと思います。どの様な違いがあるのか、何を基準に選ぶべきなのか、分からないことが多いかもしれません。
初心者の方がネット証券を選ぶ際に優先するべきポイントは、
- 信頼性
- 手数料
- 投資商品の豊富さ
- 投資情報の豊富さ
です。
まずは信頼できることが前提です。怪しい証券会社は利用してはいけません。
手数料が安いことも重要です。高いと思った以上に固定費にかかり、利益が出ない可能性もあります。
投資商品の豊富さも確認しておきましょう。投資では分散投資を行うことでリスクを減らすことができます。商品数が多い方が選択の幅が広がります。
投資情報の豊富さもポイントです。初心者は良質な情報に数多く触れる必要があるため、投資情報の多い証券会社を選ぶことも重要です。
初心者の方はこれらのポイントを重視して選ぶようにしましょう。ランキングは以下のようになります。
- SBI証券
- 楽天証券
- auカブコム証券
- マネックス証券
- 松井証券
以下でおすすめのポイントなどについて解説していきます。
おすすめ1位:SBI証券
基本情報 | |
---|---|
口座数 | 8,829,000口座 |
取引手数料 (1日定額制) | 最低(5万円まで):55円 最大(3,000万円超):1,070円 |
取引手数料 (1日定額制) | 100万円まで無料 |
投資信託数 | 2,695本 |
米国株式 | 5,844銘柄 |
NISA・つみたてNISA | あり |
無料の投資情報 | あり |
- 日経CNBC市況オンラインセミナー
- 各種アナリストのオリジナルレポート
- トレンドに沿った会場セミナー
おすすめ2位:楽天証券
おすすめのネット証券2位は楽天証券です。
基本情報 | |
---|---|
口座数 | 8,050,000口座 |
取引手数料 (1注文制) | 最低(5万円まで):55円 最大(3,000万円超):1,070円 |
取引手数料 (1日定額制) | 100万円まで無料 |
投資信託数 | 2,645本 |
米国株式 | 4,944銘柄 |
NISA・つみたてNISA | あり |
無料の投資情報 | あり |
- マーケットスピード
- トウシル
- フル板
- バロンズ・ダイジェスト
などが無料で利用できます。
また、株取引額に応じて楽天グループで使える楽天ポイントがもらえるほか、楽天ポイントで国内株式・国内投信を購入できます。楽天カードを持っている方は一度検討してみることをおすすめします。
おすすめ3位:auカブコム証券
基本情報 | |
---|---|
口座数 | 1,508,633口座 |
取引手数料 (1注文制) | 最低(5万円まで):55円 最大なし (100万円以降約定金額×0.099%+99円) 上限4,059円 |
取引手数料 (1日定額制) | 100万円まで無料 |
投資信託数 | 1,613本 |
米国株式 | 1,801銘柄 |
NISA・つみたてNISA | あり |
無料の投資情報 | あり |
- auカブコム公式YouTubeチャンネル
- auカブコム投資情報室
おすすめ4位:マネックス証券
基本情報 | |
---|---|
口座数 | 2,200,889口座 |
取引手数料 (1約定制) | 最低(5万円まで):55円 最大(3,000万円超):1,070円 |
取引手数料 (1日定額制) | 100万円まで:550円 |
投資信託数 | 1,278本 |
米国株式 | 4,985銘柄 |
NISA・つみたてNISA | あり |
無料の投資情報 | あり |
- マネックス証券オリジナルレポート
- オリジナルマーケット情報
- 銘柄スカウター
- マネックストレーダー
おすすめ5位:松井証券
初心者におすすめのネット証券5位は松井証券です。
基本情報 | |
---|---|
口座数 | 1,430,988口座 |
取引手数料 (1日定額制) | ~50万円:0円 ~100万円:1,100円 ~200万円:2,200円 以降100万円ごとに1,100円 (1億円超で11万円上限) |
投資信託数 | 1,637本 |
米国株式 | 1634銘柄 |
NISA・つみたてNISA | あり |
無料の投資情報 | あり |
取引手数料は50万円まで無料なため、初心者にも安心です。
投資情報もしっかりチェックできます。
- マネーサテライト
- 投信工房
などが無料です。
マネーサテライトで動画での情報入手が可能です。また、アプリ「投信工房」は、積立投信の提案やリバランス・診断を行ってくれるので、初心者でも安心して取引を開始できます。
口座開設数が多いネット証券ランキングトップ3!
ネット証券では不安を感じる方もまだいらっしゃるかもしれません。そこで、実際にどれくらいの方が利用しているのか、口座開設数を見ていきましょう。
ランキングトップ3は以下の証券会社です。
口座開設数 | |
---|---|
SBI証券 | 8,829,000口座 |
楽天証券 | 8,050,000口座 |
SMBC日興証券 | 3,820,000口座 |
(2023年2月12日時点で発表されている口座数)
実際にどれくらいの方が利用しているのかが分かれば、初心者でも安心して利用できるのではないかと思います。口座開設数の多さは利用者数の多さです。多いほど信頼度が高いことが分かります。
まずは口座開設数の多い証券会社を検討するところから始めて見ましょう。
以下でそれぞれの証券会社をご紹介していきます。
口座開設数1位:SBI証券
口座開設数1位はSBI証券です。
口座開設数は880万口座以上と、業界内で最も多い数になっています。
とりあえずSBI証券を開設しておけば良いと言われるほど、多くの方に利用されています。
また、口座開設数だけではなく、取り扱い商品数の豊富さも特徴です。なかでも注目したいのがIPO実績です。
IPOは「新規公開株」のことを指します。IPOは上場後に値上がりしやすい特徴があります。購入したい人が多数で、多くの場合、抽選になります。
SBI証券では2022年度の実績が117社とかなり多くなっています。
IPOを狙っている場合には、実績が多数あるSBI証券がおすすめです。
口座開設数2位:楽天証券
口座開設数2位は楽天証券です。
800万以上の口座開設数を誇っており、信頼性の高さがわかります。
様々なタイミングで楽天ポイントが活躍します。
- 投資信託の保有
- つみたてNISAの掛け金
などで楽天ポイントがもらえます。
さらに、株などを購入する際にも楽天ポイントが利用でき、場合によってはポイントのみでも購入が可能です。
大手であることと口座数からみて、信頼性はかなり高くなります。初心者にもおすすめできる証券会社です。
口座開設数3位:SMBC日興証券
口座開設数3位はSMBC日興証券です。
口座開設数は約380万件と1位のSBI証券と比較してしまうと半分以下となるため、少なく感じてしまう方もいるかもしれません。しかし、それでも第3位でかなりの多さであることが分かります。
SMBC日興証券は
- 総合コース
- ダイレクトコース
に分かれている事が特徴です。
総合コースの場合には、店舗型の証券会社と同様に、対面での相談や取引が行えます。
ダイレクトコースは通常のネット証券としてオンライン完結になっています。
売買手数料が0円となることも多いネット証券ですが、SMBC日興証券は手数料の安いダイレクトコースでも137円からです。
手数料などその他の特徴もしっかりと確認してから利用を検討しましょう。
ネット証券の口座開設で大切な4つの比較ポイントを解説!【失敗しない】
投資開始には口座開設は必須ですが、初めて開設する方にとっては不安な事が多いと思います。不安を解消するためにも様々な証券会社を比較し、損をしない証券会社を見極めることが重要です。
チェックしておきたいポイントとしては、
- 信頼性や安全性が高いか
- 手数料が格安か
- 投資商品数は豊富か
- 分析ツールや投資情報は充実しているか
などが挙げられます。これらの項目をポイントに、しっかりと自分に合った証券会社を見極め、口座開設に進みましょう。
ただし、慎重になりすぎる必要はありません。ネット証券の口座開設自体で損をするリスクはないため、合わないと感じた場合には閉鎖しても問題ないのです。
しかし、合わないと気づくまでの時間が無駄になってしまうため、最初の口座開設ではそれぞれのネット証券の特徴を見比べて、自分に合ったものを見極めることが重要です。
自分一人でネット証券を選ぶことが難しいと感じた場合には、プロの無料相談を利用することも検討しましょう。
比較ポイント①信頼性や安全性が高いか
比較ポイント1つ目は、信頼性や安全性が高いかです。
先ほど柄ご紹介した初心者におすすめのネット証券ランキングでも、それぞれの口座数をご紹介しました。
証券会社 | 口座数 |
---|---|
SBI証券 | 8,829,000口座 |
楽天証券 | 8,050,000口座 |
auカブコム証券 | 1,508,633口座 |
マネックス証券 | 2,200,889口座 |
松井証券 | 1,430,988口座 |
- SSL/TLS
- EV SSL
比較ポイント②手数料が格安か
比較ポイント2つ目は手数料が格安かどうかです。
ネット証券は基本的に手数料が安くなっています。
しかし、証券会社ごとに設定されている金額は違います。無料の場合もあれば、取引額が少額でも手数料が取られるものまで様々です。
手数料は取引を行うたびにかかります。
特に気をつけて欲しいのが、
- デイトレード
- スイングトレード
などを行う場合です。このような投資スタイルを考えている場合には、取引回数が多くなることが簡単に予想できます。手数料の安さを比較することは重要です。
手数料の安さは重要ですが、投資スタイルによってはそう何度もかかるものではなくなる可能性もあります。投資スタイルも選ぶ際には重要なポイントと言えるため、口座開設前に考えておくことがおすすめです。
比較ポイント③投資商品数は豊富か
比較ポイント3つ目は、投資商品数の豊富さです。
投資商品数はそのまま投資する人の選択肢の幅に繋がります。選択肢が広いほど利益アップの可能性が高まります。投資商品数を比較することも、大きなポイントのひとつです。
また、投資商品の数も重要ですが、種類や特徴などが証券会社ごとに大きく違っています。
証券会社 | 取扱商品 |
---|---|
SBI証券 | 国内・投信・外国株などかなり豊富 IPO実績も多い |
楽天証券 | 投信・外国株が豊富 |
auカブコム証券 | 信用取引売り銘柄多 外国株なし |
マネックス証券 | 米国株が豊富 |
松井証券 | 国内多 外国株なし |
比較ポイント④分析ツールや投資情報が充実しているか
比較ポイント4つ目は、分析ツールや投資情報が充実しているかです。
長期保有を考えている場合には、どの銘柄を選ぶのかが重要になってきます。ネット証券ではプロにアドバイスがもらえないため、分析ツールなどを駆使して自分で情報を集めなくてはいけません。
投資情報を得ることができなくては利益の出る銘柄選びから遠ざかってしまいます。
ランキングでご紹介した証券会社ではどれも無料の投資情報を得ることができました。なかでも優秀なのが、
- 楽天証券
- auカブコム証券
に2つです。
自分にとって使いやすいツールや有益な情報があるかなどもしっかりとチェックしましょう。
ネット証券の口座開設で起こりうるリスクを5つで解説!
ネット証券の口座開設を行うことで、投資ができるようになります。手軽に安く始められますが、良い事ばかりではありません。
ネット証券を利用することによるリスクに以下のものが挙げられます。
- 大きな損失
- 不正アクセスによる損失
- 投資プロからのアドバイスはもらえない
- 誤注文は自己責任
- 通信障害による機会損失
の5つです。
総合証券でも起こる可能性のあるリスクもありますが、ネット証券特有のリスクもあることに注意が必要です。
どのようなリスクがあるのかを事前に知っておくことで、被害を防止できる可能性も高くなるため、それぞれのリスクを詳しく確認しておきましょう。
リスク①大きな損失
ネット証券の口座開設によるリスク1つ目は大きな損失の可能性です。
口座開設後には資産運用を開始することになります。この運用次第で大きな損失が出てしまう可能性があることに注意が必要です。
金融商品は日々金額が上下しています。売買によって利益を得るものですが、タイミングによっては損失となる可能性もあります。
大きな損失を避けるためには、購入する金融商品の知識が必要です。購入前にしっかりと調べておくことが重要です。
一般的にリスクが低い金融商品を順に並べると以下のようになります。
- 預貯金
- 債券
- 投資信託
- 株式
リスクが低いものはリターンも低い傾向です。どこまでリスクの高い商品を扱うのか、大きな損失となる可能性があることを理解しておきましょう。
リスク②不正アクセスによる損失
リスク2つ目は、不正アクセスによる損失です。自分の資産が他人に取られてしまう可能性があります。
実際に2020年にSBI証券で不正アクセスによる被害が出ています。(参考:日本経済新聞)
パスワードなどの情報が漏れてしまうと不正アクセスされてしまう可能性も高くなります。
- 複雑なパスワードにする
- 定期的に変更する
- ログインと取引時のパスワードを別のものにする
などで自己防衛を心がけましょう。
また、スマホの場合に注意したいのが紛失です。たとえスマホにロックがかかっていたとしてもログインされてしまう可能性はあるため、
- スマホにパスワードを記憶させない
- 2段階承認を行う
- 紛失した際には証券会社に連絡してロックをかける
などで対策を取るようにしましょう。
リスク③投資プロからのアドバイスはもらえない
リスク3つ目は、投資のプロからのアドバイスがもらえないことです。
口座開設する証券会社には、
- ネット証券
- 総合証券
があります。
総合証券の場合、一人一人に担当者がつくことが大きな特徴です。売買に関することや金融商品についてのアドバイスを投資のプロにしてもらうことができるため、一人で選択するよりも安心感があります。
一方、ネット証券では投資のプロからアドバイスはもらえません。投資初心者で金融商品選びに迷ったとしても自分で判断して購入しなくてはいけないため、購入に踏み切れない可能性もあります。
しっかりと自分で勉強して、納得した商品を買うようにしましょう。
リスク④誤注文は自己責任
リスク4つ目は、誤発注などの損失が自己責任になってしまう事です。
ネット証券の取引はオンラインです。この際に購入金額や口数は自分で入力することになります。
この入力時にうっかりミスで0を一個増やしてしまうなどの誤発注が起きてしまうリスクがあります。
0が増える単位での注文ミスは大きな損失の可能性を抱えています。利益が出れば問題ないかもしれませんが、損失が出た際には自分で考えていたものの10倍以上の損失となってしまいます。
ミスだったとしても、損失が出た際には全て自己責任です。
オンラインでの取引確定後には取り消すことはできません。注文する際にはしっかりと確認を行うことが重要です。
リスク⑤通信障害による機会損失
リスク5つ目は通信障害による機会損失の可能性があることです。
ネット証券での取引はオンラインとなるため、接続できることが前提となります。
しかし、何らかの理由で通信回線事態にトラブルがあった場合や、システム障害などが起きてしまった場合には取引をすることができなくなります。
取引できない間に利益が出ていた可能性や損失を回避できた可能性があるかもしれません。
通信障害などでこのような機会損失となってしまう可能性があることを理解しておきましょう。
ただし、証券会社によっては電話での注文に対応している場合もあります。事前に確認しておくと、万一の際に慌てずに済むため確認をおすすめします。
ネット証券の口座開設キャンペーンを大手証券会社5社で徹底開設!
ネット証券で口座開設することを考えている方のなかには、キャンペーンを利用して少しでもお得に、と考えていらっしゃる方も多いかもしれません。
現在大手5社で行われているものを比較してみましょう。
証券会社 | もらえる物 |
---|---|
SBI証券 | 500~50,000ポイント(抽選) 手数料キャッシュバック |
楽天証券 | 現金1,000円(銀行口座開設+自動入出勤設定) 手数料キャッシュバック ポイント |
auカブコム証券 | 200ポイントプレゼント 手数料キャッシュバック |
マネックス証券 | 手数料キャッシュバック |
松井証券 | 現金1,000円またはポイント1,500pt 手数料キャッシュバック |
キャンペーンの有無や内容だけでは自分に合った証券会社かどうかは分かりません。口座開設は投資を行うための準備になるため、キャンペーンよりもまずはそれぞれの特徴などを理解することが重要です。
ただし、いくつかの候補の中から選ぶ際のポイントにするくらいは大丈夫です。しっかりと証券会社のことを調べてから口座開設に進みましょう。
口座開設キャンペーン①SBI証券
キャンペーン1つ目はSBI証券です。
500~50,000ポイントが当たるキャンペーンを行っています。
口座開設をし、キャンペーンにエントリーを行って、新規の投資信託の積立買付を行うことで、ポイント付与の対象となります。買い付け金額が合計1万円以上が条件です。
必ず500ポイントはもらえ、さらにポイントは
- T・ポイント
- Pontaポイント
- dポイント
から選ぶことが可能です。
その他にも、
- 取引手数料無料
- 手数料キャッシュバック
などのキャンペーンを活用することができます。自分がどの取引を行う予定なのかをしっかりと考え、お得になるキャンペーンを見極めましょう。
口座開設キャンペーン②楽天証券
キャンペーン2つ目は楽天証券です。
現金1,000円が貰えるキャンペーンでは、
- 楽天証券での口座開設
- 楽天銀行での口座開設
- マネーブリッジ設定
を行うことが条件となっています。2022年11月7日までに条件を満たし、さらにエントリーが必須です。
エントリーまでの道のりは長いですが、誰でも必ずもらえるため対象となる方の範囲が広いことが特徴です。
また、
- 米国株取引手数料最大2か月間キャッシュバック
- 信用取引口座の開設で200ポイント
といったキャンペーンも行われています。
すでに楽天銀行に口座がある方は条件クリアが簡単になるためおすすめです。
口座開設キャンペーン③auカブコム証券
キャンペーン3つ目はauカブコム証券です。
口座開設時期に応じてキャンペーンの有無や内容が変わっています。
口座開設のみでは200Pontaポイントが貰えるキャンペーンが行われています。信用取引口座の開設とエントリーが条件です。
今後、口座開設のみで現金やポイントが貰えるキャンペーンが行われる可能性は十分にあります。急いでいないのであれば、始まるタイミングに合わせて口座開設するのもいいかもしれません。
他にも、
- 乗り換えキャンペーン
- 家族・友人紹介プログラム
などでポイントやキャッシュバックを受けることは可能です。知り合いに利用している方がいる場合には、紹介してもらうのも一つの手段です。
また、25歳以下ならば、
- 国内現物株式手数料無料プログラム
なども利用ができるため、お得に取引を開始することが可能です。
口座開設キャンペーン④マネックス証券
キャンペーン4つ目はマネックス証券です。
最大2,000円の現金が受け取れるキャンペーンなどが行われていましたが、現在は現金プレゼントのキャンペーンは実施されていません。
現在行われているキャンペーンとしては、
- 抽選で3,000ポイントプレゼント(2022年12月31日まで)
- 200ポイント+手数料キャッシュバック(2023年1gつ31日まで)
などです。
3,000ポイントプレゼントは、投信積立を1ヶ月の合計3万円以上で新規または増額することが条件です。抽選で800名となっています。
200ポイントプレゼントは米国株信用取引口座の開設が条件です。
もう一つのキャンペーンとして、入金から20日間の米国株式手数料を最大3万円キャッシュバックが受けられます。
マネックス証券では開設以降も
- Amazonギフト券
- マネックスポイント
などが貰えるキャンペーンが開催されています。
口座開設以降もお得に利用したい方におすすめです。
口座開設キャンペーン⑤松井証券
キャンペーン5つ目は松井証券です。
こちらも現金をプレゼントするキャンペーンが開催されています。条件は「1万円以上の投資信託積立」です。
- 現金1,000円
- ポイント1,500pt
のどちらかを選ぶことができます。
期間が2022年12月までとなっていますが、10億円に達した時点で終了となってしまうため、確実にもらいたい方は口座開設を早めに決定するようにしましょう。
さらに、口座開設のみで200pt分もらえます。開設以外の条件がないことが特徴です。dポイントなどとの交換も可能です。
このように、口座開設キャンペーンを行っている証券会社は意外と多くあります。ただし条件があるため、自分が対象となっているのかを確認する必要があります。
しかし、キャンペーンの内容だけで証券会社を選ぶことは避けてください。もしどこを選ぶべきなのか悩む場合には、マネーキャリアのFP相談でプロの意見を聞いてみることをおすすめします。
ネット証券とは?【基礎知識】
証券会社には
- ネット証券
- 総合証券
があります。
オンラインでの手続きや注文が基本となるのがネット証券です。パソコンやスマホがあれば一人で注文ができます。
- 手軽
- 豊富な商品数
- 取引コストが安い
- アプリやサービスが豊富
- 自分のペースで投資可能
などが特徴です。
オンラインでの注文になるため来店する必要がなく、手軽なことが特徴です。
商品数が豊富な事もネット証券ならではです。選択の幅が広がり、利益を得ることにつながります。
ネット証券には店舗が必要ないため、これらにかけるお金が必要ありません。その分コスト削減に繋がり、手数料は総合証券よりもかなり安いことが特徴です。手数料を抑えることは利益につながるため、初心者の方にも嬉しい特徴になります。
アプリやサービスが豊富なことも、ネット証券の大きな特徴です。
- PTSによる夜間取引が可能
- ポイントが付く
- ミニ株が購入可能
など、サービスの種類は様々です。
自分のタイミングで売買が可能なことも特徴です。外出先などでもちょっとした時間で注文ができるため、機会損失を防げます。
ネット証券で取引をする流れを6つで解説!【初心者向け】
初心者の方は、ネット証券で口座開設をしたあとどのように取引が開始されるのかを分かっている方は少ないと思います。
そこで、ここでは取引をする流れを6つで解説していきます。
- 口座開設完了
- 入金
- 銘柄の選択
- 株数の入力
- 購入手続きを完了する
- 自身のタイミングで売却手続きを行う
まずは口座開設を完了した後、入金を行います。
- 銀行振り込み
- クイック入金
それぞれ好きな方法で入金しましょう。
入金が出来たら購入する銘柄を選びます。購入できるのは入金額以下の株式になるため、購入したいものの金額が不足している場合には、追加の入金が必要になります。
購入する株式が決った後は株数を入力します。株ごとに購入可能になる株数が決っているため、ある程度まとまった金額が必要になります。ミニ株に対応している場合には、1株からでも購入が可能です。
株数のチェックが完了したら、購入手続きを完了させます。手続き完了で株を保有している事になります。
最後は売却手続きですが、これは自分のタイミングです。
- 利益が出ている
- 不要になった
など自身で売却のタイミングを判断して手続きしてください。
ネット証券の口座は2つ以上持てるがおすすめしない理由
ネット証券の口座開設には制限がないため、初心者でも2つ以上の証券会社で口座開設することは可能です。
しかし、初心者には2つ以上の開設はおすすめできません。
初心者の場合、投資自体が始めてになるため、まだ自分の投資スタイルも確立されていない状態です。まずは投資する事自体に慣れ、自分の投資スタイルを確立することを優先しましょう。
ただし、複数持つことが悪いわけではありません。
- サービス・情報が豊富になる
- IPOの当選確率が上がる
- システムトラブルに対応できる
など多くのメリットがあるため、慣れてきてからならば複数口座を開設することも十分検討する価値はあります。
しかし、まずは最初の証券会社のみで投資コストを下げ、利益を最大化させることが重要です。
ネット証券の口座開設でよくある質問
ネット証券で口座開設をする際に、様々な疑問が生まれると思います。
初心者の方に多い疑問として、
- 投資を始めるなら何から?
- 証券会社の選び方
- ネット証券と総合証券の違い
- 手数料の安い証券会社はどこ?
- 証券会社が多すぎてどこがいいのか分からない
などが挙げられます。
どれも口座開設前に必要になる知識と言えるため、証券会社を選ぶ前にしっかりと疑問を解消しておくことをおすすめします。
以下でそれぞれの質問について解説していきます。
投資を始めるなら何から始めるべきですか?
この質問には明確な答えはありません。
そもそも投資で確実に損をしない方法がありません。しっかりと自分に合ったものを選ぶしかないのです。
しかし、初心者向けと言えるものはあります。投資信託です。1つの投資信託に投資を行うだけで、複数の銘柄に分散投資が出来ている状態になります。あまり知識がなくてもリスクが低い状態と言えるため、まずは投資信託を選択することも一つの手段です。
また、自分の好きなものや趣味などに関する銘柄を購入することもおすすめです。興味のあるものならば今後どうなっていくのか、自分なりに予想することができます。知識を深めることを考えるならば、興味のある銘柄の購入も検討していきましょう。
証券会社はどうやって選べばいいですか?
証券会社を選ぶには、先ほど紹介した
- 信頼性や安全性が高いか
- 手数料が格安か
- 投資商品数は豊富か
- 分析ツールや投資情報は充実しているか
をポイントに比較して選ぶことが重要です。
さらに初心者の場合には、
- 自分の投資スタイル
- 少額投資可能か
なども参考に選んでいくようにしましょう。
自分に合ったものを選ぶことは重要ですが、悩み過ぎも禁物です。口座開設自体で損をすることはないため、ある程度調べて良さそうだと判断できた場合には、利用に踏み切るようにしましょう。
ネット証券と総合証券の違いは何ですか?
ネット証券はオンラインでの取引が前提となるもので、総合証券は店舗や電話での取引がメインです。そのため、一番の違いは店舗の有無です。それぞれの違いを見ていきましょう。
ネット証券 | 総合証券 | |
---|---|---|
手数料 | 安い | 高い |
担当者の有無 | なし | あり |
注文方法 | 自分で行う | 担当が行う |
プロのアドバイス | なし | あり |
1番手数料が安い証券会社はどこですか?
手数料は主に2つのタイプがあり、
- 1約定制
- 1日定額制
をそれぞれ選択できる証券会社が多くなります。
1約定制では取引1回ごとに手数料がかかるタイプです。ご紹介したランキングのなかで一番安いのは、
- SBI証券
- 楽天証券
です。しかし、それ以上に安いネット証券として、
- SBIネオトレード証券
- DMM株
などがあります。
1日定額制では1日の取引金額に応じて手数料がかかるタイプです。ランキングで一番安かったのは、
- SBI証券
- 楽天証券
- auカブコム証券
です。
100万円までならば無料となっているため、投資額の少ない初心者の場合には1日定額制で無料がある証券会社がおすすめです。
証券会社が多すぎてどこがいいか分からないです。
ネット証券でも数十社のなかから選ばなくてはいけないため、どこにすればいいのか分からなくなってしまう方も多いかもしれません。
初心者の方の場合には手数料の安さを一番のポイントとして選ぶこともおすすめです。
しかし、不安を抱えたまま口座開設をしても、その後取引をするまでに至らない可能性も考えられます。
不安を解消して自分に合った証券会社を選ぶためには、プロの意見も参考にすることがおすすめです。
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