つみたてNISA(積立NISA)はやめたほうがいい?後悔する・やらない方がいい人

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「つみたてNISAはやめたほうがいい?」「つみたてNISAで後悔・損したケースを知りたい」このような疑問を持つ方は多いでしょう。そんな人のために、本記事ではつみたてNISAはやめたほうがいいと言われる理由ややめたほうがいい人の特徴などについて解説します。


▼この記事を読んで欲しい人 
  • なぜ「やめたほうがいい」と言われているのか気になる人
  • つみたてNISAで住宅資金・教育資金・老後資金を蓄えようと考えている人
  • 漠然としたお金の不安を抱えている人
▼この記事を読んで分かること
  • つみたてNISAを始める前に知っておきたい重要な情報
  • NISA口座を利用したバランスファンドはやめたほうがいい理由
  • つみたてNISAで損するケースや後悔する人の特徴

内容をまとめると

  • つみたてNISAはメリットの多いお得な制度だが、人によってはやめたほうがいい場合がある
  • お金に余裕がない人は投資よりもお金を貯めることが優先
  • 生活に困らないほど潤沢な資金があり、長期投資を前提とした運用ができる人にはおすすめできる
  • つみたてNISAのことなら、資産運用に詳しい専門家に無料相談できるマネーキャリアがおすすめ!
  • マネーキャリアではスマホを使ったオンライン相談ができるので、仕事や育児で忙しい方でも安心!

【2022年最新】つみたてNISAはやめるべき・やめたほうがいいと言われる3つの理由



つみたてNISAは、少額投資非課税制度(NISA)とも呼ばれる税制優遇制度です。

長期・分散投資に適した「投資信託」を年間40万円まで購入することができ、譲渡益・分配金といった利益を最大20年間まで非課税にすることができます。

※投資信託とは、多彩な金融商品・銘柄を一つのパッケージにして投資家に提供している商品のこと

通常は、利益に対して約20%の税金がかかるので、非常にお得な制度であると言えます。

このようなメリットがあるにもかかわらず、なぜつみたてNISAはやめたほうがいいと言われるのでしょうか。


そこでこの項目では、やめたほうがいい3つの理由について解説します。

  1. 選べる銘柄が少なく資産分散ができない
  2. 年間投資上限額が40万円しかない
  3. 購入後保有しておくことが前提である

一つずつ見ていきましょう。

理由①:選べる銘柄が少なく資産分散ができない

つみたてNISAは、「公募株式投資信託」「上場株式投資信託(ETF)」の二種類の金融商品にしか投資できません。


金融庁が2022年2月に公開した「つみたてNISAの対象商品」によると、資産運用できる投資信託(ファンド)の種類はわずか202本に限定されています。


その上、つみたてNISAの取扱銘柄は金融機関によって異なるため、必ずしも202本の中から好きな投資信託を選べるとは限りません。


少ないところで20本以下、多いところで160本程度です。


確かに運用益が非課税になるメリットは大きいですが、目的の投資信託に投資できない可能性があるのはかなりの痛手になることもあるでしょう。


また、つみたてNISAは毎月少額投資をし続けることで時間分散ができますが、株式のみのファンドとバランスファンド(株式や債券など)しかなく、債券のみのファンドがないので、投資家に合った理想の資産分散ができないのです。


債券の割合を増やしてリスクを極限まで減らしたいと考えたり、多彩な銘柄に投資して分散したいと思ったりしても実現できないため、やめたほうがいいと言われています。

理由②:年間投資上限額が40万円しかない

NISAには、特徴の異なる二種類の税制優遇制度が設けられています。


それが「つみたてNISA」「一般NISA」です。


つみたてNISAは年間で40万円までしか投資できず、一般NISAは年間120万円まで投資できます。


年間40万円というと、毎月の積立上限額はわずか3万3,333円です。


仮に投資信託の基準価額(値段)が下がったところで買い増しをすれば、お得に購入できるようになりますし、基準価額が上昇トレンドにあるタイミングで買い増しをすれば、さらなる利益が見込めるでしょう。


ですが、つみたてNISAの場合は年間投資金額が少ないので、自分の思い通りに投資することができないのです。


これが、やめたほうがいいと言われる二つ目の理由になります。


なお、毎月の積立上限額は金融機関によって多少異なります。


一般的に、銀行の場合は「1000円以上1000円単位」での積み立て、ネット証券の場合は「100円以上1円単位」での積み立てをすることが可能です。

理由③:購入後保有しておくことが前提である

つみたてNISAは、20年の長期投資を想定しており、「バイ・アンド・ホールド」が原則です。


バイ・アンド・ホールドとは、購入した資産を長期に渡り保有し続ける投資手法のことを指します。


短期的な価格変動に左右されてデイトレードやポジショントレードを行うのではなく、中長期的な企業の成長を見込んで、保有資産を手放すことなく将来的なリターン獲得を狙うやり方です。


肝心なのは、価格が乱高下したときに平常心を保てるかどうかになりますが、多くの投資家は上がり下がりに敏感なため、いっときの感情で手放してしまうことも少なくはありません。


特に投資初心者の場合は、少しの値動きで一喜一憂してしまう傾向にあるので、バイ・アンド・ホールドを愚直に実行し続けることは難しいと考えられます。


そのため、投資の経験をできるだけ多く積んで、納得のいく資産運用ができるようになってからつみたてNISAを始めた方が良いですね。


そのほうが、非課税期間をより有効活用できるようになるでしょう。

つみたてNISAをやめたほうがいい人の6つの特徴!こんな人はやめとけ!


つみたてNISAは、全ての人におすすめできる資産形成の手段の一つです。

しかし中には、やめたほうがいい人も存在します。

そこでこの項目では、つみたてNISAをやめたほうがいい人の特徴について解説していきます。

  1. 短期間で利益が欲しい人
  2. 元本割れするリスクを許容できない人
  3. 余剰資金を確保できない人
  4. 投資の知識をつけて自分で試行錯誤したい人
  5. 含み損に耐えられそうにない人
  6. FIREを目指している人

優良な制度と言えど不向きな方も一部存在するため、当てはまるかどうか確認してください。

短期間で利益が欲しい人

結論から言うと、1年〜5年といった短い期間で利益を得たい人は不向きです。


そもそもつみたてNISAの対象商品である投資信託とは、複数の銘柄で構成されている商品ですので極端な値動きをしません。


1社に投資する個別株投資の場合は、株価が2、3倍となり、短期間で大きな利益を手にするケースがありますが、投資信託は何社にも投資することになるため値動きがなだらかです。


つみたてNISAは、個別株での運用ができないことから、短期間で利益を求める方には向いていません。

元本割れするリスクを許容できない人

一時的にでも元本割れすることを避けたい人は不向きです。


長いスパンで見れば経済は成長傾向にあるので損をする確率は低いですが、それでも元本割れする可能性はあります。


特に購入し始めてまもない頃は断続的に元本割れが起こることもあるでしょう。


そのような短期の減少でさえも許容できないのであれば、もう一つの税制優遇制度「iDeCo」の元本確保型商品で資産形成に取り組むべきです。


つみたてNISAにはない、定期預金や保険といった基本的に元本が保証される金融商品で老後資金に備えることができます。

余剰資金を確保できない人

日々の生活費だけで家計が苦しく、投資に回すお金を確保できない人は、つみたてNISA(積立NISA)の利用をやめたほうがいいでしょう。


投資は余剰資金で行うものです。例えば「借金をして投資をする」などということはもってのほか。


つみたてNISAの場合、借金の利子のほうがほぼ確実に高くつきます

また、リボ払いなどの支払いが残っている場合もそちらの返済を優先すべきです。


そうでなくても、生活が苦しい状態では、出費が重なった際につみたてNISAを解約してしまう可能性も出てくるでしょう。


つみたてNISAはあくまで長期間運用することで大きな利益を目指す商品です。


日々の生活で精いっぱいの状態なら、つみたてNISAの前にまずは家計の見直しを行ってみることをおすすめします。

投資の知識をつけて自分で試行錯誤したい人

つみたてNISA(積立NISA)では、一度積み立てた投資信託・ETFを売却し、非課税枠のまま投資先を変更することができません。


一度積み立てた商品を売却し、他の商品を購入する「スイッチング」を行うと、非課税枠が戻らない仕組みです。


そのため、自身で投資先を試行錯誤して投資経験を積みたいという人は、つみたてNISAの利用をやめたほうがいいでしょう。


例えば積み立てていた3万円分の商品を売却し、他の3万円分の商品を購入する場合、非課税枠は40万円には戻らず、37万円になります。


このように、つみたてNISAでは、一度積み立てた商品を別の商品に変更すると非課税枠を無駄にすることになるのです。

そのためつみたてNISAでの投資先の頻繁な変更は良い選択肢とは言えません。


基本的には一度積み立てた商品はそのまま保有するものと考えたほうがいいでしょう。

含み損に耐えられそうにない人

つみたてNISA(積立NISA)は長期投資を前提とした制度のため、短期の結果を気にしすぎてしまう人はやめたほうがいいでしょう。


例えば、新型コロナウイルス感染症が最初に流行した際には、コロナショックにより日経平均株価が約30%も下落しました。


例えば、この頃につみたてNISAを開始した人の中には、投資額の約30%の含み損を抱えた人もいたかもしれません。


しかし、この時点でつみたてNISAを解約するのは得策ではありません。


暴落後は安く購入できる状態であるため、そのまま投資をストップせず、毎月同じ金額を継続して購入することで、通常より多い口数を購入できます。


実際、コロナショックにより暴落した日経平均株価はその約8ヶ月後、元の水準に戻っています。


このような短期的な含み損に耐えられそうにない人は、つみたてNISAをやめたほうがいいかもしれません。

FIREを目指している人

つみたてNISA(積立NISA)は年間40万円までの積立です。10年間継続して積み立てても400万円です。


つみたてNISA(積立NISA)をしたからといって、運用利回りが上がる訳でもありません。あくまで運用益に対して税金がかからなくなるだけです。


そのため、FIRE(早期リタイア)を目指している人はつみたてNISA(積立NISA)をやめたほうがいいでしょう。


つみたてNISA(積立NISA)は年間40万円までしか積み立てられないため、FIRE実現にはあまり貢献できません。

つみたてNISAをやめたほうがいい人は何で資産運用すべき?


前述の「つみたてNISA(積立NISA)をやめたほうがいい人」の項目に当てはまった人は、別の方法で資産形成をすることをおすすめします。


  • 元本保証で運用したいなら定期預金または個人向け国債
  • ハイリスクハイリターンで運用したいならレバレッジ投資信託を検討
ここからは、つみたてNISA以外の資産運用について確認していきましょう。

元本保証で運用したい人は?

つみたてNISA(積立NISA)は投資の一つであるため元本が保証されていません。


元本保証で運用したいなら、定期預金または個人向け国債がおすすめです。


定期預金とは、普通預金より高い金利が設定された商品です。2022年8月時点で、高いところでは金利が0.30%に設定されているところもあります。


ただし、途中で解約すると金利が下がる仕組みのため、基本的には期日までお金を引き出さないことが前提です。


そのため、定期預金はしばらく使う予定のないお金を運用したい場合に適しています。


個人向け国債は、国が毎月発行する債券です。


1万円から購入でき、元本割れはなく、年率0.05%の最低金利保証がついています。


発行後1年以上経過していれば、中途換金も1万円から可能です。


元本保証にこだわるなら、定期預金または個人向け国債を検討してみるといいでしょう。

ハイリスクハイリターンで資産運用したい人は?

ハイリスクハイリターンの資産運用がしたいなら、レバレッジ投資信託を検討してもいいかもしれません。


レバレッジ投資信託とは、市場の動向を表す指数と同じ値動きを目指すインデックスファンドと同じような投資信託の一種です。


レバレッジ投資信託は、指数の1日の騰落率に一定のレバレッジ(倍率)を掛けた値動きを目指すところが通常のインデックスファンドとの違いとなっています。


例えば、日経平均株価を参照指数とし、レバレッジが2倍に設定されているレバレッジ投資信託の場合、日経平均株価が3%に上がったとき、ファンドは6%に上がる運用を目指す計算です。


レバレッジ投資信託では、ファンドの純資産の倍となる指数先物を買い建てる仕組みにより、このような運用を目指します。


ハイリスクハイリターンの資産運用に興味があるなら、比較的短期の運用に適したレバレッジ投資信託を選択肢の一つとして持っていてもいいかもしれません。

やるべき?NISA・つみたてNISAに共通する4つの注意点


NISA・つみたてNISAは、資産形成をはじめる際にとても役立つ税制優遇制度です。


日本に住む20歳以上であれば誰でも口座を開設でき、手元にあるお金を元手に資産を運用して、節税しながら将来かかりうる費用に備えることができます。


※ 2023年1月1日から18歳以上の人に変更


しかし、制度の特徴を理解していないあまりに、非課税枠を半分しか使えなかった勿体無いケースもあるため、最低限必要な知識を身につけておくことが大切です。


そこでこの項目では、口座開設前に知っておくべき4つの注意点について解説します。

  1. NISA・つみたてNISAの併用はできない
  2. 未使用枠があっても翌年に繰り越すことはできない
  3. 売却した投資枠の再利用はできない
  4. 他の口座との損益通算ができない

今後NISAを初める可能性は十二分にありますので、しっかりと頭に入れておきましょう。

注意点①:NISA・つみたてNISAの併用はできない

現状、NISA口座は1人1口座しか開設できません。


「一般NISA」か「つみたてNISA」のどちらかの口座でしか、運用できないということです。


事前に両者の違いを押さえ、自分に合った制度を利用する必要があります。


一般NISAつみたてNISA
利用可能年齢20歳以上20歳以上
非課税期間最長5年間 
最長20年間 
非課税投資枠120万円/1年40万円/1年
投資可能期間2028年12月末まで ※1
2042年12月末まで ※2
投資対象商品上場株式・投資信託・ETF・REIT(不動産投資信託)投資信託・ETF
投資方法一括・積立投資積立投資

※1 制度改正により2023年までが「2028年まで」に変更(5年間延長予定)

※2 NISAと同様に2037年から5年間の延長予定


口座の併用はできませんが、変更なら1年に一回だけ可能です。


例えば、2022年に一般NISA口座で運用して、2023年1月に金融機関にて変更手続きを済ませればつみたてNISAでの運用ができます。


ただし、

  • 変更する年の9月までに手続きを行う(例:2023年10月以降は口座変更不可)
  • 変更する年の最初の取引前に手続きを行う(例:2023年1月に取引した場合、本年は口座変更不可)

必要があるので注意しましょう。

注意点②:未使用枠があっても翌年に繰り越すことはできない

NISAには、年間の非課税投資枠が設けられています。


一般NISAが「1年で120万円まで(5年で最大600万円)」、つみたてNISAが「1年で40万円まで(20年で最大800万円)」です。


では、1年間に使用できる投資枠が余った場合はどうなるのかと言うと、残念ながら翌年に繰り越すことはできません。


例えば、つみたてNISAを活用して1年で20万円しか投資できなかった場合、2年目の非課税投資枠は前年度の未使用分が蓄積されることなく元来の40万円です。


投資して得た利益が非課税になるNISAは個人の資産形成を促進してくれる優秀な制度なので、少しでも無駄にならないように心がけておきましょう。

注意点③:売却した投資枠の再利用はできない

NISAで運用を開始した人が勘違いしやすい点があります。


それが「投資枠の再利用」です。


一般NISAやつみたてNISAでは、投資信託といった金融商品を購入した翌日から、自分の好きなタイミングで売却することができます。


しかし、売却と同時に投資枠が元の状態に戻るわけではありません。


例えば、1月につみたてNISA口座で3万円分の投資信託を購入したとします。


その後、購入した投資信託を2月に売却しても、3万円分の投資枠が回復することなく、残りは37万円となるのです。


同一年内には、2度と40万円に戻らないので気をつけておきましょう。

注意点④:他の口座との損益通算ができない

投資をするための口座は、以下4種類があります。

  • 一般口座
  • 特定口座(源泉徴収あり)
  • 特定口座(源泉徴収なし)
  • NISA口座

この中では、一般口座や特定口座は損益通算ができますが、NISA口座はできません。


そもそも損益通算とは、定められた期間内の利益と損失を相殺することです。


一般口座や特定口座で利益を出すと約20%の税金がかかりますが、同期間に損失を出すとその分から利益を差し引いて納税額を軽減できます。


つまり、100万円の収益があっても、100万円の損失があれば税金は0になるということです。


一方、NISA口座では利益が出ても非課税であり、そもそも損失を引く対象がないため損益通算できません。


また、NISA口座で発生した損失分を利益が出た他の口座と合算して、税金の負担を軽減することはできないので注意が必要です。

つみたてNISAの失敗例!つみたてNISAで後悔・損したケースと解決法


つみたてNISAのリスクは低いものの、口座保有者の行動によって損をするケースは少なくありません。

そこでこの項目では、どういったケースが後悔する結果に発展するのかについて解説します。

  1. たくさんの銘柄を保有しすぎてしまった
  2. 年の途中からの満額積立方法を知らなかった

損しないための解決方法もまとめていますので、ぜひ確認してください。

ケース①:たくさんの銘柄を保有しすぎてしまった

つみたてNISAは、複数の銘柄で積み立てすることができます。


例えば、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」といった異なる銘柄を保有することが可能です。


しかし、よほどの理由がない限り、基本的には1つの銘柄で十分になります。


なぜなら、運用成績にそこまで差が出るわけではなく、資産管理が面倒にならないからです。


上述した2銘柄に投資するぐらいなら、新興国株式「13%」、先進国株式「87%」にまとめて投資できるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1つに絞った方が良いでしょう。


1つの銘柄で分散投資できるだけでなく、信託報酬も抑えることができます。


なお、つみたてNISAは長期運用が重要となるため、少し基準価額が下落したからといって他の銘柄に買い替えたり、頻繁に銘柄を変えたりすることもおすすめできません。


目移りして投資スタンスが崩れないように、「どこの国の何(株式・債券)」に投資したいのかを決めておくことが大切です。

ケース②:年の途中からの満額積立方法を知らなかった

つみたてNISAでは、年間40万円以内に収まるよう1ヶ月に投資する金額を定めて、毎月自動で積み立てることができます。


また、投資枠に空きがあり、金銭的に余裕がある場合はその年の投資額を増やすことが可能です。


増額設定を活用することにより、年の途中からでも満額を積み立てることができるようになります。

増額設定なし増額設定あり
1月3万円3万円
2月3万円3万円
11月3万円3万円+2万円(増額)
12月3万円3万円+2万円(増額)
1年間の合計積立額36万円40万円

この方法を知らないばかりに、年間の投資枠を使いきれずに後悔するケースが後を絶ちません。


金額を設定した当初は1万円、2万円といった少額で「様子を見よう」と考えていても、運用していく中で、突然、気が変わることもあります。


そんな時は積立額を増額して、少しでも40万円に近づけることが賢明です。


なお注意点として、基本的に増額設定は「設定した年」に限り適用されるので、翌年以降は当初に設定した金額しか投資されません。


金融機関によって細かなルールが違う場合があるので、チェックしておきましょう。

つみたてNISAはやめとけ!バランスファンドをやらないほうがいい理由3選


つみたてNISAの中にはバランスファンドと呼ばれる商品があります。

これは、国内外の株式・債券・REITといった複数の資産に分散投資できる投資信託のことです。

価格変動リスクを抑え、投資の手間を少なくできるといった利点から万能ファンドと思われがちですが、視点を変えた場合に様々なデメリットが浮き彫りになることからやめたほうがいいと考えます。

やめたほうがいい理由は、以下の3つです。

  1. アセットバランスが固定されている
  2. バランス型でもバランスが取れていない
  3. リバランスのタイミングが選べない

資産運用が楽になる反面、自分で管理しない他人任せな投資となり失敗する可能性があります。


しかも、あくまで資産運用のプロが定めたバランスであるため、自分に適したバランスに合致しない銘柄も少なくないです。


意味もわからず、ただ「分散できるから」といって投資をしていると非常に危険なので、どうしてもバランスファンドが良い方は、なぜそのバランスにする必要があるのかを理解しておきましょう。

理由①:アセットバランスが固定されている

バランスファンドは「アセットアロケーション」が重要になります。


アセットアロケーションとは、株式・債券・REITなどの資産対象(アセット)へバランスよく配分(アロケーション)する運用方法のことです。


例えば、「東京海上・円資産インデックスバランスファンド」では、国内の債券70%、株式15%、REIT15%に配分されており、日本の資産のみでリスク分散ができます。


しかし裏を返せば、アセットバランスが固定されており自分好みにカスタマイズできないため、最適なバランスに近づけることが不可能なのです。


上記の例で言えば、「株式15%をなくして、REIT15%をさらに追加する」ということができません。


知識のないままバランスファンドを選んでしまうと、思わぬ落とし穴にハマる恐れがあるので、事前の情報収集が必要になります。

理由②:バランス型でもバランスが取れていない

バランスファンドの中には、8資産均等型のファンドがあります。


具体的には、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」や「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」などがあり、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内リート、先進国リートに、たった1つのファンドで投資することが可能です。


株式・債券・REITと資産を分散しており、国内・先進国・新興国と国・地域を分散しているので、一見魅力的なファンドのように思えますが、実はこのようなとりあえず分散させたファンドに安直に投資するのは危険と言えます。


なぜなら、投資先においてはバランスが取れていますが、時価総額は日本・先進国・新興国で割合が違うため、実質的にバランスが取れていない状態だからです。


配分が適正ではない点が、やらないほうがいいと言われる大きな理由になります。

理由③:リバランスのタイミングが選べない

長期投資におけるリバランスは非常に重要です。


と言うのも、当初設定した資産配分の割合が資産価値の上昇・下落によって崩れるからです。


例えば、リスクの高い株式を10%、リスクの低い債券を90%で、危険度の低いポートフォリオを組んだとします。


しかし半年後に、株式の価格が高騰して「株式:30%」「債券:70%」に比率が変化し、当初想定していたリスクよりも高くなることに。


この場合リバランスを行うことで、元の適正リスクに戻すことができるのです。


しかしバランスファンドでは、リバランスのタイミングが選べません。


各ファンドがリバランスのタイミングを定めており、それに従うことしかできないのです。


具体的には、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は毎年末に、たわらノーロード バランス(8資産均等型)は均等比率から一定以上乖離した際に、自動でバランス調整されます。


確かに市場分析をして比率を調整する手間が省けるので楽ですが、自分が望むタイミングで調整できないので欠点としても捉えられます。


また、市場調査やリバランスの計算を自分でしない限り、いつまでたっても投資家として持つべきスキルが定着しません。


NISA口座以外での資産運用も検討しているような方は、リバランスの計算を自分でやってみる努力が必要です。

つみたてNISAでやると後悔すること3選


まれにSNSに掲載された「つみたてNISAの結果報告」を見て感化される人がいます。

しかし、そのような動機で安易に始めるのは危険です。

他にも後悔につながるケースはあるので、この項目で漏れなく確認しておきましょう。


特に気をつけるべき点は、以下の3つです。

  1. 途中で解約すること
  2. 十分な貯金がない人が始めること
  3. 金融機関の窓口でつみたてNISAを始めること

それぞれ解説していきます。

① 途中で解約すること

つみたてNISAは、いつでも解約することが可能です。


要は、毎月の積み立てを停止したのちに、好きなタイミングで保有資産を売却してNISA口座の利用をやめることができます。


ですが、つみたてNISAは長期保有を前提としており、長く持つほど利益が大きくなる商品が多いため、できることなら積立・保有をしておくべきです。


でないと、買うタイミングをずらして高値づかみを減らす「時間分散」や、運用益を再投資に回して更なる利益を得る「複利」の効果が薄まる事態に。


また、「解約しても金銭的に損するわけではないし、問題ないでしょ」と考えがちですが、大事な非課税枠を無駄に減らしてしまうことにもつながるので、途中解約はやめたほうが無難ですね。

やむをえない場合を除き、極力20年間の資産運用を続けましょう。

② 十分な貯金がない人が始めること

「元本がなくなると生活が困窮する」というお金がない状況で、つみたてNISAは始めるべきではないです。


常に金銭的不安を抱えたまま投資をすると、少しの価格下落や暴落に直面しただけで反射的に解約してしまう危険性が伴うため、十分な資金を持つことが先決です。


過度な緊張状態が続くと、仕事や日常生活すらもままならなくなることが予想されます。


つみたてNISAに投資したお金が減っても問題ない、と思えるぐらい余裕ができてから始めましょう。

③ 金融機関の窓口でつみたてNISAを始めること

つみたてNISAは、銀行・総合証券会社・ネット証券で口座開設できます。


この中では、ダントツでネット証券がオススメです。


ネット証券は、取扱本数が多く積立タイミングの自由度が高い上に手数料が低いため、多くの投資家から利用されています。


一方、銀行は投資信託の取扱本数が限られており、手数料が比較的に高いので、20年後の利益が低くなる恐れがあります。


総合的に見て、銀行窓口でつみたてNISAを始めることはやめたほうがいいでしょう。

まとめ:つみたてNISAに関する相談ならまずマネーキャリアで無料相談!


この記事では、つみたてNISAはやめたほうがいいと言われる理由や、NISA・つみたてNISA共通の注意点、後悔・損するケースをお伝えしてきました。
  • 選べる銘柄が少ないことから資産分散ができず、購入後の保有が前提であるため、自由度の高い資産運用を求めている場合、つみたてNISAはやめたほうがいい
  • NISA・つみたてNISAの口座は併用できない(1年に1回の口座変更は可能)
  • 非課税枠の未使用分は翌年に繰り越せない
  • NISA口座で発生した損失分を、一般口座や特定口座の利益と損益通算できない
最後に、管理が楽だからといってバランスファンドを選ぼうとしている方は、まずは「なぜそのファンドを選ぶのか」を考え、「リバランスはどのように計算するのか」の知識を身につけた上で投資を始めましょう。

また、どうすればいいのか分からない方は、一人で闇雲に模索せず、お金の専門家である「マネーキャリア」に相談することをおすすめします。

マネーキャリアでは、資産運用に詳しいFP(ファイナンシャルプランナー)に無料で相談できるので、疑問や不安をその都度解消しながら具体的な指針を定めることが可能です。

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