nisaとつみたてnisaの違いって何?初心者にはつみたてnisaがオススメ

今年頭から新しく始まったつみたてnisaと従来のnisaの違いを解説します。ある程度初心者までを対象に、比較から移管方法まで詳しく説明します。初心者にはつみたてnisaが、慣れている方にはnisaがおすすめです。iDecoとの違いも解説します。

nisaとつみたてnisaの違いって?

この記事をご覧の皆さんは、「NISA」や「つみたてNISA」について知りたいと思っておられることでしょう。
 


老後に不安を感じる方が将来に備える方法として「年金」という選択肢が誰にでも与えられていますが、果たして年金だけで老後に快適な生活を送ることができるのか、と不安を感じている方はおられるでしょう。


そこでおすすめな方法として「つみたてNISA」という方法があるのですが、「投資」という単語のイメージだけで敬遠されている方は少なくありません。 


そこでこの記事では、
 

  • 「NISA」とは? 
  • 「一般NISA」と「つみたてNISA」の違いとは? 
  • 「NISA」と「iDeCo」との違いとは? 
  • 「一般NISA」と「つみたてNISA」では結局どちらがお得? 
  • 「一般NISA」から「つみたてNISA」への移行は可能? 

以上の点を取り上げていきます。
 


この記事を読んでいただければ、老後に備える方法として敢えて「つみたてNISA」を選ぶことのメリットや、iDeCoと比べたときの優位性などについて理解していただけるでしょう。 


ぜひ最後までご覧ください。

nisaとつみたてnisaの違いは5つ!

まず「NISA」とは、簡潔に表すと投資行為における税制優遇制度のことです。


NISA口座で投資を行うことによって、その投資で得られた利益が「非課税」で受け取ることができる制度です。  


20歳以上であれば誰でも利用できるこの制度では、投資における配当金や分配金、証券等を売った際に得られる譲渡益において非課税となります。  


NISAには、

  • 一般NISA:税制優遇を受けられる一般的なNISA 
  • つみたてNISA:少額から行える積立型のNISA 
  • ジュニアNISA:未成年でも税制優遇が受けられるNISA  

以上3つの種類があります。


特につみたてNISAは一般NISAとは一線を画する仕組みとなっています。
 


では具体的に、一般NISAとつみたてNISAにはどのような違いがあるのでしょうか。

違い①:投資対象が厳選されました

NISAは様々な金融商品へ投資を行うことによりその利益を非課税で受けることができる仕組みですが、つみたてNISAは一般NISAよりも投資できる運用商品が限定されている、という違いがあります。


つみたてNISAの対象となる運用商品は以下の通りです。 

  • ETF(上場株式投資信託)
  • 公募株式投資信託  

一つだけの商品ではなく分散投資ができるETFには「TOPIX」「日経平均株価」「JPX日経インデックス400」指標が含まれています。
 


また公募株式投資信託とは投資信託において株式を選択できる投資方法のことです。
 


つみたてNISAでは、この2分類に含まれる金融商品のみ、運用することが可能です。

違い②:つみたて可能額が増えました

NISAにはそれぞれ投資ができる上限額が設定されています。


1年間で投資ができる金額の上限と、累計で投資ができる金額の上限は以下の通りです。  

  • 一般NISA:年間120万円・累計600万円 
  • つみたてNISA:年間40万円・累計800万円 
  • ジュニアNISA:年間80万円・累計400万円 

ここから分かるとおり、つみたてNISAは他のNISAよりも年間の投資上限額が少なく設定されており、累計の上限額は以前より高くなっています。


ですから、つみたてNISAは少額から投資したい方におすすめの方法です。

違い③:拠出ルールが変わりました

今まで銀行の定期預金を利用した経験がある方ならお分かりかもしれませんが、大きな目標を持つのは良いことでも、そこに至るまでのプロセスは何よりも重要です。
 


もし、今の生活の質を落としてでも収入の多くを貯蓄に充当してしまうなら、結果的には自分の首を締めることになってしまいます。
 


老後への備えは確かに大切ですが、それによって今の生活に問題が生じるほど蓄えの方に拠出してしまっては意味がありません。


これと同じことがつみたてNISAにも言えます。 


一般NISAとつみたてNISAの違いは選択できる拠出頻度ににあり、一般NISAは現在,

随時入金する方法と定期拠出(一定の感覚で一定額を拠出する方法)を選択することができます。
 


しかし、つみたてNISAは定期拠出のみとなっているため、もし積立の設定額を大きくしすぎるなら、現在の生活が苦しくなってしまうかもしれません。
 


一般的に、つみたてNISAは5年程度のスパンで計画を立てるものではなく、10年~20年スパンで計画を立てるものです。
 


ですから、今の生活に悪影響を与えず、無理のない投資が行える設定額にするべきです。

違い④:非課税投資期間が伸びました

つみたてNISAは「長期で計画を立てるもの」という点はすでに取り上げた通りですが、それには「非課税期間」という要素も関係しています。
 


NISAやiDeCoにおける非課税期間とは、投資を開始した年月から数えて5年や20年など、それぞれに設定されている非課税対象となる年数のことであり、非課税の有効期限のようなものです。
 


つみたてNISAは一般NISAよりも非課税期間が20年と長くなっており、現行の制度が終了する2037年までは新しく口座を開設し、そこから20年をカウントすることができます。 


そのため、投資を引き上げるタイミングを考える期間が長く、より確実性の高い投資方法としてつみたてNISAを活用することができます。

違い⑤:ロールオーバーがなくなりました

NISAにはロールオーバーという制度があります。 


これは非課税期間が満了した際に、非課税ではない一般の口座へ移管するのではなく、来年度からの非課税対象となる口座枠に資産を移管し、非課税の期間を延長することができる仕組みです。
 


一般NISAではこの方法を用いることによって、たとえ非課税期間の5年が過ぎても、非課税期間をさらに5年延長し、運用することができます。
 


実はこのロールオーバー、定期拠出が大前提となっているつみたてNISAからは無くなっているため、利用する事ができません。
 


ただ、そもそも20年という長い非課税期間と800万円という高い投資上限額がありますから、長期運用を考えている方にとってはロールオーバーが無いことはあまりデメリットとはならないでしょう。

iDecoとの違いは?

よくNISAと混同されがちな仕組みとして、「iDeCo」という仕組みがあります。
 


実はiDeCoも金融商品の運用で得た利益が非課税になる仕組みなのですが、だとすればNISAとはどのような違いがあるのでしょうか。 


NISAとiDeCoには、以下のような違いがあります。


NISAiDeCo
運用益の非課税
所得控除
年間拠出上限額一般:40
つみたて:120万円
職種で上限が異なる
14.4~81.6万円
非課税上限額一般:600万円
つみたて:800万円
上限なし
非課税期間一般:原則5年
つみたて:20年
60歳までの全期間
途中解約の可否


ここで注目するべき点は、iDeCoは資金を原則60歳まで引き出せませんが、NISAは運用して得た資金をいつでも引き出すことができるという点です。  


NISAは途中解約が可能なので、気負わずに運用が可能です。


ただし、NISAにはiDeCoの定期預金で可能である元本保証がありません。


ですから、投資の共通デメリットである「元本割れ」が発生する可能性があるという点には注意が必要です。

結局どっちがお得なの?

ここまでNISA及びつみたてNISAについて様々な点を取り上げてきましたが、NISA・つみたてNISAの両方にメリットとなり得る特色があることが分かりました。 


しかし、これから投資を初めて行うという方や投資の経験があるとという方も、誰もが一番疑問に思われる点は「結局どちらがお得なのか?」という点でしょう。


比較する方法はいくつもありますが、次からは最も重要である「節税」というポイントに絞って考えていきましょう。

長い目で見ると、つみたてnisaがお得!

人生設計を考えるときは「理想」だけでなく現実的な「予想」も計画の内に盛り込む必要があります。
 


それを考えたとき、一般NISA及びつみたてNISAにおける「運用期間の長さ」の違いは、「自分が何年後を見据えてNISAを利用しようとしているのか?」という動機に直結します。
 


一般NISAとつみたてNISAを比較すると、つみたてNISAの方が運用期間が長く、さらに年間での非課税額と最終的な残高を比較したときの割合が高くなります。
 


①運用(非課税)年数の違い 

  • 一般NISA:5年 
  • つみたてNISA:20年 


②年利8%で運用した場合における、元本との割合の違い 

  • 一般NISA(5年):1.47倍 
  • つみたてNISA(20年):4.66倍
     


③非課税額(満額)と満了時金額の比較 

  • 一般NISA:120×1.47=176.4万円 
  • つみたてNISA:40×4.66=186.4万円
     


このように、つみたてNISAは運用年数が長い分、一般NISAよりも最終的なリターンを多めに見積もることができるのです。



nisaがふさわしい人もいる

これから初めてNISAで投資を行おうとする方にとってハードルとなる、以下のような点が挙げられます。  

  • 途中で解約してしまうのでは?(継続するのが難しい) 
  • 任意のタイミングで口座からお金が引き出せないのでは? 
  • 投資対象の金融商品がたくさんあって選べないのでは?
     

投資は一日や一週間程度で成果の出るものではなく、それが成功したと実感できるまでに長い年数が必要です。  


NISAによる運用を「貯蓄」と同様の意識で行えると考えていると、経済的に問題が発生した時にすぐお金を引き出したくなったり、途中解約しても良いのでは?と思われるかもしれません。
 


確かに一般NISAもつみたてNISAも途中解約が可能ですが、ではどちらの方が初心者に向いているのでしょうか。
 


一般NISAとつみたてNISAはそれぞれ5年・20年という非課税期間が設定されていますが、つみたてNISAは投資枠の限度額が年額で少なめの40万円、累計が800万円と高く設定されています。
 


さらに、投資対象が限定されていますから商品が選びやすく、つみたてNISAは将来における確実なメリット、いわばより良い資産形成を期待している初心者の方におすすめな方法です。  


逆に短いスパンで計画を立て、柔軟な投資を行いたい、という方は従来の一般NISAを選択することができるかもしれません。

一般nisaからつみたてnisaに移行したい!

ここまで「一般NISA」と「つみたてNISA」それぞれのメリットについて取り上げてきましたが、お互いのメリット全てを享受することはできません。
 


すでに取り上げたように、一般NISAとつみたてNISAは両立ができないからです。
 


しかし、一般NISAからつみたてNISAに切り替えることは可能です。
 


それには、

  • 非課税期間が15年増える 
  • 非課税枠(累計)が200万円ほど増える 

これらのメリットがあります。


これだけではただつみたてNISAの特徴を挙げているに過ぎませんが、一般NISAにおける年間での投資額が40万円を超えていない場合は非課税枠が余ることになってしまい、一般NISAの利点が薄れてしまいます。


一般NISAにはロールオーバーという仕組みがあり、これを使えば資産を保ったまま非課税期間を延長することは可能です。
 


しかしロールオーバーは便宜上、ロールオーバーした金額が来年度の非課税枠に計上されることになってしまいます。


一般NISAであれば5年で限度が来てしまう非課税期間が、つみたてNISAであればまるごと20年間非課税であるというメリットを享受することができるため、当てはまる方はつみたてNISAへの切り替えをすると良いでしょう。
 


では、実際にどのようにして一般NISAからつみたてNISAに切り替えることができるのでしょうか。 


基本的には以下の手順で切り替えることができます。
 


  1. オンラインで各金融機関指定の「NISA変更届出書類」を申請 
  2. 必要事項を「NISA変更届出書類」に記入し、返送する 


ただし、金融機関そのものを変更する場合は別途「勘定廃止証明書」を申請する必要があります。
 


また、NISA口座がある金融機関にマイナンバー登録が行われていない場合は新規でマイナンバーが確認できる書類と本人確認書類が必要となります。

まとめ:自由度のnisa、安全性のつみたてnisa

今回は「一般NISA」と「つみたてNISA」について、それぞれのメリットやデメリットについて様々な点を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
 


今回の記事のポイントは、 

  • NISAを利用すると、投資における運用益が非課税となる 
  • 一般NISAとつみたてNISAには「非課税期間」や「年/累計投資上限額」などで大きな違いがある 
  • iDeCoと比較した時「途中解約(引き出し)が可能」「元本保証はない」などの違いがある 
  • 年間の投資額が少ない、または長期運用を考えている方はつみたてNISAの方がお得 
  • 一般NISAからつみたてNISAへ切り替えることは可能 

以上の点です。
 


投資は確かにメリットとリスクを持ち合わせた方法ですから、それゆえに不安を感じておられる方は少なくないでしょう。
 


しかし一般NISAもつみたてNISAも、お互いの特性を理解した上で上手に運用ができれば、定期預金よりも遥かに大きなリターンを得ることができます。
 


10年、20年先を見越した資産形成の計画を立てたい方は特に、つみたてNISAを賢く活用することはできないかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。
 


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