更新日:2024/03/08
つみたてNISAは月33,333円まで?あなたにぴったりな投資金額をシュミレーション!
・つみたてNISAの33,333円って何?
・つみたてNISAの非課税枠を使い切りたい
内容をまとめると
- つみたてNISAの33,333円は毎月非課税で積立できる上限額のこと
- つみたてNISAを最大限の効果を出すためには非課税上限額で積立をすること
- あなたに合ったつみたてNISAの積立額を決めたいなら、相談満足度93%でFPの質が高いマネーキャリアの無料相談がおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- つみたてNISAの33,333円って何の数字?
- 33333円とは、つみたてNISAにおけるひと月あたりの上限額
- 【パターン別】実際につみたてNISAで積み立てられる上限額は?
- パターン①多くの銀行は毎月3万3000円まで
- パターン②ネット証券は毎月3万3333円まで
- そもそも上限額40万円を使い切る必要はあるの?
- 投資資金は多い方が非課税メリットも多くなる
- 必ずしも枠を使い切らなくてもよい
- つみたてNISAの4円問題とは?
- 月平均33,333円積み立てると、年間限度上限額まで4円余ってしまう
- 【証券会社別】非課税枠を使い切る方法2つ
- 方法① 楽天証券で一括購入(増額設定)する
- 方法② SBI証券で一括購入(増額設定)する
- 皆いくら積み立てている?つみたてNISAの投資金額ランキング
- 【1位】3万円以上
- 【2位】1万円以下
- 【3位】2万円以下
- あなたの投資額だと、20年後いくらになる?シュミレーションしてみよう
- シュミレーション① 毎月1,000円ずつ20年間投資した場合
- シュミレーション② 毎月3,000円ずつ20年間投資した場合
- 金融庁「資産運用シミュレーション」を活用しよう
- 参考:上限額を超えて投資するとどうなる?
- 課税口座で買い付けが行われてしまう
- まとめ:つみたてNISAの不安や疑問はマネーキャリアへ
目次
つみたてNISAの33,333円って何の数字?
つみたてNISAという制度を知っていますか?
簡単に説明すると、つみたてNISAとは、年間40万円までの投資額から生じる利益に対して最長20年まで非課税とすることができる制度です。
実は、この制度を有効活用するにあたって、「33,333円」という金額がキーになります。
勘の良い方ならもうお分かりかもしれません。
今回の記事では、つみたてNISAを最大限有効活用するための方法について、「33,333円」の重要性に触れながら解説します。
33333円とは、つみたてNISAにおけるひと月あたりの上限額
33,333円とは、つみたてNISAにおけるひと月あたりの上限額を指します。
つみたてNISAの年間上限額を思い出してください。
上限額である40万円を、毎月同じ額だけ積み立てるようにすると、1か月あたりの積み立てる金額は、以下のようになります。
年間40万円÷12ヵ月≒3万3,333円
実際につみたてNISAを年間限度額まで使う想定で運用すると、毎月の収入から、この33,333円をつみたてNISAの証券口座に入金することになるということです。月あたりの支出額として考えると、つみたてNISAを運用していく具体的なイメージが持ちやすくなりますね。
【パターン別】実際につみたてNISAで積み立てられる上限額は?
さて、計算上は毎月33,333円を投資に回すことでつみたてNISAを最大限活用できることになることがわかりました。
しかし、実際に33,333円というキリがよくない金額で、細かい小銭にあたる部分まで使い切って積み立てることはできるのでしょうか?
銀行でのお金のやり取りの経験から、1000円未満の細かい額については取り扱ってくれないイメージを持っている方もいるかもしれません。
実は、この疑問への答えとしては「つみたてNISA口座をつくった金融機関ごとに異なる」が正解となります。
金額機関ごとの違いを具体的に見ていきましょう。
パターン①多くの銀行は毎月3万3000円まで
多くの銀行では、みなさんのイメージ通りかもしれませんが「1,000円以上1,000円単位」でしか積み立てを受け付けておりません。
毎月積み立てることのできる限度額は33,000円までとなり、端数の333円については積み立てることができません。
つまり、一般の銀行でつみたてNISAを運用する場合、年間で投資できる最大額は、
3万3,000円 ×12ヵ月 = 39万6,000円
となり、非課税額が年間4000円も余ってしまうことになります。
少ないように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、つみたてNISAの最長年度である20年間積み立てを続けると考えた場合、使い切れない非課税枠は、
4,000円 × 20 = 8万円
となり、長期で考えると無視できない金額になります。
パターン②ネット証券は毎月3万3333円まで
一方でネット証券であれば、毎月3万3,333円まで、つまり計算上のつみたてNISAのひと月あたり最大投資額を、非課税枠として投資することが可能です。
例えばSBI証券や楽天証券といったネット証券の場合 、「100円以上1円単位」で積み立てができます。
そのため一般的な銀行では取り扱えなかった1000円未満の端数の金額も投資に回すことができるのです。
つみたてNISAの非課税枠を使い切るという観点では、ネット証券のほうが一般的な銀行よりもお得だと言えます。
そもそも上限額40万円を使い切る必要はあるの?
さて、ここまでつみたてNISAの年間非課税限度額の40万円を使い切りたいという前提で説明してきました。
しかし、
- 「使い切るとどんなメリットがあるのか?」
- 「そもそも上限額の40万円を使い切る必要はあるのか?」
と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ここからは、上限額まで投資に回すことが、果たして投資している方にとってプラスなのかマイナスなのか、あらためて考えてみましょう。
大きく分けて考えるためのポイントは以下の二つになります。
- 投資資金は多い方が非課税メリットも多くなる
- 必ずしも枠を使い切らなくてもよい
投資資金は多い方が非課税メリットも多くなる
まず、当たり前ですが投資資金が多い方が非課税によるメリットも多くなります。
通常、資産運用の利益には所得税と住民税あわせて20.315%が課されます。
つみたてNISAは年間40万円までの投資額に対して、その利益に対する課税がされなくなる制度です。
つまり同じ期間、同じ商品を積み立てて運用益が出たと仮定すると、「つみたてNISA」への投資額が多いほど、非課税になる額も増えることになります。
また、つみたてNISAでは非課税枠の持越しはできません。
例えば、1年目は年間20万円で運用していたが、2年目からは運用額を増やしたいという場合を考えてみましょう。
この場合、2年目以降でつかえる非課税枠に1年目で使い切れなかった残りの20万円分の非課税枠は利用できません。
非課税メリットを最大限に生かすことだけを考えるなら、毎年最大額の40万円一杯まで投資するというやりかたが理想になるのです。
必ずしも枠を使い切らなくてもよい
ここで忘れずにおいていただきたいのが、つみたてNISAでは必ずしも枠を使い切る必要はないということです。
そもそも資産運用をする上での最終的な目標は、将来の生活を豊かにすることです。
つみたてNISAはあくまで利用するとお得な制度であって、それに振り回されて現在の生活資金がおろそかになってしまっては本末転倒です。
毎月の積み立て額をどうねん出するかを考える前に、家計を見直して現在の支出を整理したほうが、豊かな生活につながることもあります。
まずは、毎月、投資に回せるだけのお金を貯められるようにすることが先決です。
また、40万円ちょうどを投資しきれるようボーナス(増額)設定を利用すると、 毎月均等な額を投資することで得られる時間分散のメリットが薄くなってしまうという理由もあります。
ボーナス設定という単語は見慣れないかもしれませんが、つみたてNISAを活用するうえで重要なポイントであり、この記事の後半で解説しますので、気になった方は後半まで読んで理解を深めてください。
時間分散のメリットとは、毎月「定額」を投資することで、時間とともに上下に変動する証券の買付金額を平準化できることを指します。
ボーナス設定を使用すると一時的に普段の投資額よりも多くの金額を投資できますが、「毎月一定額」という、時間分散のメリットを受けるための前提を壊してしまうということになります。
つみたてNISAの4円問題とは?
さて、ここまでの記事で、つみたてNISAを活用するにあたっての年間上限額への考え方について説明しました。
毎月つみたてNISAへ投資する余裕が十分にあるのであれば、非課税枠を最大限まで活用したほうが非課税メリットが大きくなります。
ここで、積み立ての余裕があると仮定して、非課税枠を最大限まで活用するためには「4円問題」を解決する必要があります。
4円問題とはなにか、ヒントは一番最初に説明した33,333円の求め方の式にあります。
年間40万円÷12ヵ月≒3万3,333円
次の章では、この4円問題について具体的に解説します。月平均33,333円積み立てると、年間限度上限額まで4円余ってしまう
4円問題とは、毎月33,333円積み立てた場合、年間限度上限額の40万円に達することなく、4円余ってしまうという問題を指します。
3万3,333円 × 12か月 = 39万9,996円
これは40万円という数字が、1年に含まれる月数である12で割り切れないことが原因で発生する問題です。この残った非課税枠の4円を使い切るためには、先ほど一度登場した増額設定(ボーナス設定)を活用する必要があります。
増額設定とは証券会社ごとに定められた制度で、決められた毎月の拠出額に対して、1年12か月のうち特定の月を指定して、その月のみ上限額以上の積み立てを行うことができるという設定です。
例えば、増額設定を利用して1月と7月の積み立て金額を2円ずつ増額して3万3,335円とすることで、年間非課税上限額の40万円をちょうど積み立てることができるようになります。
【証券会社別】非課税枠を使い切る方法2つ
増額設定を行うやり方は、証券会社によって異なります。
ここでは、ネット証券大手の楽天証券とSBI証券について、増額設定の設定方法を解説します。
特にネット証券の場合、メニューが詳細で膨大な数の選択肢があり、その上分からないときに人に聞くことができないため、操作に不安を感じている方も多いです。
一つの動作ごとに解説していきますので、一緒にやり方をなぞってみましょう。
方法① 楽天証券で一括購入(増額設定)する
まずは、楽天証券での増額設定のやりかたについて説明します。
- 既に積立投資を利用している方
- 積立NISAで積立設定をしていない方
- まずは楽天証券のサイトにアクセスし、青いメニューバーから「NISA・つみたてNISA」のページを開きます。
- 続いて、現在設定している積立設定金額を変更するため、青いメニューバーの下に出現した水色のメニューバーから「積立設定」のページを開きます。
- そうすると、現在購入している積み立て商品の一覧が表示されますので、増額設定したい商品の積み立て設定について、右側の解除ボタンをクリックします。
- 解除内容の確認画面に遷移するため、取引暗証番号を入力し「解除する」ボタンをクリックします。(複数の商品を積み立て設定している場合はそのぶんだけ、3,4の手順を繰り返してください)
- つみたてNISAの積み立て設定が解除できたら、次の箇条書き手順へ進んでください。
- 楽天証券のサイトで、青色のメニューバーからNISAのトップページに移ります。
- 水色のメニューバーから「ファンドを探す」をクリックし、一括購入したい投資信託を検索します。
- 一括購入したい投資信託を見つけられたら、その銘柄が表示されている欄の右端にある「カートに追加」のチェックボックスにチェックを入れます。 銘柄を選び終わったら、画面右下の「一括積立注文へ」をクリックします。
- 一括積立注文の画面に遷移したら、引き落とし方法を設定しましょう。
- 今回はつみたてNISAについて設定しますから、積立タイミングは「毎月」、積立指定日は実際に購入したい日付を選択してください。
- ボーナス設定は「する」を選択し、「設定金額」の欄に一括購入したい金額を、 設定月には一括購入したい月を設定します。
- 「今年のつみたてNISA枠を最大限利用する」は「増額しない」を選択してください。
- ボタンより、目論見書を確認します。確認すると、注文内容確認へというボタンがクリックできるようになります。
- 暗証番号を入力し、注文を完了します。
方法② SBI証券で一括購入(増額設定)する
続いて、SBI証券での増額設定のやりかたについて説明します。
こちらでも、
- 既に積立投資を利用している方
- 積立NISAで積立設定をしていない方
- SBI証券のサイトで、青色のメニューバーからNISAのトップページに移ります。
- 「つみたてNISA」のタブをクリックし、「つみたてNISA積立設定はこちら」をクリックします。
- 「つみたてNISA設定(投信積立)」に設定中の投資信託の一覧が表示されますので、右端にある「削除」のチェックボックスにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
- 解除内容の確認画面に遷移したら、暗証番号を入力し「設定する」ボタンをクリックします。
- つみたてNISAの積み立て設定が解除できたら、次の箇条書き手順へ進んでください。
- SBI証券のサイトで、青色のメニューバーから「投信」を選択し、その配下のメニューから「銘柄検索・取り扱い一覧」を選択します。
- 検索機能で増額したい銘柄を検索し、選択します。
- 投資信託の詳細情報が表示されるので、中央にある「つみたてNISA買付」ボタンをクリックします。
- 積立コースは「毎月」を選択し、申し込み設定は積立投資を実施する日付(増額する日付ではないことに注意)を入力し、積み立て金額を指定します。
- 「ボーナス月の積立設定」の追加ボタンをクリックします。
- 増額購入したい金額と、増額購入したい日付を入力したら、「適用する」をクリックした後、画面下の「次へ」ボタンをクリックします。
- 目論見書確認画面に映るので、内容をクリックして確認の上、「確認画面へ」をクリックします。
- 確認画面の内容に間違いがないことを確認し、取引パスワードを入力して「設定する」をクリックすれば、設定が完了します。
皆いくら積み立てている?つみたてNISAの投資金額ランキング
では実際に、つみたてNISAをすでに運用している人は、毎月どれくらいの額を積み立てているのでしょうか。
あくまで自分の将来資産のための資産運用ですが、ほかの人がどれくらいの額を投資しているのかは目安として気になるところだと思います。
しかし実際にはなかなか周囲にやっている人がいなかったり、いたとしてもお金の話なので聞きにくいですよね。
公表されているデータをもとに、どれくらいの額で運用している人が多いのかを見ていきましょう。
(参照 : 金融庁 NISA・ジュニアNISA利用状況調査)
【1位】3万円以上
まず、半分以上の割合を占めるのは毎月の投資額を3万円以上に設定してる方でした。
つみたてNISAを年間上限額まで利用し、毎月同じ額だけ積み立てるようにした場合の額が3万3,333円でしたから、このゾーンにいる方々はつみたてNISAの非課税枠ギリギリで投資をしているということになります。
やはり、非課税枠を最大化するメリットを重く考えている人が多いようです。
【2位】1万円以下
続いて多かったのは、1万円以下に設定している人の割合です。
この額に設定しているのは、「家計とのバランスを考えつつ、とりあえずつみたてNISAを始めてみた」という方々です。
この層が2位にランクインしていることから、少額投資でも始める方が多いことがわかります。
つみたてNISAのポイントの一つは長期投資ですから、少額でも続けてコツコツ投資し続けることは大きなメリットになります。
【3位】2万円以下
最後に、一番少なかったのは2万円以下のグループでした。
この割合が少ないということは、つみたてNISAの投資額を考えるうえで、「いまの家計を優先するか」「非課税枠のメリットを優先するか」のどちらかを主軸にして考える人が多いということです。
金額設定に決まった正解はありませんから、それぞれで考えて、自分の納得できる額を決めることが重要です。
あなたの投資額だと、20年後いくらになる?シュミレーションしてみよう
さて、ここまで読んできた方々なら、ご自身の中で「自分がつみたてNISAで投資するなら毎月これくらいかな」というイメージができてきたはずです。
実際に今から、一定額の資産積み立てをつみたてNISAの最長限度の期間である20年間続けた場合、トータルの資産額はどれくらいになっているのでしょうか。
将来の資産額の予測をすることで、将来設計をたてることにも役に立ちます。
いくつか例を使って紹介していきます。
シュミレーション① 毎月1,000円ずつ20年間投資した場合
まずは、毎月1000円の投資を20年継続した場合をシミュレーションしてみましょう。
いったん計算を簡単にするために、毎年のリターンを1%と仮定します。
まず、1年間で積み立てることができる投資額(元金といいます)は、
1,000円 × 12カ月 = 1万2,000円
これを20年間続けるので、20年後の累計の元金は、
1万2,000円 × 20年 = 24万円
1年目が終わった時点での資産額は、
1万2,000円 × 101% = 1万2,120円
となります。
これが20年間、複利で増え続けます。
計算は複雑なので割愛しますが、銀行の定期預金のような単利と違い、複利ならより早く資産額が増えていきます。
20年後のトータルの資産額は、26.6万円となります。
これが毎年のリターンを3%と仮定すると32.8万円に、5%と仮定すると41.1万円となります。
自分が投資した額は全部で24万円ですから、トータルのリターンの額の大きさがわかると思います。
つみたてNISAなら、この利益に税金がかからないのもうれしいポイントです。
このように、複利の世界では、投資年数と毎年の利率(リターン)がすこし大きくなるだけで、結果に大きな差が生まれます。
例えば、(つみたてNISAの非課税期間を超えてしまいますが)50年間、毎年1,000円の投資を続けたとすると、トータルの元本は2.5倍の60万円となります。
そして運用結果の資産額は、年利1%なら77.8万円、年利3%なら138.9万円、年利5%なら266.9万円となります。
長期投資のメリットがお分かりいただけたでしょうか。
シュミレーション② 毎月3,000円ずつ20年間投資した場合
今度は、毎月3,000円で20年間投資した場合を考えてみましょう。
3,000円となると、とりあえずお試しでつみたてNISAを初めてみたい、という人の投資額のイメージに近いでしょう。
この場合、最終的な元金は以下のようになります。
3,000円 × 12カ月 × 20年 = 72万円
リターンについて考えてみましょう。毎年のリターンが1%だとした場合、最終的な運用額は、約79.6万円となります。
運用によって得られる利益は、72万円との差額の7.6万円です。
つみたてNISAの非課税の範囲内ですから、これに対して課税されることもありません。
毎年のリターンを3%とした場合を考えてみましょう。
その場合、最終的な運用額は約98.5万円となり、運用益は約26.5万円になります。
年利1%と仮定したときと比べて、約19万円もの差が生まれます。
このように、複利では元金が大きいほど年利に応じて得られるリターンが加速的に上昇していきます。
金融庁「資産運用シミュレーション」を活用しよう
さて、毎月の投資額とリターンのイメージはできましたが、自分なりの投資額や目標期間で将来の資産額を計算してみたいですよね。
「結局自分で複雑な計算をする必要があるじゃないか……」と思われた方、安心してください。
金融庁のホームページでは、毎月の投資額と想定利回り、積み立て年数に任意の数字を入力することで、最終的な資産額をシミュレーションすることができます。
現実的な想定利回り(3%前後が妥当だと思います)を設定することで、つみたてNISAの非課税期間が終了する20年後にあってほしい自分の資産額から、今の自分がどれだけのペースで積み立てていけばよいのかを逆算することもできます。
具体的な将来設計を考える際にとても役に立ちますね。
参考:上限額を超えて投資するとどうなる?
さてここで、つみたてNISAにおいて非課税上限額の40万円を超えてしまうとどうなるかについても知っておきましょう。
今、ちょうど複利で長期間投資を行うことのリターンの大きさを学びましたから、できるかぎり投資額を大きくしたいと考えている方もいるでしょう。
しかしギリギリに設定することで、意図せずして上限額の40万円をオーバーしてしまうケースがあります。
安全な資産運用のために知っておきたいポイントになります。
課税口座で買い付けが行われてしまう
つみたてNISAにおいて、年間非課税上限額の40万円を超えて入金した場合、基本的には超過した分は課税口座で買い付けが行われ、利益に対して20.315%の課税が発生することになります。
上限額を意図せず超えてしまう要注意パターンの一つが、つみたてNISAの分配金を再投資する場合 です。
上乗せされた分配金も非課税投資枠に含まれるため、分配金の額によっては上限を超えてしまう可能性があります。
上限を超えた場合の対応は金融機関によって異なる
ものの、特定口座や一般口座預かりとして再投資されるケースが多いです。
また、発生した利益に対して確定申告が必要となります。
納税の負担だけでなく、手続きの時間と手間がかかってしまうという点が大きいです。
配当金が再投資される銘柄をつみたてNISAで購入する場合、積み立て金額は少し余裕を持たせて少な目に設定すると安心です。
まとめ:つみたてNISAの不安や疑問はマネーキャリアへ
今回は、つみたてNISAという制度の運用方法について深堀りする記事となりました。
かなり奥が深い制度であることがわかっていただけたと思います。
ここまで読んでいただいた方なら、つみたてNISAへの理解はバッチリでしょう。
しかし、それでも大切なお金の問題ですから、初めて運用するときには不安や疑問が生まれてしまうのは当たり前のことだと思います。
そういった深い悩みを一人で抱える前に、プロに相談してみるのも良いかもしれません。
マネーキャリアでは、つみたてNISAについての無料相談を受け付けています。
オンラインや出張相談等、臨機応変に対応していますので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
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