どんなとき自動車保険の名義変更をするの?どうやって変更する?

自動車保険の名義変更が必要になるのはいったいどんなケースなのでしょうか。また等級を引き継ぐことは可能なのか、引き継いだら自動車保険の保険料はどうなるのか気になることがたくさんありますよね。この記事では自動車保険の名義変更、等級の引継ぎについて解説します。

どんな場合に自動車保険の名義変更をするの?

この記事をご覧のあなたは、自動車保険における名義変更について調べられていることでしょう。
 


今まで、自分が所有していた車を家族や友人に譲った経験がある方がおられるなら、名義変更の手続を行ったことがおありかもしれません。
 


しかし、そういった場合でなければ名義変更が必要になる機会は多くありませんから、名義変更のやり方を知らない、という方は少なくないでしょう。
 


そこで今回の記事では、 

  • 名義変更が必要になる主なケースとは? 
  • 名義変更の手順と、必要な書類とは? 
  • 名義変更と同時に等級の引き継ぎは可能? 
  • 名義変更によって保険料が変わる? 

以上の点を取り上げていきます。  


この記事をご覧いただければ、まだ名義変更をしたことがない方にとって、今後必要になったときの参考としていただけることでしょう。 


ぜひ最後までご覧ください。

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様々なケースで名義変更をする必要がある

私達が加入する自動車保険には、強制保険である「自賠責保険」と、任意で加入できる「任意保険」があります。
 


任意保険は一緒くたに「自動車保険」として表現されることも多いですが、普段はあまり「名義変更」が必要になる場面はありません。
 


しかし、私達が能動的に自動車保険の名義変更をしようとなくても、名義変更を「行わなければならない」ような場面が生じます。
 


では、名義変更が必要となるケースとはどのようなケースなのでしょうか。


自動車保険には3つの名義がある

まず、自動車保険における「名義」についての基本事項を覚えておきましょう。
 


自動車保険の名義には、以下の3つがあります。 

  • 契約者:契約手続き及び支払いを行う人 
  • 記名被保険者:主に運転を行う人 
  • 所有者:車の所有者  

ここから分かるとおり、必ずしも自動車保険の契約者が車を運転する人、というわけではありません。
 


自動車保険の契約者が妻で、主に毎日車を運転している「記名被保険者」となるのが夫、という場合も考えられます。
 


また、保険の加入中に車を子どもに譲ることになった、というケースもあります。

ケース①:結婚・離婚したとき

1つ目のケースが、結婚や離婚によって姓が変わる場合です。
 


この場合今まで保険会社に登録していた姓を、名義変更によって結婚して新しくなった方の姓に変える必要があります。


記名被保険者でもある契約者側の姓が変わらない場合は、補償範囲を家族に広げることによって、配偶者も補償の対象とすることが可能です。


ただし、契約者および記名被保険者と離婚することになり自分が「家族」という補償対象から外れるという場合は、名義変更ではなく新たに個別で自動車保険を契約する必要が生じるかもしれません。

ケース②:親子間で車を譲渡するとき

2つ目に考えられるケースが、親子間で車を譲渡する場合です。
 


親が、今まで使っていた車を成人した子どもに譲るということは少なくありません。
 


この場合、親の名義のままで子どもに譲渡することも可能ですが、ただ車を譲ったという事実だけでは所有者の名義も、保険の名義も変わりません。
 


そこで、自動車保険の記名被保険者や、保険料を支払う対象も含めて完全に子どもに行こうさせる場合は、名義変更手続きによって契約者と記名被保険者の変更を行う必要があります。 


ただし、車の所有者に関する名義変更は、保険会社ではなく陸運局で行う必要があります。

ケース③:加入被保険者が死んでしまったとき

3つ目に考えられるケースは、被保険者が死亡した場合です。
 


そもそも本来補償を受けるべき対象者が亡くなっているため、保険契約をやめるか、新たな人へ名義変更によって引き継ぐ必要があります。
 


ただし、以下の点には注意が必要です。
 


自動車保険の加入者が死亡した場合に考えられるのは、
 

  • 契約者と記名被保険者が異なり、契約者が亡くなった 
  • 契約者と記名被保険者が異なり、被保険者が亡くなった 
  • 亡くなった契約者が記名被保険者でもある 

このような場合です。
 


直接の補償対象ではない契約者が亡くなった場合は、特に難しい手続きをすることなく、契約者を記名被保険者等に変更する手続きを行い、保険を継続することが可能です。
 


しかし、記名被保険者の変更が必要な場合は、配偶者またはそれ以外の同居している親族へ記名被保険者を変更する必要があります。
 


この場合は変更先へ等級を引き継ぐことが可能なのですが、その点はまた後ほど詳しく取り上げます。

加入者が亡くなった場合の名義変更はこちらから

自動車保険の名義変更時の手順・必要書類

自動車保険において名義変更が必要なケースについてご理解いただけたでしょうか。
 


では次は、実際に名義変更を行う際に必要な書類や手順について取り上げていきます。
 


現代では自動車保険の契約をインターネット上で行うことは当たり前となりましたが、名義変更手続きもネット手続きだけで行うことは可能なのでしょうか。

自動車保険の名義変更の方法

基本的には、名義変更手続きはネット上では行うことができず、各保険会社のサポートセンターに連絡して、手続きの指示を仰ぐ必要があります。
 


これから名義変更を行おうとしている人は契約者を変更しようとしているのか、または記名被保険者を変更しようとしているのかによって必要な書類や手続きが変わります。
 


ですから、保険会社にどのような名義変更を行う必要があるかを先に確認してから名義変更を行わなければなりません。
 


連絡した後に、手続き用の書類が保険会社より送付され、その書類に記入し、こちら側で用意した必要な書類を同封した上で返送する必要があります。

名義変更する際の必要書類

名義変更の際、こちら側で用意する必要がある主な書類は次の通りです。  

  • 変更届出書類(保険会社によって異なります) 
  • 免許証などの本人確認書類 
  • 保険証券 
  • 車検証(車の所有者が変わっている場合に必要)  

これら以外にも必要な書類を求められる場合があります。


車の所有者が変わる場合には車検証が必要となりますが、譲渡した場合や前の所有者が亡くなっている場合などは、保険会社の手続き前に運輸局へ車の名義変更手続きを別途行う必要があります。
 


それが完了したなら「新しい所有者」が記載された車検証で保険会社の名義変更手続きを行うことができます。

名義変更による等級の引継ぎは可能?

さて、ここからは今回の本題と言っても過言ではない部分です。
 


夫婦間や親子間で名義変更する場合は、変更先へ保険料の指標となる「ノンフリート等級」を引き継げる場合があります。
 


しかし、名義変更を行う人すべてが等級引き継ぎを行えるわけではありません。
 


では、どのような場合に等級を引き継ぐことができるのでしょうか。
 


これから、条件に当てはまるケースを一つずつ取り上げていきます。

配偶者間での引継ぎ

最初の条件は、名義変更が配偶者間で行われる場合です。
 


この場合は、無条件で名義変更の際にノンフリート等級を引き継ぐことができます。
 


例えば、夫がゴールド免許の妻へ記名被保険者の変更を行うとき、名義変更前の夫はブルー免許ではあるもののある程度等級が高い状態ならば、割引率が高い状態で、さらに妻はゴールド免許割引を受けることができます。
 


ただし、当然ながら記名被保険者と設定できるのは「車の運転を行う人」だけですから、「保険料を安くしたい」という理由だけでゴールド免許を保有する配偶者に名義変更することはできません。

同居している親族への引継ぎ(親子など)

次の条件は、同居している親族へ名義変更する場合です。
 


夫婦間であれば同居しているかどうかは問われませんが、それ以外(子どもやその他の親族)に名義変更する場合は、変更先が同居している必要があります。
 


また、次のようなケースが考えられるでしょう。
 


同居している子どもがすでに自動車保険に加入していて、その等級が10級だとします。
 


そして、現在親が子どもに名義変更しようとしている名義変更前の自動車保険の等級が20級だとする場合、子どもが現在の保険を解約して、親の保険を引き継ぐことによって保険料が安くなる場合があります。 

別居している親族には引継ぎができない

自動車保険の名義変更における等級引き継ぎにおいて重要なのは「同居している親族」かどうか、という点です。
 


たとえば車を譲渡しようとしている子どもが同居しているなら良いのですが、一人暮らしをしていたり、すでに結婚しており同居していない場合は、等級引き継ぎの伴った名義変更を行うことができません
 


別居しているのが夫婦間である場合に限って、等級引き継ぎの伴った名義変更を行うことができます。

等級を引き継いだら自動車保険の保険料はどのくらい変わる?

では、実際に夫婦間や親子間などで等級引き継ぎの伴った名義変更を行った場合、どのくらい保険料を安くすることができるのでしょうか。
 


新規で子どもが契約する場合と、以前の等級を引き継いで加入する場合で比較すると、結果は以下のようになります。 


 【車種:トヨタ・プリウス 車両保険:なし 年齢:30歳 その他条件共通】 

  • 子どもが新規で保険に加入する場合:25,090円 
  • 親の等級を引き継いで加入する場合:14,750円  

今回はどちらもゴールド免許であることを想定してシミュレートしていますが、年額保険料に10,000円もの差が生じました。  


やはり保険料算定においてもっとも重要なのは加入時点での「ノンフリート等級」であることが分かります。


このように、名義変更先が等級引き継ぎが適用できる相手ならば、変更先の保険料を安くすることが可能です。

コラム:名義変更とともに自動車保険も見直そう

自動車保険の名義変更をする際、ついでに自動車保険も見直しませんか?


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まとめ:自動車保険の名義変更に関する知識を身に着けよう!

ここまで、自動車保険の名義変更に関して取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回の記事のポイントは、
 

  • 結婚して姓が変わるときや親子間で譲渡する場合などに名義変更が必要
  • 自動車保険の名義変更には届出書や本人確認書類が必要
  • 変更先が配偶者または同居している親族であれば等級を引き継いで名義変更が可能 
  • 高い等級を引き継げれば高い割引率が適用となり保険料が安くなる 

以上の点です。  


今回取り上げたように、車や保険を親族に引き継ぐ場合は引き継ぎ前の「ノンフリート等級」が重要となります。
 


名義変更が単なる「名前変え」や「権利替え」ではなく、今まで安全に運転してきた実績も配偶者や子どもに引き継がれるという点を考えるなら、より安全に運転することを意識できるようになるかもしれません。  


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この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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