東京の年金デモはなぜ起こった?老後2000万円との関係は?徹底解説

2019年6月16日、東京日比谷公園にて年金デモが発生しました。デモの発端は金融庁の発表した年金2000万円問題ですが、実際に老後年金以外に2000万円もの資金が必要なのでしょうか。ここでは年金デモの原因や内容、また年金2000万円問題の根拠について解説します。

東京で起きた年金デモの詳細は?デモの理由とは

金融庁が年金だけでは老後の生活費が2000万円も足りないと発表しました。


年金だけでは生活を維持できないと発表されて不安に思う方も多いでしょう。


年金以外に何を備えるべきなのか分からなくて漠然とした不安に襲われている人はたくさんいます。


そこでこの記事では

  • 6月16日に行われたデモの詳細
  • 老後に生活費が足りなくなる理由
  • 年金以外の老後に備えるための貯蓄方法
  • 海外で起こった年金デモについて

を紹介します。


日本で起こった年金問題に対するデモや今後、どう対応していくべきなのかを一緒に考えましょう。


これを読めば何故老後に2000万円が不足するのか、老後に今までの生活を送るためにどう対処すればいいのかを理解できます。


ぜひ、最後までご覧ください。

6月16日、東京日比谷公園にて年金デモが発生

金融庁の審議会は収入が公的年金のみの場合、老後のお金が2,000万円不足すると発表されました。


このときの政府の対応は「2000万円不足するので将来に向けて貯蓄しましょう」というものでした。


この発表を受けて6月16日に東京都にある日比谷にて抗議のデモが行われています。


理由は政府の対応に対する不満や不安です。


デモのきっかけとなった呼びかけはTwitterにて行われました。


日比谷公演に集まった人は約2000人です。


参加して年代は10~30代の若年層が圧倒的にしめています。


参加した理由としては

  • 今を生きるのに精一杯で将来まで考える余裕がない
  • 問題を解決するのが政府なのに国民に丸投げするのは方向性が違う
  • 後悔したくない

と不安の声が多かったです。

デモの主な内容「老後、年金以外に2000万必要」は真実なのか

年金デモまで巻き怒った老後2000万円問題ですが、本当に老後に年金以外の貯蓄が2000万円も必要なのか疑問もあるでしょう。


金融庁の審議会によると夫が定年を迎えていて夫婦ともに公的年金からの収入以外に何もない場合に30年元気に生きたことを想定されています。


公的年金のみで生活費を賄った場合、平均で約20万円の支給がされます。


しかし20万円では慎ましい生活をしていても5.5万円が月々足らない計算です。


そのため

不足分5.5万円×12ヶ月×30年=1980万円

という結果です。


慎ましい生活をしていても月20万円で今までの生活を維持するのは難しいでしょう。


そのため全ての人にあてはまるとは限りませんが、老後の資金として不足する2000万円を考えなくてはなりません。


生活を維持するのなら年金以外の貯蓄方法を知ることが大切です。

老後2000万問題、年金以外の貯蓄方法で今から備えておこう

老後2000万円問題で年金受給の不安が浮き彫りになりました。


そのため私達は年金以外の方法で今から備えておかなくてはなりません。


年金以外の貯蓄方法としては目的別に備えておくのがおすすめです。


例えば人は年齢を重ねるとどうしても病気を発症しやすくなります。


そのため医療保険に加入しておくと入院や手術が必要なときに保険で賄うことができます。


老後の生活を維持するために積み立てるのなら確定給付企業年金個人年金保険がいいでしょう。


更に亡くなった後のお葬式や残った入院費、お墓の費用まで考えるなら生命保険があります。


老後にいくら必要なのかを把握しておくといざというときに慌てなくてすみます。


また老後が心配という方はライフスタイル相談を行っているサービスを利用するのもおすすめです。

参考:海外でも年金デモ発生?年金問題における海外の動きとは

年金問題でデモが起こっているのは日本だけではありません。


海外ではどの国でどのようなデモが起こったのでしょうか。


フランスでは2019年12月5日に約80万人規模の年金デモが発生しました。


フランスの場合、職業によって加入できる年金が違います。


職業によって年金が支払われる年齢やもらえるお金が変わります。


そのため今までの制度を撤廃し、ポイント制にして年金制度を統一しようとする政府に抗議をするためデモがありました。


また2017年12月18日にはアルゼンチンにて年金デモが起こっています。


アルゼンチンの場合、年金制度に公的資金を使われていたため財政を圧迫していました。


国の財政を改善するために年金制度の見直しがされています。


しかしそれに反発したアルゼンチン国民が抗議のデモやストライキを起こし、負傷者が出る事態になりました。


日本とは制度が違いますが、いずれも年金制度問題がデモを引き起こしました。

まとめ|老後2000万円問題と年金デモについて

金融庁の審議会から発表された老後2000万円問題から引き起こったデモについて解説しました。


この記事をまとめると

  • Twitterでの呼びかけにより若者を中心として世代が6月16日に年金デモを行った
  • 年金でもの参加者の多くは年金2000万円問題によって不安を感じていた
  • 夫婦で年金受給をしている家庭は平均すると月に5.5万円も生活費が不足し、30年生きると総額で1980万円不足する
  • 老後を乗り切るためには自分で貯蓄を増やす必要がある
  • 老後の貯蓄は医療保険・確定給付企業年金・個人年金保険・生命保険がおすすめである
  • 年金問題によるデモは日本以外でも起こっている

です。


老後に2000万円が不足する問題は私達にとって身近な問題であり、その不足分をどうやって補うかを考えていかねばなりません。


老後に備えてできることから準備を始めましょう。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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