20代におすすめの資産運用ポートフォリオをわかりやすく解説【20代必見】

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これからは、20代でも資産運用を考えるべき時代です。「いきなり資産運用と言われてもわからない!」という人向けに、資産運用に必要なポートフォリオについて、考え方から解説します。資産運用について悩んでいる人、特に若い世代は必見です!



▼この記事を読んで欲しい人

  • 資産運用を考えている人
  • まだ投資を始めていない人
  • 若い世代で、まだ老後まで十分な時間がある人

内容をまとめると

  • 資産運用ではポートフォリオを考えることが重要
  • 地域、投資商品、配分割合は基礎知識として知っておくべき
  • 若い世代はできる限り積極的な運用スタイルをとるべき
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資産運用のポートフォリオとは?【基礎知識】


資産運用でよく聞くポートフォリオとは何でしょうか?資産運用におけるポートフォリオは、資産の組み合わせを意味します。


資産運用のポートフォリオを考える上で必要な基礎知識を紹介します。

  • 投資する商品
  • 投資する地域
  • アセットアロケーション

投資商品

投資する商品は、ポートフォリオを考える上で最も重要です。どの商品を選ぶかによって、おおよそのリターンが決まってしまうからです。


主な投資商品は大きくわけて4つあります。

  • 株式
  • 債券
  • 不動産
  • コモディティ(金など)
2021年までの相場を見れば、長期的に大きなリターンが得られるのは株式です。株式は年5%~7%程度のリターンが狙えます。

債券は、近年は超低金利時代によりリターンが低迷しており、日本国債では金利が0.05%しか得られません。米国債券でも、信用度の高い債券だと2%程度が限界です。

不動産は物件により大きな差があります。コモディティは、戦争時やインフレ時に上昇傾向がありますが、金利がつかないので売買だけで利益を得る投資になります。

それぞれの特徴を大まかに捉えた上で、どれに投資するか考えていきましょう。

投資領域

投資する地域(領域)もしっかり考えておきましょう。


主な投資地域は以下の通りです。

  • 日本国内
  • 米国
  • 欧州
  • 新興国
海外に投資する場合、投資商品の値動きと為替の変動によりリターンが変わります。米ドルやユーロでも大きな変動がありますし、新興国通貨だと半値以下まで下落することもめずらしくありません。

また、2010年代は米国株式が最もパフォーマンスが良かった時代でしたが、2020年代も同じとは限りません。昔は新興国株ブームの時代もありました。

20代は投資期間が長くなるので、30年後、40年後も繁栄していると思う国へ投資するのが一番です。

将来のことは誰にも予想できませんが、米国の優位は揺るがないでしょう。新興国では、将来的に人口が世界一になるインドは将来性があると思います。

アセットロケーション

アセットアロケーションとは、資産の配分のことを言います。例えば、株式50%、債券50%といった形で、自分の資産をどの商品にどれくらい分配するか考えることです。


アセットアロケーションは、年齢や属性、リスク許容度など様々な要素を考慮して、自分に合った割合で組むのが一番です。

投資初心者こそ「ポートフォリオ」を考えるべき3つの理由

投資初心者こそ「ポートフォリオ」を考えるべきです。というのも、投資の鉄則として「分散投資をする」ことがあげらます。分散投資をすることはリスクヘッジです。もし値下がりをしたときの損失ダメージを少なくすることができます。


投資初心者にとって最も回避すべきことは、値動きの大きさに一喜一憂をして、投資そのものをやめてしまうことです。投資をやめてしまう理由として、値下がりをしたときに売ってしまう、値下がりをしたときに売ってしまったため元本割れをしてしまう、損益が出て投資をやめてしまうというケースが圧倒的に多いです。


投資は、投資の鉄則を抑えていれば利益が出る確率がグンとあがります。投資の鉄則のひとつである分散投資を、ポートフォリオを考えることによってスキルアップさせましょう。


▼投資初心者こそ「ポートフォリオ」を考えるべき3つの理由

  • 分散投資は投資の鉄則
  • 株式と債券は逆の動きをする
  • リバランス(資産配分の再調整)を行う

分散投資は投資の鉄則

リスクを減らす方法の一つに分散投資があります。分散投資には、「資産・銘柄の分散」や「地域の分散」などのほか、投資する時間(時期)をずらす「時間(時期)分散」という考え方があります。


「資産・銘柄の分散」は特性の異なる複数の資産を組み合わせます。資産・銘柄には債券、株式リートなどたくさんの種類があります。


「地域の分散」は国内や海外の資産を組み合わせます。地域の資産には国外、海外、魁夷の中でも新興国、海外の中でも先進国などたくさんの種類があります。


「時間(時期)分散」は価格が高い時に少なく購入し、価格が安い時に多く購入する手法です。


※参考文献:金融庁

株式と債券は逆の動きをする

投資対象となる資産や、株式等の銘柄には様々なものがありますが、それぞれの資産・銘柄は、常に同じ値動きをするわけではありません。


例えば、一般的に、株式と債券とでは、経済の動向等に応じて異なる値動きをすることが多い(例えば株式が値上がりするときには債券が値下がりする等)と言われています。 


こうした資産や銘柄の間での値動きの違いに着目して、異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせて投資を行うのが「資産・銘柄の分散」の手法です。こうした手法を取り入れることで、例えば特定の資産や銘柄が値下がりした場合には、他の資産や銘柄の値上がりでカバーする、といったように、保有している資産・銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することができます。


※参考文献:金融庁

リバランス(資産配分の再調整)を行う

リバランスは、株式、債券、投資信託などの価格が上下することによって、当初の割合が崩れてしまったポートフォリオを元の状態に戻すことです。


リバランスには、“毎年1回”など一定の期間ごとに行う場合と、“最初の状態から1割以上ずれたら”など変化に応じて行う場合があります。


リバランスは割合の大きい部分を売却したお金で割合の小さい部分を買い足すだけでなく、新たなお金を追加して割合の小さい部分を買い足すことでも実現できます。


※参考文献:日本証券協会

ポートフォリオを組むときに考えるべきポイント

では、ポートフォリオを組むときには具体的にどんなことを考えればよいでしょうか。


ポイントは4つあります。個人差が大きいので、ポートフォリオに正解はありません。

  1. 年齢
  2. 家族構成
  3. 現状の貯金額
  4. リスク許容度

①年齢

一般的には、若いほどハイリスクな資産中心で、年齢を重ねるほどローリスクな資産中心で組むのがよいとされています。


若い世代なら、仮に運用で失敗しても、労働で稼いで補填することが可能だからです。一方、50代以上になれば老後も近くなるため、リターンを追い求めるよりは今の資産を守る方がメインになります。


20代なら、できる限り株式中心のハイリスクな運用で、リターンを追い求める方がよいでしょう。

②家族構成

家族構成によっても、ポートフォリオは変えなければいけません。独身なら、自分さえよければハイリスクな運用でよいでしょう。


一方、結婚して子供がいるなら、学費はリスクの極めて低い預金などの運用にしておく必要もあるでしょう。


仮に今株式市場が好調だったとしても、大きな出費が控えているならハイリスクな運用はある程度控えなければいけません。

③現状の貯金額

現状の貯金額がどれくらいかによっても、ポートフォリオは変わります。貯金がほとんどない状態で無理に投資を始めても、急な出費で売らなければいけない事態になると、本来売りたくない場面でも損切りしなければいけなくなります。


貯金がほとんどない人は、ポートフォリオを考える前に貯金をある程度築いておくほうがよいでしょう。結果的に腰を据えて投資できるようになり、将来的なリターンは高くなる可能性があります。

④リスク許容度

リスク許容度も、ポートフォリオを考える上で必要なポイントです。仮に20代、独身である程度貯金があったとしても、リスク許容度が低ければハイリスクな運用はできません。


特に、2022年以降ハイリスクな株式は30%以上下落しているものもあり、この程度の下落に耐えられないなら、リターン欲しさに値動きの激しい株式へ集中投資をしてはいけないでしょう。


インデックス運用でも、2022年はわずか2ヵ月で10%以上下落しているものが多く、この程度の下落で狼狽える人はハイリスクな運用は向いていません。無理をせず、貯金の割合を増やすなど安定的なポートフォリオにしておく方が無難です。

ポートフォリオの構築方法

考え方まで理解できたら、次はポートフォリオを構築しましょう。


構築方法は、2つのステップに分けて解説します。

  1. 目標利回りを設定する
  2. 運用スタイルを決める

STEP①目標利回りを設定する

まず、目標利回りを決めましょう。目標利回りによって投資すべき商品も変わります。


利回り1%~2%程度でいいなら、資産全体の2割程度を株式に投資し、残りは現金でも十分達成できます。債券メインの運用にするのも一つの手です。


一方、利回り5%以上を求めると、資産のほとんどを株式に投資しなければ達成は難しいでしょう。

STEP②運用スタイルを決める

運用スタイルも決めなければいけません。運用スタイルは大きく分けるとアクティブ、パッシブの2つにわかれます。


パッシブは安定的な運用、アクティブは積極的な運用です。


運用スタイルも個人差があるため、安定的な運用の中でも少しハイリスクな商品を含んだスタイルや、積極的な運用の中でも安定的な商品を含んだスタイルなど様々です。


詳しい運用スタイルについては後述します。

運用スタイル別のポートフォリオの例

運用スタイル別のポートフォリオは、どうすればよいでしょうか。ここでは、3つの例に分けて実際のポートフォリオを紹介します。

  1. 安定型
  2. スタンダード型
  3. 積極型

ポートフォリオ①安定型

リスクを抑えたポートフォリオです。

  • 国内債券:50%
  • 先進国債券:20%
  • 国内株式:10%
  • 外国株式:20%
債券は株式よりリターンが少ない分、変動も少なめです。あまり投資に慣れてない人やリスクを受け入れづらい人は、このようなポートフォリオにしておいたほうがよいでしょう。

ポートフォリオ②スタンダード型

安定型と積極型の中間にあるポートフォリオです。

  • 国内債券:25% 
  • 外国債券:25% 
  • 国内株式:25% 
  • 外国株式:25%
GPIF(日本年金機構)もこのようなポートフォリオを採用し、私たちの年金を運用してくれています。実際に利益も出ているポートフォリオなので、どんなポートフォリオにすればいいかわからない人は、この運用スタイルで始めてみてはいかがでしょうか。

ポートフォリオ③積極型

よりリターンを求めるポートフォリオです。

  • 国内債券:10% 
  • 外国債券:20% 
  • 国内株式:20% 
  • 外国株式:50%
外国株式や国内株式の代わりに、少しREIT(不動産投資信託)に投資してもよいでしょう。リスクが大きい分リターンも望めます。20代でリスク許容度が高い人なら、この運用スタイルから始めてもいいと思います。

20代におすすめの資産運用スタイル

20代は、これから長期的に資産運用を行っていく世代です。リスク許容度に個人差があるため一概には言えませんが、基本的には積極的な運用スタイルをとっていくべきでしょう。


どうしてもリスクが許容できない人は、スタンダード型や安定型から始めてみてもいいかもしれません。仮に株価の下落で含み損が発生しても、若い世代なら働いて追加資金を投入しつつ、株価が戻るまでじっくりと待つことができます。


決して短期での成果を追わず、長期的視点で考えてください。

まとめ:資産運用についての疑問はマネーキャリアが無料で解決!

ここまで、20代におすすめのポートフォリオについて解説しました。

  • ポートフォリオを組むには、投資商品、地域、資産の配分についての理解が必要
  • 目標利回りと運用スタイルは決めておく
  • 20代は比較的積極的に運用し、株式中心でポートフォリオを組むのがおすすめ
20代で資産運用の重要性に気づけば、老後の不安もある程度解消できます。どうしても自分でポートフォリオが組めない人は、第三者に相談してみましょう。

マネーキャリアでは、FP(ファイナンシャルプランナー)と提携し、皆さんのお金の悩みや疑問にお答えしています。資産運用だけでなく、保険や家計の見直しもできますので、ぜひ相談してみましょう。

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