はじめて投資をする人必見、投資の基本をお教えします

投資をはじめてする方に向けて、投資の基本を、株と投資信託中心にお教えします。それぞれのメリット、デメリット、リスクとリターンの関係、知っておきたい事、心構えや注意点などについて説明します。投資目的や希望、自分をとりまく様々な状況を考えて投資配分を考えましょう。

この記事の執筆者
淺井 敏次
FP事務所ASAI代表。 独立系・中立の立場で社会貢献。ライフプラン・保険・相続・住宅ローン・資産運用・セカンドオピニオン、お客様の利益最優先で活動。メール、SkypeでもOK。日本FP協会認定CFP®、1級FP技能士、ビジネス法務エキスパート、大分県知事任命「豊の国かぼす特命大使」、一般社団法人大阪あそ歩委員・プレミアムガイド。https://fp-office-asai.jimdo.com/

0. 投資をはじめてする方へ

はじめて投資をしたいと考えている方、投資に対するイメージは人それぞれ違っていて、本格参入、資金を貯めたい(結婚、住宅、老後)、金利のつかない貯金よりは少しでも・・・等々いろいろだと思います。


具体的な目的にそって投資方法を考えてみましょう。ばくぜんと将来に不安を感じ貯蓄高を増やしたいという目的でも結構、人生勉強の一つと思って取り組むのも結構でしょう。


一口に投資といっても、株、投資信託(投信)、債券、不動産、為替、FX、コモディティ(金、原油・・)等々、いろんな種類があります。


最近は実質投資としてのグロース株投資、クラウドファウンディングなどもありますが、ここでは基本となる株と投信について説明します。

1. 投資の基本

(1)自分の資産配分をどうするか?

投資目的や希望、自分の年齢、資産内容、収入、年金金額など、自分をとりまく様々な状況を考えて投資配分や対象を2つのステップで決めていきます。


ステップ1

投資対象の組み合わせは、リスク軽減を考えながら、複数の異なった資産(アセット)に配分(アロケーション)運用します。これはアセット・アロケーションといい、どの方法でどれ位のお金を投資するかを決めます。株、投信、貯金などの配分を決める投資の基本的な考え方です。


ステップ2

具体的な「資産の置き場所(アセット・ロケーション)」即ち、どの口座で運用するかを税制、手数料、利便性を考えて決めていきます。具体的には、確定拠出年金(DCやイデコ)、ネット証券、総合証券、NISA口座などです。

(2)利回り目標

投資の利回り目標は、貯金金利と比較して最低でも年率2-3%に設定しましょう。


目標を高くして利回り年率20%や30%に設定することもできますが、取引の労力や手間ひまがかかります。

2. 投資について

(1)株式取引

株式市場は、企業が発行する株を株取引所で売買しますが、株式は日本経済を支える大きな役割があります。


購入した株式の口座保管料は、普通は無料ですが、売買手数料は証券会社ごとに異なり総合証券とネット証券との間では大きな差があります。総合証券では、窓口とネット取引の手数料に差をつけている所がほとんどです。


上場株式会社は約4,000社、選ぶのに困るくらい十分あります。


「サービス」:総合証券は窓口や電話で丁寧なサポートがありますが、情報と同時に売り込みもあります。ネット証券でも店舗相談できる会社もあります。


株式取引の投資方針

長期運用か短期運用か?「ファンダメンタル分析」や「テクニカル分析」など投資方針を決めます。

自分の好きな会社、応援したい会社株を選択してもいいと思いますが、上記の理論を勉強しておくと有利です。

長期運用は、権利発生日に株を保有していれば「配当金」「株主優待」収益(インカムゲイン)の利益があります。

売却時には、値上がり益(キャピタルゲイン)が出る様ことを目指します。

短期運用は主に、キャピタルゲインを目指し頻繁に(購入日に売却~数か月まで)売買します。


株式取引のメリット

  • 値上がり益
  • 株主優待
  • 配当

値上がり益であるキャピタルゲインが得られます。

株主優待実施の会社は毎年増加し約1,500社、優待内容は保有株数で違いますが、金券ショップで換金も可能です。

配当は「会社利益の株主への還元」で年2%から4%程度は見込めます。


株式取引のデメリット

100株単位での購入のため10万円から100万円単位でしか購入できません。

株価変動は、企業業績、株式の需給バランス、世界の政治経済的要因、相場の急変で値下がりする(キャピタルロス)可能性があります。

NISA以外では、収益には約20%の税金がかかります。

(2)投資信託(投信)

投資信託は「投資信託運用会社」が立案し、「販売会社(証券会社、金融機関)」が販売し、「信託銀行」が資産管理や運用会社の運用指図に従って投資の実行をします。投信は株式、債券、外貨、不動産、商品(金)、海外市場など様々な金融商品を投資対象とした商品もあり、一般人が購入できるのは約6,000本あります。


インデックス型とアクティブ型

インデックス型は日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等を「ベンチマーク(運用指標)」として運用し、手数料も比較的安価な商品が多いです。
アクティブ型は、プロが銘柄を選び運用しますので、一般に手数料が高くなります。運用成績は、必ずしも市場平均より利回りがいいとは限りません。過去の運用実績をみてみますと、手数料を差し引いた実質利回りでアクティブ型がインデックス型を下回ることもしばしばあります。

投資信託のメリット

運用は運用会社にお任せになりますので自分で運用する余裕がない、自信がない人には適しています。
少額投資(1万円程度)から始められ、長期運用も可能です。
運用状況は運用報告書で確認でき、監査法人監査がありますので一応の透明性はあります。
特殊な金融商品に投資している商品がありますので、メリットですが、デメリットにもなります。

投資信託のデメリット

「販売買付手数料」「ファンドの管理費用(含む信託報酬)」「信託財産留保額」等があり、それぞれの手数料が分かりにくく年額で数%と結構な負担になる商品もあります。
運用はプロにお任せですが、優秀なプロばかりとは限らず、ブラックボックス化して内容を容易には理解できない投信もあります。
特殊な金融商品に投資している商品がありますので、メリットにもデメリットにもなります。
元本保証はなく、市場の状況で元本割れする場合や毎月配当を元本から配分する投信もあります。
一般人にはなかなか理解できない特殊な金融商品を組み込んだ投信もありますので、注意が必要です。

(3)リスクとリターンについて

イメージ図は下図の通りですが、株式は債券よりもリスクとリターンは大きく、国内投資よりも海外投資の方が為替変動の為、リスクとリターンは大きい傾向にあります。




過去20年の単年度実績の値動きのばらつきをつかんでおきましょう。

複数の金融機関資料より集計。



3. 投資の取り組みスタンス

(1)「ドルコスト平均法」

投資で代表的な手法で、自社株の持ち株会などでも採用していますが、毎月コツコツと一定額ずつ購入する手法です。


価格が高い時は少量を、価格が安い時は多量を買うことで自然に平均購入価格が下がることになります。いわゆる「時間の分散」を活用する手法です。

(2)ポートフォリオ

自分の資産内容を把握した上で、運用ポートフォリオを作成し資産配分します。


運用をする対象についてリスクとリターンについて良く調べておくことが大切です。

(3)自分の投資タイプを知る

年齢、全資産に対する投資割合、自分の性格、考え方、対応力、投資経験、どの程度の利回りを期待しどの程度のリスクを容認できるか、資産価格が大きく下落したときの対応はどうするか?


追加投資、しばらく様子見、安全資産に切替?などの情報で判断し自分の投資タイプを把握しましょう。投資タイプは、積極投資、収益重視投資、バランス運用投資、安定志向投資などです。


最初は、ライフプランを考えて長期・分散投資を考えることが個人投資家には向いているかもしれませんし、元本割れは“絶対にいや“という方は、投資には向いていないかもしれません。

4. 投資をはじめて行う人必見!投資の注意事項

投資の結果は自己責任です。投信は、運用会社が指図しているから自分の責任ではないと思っているかもしれませんが、結果は自己責任になります。自分が理解できる商品に投資しましょう。


投資は自分の身の丈にあった余裕資金で行う事が大切です、元本割れが起こる事も想定しておきましょう。


ファンダメンタル、テクニカル分析など自分自身で努力して勉強する事、分からないからといって営業マンの言うなりに運用するのは絶対にさけたいものです。 

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