更新日:2021/11/30
5000万円を最も効率的に増やすおすすめの資産運用方法を専門家が解説!
今すでに5000万円以上の資産がある人で、そのまま銀行に預けっぱなしにしていませんか?将来のためのさらなる有効活用を目的として、より効果的でおすすめできる資産運用方法をお金のプロであるファイナンシャルプランナーが解説します。
内容をまとめると
- 5000万円以上資産を持っている人は資産運用をした方が良い
- 投資はギャンブルではないため長期・分散を原則として行う
- 自分の投資嗜好に基づいたポートフォリオが大事
- 資産運用に関する相談はプロのFPに何度でも相談無料なマネーキャリアへ!
- マネーキャリアは顧客満足度93%でスマホからいつでも予約可能で安心!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 5000万円以上持っている人が絶対に資産運用をするべき理由
- 理由①資産運用だけで生活が送れる
- 理由②貯金だけしてもお金が減ってくだけ
- 理由③年金問題に不安にならないで済む
- 理由④富裕層になれる
- 5000万円のおすすめの資産運用方法
- ①投資信託
- ②不動産投資
- ③株式投資
- ④独立系ファンド・ヘッジファンド
- ⑤米国株ETF
- 資産運用は分散・長期が基本!投資をギャンブルにしない!
- 資産運用のポートフォリオの例|元本保証の金融商品を覚えよう!
- 元本保証の金融商品とは?
- 安定志向の場合のポートフォリオの例
- ハイリターンが欲しい場合のポートフォリオの例
- 【参考】サラリーマンで5000万円以上の資産を作るには?
- ①家計の見直しで支出を最適化する
- ②少額投資から資産運用を始めて金融リテラシーを身につける
- ③投資系の勉強をする
- まとめ:5000万円以上の貯金があるなら資産運用は必須!
目次
5000万円以上持っている人が絶対に資産運用をするべき理由
こんにちは、マネーキャリア編集部FP大野翠です。
近年、老後資金2000万円問題やFIRE(経済的自立と早期リタイア)が話題になり、資産を増やすことに興味を持つ人が増えました。
今回の記事では、特に5000万円以上の資産を持っている人に着目して「絶対に資産運用をするべき理由」について掘り下げていきます。
ここからは絶対に資産運用をするべき理由を、以下大きく4つに分けて解説していきます。
- 資産運用だけで生活が送れる
- 貯金だけしてもお金が減っていくだけ
- 年金問題に不安にならないで済む
- 富裕層になれる
理由①資産運用だけで生活が送れる
資産運用の原資が5000万円あれば、これを正しく運用していくだけで生活が送れます。
野村證券「マネーシミュレーター・みらい電卓」では、元本(原資)と年率(利回り)、運用期間を入力するだけで、最終的にいくらになるか試算できます。
たとえば、5000万円を10年間、それぞれ年率5%、8%、10%で運用した場合の運用結果は以下の通りです。
年率 | 運用結果 |
---|---|
5% | 8144.5万円 |
8% | 10794.6万円 |
10% | 12968.7万円 |
このシミュレーションでは運用期間を10年として試算しましたが、さらに運用期間を延ばすだけでもっと資産が増えます。
運用期間を20年にした例は以下の通りです。
年率 | 運用結果 |
---|---|
5% | 約13,267万円 |
8% | 約23,305万円 |
10% | 約33,638万円 |
このように、同じ5000万円を資金にした資産運用でも、運用期間が長ければ長いほど増えていきます。
ただし、このシミュレーションでは、運用期間中ずっと一定の年率であるとして計算しています。
実際の投資は、スタートからずっと右肩上がりということはほとんどありません。
しかし、この後で解説する投資商品のポートフォリオの組み方によっては、より安定した金利で運用し続けることも可能です。
理由②貯金だけしてもお金が減ってくだけ
まず5000万円の資産を築くということは、大変な努力の上で成り立つものです。
しかし、この資産を老後資金として貯めていた場合で、そのまま貯金しておいても増えないどころか将来的には減る一方です。
現役世代で収入があるうちは良いですが、将来的に定年退職した後、収入が年金のみになった場合は、この5000万円が減る一方で増やすことができません。
加えて日本は長寿高齢化が進んでおり、厚生労働省による簡易生命表(令和元年)によると男性の平均寿命は約81歳・女性は約88歳となっています。
定年を60歳として計算すると、男性では約20年、女性では約30年近くは収入が年金だけになる可能性があります。
この間、これまでに貯めてきた5000万円は、生活費や遊興費のほか、医療費や冠婚葬祭費など老後ならではの出費にも充てられると推測されます。
このことから、せっかく貯めた5000万円を貯金だけしておくのはもったいないと言えます。
詳しくは後述しますが、なにかしらの運用を行い「お金に働いてもらう」状態を作るのがベストです。
理由③年金問題に不安にならないで済む
理由②と関連していますが、5000万円の資産を運用しながら持ち続けることで、老後の年金問題に不安にならずに済みます。
5000万円を一度に運用しなくても、時期をずらして運用し続けることで、年金以外の収源を確保でき安心です。
また、時期をずらして購入することでリスクの分散にもなります。
理由④富裕層になれる
野村総合研究所による調査結果では、純金融資産残高が5000万円~1億円を準富裕層と位置づけ、1億円以上5億円未満を富裕層と定義しています。
なお準富裕層は約342万世帯存在し、富裕層は準富裕層の半分以下である約124万世帯です。
全体に対する割合として、準富裕層は6%程度とかなり少ないものの、富裕層になると全体の約2%程度と極端に少なくなります。
これらに当てはめると、5000万円以上の資産を持っていれば準富裕層であり、さらに運用することで1億円以上になれば富裕層になりえます。
5000万円のおすすめの資産運用方法
ここからは、5000万円を原資としたおすすめの資産運用方法について解説します。
資産運用商品はさまざまありますが、特におすすめの5つについてまとめていきます。
- 投資信託
- 不動産投資
- 株式投資
- 独立系ファンド・ヘッジファンド
- 米国株ETF
①投資信託
まず資産運用としておすすめなのは「投資信託」です。
投資信託とは、プロのファンドマネージャーが運用してくれる商品です。
投資信託はプロに運用を任せるため、取引の際に一定の手数料が発生します。
しかし、これまであまり運用をしたことがなく投資に自信がない場合などは、多少の手数料が発生しても安全に運用を任せられるというメリットもあります。
さらに、投資信託では購入するファンドを分けることで、自動的に分散投資ができるという面もおすすめポイントです。
投資信託の注意点として、契約時の年利が固定されているわけではないという点です。
年利が変動することも想定して、購入しようとするファンドのこれまでの実績も確認し、平均してどのくらいの年利で運用できそうか試算してみるのもおすすめです。
②不動産投資
おすすめの資産運用の2つ目は「不動産投資」です。
不動産投資は、資産運用商品のなかでは「ハイリスク・ハイリターン」の商品に分類されます。
しかし、正しく知識をもって運用すれば、リスクを限りなく減らすことができます。
不動産投資にはいくつか種類がありますが、5000万円の資産をつかって資産運用をする場合のおすすめは「不動産現物投資」です。
不動産現物投資とは、実際に物件を購入し賃貸することによる賃料を利益とみなす仕組みです。
賃貸物件として運用することで安定して長期的な収入になるほか、物件の相場が購入時よりも上がった場合は売却し、その売却益を利益とすることもできます。
不動産現物投資のリスクとして挙げられるのは、物件の経年劣化による売却価格の低下や空き室による賃料収入の減少です。
また、台風などの自然災害で物件に修繕が必要になった場合など、もちろん加入している火災保険で補うことになりますが、それでも足りない場合は手出しが必要です。
不動産現物投資は、長期的に安定した収入を得られる一方、維持管理費の出費も想定しなければならず一長一短です。
このリスクを極力避けながら、不動産投資として運用するには以下の商品があります。
- 不動産投資信託(REIT)
- 不動産クラウドファンディグ
不動産投資信託(REIT)や、不動産クラウドファンディングは、不動産現物投資のリスクである維持管理費が一切かからず、対象不動産に対して間接的に投資する仕組みです。
実際に物件を所有することはできませんが、資産運用商品のひとつとしてはおすすめです。
③株式投資
株式投資は、5000万円の資産を持っている人におすすめの投資商品です。
5000万円すべてを一つの株式に投資するのではなく、一定の割合で分散していくつかの株式を購入することをおすすめします。
株式投資で得られる利益として、おおきく以下の3つに分けられます。
- 安く買って高く売る売却益
- 株主優待
- 配当金
④独立系ファンド・ヘッジファンド
富裕層が対象となる独立系ファンド・ヘッジファンドは、投資信託に商品の仕組みが似ています。
運用はプロが行ってくれるため任せられますが、手数料が発生します。
手数料は発生しますが、ヘッジファンドでは万が一相場が急落した場合でもリスクヘッジにより安定した利益を確保することができます。
独立系ファンド・ヘッジファンドの場合、さらに手数料が高い傾向にあり、情報開示もほぼされないため自分だけで選んで購入するのが難しいという点があります。
⑤米国株ETF
米国株ETFは、最近特に注目されている投資信託のひとつです。
米国株ETFとは、アメリカの株価指数に基づいて運用するファンドのことを指します。
アメリカの主な株価指数には「S&P500」「NYダウ」などがあります。
株価指数連動以外にも、債券に連動するもの、再生エネルギーに連動するものなどがあります。
米国株ETFは、コロナ禍においても値動きが安定しており好調です。
加えて、米国株ETFは指数連動型であるため、このファンドだけで分散投資になるためリスク軽減にもなります。
これまで投資経験がなくあまり自信がない人でも、分散投資を維持しながら極力リスクを減らして投資ができます。
資産運用は分散・長期が基本!投資をギャンブルにしない!
本記事では、5000万円を基にした資産運用についてまとめていますが、投資資金が多くても少なくても守っていきたい基本があります。
分散投資、長期投資をすることが基本的な考え方であり、投資に対して一時的なギャンブルの要素を求めてはいけません。
たとえこれまでコツコツ貯めてきた5000万円でも、あやまった資産運用で一瞬にして消える可能性もあります。
資産運用をはじめる際には、ひとつの投資対象だけに偏らず、いくつかに分散することでリスクも分散されます。
また、短期間で利益を狙うような投資はリスクも高いと言えます。
ある程度時間をかけてジワジワと増やしていくイメージを持ち、長期分散を心がけましょう。
資産運用のポートフォリオの例|元本保証の金融商品を覚えよう!
資産運用を行う際に、意識したいのは「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオとは、保有している資産運用商品の内訳(割合)を示すもののことです。
ハイリスクハイリターンの商品だけでポートフォリオを組んでいる場合は、常に資産価値が変動します。
しかし利益が出た場合の金額は大きくなります。
一方ローリスクローリターンの商品だけでポートフォリオを構成すると、銀行の普通預金より少し増える程度ですが、原資を守れるというメリットもあります。
このように、ポートフォリオの組み合わせはさまざまです。
ここからは、より安定運用を重視したポートフォリオを組みたい人へおすすめの「元本
保証の金融商品」について紹介します。
どのような投資をしていきたいか、何のためにいつまでにどれくらい増やしたいのか、安全性を重視したいのかなど、ポートフォリオは100人100通りです。
自分に適したポートフォリオについて相談したい場合は、マネーキャリアの無料FP相談を活用してはいかがでしょうか?
顧客満足度93%で、スマートフォン一つでいつでも手軽に予約できます。
元本保証の金融商品とは?
ポートフォリオの中に一つ入れておくと安心な「元本保証の金融商品」について解説します。
元本保証の代表的な金融商品は「個人向け国債」です。
個人向け国債とは、国が発行している債券で個人を対象にしている商品です。
銀行や証券会社など、どこでも1万円から購入することができ手軽で安心の商品です。
個人向け国債は、償還期間と金利によって3パターンあります。
- 固定金利3年
- 固定金利5年
- 変動金利10年
- 定期預金
- 貯蓄性の高い保険商品(養老保険、個人年金保険など)
安定志向の場合のポートフォリオの例
安定志向で、より資産を守りながら少しでも増やしたい人の場合、資金の5000万円のうち1000万円~1500万円程度を個人向け国債に充てると安心です。
この他の元本保証の金融商品である定期預金なども組み合わせて、絶対に元本割れしないようなポートフォリオを組むと安心です。
以下、安定志向の場合のポートフォリオの例です。
- 個人向け国債…3000万円
- 定期預金…1000万円
- 貯蓄性の高い保険商品…1000万円
ハイリターンが欲しい場合のポートフォリオの例
多少のリスクは覚悟のうえで、ハイリターンを望む場合のポートフォリオの例はこちらです。
- 独立系ファンド・ヘッジファンド…2000万円
- 海外株式投資…1500万円
- 不動産投資…1500万円
【参考】サラリーマンで5000万円以上の資産を作るには?
ここまでは、すでに5000万円の資産を保有している人向けに資産運用について紹介してきました。
ここからは、これから5000万円以上の資産を作りたい人に向けて、今から実践したいことについて解説していきます。
主に以下の3つのポイントがあります。
- 家計の見直しで支出を最適化する
- 少額投資から資産運用をはじめて金融リテラシーを身につける
- 投資系の勉強をする
①家計の見直しで支出を最適化する
資産運用をするためには、まず資産形成からはじめましょう。
資産形成とは、運用するための資産をつくるスタート段階です。
ここで資金を貯めた後に、投資などで資産運用するという流れです。
資産形成の第一歩は、無駄をなくしどんどん貯金する習慣をつけることです。
そのためには、家計の見直しは必須であり支出を最適化する必要があります。
具体的には、自分のお金のつかい方のクセを知るために家計簿をつけるなどがあります。
最近では、ノートに書き記す家計簿よりもスマートフォンの家計簿アプリを利用する人も増えています。
なかには、レシートを撮影するだけでアプリに内容を反映してくれるサービスもあり、あまり気負わずに家計簿を続できるように改善されています。
またそもそもの収入の底上げをはかるという意味で、勤務先の許可の範囲内で副業をすることも視野に入れると良いでしょう。
このほか、家計の見直しに関する相談は、マネーキャリアの無料FP相談をお気軽にご利用ください。
何度でも無料で利用でき、スマートフォンからいつでも予約が可能です。
②少額投資から資産運用を始めて金融リテラシーを身につける
これから5000万円以上の資産を目指して何か始めるなら、まずは少額投資から資産運用をしてみましょう。
主な少額投資には、以下のものがあります。
- 単元未満株(1株から購入可能)
- 金・プラチナ積立投資(1000円程度から購入可能)
- 投資信託(1000円程度から購入可能)
③投資系の勉強をする
実際に資金を使って投資をする前に、自分なりに最低限の投資の勉強をしておきましょう。
本や雑誌などで投資の勉強をすることもおすすめですが、これまでまったく投資に関する知識がない人の場合はYouTubeを活用するのもおすすめです。
YouTubeではイラストなどを使って視覚的に解説されるため、本など活字で情報を得るよりも理解が早まる傾向にあります。
また、移動中など好きなタイミングで視聴できスキマ時間の活用にもなります。
まとめ:5000万円以上の貯金があるなら資産運用は必須!
5000万円以上の現金資産を持っている人は、自分の投資に対する希望を取り入れたポートフォリオを基に資産運用を始めましょう。
銀行に預けておいても、ほぼ増えません。
しかし今後のさらなる長寿高齢化に適応するには、少しでも増やしながら備えていく必要があります。
資産運用を始めるなら早いうちが良いでしょう。
これまで投資の経験がない人でもポートフォリオに元本保証の商品を多く組み込むことで安定した運用が可能です。
また、これから5000万円を目指して資産を作りたい人は、まずは少額投資からスタートし自分なりに学ぶようにしましょう。
YouTubeなどから情報も得ながら、とにかく少額から資産運用を実践してみましょう。
万が一失敗しても、必ず次の成功につながっていきます。
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