新NISAで投資信託を買う方法とは?おすすめの選び方も解説

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2024年に新NISAが開始して以来、現在買える銘柄数は2,000本を超えています。中でも新NISAの投資信託は豊富な銘柄から自由に選べるうえに、原則手数料が無料なので、初心者でも挑戦しやすいことから新NISAを始める人は増えています。 

しかし、誰でも気軽に挑戦でき、複数の選択肢から選べる新NISAの投資信託だからこそ、銘柄ひとつひとつの特徴の把握は困難です。そのため、自分はどの銘柄に投資するべきなのか判断できずに、第一歩が踏み出せない方も多いのです。 

「新NISAで投資信託を購入したいが種類がありすぎてわからない」という悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。実際に、投資信託の種類・特徴は多岐にわたります。

そこで今回は、「新NISAの投資信託ではどのような種類の銘柄があるのか、種類ごとにおすすめの銘柄はどれか」を中心に解説します。 

新NISAの投資信託で自分が投資すべき銘柄はどれか、選ぶ際のポイントを知りたい
投資信託の銘柄を選ぶ前に、そもそも投資信託のリスクが怖くて始められない 

と悩む方は本記事を参考にすると、新NISAの投資信託に関する不安を解消する方法がわかります。 

内容をまとめると

  • 新NISAの投資信託には「株式型」「債券型」「バランス型」「コモディティ型」の4つのタイプがある。
  • 新NISAの投資信託を選ぶ際は「分配金と値上がり」のどちらを重視するか、「長期投資とスポット投資」のどちらを前提とするかで決める。
  • 新NISAの投資信託では原則手数料は無料であるが、信託報酬は所持している間に手数料がかかる。
  • 新NISAでは原則手数料は無料であるが、一方で銘柄ごとの手数料の差が少なく比較するのが難しい。そのため、マネーキャリアのようなプロのFPに銘柄選びについて無料相談する人も多い。

この記事の監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

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そもそも投資信託とは


「投資信託」とは、 投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券、不動産(REIT)などに投資・運用し、利益を上げる金融商品です。


分配金や値上がり益など、運用成果は投資家それぞれの投資額に応じて分配されます。資金の流れを図にまとめると、以下のとおりとなります。


新NISAで投資信託を購入して資産運用をする際、以下のようなメリットがあります。


  • 非課税で運用できる
  • 業界トップクラスの豊富なラインナップ 
  • 原則すべて手数料無料


通常、分配金や値上がり益には20.315%の税金がかかるため、実際に得られる手取り収益は約8割です。しかし、新NISAでは運用益には課税されず、収益の全額を受け取れます。


※参考:投資信託協会「投資信託を学ぼう」  

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【種類別】新NISAで購入できる投資信託・おすすめ銘柄


ここからは、新NISAで購入できる投資信託の種類とおすすめ銘柄を解説します。


新NISAの投資信託は、投資対象とする資産によって、以下の種類に分けられます。


この中から投資信託の種類を大きく4つに分けると、期待できる運用成果は以下のように異なります。それぞれの特徴を理解し、自分が最も成果を出せる銘柄を選択しましょう。


利益堅実性銘柄数手数料おすすめ度
株式型
債券型
バランス型
コモディティ型


以下では、上記4パターンの特徴や銘柄例を紹介します。


※以下の銘柄で必ず利益が見込めることを保証するものではありません。

株式型


株式型は、主に株式に投資している投資信託です。比較的大きな利益が狙える一方で、元本保証がない点に注意しましょう。「ある程度のリスクを許容してハイリターンを狙う方」におすすめです。


個別株式に投資する場合、個人でさまざまな銘柄に分散投資をするのは資金面や売買タイミングの面で難しいとされます。しかし、株式型投資信託を購入すれば、世界中の株式に手軽に分散投資が可能です。


▼株式型の特徴

  • 比較的大きな利益を狙える
  • 手軽に分散投資ができる
  • 元本保証がない


▼株式型投資信託でおすすめの銘柄

  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 
  • 日経平均高配当利回り株ファンド

▼(一例)各銘柄の詳細情報(2024年5月現在)

銘柄年利販売手数料信託報酬実質信託報酬信託財産留保額
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)40.04%0.00%0.05775%0.05775%なし
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)46.58%0.00%0.09372%0.09372%なし
日経平均高配当利回り株ファンド51.86%2.20%0.693%0.693%なし


債券型


債券型は、公社債に投資している投資信託です。比較的緩やかな値動きをするものが多く、安定的な運用が期待できます。高齢者など、リターンを増やすよりリスクを極力抑えた運用をしたい方におすすめです。


ただし、債券にも信用リスク、価格変動リスク、為替変動リスクなどのリスクが伴います。投資対象とする公社債の内容をチェックしましょう。


▼債券型投資信託でおすすめの銘柄

  • eMAXIS Slim国内債券インデックス 
  • eMAXIS Slim先進国債券インデックス 
  • 野村インド債券ファンド(毎月分配型)

▼(一例)各銘柄の詳細情報(2024年5月現在)

銘柄年利販売手数料信託報酬実質信託報酬信託財産留保額
eMAXIS Slim国内債券インデックス-3.70%0.00%0.132%0.132%なし
eMAXIS Slim先進国債券インデックス16.14%0.00%0.154%0.154%なし
野村インド債券ファンド(毎月分配型)20.43%3.30%1.584%1.744%0.30%


バランス型


バランス型は国内外の株式や債券、不動産投資信託など、特徴の異なる複数の資産を組み合わせて運用する投資信託です。投資対象となる資産や地域が偏らないため、分散投資の効果が大きくなります。比較的リスクを抑えた運用をしたい方におすすめです。


一方で、複数の資産への分散投資や定期的なリバランスを必要とするため、運用コストが高くなる傾向があります。実質的なリターンに影響がある可能性があるため注意が必要です。


▼バランス型投資信託でおすすめの銘柄

  • のむラップ・ファンド(積極型) 
  • セゾン・グローバルバランスファンド 
  • 世界経済インデックスファンド

▼(一例)各銘柄の詳細情報(2024年5月現在)

銘柄年利販売手数料信託報酬実質信託報酬信託財産留保額
のむラップ・ファンド(積極型)28.95%1.10%1.518%1.518%0.30%
セゾン・グローバルバランスファンド25.39%0.00%0.495%0.58%0.10%
世界経済インデックスファンド25.66%3.30%0.55%0.55%0.10%


コモディティ型


コモディティ型は、貴金属や農産物、エネルギー資源などの現物商品に投資をする投資信託です。コモディティは株式や債券などの資産とは異なる値動きが期待でき、インフレにも強い傾向があるため、他の投資信託と合わせて運用すると効果的にリスク分散ができます。


ただし、価格変動の予測が難しいことや、為替リスクには注意が必要です。

 

▼コモディティ型投資信託でおすすめの銘柄

  • 三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド) 
  • UBS原油先物ファンド 
  • eMAXISプラスコモディティインデックス

▼(一例)各銘柄の詳細情報(2024年5月現在)

銘柄年利販売手数料信託報酬 実質信託報酬信託財産留保額
三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド)
34.73%1.10%0.55%0.99%なし
UBS原油先物ファンド
40.59%3.30%0.814%1.074%0.30%
eMAXISプラスコモディティインデックス
21.13%0.00%0.44%0.9%なし


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新NISAの投資信託の選び方


ここからは、新NISAの投資信託の選び方ついて解説します。長期運用が前提の新NISAでは、選んだ投資信託の質によって、最終的な資産額が大きく変わってくるのです。


そのため、自身の投資スタンスに合いつつ、より将来性の高い投資信託を選ぶことが重要となります。


▼新NISAの投資信託の選び方

  • 値上がり重視か分配金重視か
  • 長期投資向きかスポット投資向きか
  • 手数料がどのくらいか

値上がり重視か分配金重視か


新NISAの投資信託の選び方で重要なポイントの1つ目は、「値上がり重視か分配金重視か」です。

「値上がり重視」とは、所持している金融商品の評価基準額が上がり、資産が増えることを重視した考え方です。資産形成を考えた場合は、長期運用・短期運用ともにこちらがメインの考え方となります。

ただし、短期間で値上がりしている商品だと、すぐに暴落する可能性があり安定感がないため、長期投資には適さない場合があります。長期運用前提なのか短期運用前提なのかで購入する商品が変わるので、注意が必要です。

「分配金重視」とは、金融商品の評価基準額の上下よりも、保有中に得られる分配金の額を重視した考え方です。投資信託の中には、保有額に応じて分配金を受け取れるものもあります。

分配金を重視するメリットは、保有商品を売却せずとも、一定額の分配金を毎月安定的に得られる点です。極端な例ですが、人によっては、分配金のみで生活費を賄えられる場合もあります。

また、株価の価格推移は度外視しているため、値上がり・値下がりに一喜一憂して精神的に消耗しなくていいのもメリットの1つといえます。

長期投資向きかスポット投資向きか


新NISAの投資信託の選び方で重要なポイントの2つ目は「長期投資向きかスポット投資向きか」です。


「長期投資」とは、文字通り、購入後に投機を見計らって売却し利益を狙うのではなく、20年30年などの長期間保有することを前提とした投資方法です。毎月の定額積立でドルコスト平均法を狙う購入方法などがあります。


スポット投資と比べると利益幅とリスクが小さい傾向にあるので、守りの投資方法だといえます。一度積立設定をすれば、あとは自動で資産形成ができるため、投資初心者におすすめです。


「スポット投資」とは、値下がりした際にまとまった資金で一括購入し、値上がりした際に売却することで大きな利益を狙う投資方法です。


長期投資と比べると利益幅やリスクは大きいですが、その分短期間で大きな利益を狙えることから、攻めの投資方法だといえます。市場を読む力や瞬時の対応力が求められる場面が多く、中級者〜上級者向けの投資方法です。


これまでの内容を踏まえたうえで、新NISAの投資信託を選ぶ際は長期投資向きかスポット投資向きかを考えて購入しましょう。


一方、上記のように投資信託の選定ポイントは複数あるので、自身にどのような投資方法が最適かがわからない方も多いことからも、マネーキャリアのような「お金のプロへ無料で何度でも相談できる」サービスを使う人も増えています。

手数料がどのくらいか


新NISAの投資信託の選び方で重要なポイントの3つ目は「手数料がどのくらいか」です。新NISAは長期運用が前提だからこそ、手数料の少しの差が、将来大きな差になってしまいます。


そのため、手数料ができるだけかからない金融商品を購入することが大切です。以下に、投資信託にかかる手数料を3種紹介します。


▼投資信託にかかる手数料

  • 販売手数料(購入時にかかる手数料)
  • 信託報酬(所持している間にかかる手数料)
  • 信託財産保留額(売却時にかかる手数料)
購入する投資信託を選ぶ際は目論見書で上記3種の手数料を確認しましょう。

新NISAの投資信託の中には、一部の手数料がかからない「ノーロード商品」と呼ばれるものもあるので、要チェックです。

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新NISAの投資信託でよくある質問Q&A


新NISA制度は2024年から始まった比較的新しい制度のため、名前は聞いたことはあっても正しく理解はできていない方も多いです。 


そこで、新NISAの投資信託で早いうちから正しい運用を行うため、よくある質問を通して新NISA制度を正しく理解しましょう。 


▼新NISAの投資信託でよくある質問Q&A

  • 新NISAの投資信託はつみたて投資枠と成長投資枠のどちらでできますか?
  • 新NISAで成長投資枠だけを使えますか?
  • 新NISAの平均継続年数はどのくらいですか?
  • 新NISAの1800万円の枠を最短の5年で埋めるにはどうすればいいですか?

新NISAの投資信託はつみたて投資枠と成長投資枠のどちらでできますか?


Q:新NISAの投資信託は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のどちらでできますか?


A:どちらでも運用できます


新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のどちらでも投資信託は購入できますが、それぞれの枠で対象となる商品は以下のように異なります。 


つみたて投資枠:投資信託

成長投資枠:投資信託、株式、ETFなど


つみたて投資枠では、金融庁が規定する要件に合致した投資信託の購入に限られます。

新NISAで成長投資枠だけを使えますか?


Q:新NISAで成長投資枠だけを使えますか?


A:つみたて投資枠を利用せず、成長投資枠のみを使うことができます。

その場合、成長投資枠の最大年間投資額は240万円、非課税保有限度額は1200万円ですので、それを超えないよう注意しましょう。


成長投資枠では、つみたて投資枠では購入できない上場株式も購入できるため、より攻めたポートフォリオの形成が可能です。


※参考:金融庁「NISAを知る」

新NISAの平均継続年数はどのくらいですか?


Q:新NISAの平均継続年数はどのくらいですか?


A:2024年3月末時点で、新NISA解約者の平均継続年数は2.7年、未解約保有者の平均継続年数は2.9年となっています。


この数値は、10年前の投資信託平均継続年数と比べて、1年近く延びた計算となります。昨今の政策による資産形成の意欲向上も相まって、投資信託は長期保有されている傾向にあるようです。


※参考:日本経済新聞「投信コラム」

新NISAの1,800万円の枠を最短の5年で埋めるにはどうすればいいですか?


Q:新NISAの1,800万円の枠を最短の5年で埋めるにはどうすればいいですか?


A:つみたて投資枠の最大年間投資額120万円と成長投資枠の最大年間投資額240万円を投資し続ければ1,800万円の枠を最短の5年で使用することができます。


複利の効果が働くため、同じ年数運用したとしても1,800万円の枠を早く埋めた方がより大きな利益につながります。


したがって、投資資金に余裕がある方は、新NISAの非課税保有限度額をできるだけ早く使い切れるような計画を立てましょう。


※参考:金融庁「NISA早わかりガイドブック」

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自分だけの投資信託の運用プランが簡単にわかる方法とは?


ここからは、新NISAで自分だけの「投資信託運用プラン」が無料で簡単にわかる方法を紹介します。 


運用プランを立てる際に考慮すべき要素は銘柄の年利や手数料だけではなく、自己のライフスタイルや年齢、現時点での貯蓄額や収入などさまざまです。 


しかし、複数の要素を同時に検討しつつ、一人で判断するのは時間もかかるうえに、独断で立てた積立プランが最善策とは限りません。誤ったプラン作成によって思わぬ損をしてしまうリスクもあります。 


そこで、誤った投資計画による損や機会損失のリスクを回避したい方は、「無料で何度でも」相談できる「マネーキャリアが使うのが必須です。


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・担当する専門家のFP資格保有率は100%であり、満足度98.6%、相談実績も80,000件以上を誇ります。 


マネーキャリアの利用料金

マネーキャリアでは、プロのファイナンシャルプランナーに 「無料で」「何度でも」相談できるので、相談開始〜完了まで一切料金は発生しません。

20代女性

資産運用について1から丁寧に説明してくださいました!

将来に備えて資産運用をしたいのですが、どんな制度があるか、自分に何が合っているのかがわかっておらず、少額でも始められて気長に続けられるようなものがあったらと思っていました。相談についてもテンポよく明るく話してくださり、図で説明してくださったので、分かりやすかったです。

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わからなかった資産運用の悩みが明確になりました!

誰かに資産運用について相談したいと思っていたところ、広告が出たのでポチッとしました。つみたてNISAや投資信託、また証券会社について不安だったり不明瞭だった部分をわかりやすく説明くださりました。ただなんとなくだったところがクリアになり、輪郭が見えた感じです!

40代男性

将来を見据えた資産運用のレクチャーをしていただきました!

最初にアウトラインの解説、そこからフォーカスをあてていくご説明のアプローチがとてもわかり易かったのと、次回までにシミュレーションを作成いただけるご丁寧さにとても満足しました。

【新NISAで投資信託】おすすめ銘柄や選び方まとめ


ここまで、新NISAの投資信託とは何か、投資信託のおすすめ銘柄、投資信託の選び方まで解説しました。


新NISAの投資信託は「株式型」「債券型」「バランス型」「コモディティ型」の大きく4つに分類でき、幅広い目的に対応した商品の豊富さが魅力です。 


株式型はリターンは大きい一方でリスクが大きい、債券型はリスクが低い一方でリターンが小さいなど、種類によって特徴が異なるため、自分の目的に適した投資信託を選ぶ必要があります。


新NISAの投資信託では数多くの銘柄から、自由に選べることは魅力です。しかし、数多くある商品の一つひとつと比較しながら、自身にとって最適な銘柄を客観的を見極めるのは難しいです。


そこで、マネーキャリアのように「無料で何度でも」新NISAの投資信託を含む資産形成プランを相談できるサービスを使って、自身にマッチした銘柄を選ぶ方も増えています。


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