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個人年金保険の選び方

個人年金保険には様々な種類があり、どの個人年金保険を選ぶべきか迷う方が多いはずです。また、様々な特約やメリットやデメリットをしっかりと比較することが重要です。このカテゴリでは個人年金保険の選び方について、種類・特約・手数料・払い方・受取方を中心に解説します。

個人年金保険の選び方を解説!保険タイプや運用方法の選び方も

近年、年金の支給開始年齢の引き上げが議論されており、老後の生活への不安から、個人年金保険に加入する人が増加しています。


しかし、個人年金保険といっても、商品の種類はたくさんあるので、どの個人年金保険を選んだら良いのかお困りの方も多いと思います。


個人年金保険には、大きく分けると終身年金タイプ、有期年金タイプ、確定年金タイプの3種類があり、種類ごとに選び方を知ることが大切です。


実際、個人年金保険は長期間の保険となるので、見直しをすることが難しく、加入時にそれぞれの種類をよく比較することが大変重要になってきます。


そこでこのページでは、ほけんROOMの記事を中心に個人年金保険の選び方やそれぞれの比較について詳しく解説していきます。


ぜひ、最後までご覧ください。

個人年金保険の選び方を種類ごとに解説!何がおすすめ?

個人年金保険には以下の3種類があります。


  • 終身年金
  • 有期年金
  • 確定年金


終身年金は、一生涯年金を受け取ることができるので、老後の生活に不安を抱えなくて済むというメリットがあります。


その一方で、終身年金には保険料が比較的高いというデメリットもあります。


有期年金は、契約時に定められた一定の期間、年金を受け取ることができます。


一定期間が終了すると年金を受け取れなくなるというデメリットがありますが、保険料が比較的安く済むというメリットがあります。


確定年金は、被保険者の生死に関わりなく、契約時に定めた一定の期間、年金を受け取ることができます。


また、個人年金保険を選ぶときは、一括払いなのか分割払いなのか、支払い方法の選び方も重要です。


一括払いをすると返戻金が高くなるというメリットがありますが、節税効果が小さいというデメリットもあります。


運用方法についても、円建てでリスクを取らずに積みててていく方法と、外貨建てでリスクをとって高いリターンを得るという方法があります。


どの個人年金保険を選んだら良いのかは、加入者の年齢や家族構成、ライフプランによって変わってきます。

個人年金保険の選び方

個人年金保険の終身年金タイプの選び方

個人年金保険の終身年金タイプの特徴は、一生涯年金を受け取ることができることです。


被保険者は途中で年金の支給が打ち切られることがないので、安心して老後の生活を送ることができるというメリットがあります。


しかし、終身年金タイプには以下のようなデメリットがあります。


  • 早期に死亡した場合、掛け金に対して受け取れる額が少なくなる。
  • 保険料が比較的高い。


終身年金タイプは一生涯年金を受け取ることができますが、被保険者が死亡した時点で支給も打ち切られます。


そのため、支給後すぐに死亡してしまった場合、支給額も少なくなるので、支払った掛け金総額に対して割に合いません。


また、終身年金タイプは、大体600万円以上保険会社に預けないと加入できないことが多く、他のタイプよりも保険料が高くなってしまいます。

個人年金保険の有期年金タイプの選び方

個人年金保険の有期年金タイプの特徴は、契約時に定めた一定の期間のみ年金が支給されることです。


有期年金では、契約時に5年、10年、15年といった年金の支給期間をあらかじめ決めておきます。


有期年金に加入するメリットは、終身年金や確定年金よりも保険料が比較的安いということです。


しかし、有期年金は期間を過ぎると支給が途中で打ち切られてしまうので、被保険者が期間を過ぎても生存していた場合に生活資金に困ってしまうというデメリットがあります。


また、有期年金は被保険者が死亡しても支給が打ち切られてしまうので、早死にすると掛け金総額に対して支給額が少なくなってしまいます。


ただ、有期年金では保証期間を付けることもできます。


保証期間をつけると、10年、20年といった一定期間は被保険者の生死に関わらず年金が支給されます。


保証期間があると、被保険者が死亡しても遺族が年金を受け取れますが、その代わり保険料が高くなってしまいます。

個人年金保険の有期年金タイプ

個人年金保険の確定年金タイプの選び方

確定年金タイプは、被保険者の生死に関係なく、契約時に定めた一定期間は年金が支給されます。


被保険者が死亡すると、遺族が年金を受け取ることができます。


そのため、確定年金タイプでは、被保険者が早死にしてしまった場合でも、掛け金が無駄になることはありません。


また、確定年金タイプのメリットとして、「個人年金保険料税制適格特約」と呼ばれる税制優遇により、所得控除の対象になることです。


ただし、「個人年金保険料税制適格特約」を付加するためには、以下の4つの条件を満たしている必要があります。


  • 年金受取人が契約者または配偶者であること。
  • 年金受取人が被保険者であること。
  • 保険料の払い込み期間が10年以上あること。
  • 年金受給開始日の被保険者の年齢が60歳以上で、年金受取期間が10年以上であること。


以上のことから、確定年金タイプに加入するなら、受取期間を10年以上にすると税制上は有利になります。

個人年金保険の確定年金タイプ

個人年金保険の特約についても確認しよう!

個人年金保険を契約する際に、「個人年金保険料税制適格特約」を付加することで、所得控除を受けることができます。


所得税や住民税には、保険に加入していると、所得から一定額の控除を受けることができる仕組みがあります。


生命保険料控除」と呼ばれ、以下の3つがあります。


  • 一般生命保険料控除
  • 介護保険料控除
  • 個人年金保険料控除


「個人年金保険料税制適格特約」を付加すると、「個人年金保険料控除」を受けることができるのです。


ただし、「個人年金保険料税制適格特約」を付加するには、以下の4つの条件を満たしている必要があります。


  • 受取人が契約者本人か配偶者であること。
  • 保険料の払い込み期間が10年以上であること。
  • 年金受取開始日が60歳以上であること。
  • 年金の受取期間が10年以上であること。


「個人年金保険料税制適格特約」を付加すると、年金の受取人や契約内容の変更ができなくなるので注意しましょう。


また、個人年金保険を解約することはできても、「個人年金保険料税制適格特約」だけを解約することはできないので、これも注意しましょう。

個人年金保険の特約について

個人年金保険の選び方のポイント!メリット・デメリットに着目!

個人年金保険には、以下の4つのメリットがあります。


  • 銀行預金よりも利率が良い。
  • 長期固定利率なので計画的に貯められる。
  • 生命保険料控除の対象となる。
  • 死亡保障がついている。


個人年金保険は銀行預金よりも利率が高いため、銀行に預けておくよりもお得です。


また、個人年金保険は変動型を除いて利率が固定しているので、老後までの運用を考えて計画を立てやすくなります。


控除に関しても、個人年金保険は生命保険料控除の対象となるため、実質利回りがよくなります。


個人年金保険は保険料が高額ではないものの、満期を迎えるまでは死亡保障がついてきます。 


個人年金保険には、以下の4つのデメリットがあります。


  • 低金利なので、リターンが小さい。
  • 中途解約すると損をするリスクが大きい。
  • インフレリスクに弱い。
  • 保険会社が破綻するリスクがある。


個人年金保険は銀行に預けておくよりも利率は高いものの、昨今のマイナス金利の影響で、昔より利率は大きく下がっています。


また、中途解約すると、掛け金総額の8割程度しか返ってこないため、損をしてしまう場合があるので注意が必要です。


長期固定利率であることは、老後までの計画を立てやすい面もありますが、物価のインフレリスクに弱いというデメリットもあります。


他にも、年金受け取りまでの数十年の期間があるので、それまでの間に保険会社が倒産してしまうリスクもあります。

個人年金保険のメリット・デメリット

個人年金保険のメリット!税金対策や貯金が有利に!

個人年金保険は、投資信託などの運用方法と比較すると、元本割れするリスクが低いことがメリットです。


ただし、保険会社が運用を行う変額年金の場合は元本割れするリスクがあるので注意が必要です。


また、個人年金保険は口座から毎月引き落とされるので、ほぼ強制的に貯金をすることができます。


そのため、貯蓄が苦手な人でも、計画的に老後の資金を積み立てていくことができるのです。


個人年金保険は税金対策としても有効で、確定申告をする際に生命保険料控除の対象となります。


「個人年金保険料税制適格特約」が付加されていない場合は「生命保険料控除枠」の対象となります。


「個人年金保険料税制適格特約」が付加されている場合は、「個人年金保険料控除枠」の対象になります。

個人年金保険のメリット

個人年金保険のデメリット!低金利やインフレリスクがある

個人年金保険は中途解約すると、掛け金総額の8割程度しか返ってこないため、元本割れして損をしてしまうのがデメリットです。


また、低金利であるため、銀行預金よりは利率が高いものの、利率は0.5%あれば良い方だとされています。


そのため、長期的に運用しても、それほど大きなリターンは得にくいです。


また、インフレリスクがあるため、年金を受けるまでに物価が大きく上昇すると、資産価値が下がってしまいます。


若い時から個人年金保険に加入していて、年金受け取りまでの期間が長い場合は、物価のインフレリスクを考慮しておく必要があります。

個人年金保険のデメリット

個人年金保険は手数料を比較することが重要!

個人年金保険を利用するには、保険会社に手数料を支払わなければなりません。


個人年金保険の手数料は保険会社によって異なり、手数料が安ければそれだけお得です。


そのため、手数料を比較した上で安いところを選ぶ人は多く、手数料は個人年金保険の人気を左右する要素でもあるのです。


個人年金保険にかかる手数料として、外貨建て年金を利用するときの為替手数料や、運用期間中の運用手数料などがあります。


これらの手数料は掛け金の数%と定められていることが多く、金額で言えば数百円程度です。


しかし、数十年といった長期間運用するなら、数百円程度の手数料でも積み重なることで大きな額になります。


そのため、個人年金保険を選ぶなら手数料を比較することも重要なのです。

個人年金保険の手数料比較

個人年金保険の払い方の選び方!一括払いと月払いどっちがいい?

個人年金保険を選ぶなら、支払い方法を一括払いにするのか、月払いにするのかを考えることも大切です。


一括払いは、契約時に全期間の保険料を支払う方法で、月払いは、毎月行って額の保険料を支払う方法です。


いずれもトータルで支払う保険料は変わりませんが、どちらの支払い方法にもメリットとデメリットがあります。


そこで、次からは一括払いと月払いのメリットとデメリットについて解説していきます。

個人年金保険の一括払いとは?一時払いと全期前納払いがある

個人年金保険の一括払いとは、契約時に全保険期間の保険料を一括で支払う方法です。


契約時にまとまったお金が必要になりますが、割引率が高く、保険料が安くなるというメリットがあります。


一括払いには、以下の2つの支払い方法があります。


  • 一時払い
  • 全期前納払い


一時払いとは全保険期間の保険料を、契約時に支払う方法です。


個人年金保険の支払い方法では、最も割引率が高く、保険料が安くなります。


全期前納払いは、契約時に全保険期間の保険料を一括して支払うという点では一時払いと同じです。


しかし、全期前納払いでは、一括して支払った保険料を保険会社が一旦預かってから、毎月、または毎年の保険料に充当していきます。

個人年金保険の一括払い

個人年金保険の月払いとは?一括払いとどっちがいい?

個人年金保険の月払いとは、一括ではなく、毎月保険料を支払っていく方法です。


一括払いと比較した時に、月払いのメリットは以下の3つです。


  • 毎月の保険料が生命保険料控除の対象となる。
  • 途中契約すると、それ以降の保険料を支払わなくて済む。
  • 一時払いよりインフレリスクに強い。


生命保険料控除は月払いしか対象にならないので、特に重要なメリットです。


月払いでは、10年以上の期間払込み、さらに60歳以降に10年確定年金で年金を受給する契約をすると、個人年金保険料控除の対象となります。


一括払いと比較した時に、月払いのデメリットは以下の3つです。


  • 一時払いの方が返戻率が高い。
  • 中途解約すると、返戻率が悪く、元本割れのリスクがある。
  • 月払いでは加入できない個人年金保険もある。


なかでも重要なのは、一時払いの方が返戻率が高く、保険料の割引率が高いことです。


そのため、月払いよりは一括払いよりも、保険料は高く、解約したときの解約返戻金も少なくなってしまいます。 

個人年金保険の月払い

個人年金保険の保険料の払込期間の長さについての注意点

個人年金保険では、保険料の払込期間が設定されています。


個人年金保険とは老後に年金を受け取ることを前提としているので、払込期間は長くなります。


払込期間が長いということは、メリットでもデメリットでもあります。


短期的に利益を上げる運用方法だと元本割れをするリスクが大きいですが、個人年金保険は長期的に堅実に運用を行うので、元本割れのリスクは小さいです。


その一方で、払込期間が長いということは、その間に経済的な事情が悪化し、払込が難しくなることも生じます。


そのような場合には、途中で解約しなければならなくなるため、注意が必要です。 

個人年金保険の払込期間の注意点

個人年金保険の受け取り!年金方式と一括受取の選び方は?

個人年金保険の一括受取方式を選択すると、税務上は一時所得として処理されます。


一時所得として受け取る場合の税金の計算式は、「総収入額」から「収入を得るために支出した金額」を差し引き、そこから特別控除額(50万円)をさらに差し引いて算出します。


実際に課税される際は、その知事所得の金額の1/2を、他の給与所得等と合算して課税額を算出します。


個人年金保険では、受取額が「総収入額」、掛け金総額が「収入を得るために支出した金額」に当たります。


個人年金保険を受け取る場合、一括受け取り方式だけでなく、年金方式もあります。


年金方式とは、一括で受け取るのではなく、毎月一定の額を受け取る方式です。


年金方式はまとまった金額を受け取れませんが、その代わりに一括受取方式よりも受け取り総額が多額になる傾向があります。


そのため、トータルで多くの年金を受け取りたい場合は年金方式、一度にまとまったお金が欲しい場合は一括受取方式を選びましょう。

個人年金保険の一括受取

【参考】iDeCoや投資信託とも比較して選ぼう

老後の資産運用をしたいなら、個人年金保険だけでなく、iDeCoや投資信託と比較して選ぶようにしましょう。


iDeCoは運用期間が提示する複数の運用方法の中から、自分で運用方法を選びます。


iDeCoは掛け金が全額所得控除され、運用中の利益が非課税になるなど、税制上の優遇があります。


しかし、 iDeCoは60歳になるまで解約することができないというデメリットがあります。


その点、個人年金保険ではiDeCoほど充実した税制優遇はありませんが、解約はいつでも自由にすることができます。


投資信託は、運用の専門家が株式や債券などに投資し、運用を行う方法です。


投資信託では運用実績が良ければ大きな資金を作ることができますが、その反面、運用実績が悪いと元本割れしてしまうリスクもあります。


その点、個人年金保険では、円建てなら元本割れのリスクはありませんが、その代わり大きなリターンも期待できません。


大きな資産があり、リスクを承知の上で大きなリターンを偉いと思うなら投資信託、コツコツ地道に積み立てたいなら個人年金保険を選びましょう。

個人年金保険とiDeCoの比較
個人年金保険と投資信託の比較

まとめ:個人年金保険の選び方のポイント

個人年金保険の選び方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは

  • 個人年金保険には終身年金タイプ、有期年金タイプ、確定年金タイプがあり、それぞれメリットとデメリットがある。
  • 個人年金保険料税制適格特約があるかどうかで適用される控除が異なる。
  • 個人年金保険は税金対策ができるメリットがあるが、インフレリスクや金利が低いなどのデメリットがある。
  • 一括払いだと返戻率が高くなり保険料も安くなるメリットがあり、月払いだと所得控除を受けられるというメリットがある。
  • 年金方式ではトータルで受け取れる年金が多く、一括受取方式では一度にまとまったお金を受け取ることができる。
  • 老後の資産運用をするならiDeCoや投資信託とも比較し、選ぶようにする。

でした。


個人年金保険はリスクが少ないため、堅実に運用したい人に向いています。


公的年金とは異なり、一括受取なら一度にまとまったお金を受け取れるので、老後にまとまったお金を使いたい計画がある人にもオススメです。


保険ROOMでは、他にも読んでおきたい個人年金保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。 

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