更新日:2024/11/20
4人家族の生活費の平均額は約37万円!1ヶ月の支出の内訳は?
- 平均の31万円まで用意できる余裕がない
- 生活費が高すぎて貯金ができていない
- 4人家族の生活費の平均額が知りたい人
- 1ヶ月の生活費の内訳が知りたい人
- 年収に対する理想的な生活費の額が知りたい人
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 4人家族の生活費は1ヶ月で約37万円
- 東京など大都市に住む4人家族の生活費の平均額
- 地方に住む4人家族の生活費の平均額
- 4人家族の理想の生活費の内訳は?
- 家賃は3分の1程度に抑えると良い
- 個人的な家計に対するアドバイスはライフプラン相談する
- 4人家族の家計を子供の年齢別にシュミレーション
- 幼児のときの生活費
- 子供が5歳のときの生活費
- 子供が9歳のときの生活費
- 子供が13歳のときの生活費
- 子供が高校生のときの生活費
- 4人家族の生活費を節約するポイントとは?
- 家計簿をつけて収支をしっかりと把握する
- 保険料を見直してみると安くて良いものが見つかる
- 食費は支出の中でも減らしやすい
- 水道光熱費は日々の心構えで減らすことが可能
- 4人家族が生活費を抑えてしっかりと貯蓄する方法
- 先取り貯蓄をする
- iDeCoやNISAのサービスを利用する
- 専門家にライフプランを相談して家計を見直す
- まとめ:4人家族の生活費について
目次
4人家族の生活費は1ヶ月で約37万円
全国約9,000世帯を対象にした2023年の「家計調査」によると、4人家族の1ヶ月あたりの生活費の平均は約37万円です。
全国平均の内訳は、以下の通りです。
内訳 | 金額 |
---|---|
食費 | 約90,000円 |
光熱費 水道代 | 約26,000円 |
家具・家事用品 | 約12,000円 |
被服代 | 約13,000円 |
保健医療代 | 約13,000円 |
交通費 通信費 | 約46,000円 |
教育費 | 約27,000円 |
教養娯楽費 | 約33,000円 |
その他 | 約48,000円 |
なお、この統計では持家率が88%を超えているため、住居費が除かれた金額になっています。
では、大都市と地方では生活費の平均額にどれくらいの違いがあるのでしょうか。
とはいえ、「今の収入では生活費が足りない」「我が家は賃貸だからもっと生活費がかかっている」と悩む方もいるかと思います。
そんな方は、マネーキャリアのオンライン無料相談サービスにご相談ください。
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東京など大都市に住む4人家族の生活費の平均額
大都市(人口100万人以上、政令市)に住む4人家族の平均生活費は、全体で約38万5000円(家賃を除く)、東京都で約419,000円(家賃を除く)です。
大都市全体の平均生活費内訳
内訳は、以下の通りです。
内訳 | 金額 |
---|---|
食費 | 約101,000円 |
光熱費 水道代 | 約29,000円 |
家具・家事用品代 | 約15,000円 |
被服代 | 約16,000円 |
保険医療費 | 約20,000円 |
交通費 通信費 | 約54,000円 |
教育費 | 約20,000円 |
教養娯楽費 | 約43,000円 |
その他 | 約77,000円 |
東京都区の平均生活費内訳
内訳 | 金額 |
---|---|
食費 | 約122,000円 |
光熱費 水道代 | 約29,000円 |
家具・家事用品代 | 約16,000円 |
被服代 | 約20,000円 |
保健医療費 | 約22,000円 |
交通費 通信費 | 約51,000円 |
教育費 | 約27,000円 |
教養娯楽費 | 約52,000円 |
その他 | 約80,000円 |
地方に住む4人家族の生活費の平均額
地方に住む4人家族の平均生活費は、人口5〜15万人未満の地域で約369,000円(家賃を除く)、人口5万人未満の地域で約352,000円(家賃を除く)です。
人口5〜15万人未満の地域の生活費内訳
内訳 | 金額 |
---|---|
食費 | 約98,000円 |
光熱費 水道代 | 約30,000円 |
家具・家事用品代 | 約16,000円 |
被服代 | 約14,000円 |
保健医療費 | 約19,000円 |
交通費 通信費 | 約59,000円 |
教育費 | 約14,000円 |
教養娯楽費 | 約39,000円 |
その他 | 約82,000円 |
内訳 | 金額 |
---|---|
食費 | 約91,000円 |
光熱費 水道代 | 約31,000円 |
家具・家事用品代 | 約15,000円 |
被服代 | 約13,000円 |
保健医療費 | 約17,000円 |
交通費 通信費 | 約66,000円 |
教育費 | 約9,300円 |
教養娯楽費 | 約34,000円 |
その他 | 約77,000円 |
4人家族の理想の生活費の内訳は?
4人家族の理想的な生活費内訳の割合は、どれくらいなのでしょうか。
手取り月収40万円、小学生以下の子どもが2人いる場合を例にして見ていきましょう。
理想的な内訳と割合は、以下の通りです。
内訳 | 割合(金額) |
---|---|
家賃 (住宅ローン) | 約30%(約120,000円) |
食費 | 約15%(約60,000円) |
光熱費 水道代 | 約4%(約16,000円) |
家具・家事用品代 | 約3%(約12,000円) |
被服代 | 約4%(約16,000円) |
保健医療費 | 約4%(約16,000円) |
交通費 通信費 | 約3%(約12,000円) |
自動車維持費 | 約4%(約16,000円) |
教育費 | 約3%(約12,000円) |
教養娯楽費 | 約6%(約24,000円) |
交際費 | 約6%(約24,000円) |
生命保険料 | 約4%(約16,000円) |
その他 | 約5%(約20,000円) |
貯蓄 | 約15%(約6万円) |
家賃は3分の1程度に抑えると良い
賃貸の場合、家賃は手取り月収の3分の1程度が理想とされています。
地域別の3LDKの平均家賃は、以下の通りです。
地域 | 平均家賃 |
---|---|
1都3県 | 約198,000円 |
東海 | 約103,000円 |
関西 | 約118,000円 |
本当に3分の1程度なのか確かめてみましょう。
割合は『平均家賃÷(平均生活費+平均家賃)』で求められ、以下の通りです。
- 東京都:19.8万円÷(38.5万円+19.8万円=58.3万円)=0.34
- 東海:10.3万円÷(36.8万円+10.3万円=47.1万円)=0.22
- 関西:11.6万円÷(35.5万円+11.6万円=47.1万円)=0.25
よって、確かに3分の1程度かそれ以下と分かります。
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個人的な家計に対するアドバイスはライフプラン相談する
家族構成や住んでいる地域、子どもの成長によって、家計の形は変化していきます。
そのため、家計を見直したいけれど管理や貯蓄など複雑なお金の話は難しくてよく分からない、という人も多いと思います。
そんな時は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのがおすすめです。
FPは国家資格なので、生活スタイルや経済状況などを踏まえ、分かりやすい説明で、安心して相談でき、長期的な視点でアドバイスを受けることができます。
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4人家族の家計を子供の年齢別にシュミレーション
4人家族と一口に言っても、その構成は様々あるため、子どもの年齢によって、かかる生活費は大きく変動していきます。
具体的に、子どもの年齢別の生活費の違いを見ていきましょう。
シュミレーションする2人の子どもの年齢の構成は、以下の通りです。
- 子どもが2歳と0歳のとき
- 子どもが5歳(保育園)と3歳のとき
- 子どもが9歳(小学生)と7歳のとき
- 子どもが13歳(中学生)と11歳のとき
- 子どもが17歳(高校生)と15歳のとき
幼児のときの生活費
家族構成と物件情報は、以下の通りです。
- 家族構成:27歳正社員の夫・25歳専業主婦の妻・2歳の長男・0歳の長女
- 年収:480万円
- 物件:2DKで家賃66,000円
内訳 | 金額 |
---|---|
家賃 | 約66,000円 |
食費 | 約51,000円 |
光熱費 水道代 | 約16,000円 |
通信費 | 約15,000円 |
趣味・娯楽費 | 約10,000円 |
衣類代 | 約15,000円 |
日用品・消耗品代 | 約14,000円 |
教育費 | 約10,000円 |
子供が5歳のときの生活費
家族構成と物件情報は、以下の通りです。
- 家族構成:30歳正社員の夫・27歳パートの妻・5歳の長女・3歳の長男
- 年収:夫460万円・妻100万円
- 物件:2LDKで家賃87,000円
上の子どもが5歳の場合、1ヶ月間の生活費は約279,000円です。
生活費の内訳は、以下の通りです。
内訳 | 金額 |
---|---|
家賃 | 約87,000円 |
食費 | 約73,000円 |
光熱費 水道代 | 約22,000円 |
通信費 | 約20,000円 |
趣味・娯楽費 | 約20,000円 |
衣類代 | 約15,000円 |
日用品・消耗品代 | 約22,000円 |
教育費 | 約20,000円 |
子ども2人を保育園に預けて、共働きをしているため、生活費に比較的余裕があります。
2人の子どもの食費は、合わせて大人1人分です。
衣類費のほとんどは子ども服にあてられるようなので、下の子には、上の子のおさがりで対応するなどして、節約できるようにするとよいでしょう。
生活費30万円であれば、子ども1人あたり月1万円は貯金することができます。
子供が9歳のときの生活費
家族構成と物件情報は、以下の通りです。
- 家族構成:35歳正社員の夫・34歳正社員の妻・9歳の長女・7歳の次女
- 年収:夫500万円・妻280万円
- 物件:3LDKで家賃127,000円
内訳 | 金額 |
---|---|
家賃 | 約127,000円 |
食費 | 約80,000円 |
光熱費 水道代 | 約24,000円 |
通信費 | 約26,000円 |
趣味・娯楽費 | 約25,000円 |
衣類代 | 約25,000円 |
日用品・消耗品代 | 約23,000円 |
教育費 | 約30,000円 |
子供が13歳のときの生活費
家族構成と物件情報は、以下の通りです。
- 家族構成:38歳正社員の夫・35歳正社員の妻・13歳の長男・11歳の次男
- 年収:夫510万円・妻300万円
- 物件:4LDKで家賃135,000円
内訳 | 金額 |
---|---|
家賃 | 約135,000円 |
食費 | 約82,000円 |
光熱費 水道代 | 約25,000円 |
通信費 | 約26,000円 |
趣味・娯楽費 | 約40,000円 |
衣類代 | 約30,000円 |
日用品・消耗品代 | 約25,000円 |
教育費 | 約30,000円 |
子供が高校生のときの生活費
家族構成と物件情報は、以下の通りです。
- 家族構成:45歳正社員の夫・43歳正社員の妻・17歳の長女・15歳の長男
- 年収:夫500万円・妻297万円
- 物件:持ち家
内訳 | 金額 |
---|---|
住宅ローン | 約92,500円 |
食費 | 約83,000円 |
光熱費 水道代 | 約23,000円 |
通信費 | 約23,000円 |
趣味・娯楽費 | 約28,000円 |
衣類代 | 約15,000円 |
日用品・消耗品代 | 約9,000円 |
教育費 | 約55,000円 |
自動車維持費 | 約19,000円 |
生命保険料 | 約40,000円 |
その他 | 約55,000円 |
4人家族の生活費を節約するポイントとは?
「家計がいつもギリギリで苦しい」「もっと貯金をしたいのに」という悩みを改善するためにも、節約をして、上手く無駄を省いて生活することはとても大切です。
4人家族の生活費を節約するポイントは、以下の通りです。
- 毎月の収支の把握
- 保険料の見直し
- 食費の節約
- 水道光熱費の節約
家計簿をつけて収支をしっかりと把握する
上手に家計をやりくりするためには、家計簿を使いましょう。
そして「どのくらいの収入で、何にどれだけのお金を使っているか」把握します。
しかし家計簿は、細かい項目を1つひとつ記入しなければならないので、面倒で続かない人も多いかと思います。
スマホが普及してからは、レシートの写真を撮るだけで家計簿がつけられる便利なアプリも登場していますので、上手く活用しましょう。
必要以上のお金は財布に入れないことや、生活費用と貯金用の通帳を分けて、使えるお金を見えやすくすることも大切です。
保険料を見直してみると安くて良いものが見つかる
生命保険に加入している家庭は全国で約88%にも及びます。
毎月の支払額は約3万円ですが、万が一に対する備えだとしても、家計への負担は大きくなりがちです。収支のバランスを考えて生命保険を選びましょう。
しかし、生命保険は多種多様です。死亡保険、医療保険、がん保険、年金保険など、どれを選んでいいのか、分かりづらいかと思います。
そんな時は、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談することが、良い保険に加入できる近道です。
食費は支出の中でも減らしやすい
スーパーに足を運ぶと、ついつい不要なものまで買ってしまいがちです。
まずは、1週間でどんな料理を作るのか考えて事前に買うものを決めてから、買い物に出かけて、無駄遣いを減らしましょう。
1週間のうち、買い物に出かける回数をできるだけ減らすこともポイントです。
食材を選ぶときにも、もやしや豆腐、旬の野菜、豚こまなど比較的安価で手に入れられるものを意識し、お料理のボリュームアップを目指します。
しかし、もし食材同士が数十円程度の違いであれば、食べたときの満足度が高い食材を選んだほうが、ストレスなく節約に励むことができますよ。
水道光熱費は日々の心構えで減らすことが可能
まずは使わないコンセントを抜いたり、タップ式コンセントに切り替えて、使っていない電源はオフするようにします。
使用が10年以上の古い家電は電気代が高くついてしまうので、買い換えることもおすすめです。年間約58,000円も節約できますよ。
それから光熱費が数倍になる冬場は暖房器具に頼りすぎないことがポイントです。
カーテンや断熱シート、衣類、電気毛布などで調節しましょう。
エアコンも光熱費がかさむため、極力ファンヒーターで対応したいですが、使用する場合は設定温度を夏は28度、冬は20度に設定しましょう。
4人家族が生活費を抑えてしっかりと貯蓄する方法
家族の将来を見据えると、生活費を抑えるだけでなく、確実に貯金をして安心したいと考える人は多いと思います。
しかし貯金が苦手、老後の資金対策はどうしようと頭を抱えてしまいます。
様々なサービスがありますので、上手く活用してコツコツ貯蓄、対策できるようにしていきましょう。
4人家族の貯金方法のポイントは、以下の通りです。
- 先取り貯蓄をする
- iDeCoやNISAなどのサービスを利用する
では、これらの方法について、解説していきましょう。
先取り貯蓄をする
先取り貯蓄とは、給料が入ると同時に強制的に貯金をすることです。
手取りの10〜30%を目安に、無理のない金額範囲を設定して、貯蓄してみましょう。
先取り貯蓄には様々な種類があります。
自動積立定期預金
自動積立定期預金とは、自分が決めた日に、自動で定期預金に積立をしてくれる口座です。
どの金融機関でも取り扱っているので、給料日に設定しておけば使う前に貯金ができて安心で便利です。
財形貯蓄
財形貯蓄とは、会社が給料から一定額を天引きして貯蓄をしてくれるというものです。
導入されているかどうかは、会社によって異なるため、問い合わせる必要があります。
社内預金
財形貯蓄と同様、会社が自分の貯蓄を管理してくれます。財形貯蓄と違うところは、その貯蓄が従業員の任意であるというところです。
iDeCoやNISAのサービスを利用する
老後の資金対策として、iDeCoやNISAを利用するのはいかがでしょうか。
iDeCoについて
iDeCoとは、私的年金のことで個人が任意で加入して、公的年金と同様、積み立てた掛け金を年金として老後に受け取ります。
現在ではサラリーマンや自営業の他、専業主婦や公務員も加入可能になりました。
途中解約ができず、確定申告や年末調整を行う必要がありますが、税制優遇が充実しています。
NISAについて
NISAとは「少額投資非課税制度」のことです。
NISA口座で上場株式や株式投資信託を取得すると、配当金・分配金・譲渡益が非課税となり、その期間は最長5年です。
また、2014年から2023年までの10年間、年間の上限120万円まで投資が可能です。
日本に住んでいる20歳以上であれば、誰でも加入することができます。
マネーキャリアでは、老後の資金の貯め方や安全な積立投資の始め方に関するオンライン無料相談サービスを行っています。
お金に詳しい専門家が、少額から始められる投資や資産運用について、一から丁寧に説明します。
相談満足度98.6%のマネーキャリアにぜひお気軽にご相談ください。
専門家にライフプランを相談して家計を見直す
「生活費を見直したいけどどうやればいいかわからない」というときは、マネーキャリア相談のファイナンシャルプランナー(FP)に気軽に相談してみましょう。
FPは国家資格なので、安心して相談することができ、自分の家庭に合うライフプランを一緒に考えてくれます。
マネーキャリア相談は、国内最大級のオンライン保険相談で、相談した人の満足度は93%と高い評価を得ています。
何度でも無料で、オンラインまたは対面での相談が可能なのが嬉しいポイントです。
さらに、申し込みはWebで簡単な情報を入力後、LINEの専用アカウントで日程等を調整するだけで、とてもスマートです。
家計や生活費の管理に関して迷ったら、まずは気軽にほけんROOMに相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ:4人家族の生活費について
「4人家族の生活費」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- 1ヶ月あたりの生活費は約37万円
- 理想的な内訳は手取り月収で、家賃30%、食費・貯蓄15%、水道光熱費4%
- 子どもの年齢や成長によって生活費は大きく変動する
- 生活費節約のポイントは収支の把握、保険料・食費・水道光熱費の見直し
- 貯蓄の方法は先取り貯蓄がおすすめ
- 迷ったらマネーキャリア相談のFPへ相談