出産に関する女性保険の保障内容と助成金を確認!

出産では、流産や帝王切開など様々なトラブルが考えられますが、そんなときに女性保険がどのような保障をしてくれるのか気になりますよね。そこで今回この記事では出産に関して女性保険の保障内容と出産手当金や出産一時金などの助成金について解説します。

出産を女性保険で保障してもらうために詳しく解説!

女性保険とは、女性特有の疾病になった場合に、手厚い保障を約束する保険商品です。

この保険に入ると、通常の医療保険よりも充実した保障が期待できます。

ただし、女性に頼もしい保険であることはわかりますが、保障は女性特有の病気の他、出産まで対象になるか不安に思われることでしょう。


そこで、この記事では「出産を女性保険で保障してもらうこと」について、 


  • 女性保険の保障範囲
  • 出産を女性保険で保障をしてもらうための注意点
  • 女性保険の給付金

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、女性保険の基本的な特徴を知り、この保険を出産に活用する際の有効な知識として役立つかと思います。



女性保険は出産から特有の疾患まで保障を手厚くできる

女性は、女性特有の病気にかかるリスクや、妊娠・出産にもリスクを伴う場合があります。

そのため、女性特有の病気や出産のリスクによる出費をできるだけ抑えたいものです。

また、家族にも出産や入院治療中は、金銭的負担や余計な心配をかけたくないと感じている女性の方々が多いはずです。


そこで、出産から女性特有の疾患まで、手厚く保障が約束される女性保険への加入を検討してみましょう。


以下では、女性保険で保障が可能な出産に関係するトラブルについて説明します。

一般的な保険で保障されない”正常分娩も保障”してくれる!

母子に何のトラブルも無く正常分娩で出産できたケースでは、女性保険の保障対象となるでしょうか?

さすがに疾病やケガともいえないので、公的医療保険(健康保険・国民健康保険)や、医療保険でも保障の範囲外となります。


ただし、女性保険の中には正常分娩でも給付金が下りる保険商品があります。次の保険商品を参考にしてください。


○フローラル共済「女性を育む保険なでしこくらぶ」


自然分娩でも入院が保障され、20歳~39歳までは入院給付金(日額)10,000円または20,000円が受け取れます。


○ABC少額短期保険「ABCおかあさん保険」


こちらも自然分娩の場合に入院が保障され、日帰り入院を含めて入院給付金(日額)5,000円が受け取れます。

意外と確率の高い帝王切開も女性保険で保障してくれる場合も

帝王切開をはじめとする異常分娩は、女性保険の保障対象です。特に出産の際、帝王切開を行う確率は意外と高いことで知られています。


厚生労働省の発表によれば、母親の5人に1人が帝王切開による出産を経験していると言われています。


帝王切開は主に次のようなケースで行われます。


  • 胎児が逆子、双子・三つ子等で帝王切開を選択的に用いる
  • 何らかの理由で胎盤が子宮の出口をふさいでいるとき
  • 胎児の頭部が母親の骨盤より大きく、骨盤を通りぬけることが難しいとき
  • 出産の際、母子の生命に危険が及んだ場合の救急措置

疾病というわけではありませんが、外科的手術を用いることや、回復までにそれなりに入院日数がかかるため(退院するまで8日~10日程度)、女性保険の保障対象となっている場合がほとんどです。

流産による手術や早産で入院した場合も保障される

帝王切開の他、切迫流産・切迫早産・流産・早産等で手術や入院が必要になった場合には、保障の対象となります。これらの異常分娩は次のような状態を指します。


  • 流産
    妊娠22週未満までに、なんらかの理由で胎児が死亡、または母体の外に出て妊娠が中断してしまうことです。全妊娠の10%~15%にみられ、最も多いケースが妊娠11週まで、とりわけ妊娠8週以前と言われています。
  • 切迫流産
    流産が始まったばかり状態を指し、子宮口はこの段階であまり開いていません。すぐ治療すれば流産を食い止めることが可能です。少量の出血・腹部の圧迫感などがサインです。
  • 早産
    通常の分娩時期よりも早く出産してしまい、妊娠22週~37週未満で分娩した場合を指します。母子に生命の危険が及ぶことは少ないものの、新生児の多くは未熟児として産まれるため、適切な保育措置が必要となります。
  • 切迫早産
    早産が迫っており、子宮収縮・出血・子宮口の開大などがみられ、迅速な治療が必要となります。

出産を女性保険で保障をしてもらうために注意点

出産の際にも頼りになる女性保険ですが、どんな女性保険も妊娠前後を問わず加入できるわけではありません。生命保険会社所定の契約条件に従い加入する必要があります。


そのため、ケースによっては加入を断られたり、条件付き加入という形になったりしてしまうこともあります。こちらでは、加入の際のいろいろな注意点を説明します。

妊娠中や帝王切開に女性保険へ加入をすると”出産は保障外”

女性保険に加入する場合、妊娠前であるならば加入希望者に持病や、過去数年以内に深刻な傷病歴が無ければ、ほとんどの人が加入することができます。

  

○妊娠中の場合

妊娠中であっても、およそ妊娠27週目までなら、女性保険へ加入することは可能ですが、加入できる保険商品はかなり限られます。


妊娠・出産についての保障を対象外にする、という条件付きで加入が認められる場合もあります。これを「部位不担保」と呼びます。妊娠28週目以降になると、女性保険への加入は極めて難しくなります。


○帝王切開の経験がある場合

帝王切開は病気というわけではありませんが、帝王切開の経験があれば、保険申し込みの際に提出する「告知書」へ、既往歴として記載する必要があります。


なぜなら、一度この方法で分娩した場合、その後妊娠して出産する時も、再び帝王切開による分娩が必要になるケースが多いためです。


そこで、保険加入の際に帝王切開による出産について、部位不担保とすることがほとんどです。

不妊治療をしている場合は基本的に保障外

不妊治療で医療機関へ通うと「子宮筋腫」等の病気が発見される場合があります。

不妊のために検査をして初めて見つかることがよくある病気といえます。


この子宮筋腫が大きい場合や発症している場所によっては不妊の原因となります。

この状態で、保険に加入しようとしても、加入を拒否されるか、子宮等の部位は基本的に保障外とされてしまいます。

出産にあたり出産手当金など公的制度も知っておこう

女性保険のみならず、公的制度でも金銭的サポートが期待できるものがあります。一例をあげておきましょう。

出産一時金

一児につき42万円が支給され、多胎児(双子以上)では「子の数×42万円」を受け取ることができます。


[条件]

  • 健康保険または国民健康保険加入者であることが必要です。
  • 妊娠4ヶ月(85日)以上で出産することが条件です。この条件に当てはまるならば、正常分娩の他、死産、流産、早産や人工中絶となった場合でも一時金が受け取れます。

出産手当金

健康保険組合に加入している方が受け取れる手当金です。国民健康保険・家族の扶養に入っている方は対象外となります。


受給金額は、{支給開始日(一番最初に支給が開始された日)以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額}÷30×2/3となります。


[条件]

  • 出産日予定日の42日前(多胎妊娠である場合、出産日以前の98日)~出産の翌日以後56日の範囲内で事業所を休んだことが条件です。

女性保険と医療保険の違いは保障範囲と給付金

女性保険は各生命保険会社で販売されていますが、病気やケガを保障する通常の医療保険に、「女性疾病特約」という形で付加した商品であることが多いです。 


通常の医療保険に加入しても、女性特有の疾病・帝王切開等は保障されることがほとんどです。そのため、通常の医療保険でも、治療の必要がある場合には給付金が受け取れます。


ただし、女性保険に加入したならば、各社の保障内容にもよりますが、より広い範囲の女性特有の疾病・異常分娩が対象となり、女性特有の疾病等で治療が必要ならば、通常の保険よりも5,000円~10,000円程度、入院給付金や手術給付金等が上乗せされることになります。 

まとめ

出産を女性保険で保障してもらうことついて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。  


今回の記事のポイントは、 


  • 帝王切開等の異常分娩は疾病でなくとも女性保険の保障対象となる
  • 女性保険のケースによっては加入を断られたり、部位不担保によって保障が制限されたりする場合がある
  • 出産にあたっては女性保険の他、出産一時金等の公的制度も有効に活用できる

でした。


特にご自分の母親や祖母等、親族に女性特有の疾病になってしまった方がいたならば、女性保険に加入を検討しておきましょう。

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