更新日:2023/12/29
30代から始める資産運用!おすすめのポートフォリオやポイントを解説
30代から資産運用をはじめる方は、初めての方も多いと思います。30代からの資産運用は積極的に攻めるポートフォリオを作ることが可能です。記事では、ポートフォリオの作り方やポイントが簡単に理解できる内容です。また、リスクと注意点も解説していますので参考にどうぞ。
内容をまとめると
- 30代ではじめる資産運用は長期運用による複利効果が大きく有利
- 3つのポートフォリオから自分に合った割合比率を考える
- 30代でポートフォリオを組む際のポイントとリスクについて理解する
- 資産運用の不安と疑問はオンラインサービスで相談するのがおすすめ
- マネーキャリアは簡単予約で何度でも無料相談可能!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 30代で資産運用ポートフォリオを組むなら積極的に攻めることもおすすめ
- 30代で資産運用するときの3つのポートフォリオ例
- 30代のポートフォリオ例①:ローリスク・ローリターン型
- 30代のポートフォリオ例②:バランス重視型
- 30代のポートフォリオ例③:ハイリスク・ハイリターン型
- 資産運用のポートフォリオを組む前に確認!リスク別に資産運用方法を分類
- ローリスク・ローリターンで資産運用したい30代向け
- ミドルリスク・ミドルリターンで資産運用したい30代向け
- ハイリスク・ハイリターンで資産運用したい30代向け
- 30代で資産運用ポートフォリオを組むときの5つのポイント
- ポイント①:30代の資産運用ではハイリスクをとることも検討する
- ポイント②:家族構成によって最適なポートフォリオは異なる
- ポイント③:自分の性格やリスク許容度を理解する
- ポイント④:生活資金となる十分な現預金額を確保しておく
- ポイント⑤:住宅ローンや教育費の出費も考慮する
- ポイント⑥:銀行や保険会社には資産運用の相談をしない方がよい
- 30代は資産運用を始めるのに最適な年代!不安があればプロに相談しよう
- 参考:30代の単身者では貯蓄がゼロの人も約20%いる
- 30代の資産運用ポートフォリオに関するまとめ
目次
30代で資産運用ポートフォリオを組むなら積極的に攻めることもおすすめ
30代の方が資産運用のポートフォリオを組むなら、「積極的に攻める」こともおすすめです。その理由は、年齢的に時間と収入面に余裕があるからです。
時間と収入面に余裕があるとは、長期運用による複利の効果を活かせることがあげられます。また、運用で失敗し損失が出ても、収入で埋め合わせることが可能なため、30代であればまだリスクの高い投資をする余地があると考えられます。
資産運用をはじめるキッカケとして考えられる理由は、貯蓄だけでは資産が増える可能性が低い。また、基礎年金だけでは老後の資金が不安などです。
30代であれば、その不安を資産運用で補う、時間と収入源の余裕があります。このことから、リスクをとる選択肢も充分に視野に入れながら、自身に合ったポートフォリオを組むことができる年代と言えます。
30代で資産運用するときの3つのポートフォリオ例
30代は年齢的立場において、複利効果を充分活かせる「時間的価値」があります。
この章では、30代で資産運用するときに、その価値や効果を活かせるポートフォリオを、3つの型に分類して紹介します。
3つのポートフォリオはこちらです。
- ローリスク・ローリターン型
- バランス重視型
- ハイリスク・ハイリターン型
30代のポートフォリオ例①:ローリスク・ローリターン型
ここでは、投資資金に対するリターンの割合「利回り」を、3%~5%の目標設定で構成する例を紹介します。
6種類のアセットクラスで設定した構成がこちらです。
- 国内株式 …20%
- 先進国株式 …10%
- 先進国債権 …15%
- 国内不動産 …15%
- 国内REIT …20%
- 先進国REIT …20%
また、それ以外でも、リターンが低い国内債券と、リスクが高い先進国株式を除く、投資商品の中から選ぶことで分散投資をするなど、自身に合ったポートフォリオを構築することも可能です。
30代のポートフォリオ例②:バランス重視型
バランス重視型とは、安定性を重視したミドルリスク・ミドルリターンを目指すポートフォリオのことです。
利回り目標を5%前後で設定した場合の構成がこちらです。
- 国内債券 …30%
- 国内不動産 …30%
- 先進国債権 …10%
- 国内REIT …15%
- 先進国REIT …15%
30代のポートフォリオ例③:ハイリスク・ハイリターン型
ハイリスク・ハイリターン型は、積極的なポートフォリオを組むこと、その典型として、新興国株式への投資比率を上げることがポイントです。
利回り目標を5%~8%で設定した場合の構成がこちらです。
- 国内株式 …10%
- 国内不動産 …10%
- 先進国株式 …30%
- 先進国REIT …20%
- 新興国株式 …30%
ハイリスク・ハイリターン型においては、中長期で運用する商品の構成比率は重要視していませんが、ハイリスク商品とのバランスをとることは必要です。
時間的価値による福利効果を活かしながら、リカバリーできる構成比率が、このポートフォリオの特徴です。
資産運用のポートフォリオを組む前に確認!リスク別に資産運用方法を分類
ポートフォリオを作ることは、資産運用においての第一段階であり、欠かすことのできない基礎的なプロセスです。
この章では、資産運用のポートフォリオを組む前に、リスク別に資産運用方法を分類する方法を紹介します。
- ローリスク・ローリターンで資産運用したい30代向け
- ミドルリスク・ミドルリターンで資産運用したい30代向け
- ハイリスク・ハイリターンで資産運用したい30代向け
ローリスク・ローリターンで資産運用したい30代向け
ローリスク・ローリターンで資産運用したい、30代向けの金融商品について3つ紹介します。
3つの金融商品はこちらです。
- 預金
- 債券商品
- 金
預金
ミドルリスク・ミドルリターンで資産運用したい30代向け
ミドルリスク・ミドルリターンで資産運用したい、30代向けの金融商品を5つ紹介します。
5つの金融商品はこちらです。
- ソーシャルレンティング
- 投資信託
- REIT
- 不動産投資
- iDeCo
ソーシャルレンティング
ハイリスク・ハイリターンで資産運用したい30代向け
ハイリスク・ハイリターンで資産運用したい、30代向けの金融商品を3つ紹介します。
3つの金融商品はこちらです。
- FX
- 仮想通貨
- 株式投資
FX
30代で資産運用ポートフォリオを組むときの5つのポイント
30代で資産運用のポートフォリオを組む際の、ポイントを5つ紹介します。
5つのポイントとはこちらです。
- 30代の資産運用ではハイリスクをとることも検討する
- 家族構成によって最適なポートフォリオは異なる
- 自分の性格やリスク許容度を理解する
- 生活資金となる十分な現預金額を確保しておく
- 住宅ローンや教育費の出費も考慮する
ポイント①:30代の資産運用ではハイリスクをとることも検討する
結論は、「株式重視のポートフォリオ、インデックスファンドに集中投資する」ことです。
理由は3つあります。
- 資産運用にあてる資金が少ない
- 自身が稼ぐ人的資産であり、資産運用額より圧倒的に大きい
- 株式投資に一番必要な時間(期間)がある
インデックスファンドのメリットは、コストが低く、分散投資でリスクも抑えられます。また、アクティブファンドに比べて、長期的に見ても運用成績が良いところが特徴です。
ポイント②:家族構成によって最適なポートフォリオは異なる
30代では家庭をもち、家計にかかる負担が大きくなるのは当然です。家族構成によっては将来設計への備えに対しても、充分な資金計画が必要になってきます。
資産運用では、家族構成の違いによって、最適なポートフォリオを組むことが重要です。
子供の数や、住む環境によっては、かかるお金にも違いが出ます。
30代では仕事や家族サービス、趣味に時間をかけるなど、忙しい日々となります。ですから、仕事で出世しながら収入を増やし、年齢を重ねるように運用する金額を少しずつ増やしていくことで、大きなリターンにもつながります。
この世代では、家族構成によって最適なポートフォリオを考えることが重要です。
ポイント③:自分の性格やリスク許容度を理解する
資産運用では、本人の性格も含めて、自身の「リスク許容度を理解」しておく必要があります。
リスク許容度とは、「自身の投資資産がどのくらいまでマイナスとなっても耐えられるか」というものです。
リスク許容度は、自身の年齢や家族構成、資産の大きさや年収、性格などで決まってきます。
インターネットで「リスク許容度診断テスト」が気軽に受けられるサイトもあるので、自身のリスク許容度を理解しておくためにもおすすめします。
ポイント④:生活資金となる十分な現預金額を確保しておく
資産運用は将来老後に必要な、「予備資金の確保」のためです。したがって、生活資金とは別にしておく必要があります。
生活するうえでかかる費用と、予備の現預金は現実必要な生活資金です。また、資産運用は余剰資産で行うことが原則です。
したがって、必ず生活資金と資産運用は切り離して計画することがポイントです。
また、もう一つ大事なのが、突発的な相場変動によるマイナス分の補填を、現預金から出来るように余力を持たせておくことです。
予期せぬ事態を回避するためには、必ず追加投資が必要になる場合があります。したがって、大切に運用してきた資産を守るためにも、「現預金には充分な余力を確保しておく必要」があることが重要です。
※参考文献:金融庁
ポイント⑤:住宅ローンや教育費の出費も考慮する
30代でポートフォリオを組むときのポイントは、「長期間運用で資産を増やす」ことです。そのために必要なのは、運用資金は余裕をもって設定するのがポイントです。
その理由は、生活資金は年を追うごとに増えていきます。
子供の教育費の積立や、毎月の住宅ローンの支払いなど、収入が増えても支出も同じように増えていきます。
そのことも充分考慮した上で、資産運用のポートフォリオは、お金に余裕をもって組むことが重要です。
ポイント⑥:銀行や保険会社には資産運用の相談をしない方がよい
銀行や保険会社に、資産運用の相談をしない方が良い理由は2つあります。
- 手数料などのコストが高い
- 自社商品の売込みが多い
このことから、資産運用の相談は商品の営業成績とは無関係の、FP(ファイナンシャルプランナー)へ相談することが一番おすすめです。
FPは、自身のライフプランに合った資産運用を一緒になって考え、最適の商品をアドバイスしてくれる最高のアドバイザーです。
マネーキャリアでは、全国で3,000名以上のFPと契約し、無料で何度でも相談できるサービスを行っています。気軽に相談したい方は、下記のボタンより詳細をご覧ください。
30代は資産運用を始めるのに最適な年代!不安があればプロに相談しよう
30代は資産運用を始めるのに最適な年代であると言えます。なぜなら、資産運用は早く始めれば始めるほど有利であり、少額から始めてのも効果が大きいからです。
しかし、実際に始めるとなれば、「投資初心者で知識が無いから不安」という方。
「ポートフォリオを組んだけど自信が無い」という方も多いと思います。
ですから、不安があればプロに相談するのがおすすめです。
マネーキャリアには、不安を解消できる便利なオンラインサービスがあります。国内最大級のFP相談サービスで、相談は何度でも無料です。スマホで簡単に予約でき、LINEでのやり取りも可能です。
マネーキャリアのオンラインサービスの詳細は、下記のボタンからご覧になれます。
参考:30代の単身者では貯蓄がゼロの人も約20%いる
金融広報中央委員会が調査報告している、「家計の金融行動に関する世論調査・2020(令和2年度)」を参考に、30代の手取り収入からの「貯蓄割合」について、単身世帯と2人以上の世帯に分けて表にしています。
年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合
30歳代 | 貯蓄しなかった | 5%未満 | 15~20% | 35%以上 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
単身世帯 | 22.5% | 7.9% | 4.6% | 14.2% | 16% |
2人以上世帯 | 9.0% | 7.5% | 10.4% | 4.2% | 13% |
30代の資産運用ポートフォリオに関するまとめ
30代の資産運用ポートフォリオについて解説してきました。
30代は資産運用について真剣に考え始める年代であり、早く始めるとメリットも大きいです。
また、積極的に攻めることができる年代であるのでポイントを抑えれば大きなリターンを得ることが出来ます。
資産運用で気をつけるのが、自身に合った運用方法と金融商品を選ぶことです。特にこの3つのポイントについて解説しました。
- 3つのポートフォリオの例
- リスク別に資産運用方法を分類
- ポートフォリオ組むときの5つのポイント
リスク許容度を理解して、コツコツと長期で運用できると、大きな成果として残ります。
この記事を参考に、アドバイスを受けながら自身にあったポートフォリオを作成して、将来への資産計画の実現ができると幸いです。
▼この記事を読んでわかること