スマホの買い替え、2年ごとは正解か?デメリットや買い替えない人を解説

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スマホの買い替えが2年ごとは正解かというと、必ずしも正解とは言えません。2年で買い替えない人の特徴は、端末購入プログラムを活用していない方などです。また買い替える人の特徴は、最新機種を利用したいと考えている人です。買い替えを検討している方は、スマホ保険の見直しも同時にお勧めします。

内容をまとめると

  • スマホは2年ごとに買い替える必要がないケースもある
  • バッテリー容量が80%以上ある人は2年でスマホの買い替えをしない
  • 端末導入プログラムを活用している人は2年でスマホの買い替えをする
  • 「スマホの買い替えは2年が正解か?」はYesでありNoである
  • スマホの買い替え時期は価値感の違いによる
  • スマホを買い替えたら万が一に備えて「スマホケ」へ加入することがおすすめ!
監修者
株式会社Wizleap代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。

スマホは2年ごとに買い替える必要はない!


スマホは2年ごとに買い替える風潮がありますが、本当に2年ごとは正解かかと考えたことはありませんか?


結論として、必ずしも2年でスマホを買い替える必要はないと言えます。


株式会社WACARU NETでおこなわれたアンケートでは、2年以内のスマホの買い替えは「もったいない」と回答しているひとが76.5%という集計結果が出ており、意外と多くの人が2年以内の機種変更に疑問を感じていることがわかります。

買い替え年数割合
1年以内0.8%
1年程度0.9%
2年程度14.7%
3年程度28.9%
4年程度22.8%
5年程度18.0%
6年以上13.9%

上記の結果を見てみると、2年でスマホを買い替える人よりも、3年から4年程度で買い替える人のほうが圧倒的に多くなっているのです


スマホを買い替えるタイミングは人それぞれですが、以下のような原因が考えられます。

  • バッテリーの減少が早くなった
  • 本体が故障した
  • 維持費を安くしたい
  • アプリの起動が遅くなった
  • 写真や動画のデータ保存容量が上限に達した
そのほか、スマホ本体の分割払いが終わったり、新製品が欲しくなったりなど、なんらかのきっかけがあってスマホの買い替えを検討することが多いのです。

そのように考えたとき、「スマホの買い替えは2年ごとは正解か」と問われると、必ずしも正解ではないと考えられます。

しかし、ドコモやau、ソフトバンクの大手3大キャリアでは、2年ごとにスマホを買い替えると機種代金が安くなるキャンペーンがあるため、2年ごとのスマホの買い替えを考える人が多くなっているのです。


この記事では、スマホの買い替えが2年ごとは正解かどうかを考えるときの参考にするため、スマホを2年ごとに「買い替える人」と「買い替えない人」の特徴を紹介します。


ぜひ機種変更を検討しているひとは、ご自身がどちらに当てはまるのかを、ぜひ考えてみてくださいね。

スマホを2年ごとに買い替えない人の特徴


スマホの買い替えにおいて、2年ごとは正解かどうかを考えたとき、2年ごとに買い替えない人の特徴をまとめてみました。

  1. 端末購入プログラムを活用していない
  2. バッテリー容量が80%以上ある
キャリアごとにお得にスマホを買える端末購入プログラムや、バッテリーの容量によっては、必ずしも2年ごとにスマホを買い替える必要はないと考えられるのです。

携帯の契約形態やスマホの使い方が大きく影響し、人それぞれ状況が異なりますが、それぞれなぜ買い替えの必要がないのかを解説します。

スマホの買い替えが2年ごとは正解かどうかを考えるとき、ぜひ参考にしてみてください。

端末購入プログラムを活用していない

携帯の契約時に端末購入プログラムを利用していない人は、2年ごとは正解かというとそうではありません。


端末購入プログラムはスマホのキャリアによって異なりますが、約2年でスマホ本体を返却して分割払いを中止することができる残価設定型のプログラムとなっているのです。

  • ドコモ:23か月目で返却
  • au:25か月目で返却
  • ソフトバンク:13か月目または24回目で返却
たとえば、ソフトバンクの新トクするサポート(スタンダード)を活用し、か25か月目にスマホ本体を返却した場合、25か月目以降の分割払いが必要なくなります。

しかしスマホ返却後にもスマホが必要であるため、新たにスマホを契約したり機種変更を申し込む必要があり、面倒な手続きが待っているのです。

また、新しいスマホ本体を分割払いで購入すれば、結局また月々の支払いが必要となってしまいます。

このようなことから、スマホのキャリア各社がおすすめしている端末購入プログラムを活用していない人に「2年ごとは正解か」と問うと「スマホを買い変えた方が得だ」と答える人が多い傾向があるのです。

しかし、こうしたプログラムを活用していない人は、支払い年月の縛りを気にする必要がないため、2年ごとは正解かと問われたとき「No」と答える傾向にあります。

バッテリー容量が80%以上ある

スマホのバッテリーは、約2~3年使用すると劣化が始まりますが、2年経過したくらいでは充電に大きな影響が出ることは稀だと言えます。


バッテリーが劣化するのは、以下のようなことが主な原因です。

  • フル充電でさらに充電している
  • 充電しながらスマホを使っている
水に濡れてしまったり、落として衝撃を与えたりすると、バッテリーが劣化に影響することもあります。

また、使用方法もバッテリーの寿命に大きく影響するので、毎日充電している人もバッテリーの劣化が早くなることも考えられるでしょう。

たとえばiPhoneの場合、500回フル充電をするとバッテリーは本来の容量の80%近くにまで下がり、充電100%でも新品に比べて80%しか充電できていないことになります。

つまり、毎日充電すると500日でバッテリー容量は80%となり、2日1回の充電なら1,000日で80%になる計算です。

このようなことから、スマホの購入は2年ごとは正解かどうかを考えると、2年経ってもバッテリーが80%以上の人や、80%未満でも使用上で不便がない人は、正解ではないと言ええるでしょう。

スマホを2年ごとに買い替える人の特徴


逆にスマホを2年ごとに買い替える人には、以下のような特徴があります。

  1. 最新機種を使用したい
  2. 端末購入プログラムを活用している
2年契約を目途にするなど、コンスタントに機種変更をおこなっている人は、常に新しい機種を欲しいと思っていることが多く、端末導入プログラムを活用して機種変更を繰り返しているケースが多くあります。

また、ひと昔前まで、スマホや携帯の契約には「2年縛り」と呼ばれる契約が主流で、2年契約する代わりに月額料金が安くなっていました。

2年経過すると更新され、期間の途中で機種変更をすると解約手数料がかかってしまうため、2年で新しいスマホを買う人が多かった名残りがあると考えられます。

ここからは、2年ごとにスマホを買い替える人の特徴について解説するので、スマホの買い替えは2年ごとは正解かどうかを判断するためにも、参考にしてみてください。

最新機種を使用したい

毎年リリースされる最新機種を購入することはできなくても、一定期間ごとに最新のスマホに買い替えたいと考える人は、2年ごとにスマホを買い替える特徴があります。


2年ごとは正解かどうか悩んでいる人にとっては「もったいない」「損をしている」と感じるかもしれませんが、スマホの買い替えについて2年ごとは正解かという問題ではなく、価値観の違いによるものだと考えられるでしょう。


たとえば、最新のスマホで大きく進化している点で考えると以下のようなものがあります。

  • 超広角撮影やマクロ撮影
  • F値が低く、暗所の撮影
  • 手振れ補正など
スマホはこの20年ほどで大きく進化し、最新機種でも大差がないと考えられがちですが、カメラ性能の向上にはスマホメーカーが最も力を入れている部分でもあり、2年の差があるとカメラ性能は大きく向上していると言えるのです。

解像度などのディスプレイ性能など、写真や動画を綺麗に撮りたいと考えている人は、2年ごとなど可能な範囲で最新機種を追い求めている傾向があります。

このような背景から、「スマホの買い替えが2年ごとは正解か?」と疑問に思う人もいれば、「2年ごとにスマホは買い替えるものだ」と考えている人がおり、両極端に分かれる場合があるのです。

端末購入プログラムを活用している

スマホの各キャリアで実施されている端末購入プログラムを活用している人は、2年ごとは正解かと問われると「Yes」という傾向にあります。


同じ分割払いなら新しい機種にお金を支払いたいと考える人が多くいるからです。


しかし、スマホ本体の返却が必要な端末購入プログラムでは、一定期間後すぐにスマホの返却が必要なわけではありません。


そのため、スマホの買い替えが2年ごとは正解かどうかは、プログラムの期間以降の分割代金と新しいスマホの分割代金のちがいによるでしょう。


たとえば、ソフトバンクの端末購入プログラムを利用してiPhone15 Proを購入した場合、4年分割と24回の端末購入プログラムでは、以下のような違いがあります。

支払回数48回払い端末購入プログラム
(24回)
1~24回4,760円/月4,760円/月
25~48回4,060円/月
合計支払額211,680円114,240円
48回払いで25~48回目の支払合計は93,380円であり、端末購入プログラムを活用して25回目で機種変更すると、支払う予定の93,380円は新しいスマホの本体代として考えることができるため、2年でスマホを買い替える人も多いのです。

「スマホの買い替えは2年ごとは正解か?」と問われたとき、上記のように端末購入プログラムを活用してれば、必ずしも2年で機種変更すると損になるとは言えないと考えられます。

スマホを買い替える際はスマホの保証も見直そう


スマホの買い替えをしたときは、スマホに対する補償も考えてスマホ保険も見直しておくことをおすすめします。


スマホ保険は、故障だけでなく水没や破損、盗難などが起きたときに損害額を補填してもらえるため、大切なスマホを守るために加入がおすすめです。


たとえばiPhoneなら、「AppleCare+」により以下のような補償があり、月額は1,180円から1,740円となり機種によって異なります。

  • 故障修理(免責あり)
  • バッテリー交換(無料)
  • 新品または新品同様と交換(免責あり)
  • 盗難や紛失による補償(別途プラン加入、免責あり)
なお、複数台のスマホを持っている人は、追加で2台のスマホを補償に含むことが可能です。

また、スマホキャリアでも同様のスマホ補償サービスが実施されていますが、月額料金はAppleCare+よりも少し高くなっている特徴があります。

しかし、現代に生きる人の多くはスマホが手放せない状況下にあり、仕事でもプライベートでもスマホがないと、たちまち不便な環境に陥ってしまいますよね。

大切なスマホを守るためにも、スマホを新しく買い替えたらスマホ保険の補償内容をしっかり確認し、未加入なら気づいたときに加入することがおすすめです。

スマホ保険は「スマホケ」がおすすめ

スマホの補償には、簡単にいつでも加入できる「スマホ保険」があり、なかでも月額100円から加入できるスマホケがおすすめです。


スマホケに加入するメリットは以下のとおりです。

  • 購入から加入までの期間を設けていない
  • 格安SIMのスマホや中古ショップで加入したスマホも加入できる
  • 必要な分だけ補償を付帯できるオーダーメイド
  • 月額保険料は100円から400円(補償内容による)
  • 年間最大10万円まで補償
  • スマホ以外の通信機器も補償される
特に、スマホ以外の通信機器を持っている人は多く、パソコンやタブレット、ゲーム機やスマートウォッチなどが補償の対象として含むことができます。

故障したときの補償をベースとして、オプションで破損や水漏れ、盗難に対する補償を追加することができ、それぞれの補償に対する保険料は100円です。

つまりスマホケなら、4つすべての補償に加入したとしても月額400円となり、保険料負担が少なくてすむと高い評判があります。

またスマホケは購入から加入までの期間を設けていないので、最初はスマホ保険が必要ないと感じていたが、数年経って加入したと思った方でも加入することができるためおすすめです。

スマホケに興味があるひとは、ぜひ以下のボタンより詳細を確認してみてください。

まとめ:スマホの買い替えについて


この記事では、「スマホの買い替えは2年ごとは正解か」という点について解説してきました。

  • スマホは必ずしも2年ごとに買い替える必要はない
  • バッテリーが80%以上ある人は2年でスマホの買い替えをしない
  • 端末購入プログラムを活用している人は2年でスマホを買い替える
  • スマホを買い替えたときは、万が一に備えてスマホケに加入することがおすすめ!

スマホの買い替えが2年ごとは正解かどうかは、人それぞれ考えが異なります。


端末購入プログラムを利用していない人やバッテリーの容量が低くなっていない人は、必ずしも2年でスマホの買い替えをする必要はないと言えるでしょう。


「2年でスマホの買い替えはもったいない」「2年でスマホの買い替えは損だ」と考える人がいる一方で、端末購入プログラムを活用して2年でスマホの買い替えをしている人が多数いることも事実です。


スマホ本体は高額化してきているため、最新機種だけを追い求めると言った理由でスマホの買い替えをしている場合、「2年ごとは正解か」と問われると答えは「NO」と言えるでしょう。


しかし、スマホゲームや充電の頻度によっては、バッテリーの劣化が激しい場合もあり、カメラの性能の良さをスマホに求めるなど、明確な目的があるなら「スマホの買い替えが2年ごとは正解か?」と問われると、答えは「Yes」でもあり「No」でもあります。


スマホのバッテリーを長持ちさせる使い方を心掛けることで、機種変更の頻度は減りますし、端末購入プログラムを活用すれば、2年ごとは正解だと考えることもできると言えるでしょう。

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