知っておきたい、海外旅行保険加入時に押さえておくポイントとは?

旅行の目的や起きる可能性の高い事故などを検討して、どのような補償が必要なのかを把握することが海外旅行保険を選ぶポイントです。ポイントを絞ることで補償内容だけではなく、余分な保険料の節約にもつながります。海外旅行保険の賢い加入方法について解説します。

ポイントを絞って選ぶ海外旅行保険について

観光や留学、またはワーキングホリデーなど、海外に出かける目的は様々です。

また、海外で巻き込まれる可能性があるトラブルも決まってはいません。


だからといって、すべての補償を網羅した海外旅行保険に加入するというのもいかがなものでしょうか。


大きな問題点としては保険料があげられます。


特に留学やワーキングホリデーなど、長期にわたって海外に滞在する場合、保険料の負担も重くなるからです。


そこで、旅行の目的や、滞在先で発生する可能性の高い事故などを事前に調べ、それらに対応する補償のポイントを絞ることが大切です。


ここでは、旅行の目的、旅行先の治安や衛生の状況などに応じた海外旅行保険の選び方について解説します。

海外に行く目的を考えて海外旅行保険を選ぶには

海外旅行保険の主だった補償は次の4点です。

  1. 死亡・後遺障害
  2. 傷害、疾病の治療費用
  3. 損害賠償費用
  4. 携行品損害

死亡・後遺障害は、旅行先の事故や病気により、死亡もしくは後遺障害となった場合の補償です。


傷害、疾病の治療費用は、旅行先での事故や急病によって医療機関の治療を受けた場合の補償です。


損害賠償費用は、旅行先で他人の身体や物を傷つけたり破損したりした場合の補償です


携行品損害は、旅行先で、日本国内から持っていったカメラなどが破損したり、盗難に遭った場合などにその損害を補償するものです。


これらの海外旅行保険の補償は、海外に行く目的によって、重点を置くポイントが異なります。


そこで、留学やワーキングホリデーといった長期間の海外滞在と家族旅行のような短期間の旅行における海外旅行保険の選び方のポイントについて説明します。

留学やワーホリなどの長期滞在には、海外旅行保険の治療費補償と支給条件を見ることポイント

留学やワーキングホリデーなどで、長期間、海外で生活する人にとって海外旅行保険に加入することは必須条件です。

その際のポイントとなるのは、傷害、疾病に対する治療費の補償額と保険金が支給されるための条件です。


特に長期間、海外で暮らす場合には、現地での高額な治療費に備えた十分な補償が必要となりますので、海外旅行保険に加入する時には治療費用の補償額に注意しましょう。


オーストラリアやカナダなど、治療費が高い国では、日本国内で加入した海外旅行保険の補償額が低ければ、その分を現地の海外旅行保険に上乗せして加入する方法があります。


日本で加入する海外旅行保険に比べて保険料が安いので検討する価値はあるでしょう。


この場合に、注意するべきポイントは保険金が支給される条件です。


保険金支給の条件というのは、いわゆるWaiting Periodと呼ばれるもので、保険金支払いの対象となる前の免責期間のことをいいます。


期間は保険会社によって異なり、3日間、3ヵ月間など様々です。


Waiting Periodの期間は、たとえ保険料を支払っていても、事故が起きた場合に補償がなされません。


日本国内の保険会社が販売する海外旅行保険にはWaiting Periodの条件はついていませんが、外国の保険会社が販売している保険にはついており、現地で保険に加入する際には、必ず確認することをおすすめします。

家族旅行に行くときは、海外旅行保険に子供の安全を考えられている補償を見ることがポイント

家族で海外旅行に行く場合には、子供の安全を考えて海外旅行保険に加入することがポイントとなります。

子供は大人と比べて、環境の変化に敏感です。


見ている限りでは何事もないようでも、生活環境が変わる海外では心や体の見えない部分でストレスを感じて、急な病気になる可能性が高いといわれています。


また、ケガをする可能性も高まります。


そのため、海外旅行保険には子供のケガや病気の治療に対応した保険を選ぶことが必要です。


代表的な海外旅行保険としては、子供の補償がセットになったファミリープランがあげられます。


また、クレジットカード付帯の海外旅行保険にも家族特約として子供への補償がついているものがあります。


しかし、補償額が低いため、複数のカードの補償を合算して利用するか、もしくは通常の海外旅行保険の上乗せ補償として利用するのがよいでしょう。

海外先の状況に絞って海外旅行保険を選ぶには

日本と異なり、海外には衛生状態や治安などの点で不安な国や地域があります。

そのため、海外旅行に行く際には現地の状況を確認し、それに対応した海外旅行保険への加入を検討することが必要です。


そのポイントとしてあげられるのが、病気治療と携行品損害の補償額となります。

国の衛生状態によくないところでは、食あたりなどの身近な病気の治療費補償内容を見ることがポイント

衛生状態という点で、日本との違いがもっとも顕著なのは水でしょう。

日本ではそのまま飲める水であっても、海外ではそうはいかないところが多く、あやまって飲んんでしまうことで病気になる可能性が高いのです。


海外では、水に限らず、食べ物やその地に生育する動物、植物などにも十分注意しなければなりません。


そこで、海外旅行保険に加入する際には病気治療の補償額がいくらなのかを確認することがポイントになります。

国の盗難状況がよくないところでは、携行品損害補償を考えた海外旅行保険に入ることがポイント

国や地域によっては盗難による被害が多い場所があります。

そのような場所に行く時には、携行品損害の補償が付帯された海外旅行保険に加入することがポイントとなります。


携行品損害とは、旅行先で事故や盗難によって日本から持参したカメラやバッグなどが破損したり紛失したりした時に、修理費用やその物の価格などの損害を保険金額を限度に補償するものです。


注意すべきは盗難によって紛失した物の損害額は、それと同等の物を購入するのに必要な金額から使用年月などの消耗分を差し引いた時価額で決められるという点です。


新品に買い替えるというわけにはいかないのです。


また、修理費用についても時価額が基準となりますので、時価額以上に修理費用がかかった場合には、保険会社から支払われるのは時価額が限度となり、修理費用全額が支払いの対象とはなりません。

国の言語や土地勘に不安のあるときは、海外旅行保険のサポート体制を見て選ぶことがポイント

海外旅行先で言葉や土地勘に不安がある場合には、サポート体制の充実した海外旅行保険に加入することがポイントです。

24時間、日本語での電話対応はもとより、現地の医療機関で治療を受ける時のキャッシュレス対応ができるのか否かというのも大事なポイントとなります。




海外旅行保険に入るときにお得になるポイント

クレジットカードは利用することでマイルやポイントが貯まるのが魅力です。

海外旅行保険はそれに付帯したサービスですから、ポイントの還元率が高くて補償のしっかりしたカードを選べば、その分お得になります。

オリコカードやJALのポイントサイトを使ってマイルやポイントを貯める

オリコカードやJALのポイントサイトの利用によってマイルやポイントを貯めるのもよいかもしれません。


クレジットカード付帯の海外旅行保険にはカードを利用しなければ補償が受けられない種類のものがありますが、JALカードやオリコカードはそれとは異なり、持っているだけで海外旅行保険の補償が受けられる自動付帯の海外旅行保険がついています。


そのため、海外旅行保険による補償という点からも有利なカードといえるからです。

携行品損害補償を考えるならクレジットカード自動付帯の海外旅行保険に複数入る

携行品損害の補償を考えた時には、クレジットカード付帯の海外旅行保険に複数加入することを検討するのもよいでしょう。

クレジットカード付帯の海外旅行保険についている携行品損害の補償額は複数のカードに付帯された金額を合算することができるからです。


そのため、個々のカードだけでは補償額に不安があっても、海外旅行保険が付帯した複数のカードに加入することで、補償金額を上げることができるのです。


また、その場合には年会費無料で海外旅行保険が付帯されたカードに加入することで、カードの新規加入に伴う余分な出費を抑えることもできます。

まとめ

いかがでしたか。

海外旅行の目的や発生する可能性のある事故に対応した海外旅行保険加入のポイントについて解説いたしましたが、ご理解いただけましたでしょうか。


海外旅行保険には、旅行の目的や行先の実状に合わせて、押さえるべきポイントを把握したうえで加入することをおすすめします。。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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