更新日:2023/12/26
積立nisaを楽天キャッシュ決済でするデメリットとは?注意点も解説!
楽天ポイント還元率の変更を受けて、積立nisaを楽天キャッシュ決済でしようと考えている人もいるでしょう。そんな人に向けてこの記事では積立nisaを楽天キャッシュ決済でする際のメリット・デメリットや注意点、さらにはやり方なども紹介しています。楽天キャッシュについても分かりやすくまとめてありますので、是非参考にして下さい。
内容をまとめると
- 楽天キャッシュ決済のデメリットは毎日積立・ボーナス設定ができないこと
- 楽天キャッシュ決済でも楽天カードはあった方がポイント還元が受けられる
- 楽天キャッシュはチャージ方法が限られる
- 楽天キャッシュ決済と楽天カード決済ではポイント還元率が異なる
- 将来的な還元率は楽天キャッシュも改悪の可能性がある
- 積立nisaに悩んだらプロに相談がおすすめ
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目次を使って気になるところから読みましょう!
- 積立nisaを楽天キャッシュで決済するデメリットとは?
- デメリット①よりポイント還元を得るには楽天カードが必要
- デメリット②ボーナス設定・毎日積み立てができない
- デメリット③初月のカード請求額が増える?
- デメリット④対象外の口座がある
- デメリット⑤チャージ方法が少ない
- そもそも楽天キャッシュ決済とは?
- 楽天キャッシュ制度について
- 楽天カード決済との違い
- 積立nisaを楽天キャッシュで決済するメリットとは?
- 楽天カードとの積立で最大10万円分が楽天ポイント還元の対象になる
- 楽天SPUの対象になっている
- どの銘柄でも0.5%の楽天ポイント還元が受けられる
- 積立nisaを楽天キャッシュで決済する際に注意したいこと
- 楽天ポイント還元率が改悪される場合がある
- 積立設定や変更は前月の12日まで
- 楽天キャッシュの使い方に迷ったらおすすめの相談先4選
- おすすめ1位:マネーキャリア
- おすすめ2位:マネードクター
- おすすめ3位:FPナビ
- おすすめ4位:FPバンク
- 楽天キャッシュで投資信託をする方法
- myRakutenに楽天カードを追加する
- 投資信託を選ぶ
- 楽天キャッシュを積み立て設定で選ぶ
- チャージ設定を事前にする
- 積立が始まる!
- まとめ:積立nisaで楽天キャッシュの使い方に迷ったらプロに相談
目次
積立nisaを楽天キャッシュで決済するデメリットとは?
楽天証券で積立投資信託を購入する際には、以下の4つの決済方法があります。
- 楽天クレジットカード決済
- 楽天キャッシュ決済
- 楽天証券からの振替
- 他金融機関からの口座振替
- ポイントを重視するなら楽天カードが必要
- ボーナス時の増額・毎日積み立て設定はできない
- 初月のカード請求が2ヶ月分になる可能性がある
- 楽天キャッシュ利用対象外の口座がある
- チャージ方法の選択肢が少ない
デメリット①よりポイント還元を得るには楽天カードが必要
デメリットの1点目は、楽天ポイントを多く得るためには楽天カードが必要であるところです。
楽天キャッシュにチャージする方法はいくつかありますが、楽天カードからチャージすることでポイントが還元されます。チャージ金額の0.5%、つまり200円チャージするごとに1ポイントという還元率になっています。
楽天キャッシュを利用して投信積立を行うことで、利用金額の0.5%のポイント還元が受けられます。(2022年12月買付分まで)
そのため、楽天カードから楽天キャッシュにチャージし、積立投信を購入することで、最大1%のポイントを貯めることができます。
このように、より多くのポイント還元を受けようと考えると、楽天カードが必要になるという点は知っておくべきです。
デメリット②ボーナス設定・毎日積み立てができない
デメリットの2点目は、ボーナス時の増額設定や毎日の積立設定ができないことです。
毎日積立が利用できるのは、以下に該当するときのみです。
- 積立nisa口座での積立である
- 決済方法が証券口座からの振替である
- 楽天キャッシュ決済
- 楽天カード決済
- 毎日積立利用時(証券口座からの振替)
デメリット③初月のカード請求額が増える?
デメリットの3点目は、初月のカード請求額として2ヶ月分の積立金額が引き落とされる可能性がある点です。
「残高キープチャージ(オートチャージ)設定」を利用している場合に発生することがあります。残高キープチャージ設定とは、楽天キャッシュの残高をあらかじめ設定した金額以上にキープする設定のことです。
設定残高を下回ると、自動でチャージされるため、同月の請求として2ヶ月分の積立金額が請求されることが起こりえるのです。
デメリット④対象外の口座がある
デメリットの4点目は、対象外の口座がある点が挙げられます。
楽天キャッシュ決済の対象口座は、特定口座、一般口座、一般NISA、積立nisaに限られます。
未成年の未婚者を対象とした、未成年口座やジュニアNISA、法人口座は楽天キャッシュ決済の対象外となっています。
子どもの積立(未成年口座やジュニアNISA)で楽天キャッシュを利用しようと考えている人は、注意してください。
デメリット⑤チャージ方法が少ない
デメリットの5点目は、チャージ方法の選択肢の幅が狭いところです。
楽天キャッシュのチャージ方法は全部で5つあります。
- 楽天カード
- 楽天銀行
- ラクマの売上金
- 楽天ウォレット暗号資産
- ATM(セブン銀行)
そもそも楽天キャッシュ決済とは?
楽天キャッシュとは、楽天ペイや楽天市場などの楽天の多くのサービスで利用可能な、オンライン電子マネーのことです。
2022年6月19日より、楽天キャッシュ決済を利用して投信積立ができるようになりました。積立nisaも対象です。
楽天キャッシュ決済での投信積立が今一番お得な方法になっています。
楽天キャッシュをまだ使ったことがない人、楽天カード決済との違いが分からない人は、ぜひこのまま読み進めてください。
楽天キャッシュ制度について
楽天キャッシュには、チャージ・支払い・送金・受け取りの4つの機能があります。
チャージした金額を街中の店舗やオンラインのネットショッピングで利用できるのはもちろん、個人間の送金にも利用できます。
楽天キャッシュにチャージした後は、街中で楽天ペイの使えるお店で利用ができます。オンラインでのショッピング時には、楽天ポイントとどちらを優先的に使うのかまで決めることができます。
楽天カード決済との違い
では、楽天キャッシュ決済と楽天カード決済の違いはどこにあるのでしょうか。
積立nisaの積立金額を楽天キャッシュ決済する場合と楽天カード決済する場合の違いについて、以下の表にまとめました。
楽天キャッシュ決済 | 楽天カード決済 | |
---|---|---|
利用対象者 | 楽天会員であれば利用可能 | 楽天カード保有者 |
積立上限金額 | 50,000円/月 | 50,000円/月 |
積立日 | 1日~28日を指定可能 | 毎月1日or8日のいずれか |
ポイント還元率 | 楽天カードからのチャージ額に対して 一律0.5% | 積立金額の0.2%または1.0% (ファンドによって異なる) |
楽天キャッシュ決済については、楽天会員であれば利用可能で、楽天カードは不要です。ただし、楽天カードからのチャージで0.5%のポイント還元が受けられるため、楽天カードとの併用がおすすめです。
積立nisaを楽天キャッシュで決済するメリットとは?
楽天証券で積立nisaを利用する場合は、以下の4つの決済方法があります。
- 楽天クレジットカード決済
- 楽天キャッシュ決済
- 楽天証券からの振替
- 他金融機関からの口座振替
楽天カードとの積立で最大10万円分が楽天ポイント還元の対象になる
積立nisaを楽天キャッシュで決済するメリットの1点目は、楽天カード決済と併用することで、最大10万円までポイント還元の対象になるところです。
楽天キャッシュの積立上限金額は50,000円/月で、楽天クレジットカード決済の積立上限金額も50,000円/月となっています。
積立nisaの上限金額は33,333円/月ですが、積立nisaの枠を超えて積立投信を購入することももちろん可能です。
楽天キャッシュ決済と楽天カード決済を併用すれば、最大10万円まではポイント還元を受けられることになります。
最大の10万円の積立は金額が多すぎるという人も、楽天キャッシュ決済で5万円、楽天クレジット決済で3万円といった利用の仕方ができます。
楽天SPUの対象になっている
楽天SPUとは、楽天スーパーポイントアッププログラムの略称で、楽天グループのサービスを使うほどに楽天市場のお買い物でポイントが貯まる仕組みのことです。
楽天キャッシュ決済のメリットの2点目は、楽天キャッシュを利用したポイント投資もSPUの対象となるところです。以下の諸条件をクリアする必要があります。
- 楽天ポイントコースとマネーブリッジの設定を行う
- 月々の積立金額は30,000円以上
- 積立金額のうち、最低1円(1P)はポイントを利用する
どの銘柄でも0.5%の楽天ポイント還元が受けられる
楽天キャッシュ決済のメリットの3点目は、どの銘柄でもポイントの還元率が0.5%であるところです。
2023年以降のポイント還元について、楽天キャッシュで決済した場合と楽天カードで決済した場合を比較してみましょう。
銘柄 | 楽天キャッシュ決済 | 楽天カード決済 |
---|---|---|
低コスト投信 | 0.5% | 0.2% |
高コスト投信 | 0.5% | 1.0% |
低コスト投信は、信託補修が0.4%未満のもの、高コスト投信は信託報酬が0.4%以上のものとされています。
楽天カード決済の場合は、低コスト投信だと0.2%のポイント還元しか受けられません。一方、楽天キャッシュ決済であれば、どの銘柄においても0.5%のポイント還元が受けられます。
あなたの購入したい銘柄が低コスト投信である場合は特に、楽天キャッシュ決済を利用したほうがメリットが大きいといえます。
積立nisaを楽天キャッシュで決済する際に注意したいこと
積立nisaを楽天キャッシュで決済するのには以下5つのデメリットと3つのメリットがあると紹介しました。
5つのデメリット
- ポイントを重視するなら楽天カードが必要
- ボーナス時の増額・毎日積み立て設定はできない
- 初月のカード請求が2ヶ月分になる可能性がある
- 楽天キャッシュ利用対象外の口座がある
- チャージ方法の選択肢が少ない
- 楽天カードとの併用で最大10万円までポイント還元対象
- 楽天SPUの対象
- 銘柄を問わず0.5%のポイント還元
楽天ポイント還元率が改悪される場合がある
注意すべきことの1つ目は、楽天ポイントの還元率は将来的に改悪の可能性もあるということです。
実際、2022年8月までは楽天クレジットカード決済でのポイント還元率は、銘柄を問わずすべてにおいて、1.0%でした。
ですが、2022年9月の買付分から、信託報酬が0.4%未満の銘柄については0.2%、信託報酬が0.4%以上の銘柄については1.0%と変更になりました。
信託報酬の低いインデックス投信を購入している人は多く、サービス改悪の影響を受けたという人は少なくないのではないでしょうか。
これは、楽天クレジットカード決済に限った話ではなく、将来的に楽天キャッシュでの決済のポイント還元率も改悪される可能性があるということが考えられます。
積立nisaを楽天キャッシュ決済で始める人は、将来的にポイント還元率が変わる可能性があることは認識しておくべきです。
積立設定や変更は前月の12日まで
注意すべきことの2つ目は、積立設定の変更の期限についてです。
「積立nisaを始めよう」と思ってすぐに積立が開始できるわけではありません。毎月12日までの申込で、翌月の積立から開始することが可能です。
積立の金額変更や積立日の変更についても、変更を行いたい月の前月12日までに行えるようにスケジュールに注意しましょう。
さらに、積立nisaや証券口座の開設から必要な場合は口座開設に税務署の確認が必要なため、通常1~2週間程度時間がかかります。
楽天証券の口座を始めて作る人、積立nisaを始めるという人については、実際の積立の開始までには相応の日数がかかるということを理解しておきましょう。
楽天キャッシュの使い方に迷ったらおすすめの相談先4選
ここまで、積立nisaを楽天キャッシュ決済で始めるメリットやデメリット、注意点について紹介しました。
とはいえ、まだこんな風に考えている人も多いのではないでしょうか。
- 初めて投資信託を購入するので不安がある
- 積立nisaを始めたいけど金額や決済方法を迷っている
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対応時間 | 9:00~21:00 (土日祝も対応可) |
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相談形式 | 訪問・オンライン どちらも可 |
電話番号 | 0120-800-857 |
対応時間 | 9:00~20:00 (土日祝も対応可) |
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楽天キャッシュで投資信託をする方法
ここまでで積立nisaを楽天キャッシュ決済で利用する際のメリットやデメリット、注意点までご理解いただけましたか。
ここからは実際に楽天証券で、楽天キャッシュ決済を利用した投資信託の積立を設定する方法を解説します。
以下の5つのステップで、簡単に設定ができますので、参考にしながらやってみてください。
- myRakutenに楽天カードを追加する
- 積立する投資信託の銘柄を選ぶ
- 積立設定で楽天キャッシュを選択する
- 事前にチャージ設定をしておく
- 積立の開始
myRakutenに楽天カードを追加する
1つ目のステップでは、myRakutenにカード情報を登録します。
myRakutenとは、楽天の会員情報管理のページのことです。
支払情報の部分で、保有している楽天カードを紐づけていない人は、楽天カードの追加が必要となります。
すでに楽天市場の利用で登録していたり、楽天証券で積立投信の利用実績があり登録していたりする場合は、不要のステップとなります。
保有している楽天カードを準備して、3分ほどで登録は完了します。
投資信託を選ぶ
2つ目のステップでは、積み立てしていく投資信託の銘柄を選びます。
楽天証券で取り扱いのある投資信託はおよそ2,600本あります。そのうち、積立nisaで積み立てができる投資信託はおよそ180本です。
楽天証券では、投信スーパーサーチというサービスを利用して、自分の意向に沿った投資信託を検索することができます。
人気の投資信託を選ぶのも容易ですし、過去の運用実績の良い投資信託を見つけるのも簡単です。
楽天キャッシュを積み立て設定で選ぶ
3つ目のステップでは、決済方法で楽天キャッシュを選択します。積立nisaで設定できる上限の金額は33,333円/月となります。
銘柄を選び、積立設定に進むと、引落口座と積立指定日を選択する画面へと進みます。ここで「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択します。
積立日を1日~28日から決定のうえ、金額を入力します。
3つの目のステップはこれで完了です。
チャージ設定を事前にする
4つ目のステップは、チャージ設定です。
最初の積立以降もずっと積立が滞りなく振り替えられるように、楽天キャッシュのチャージ設定をしておきましょう。
楽天キャッシュのチャージ方法は、以下の5つがあります。
- 楽天カード
- 楽天銀行
- ラクマの売上金
- 楽天ウォレット暗号資産
- ATM(セブン銀行)
おすすめは楽天カードからのチャージです。ポイントが付くところ、残高があらかじめ設定した金額を下回ると自動チャージできるところがメリットです。
積立が始まる!
4つ目のステップまで完了すると、積立が始まります。初回の振替日にはきちんと積立ができているか確認しておくと安心でしょう。
3つ目のステップの積立設定を行う際に、積立日を選択すると、初回の積立日が表示されているので確認しておくことをおすすめします。
初回の積立以降は、楽天キャッシュへのチャージ設定ができていれば、何もせずとも積み立てが継続していきます。
まとめ:積立nisaで楽天キャッシュの使い方に迷ったらプロに相談
積立nisaで楽天キャッシュ決済を利用する際のメリットやデメリット、注意点、設定方法まで解説してきました。
楽天キャッシュ決済には以下のデメリットがありました。
- ポイントを重視するなら楽天カードが必要
- ボーナス時の増額・毎日積み立て設定はできない
- 初月のカード請求が2ヶ月分になる可能性がある
- 楽天キャッシュ利用対象外の口座がある
- チャージ方法の選択肢が少ない
一方で、以下のメリットがあります。
- 楽天カードとの併用で最大10万円までポイント還元対象
- 楽天SPUの対象
- 銘柄を問わず0.5%のポイント還元
メリット・デメリットどちらもあるから迷ってしまう、積立nisaの始め方を悩んでいるという人はプロに相談することをおすすめします。
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