【FP解説】1000万のお金を貯める人の特徴と1000万を貯金するメリットとは?

ファイナンシャルプランナーに相談するご家庭の特徴は様々です。ご相談者の中には今ある資金をどのように効果的に無駄なく使えるか、このような考えからご相談される方もおられ、住宅購入前に1,000万円ほどの貯蓄があることも珍しくありません。年収も300万円から600万円程度と、極端に高いわけではありません。このようなまとまった資金を貯蓄できた方々の特徴について紹介していきたいと思います。

この記事の執筆者
藤 孝憲
FPオフィスベストライフ代表 保有資格:CFP®認定者・宅建士・住宅ローンアドバイザー・証券外務員2種・エクセルVBAエキスパート 商品販売をしない生活者目線のファイナンシャルプランナーとして、ご家族に合ったライフプランニングをもとに資産運用を含めたお金の使い方や住宅ローン・保険の選び方などのアドバイスしております。教育費セミナーやFP資格講師、執筆を通したお金に対する考え方をお伝えしております。

この記事の目次

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1000万を貯金している人の5つの特徴

私に相談されるご家庭の特徴も様々ですが、相談時期はおもに小さいお子様がいらっしゃる、住宅購入前のご家庭が大半です。


年齢的には20歳後半から40歳前半ぐらいまでですが、住宅購入前ということもあり、お金に対する様々な取り組み姿勢を知ることができます。


1000万円を貯めていたご家庭の特徴を5つに分けて紹介します。

お金に関心があり、ある程度の知識がある

住宅購入前までに十分な貯蓄がある方の特徴として、お金の知識をある程度持っていることが挙げられます。ファイナンシャルプランナーの資格を保有しているわけではありませんので、ネットなどでの情報収集を中心に、知識を積み上げています。調べられる範囲で調べ上げているため、専門用語の意味はある程度理解されており、ご相談される内容はネットの情報だけでは分からない商品の選び方などに絞っています。 


なお、偏った情報をもとに判断していることもありますので、その点に注意しながらアドバイスさせていただき、よりご家庭に合った商品を選べるようにしております。

給与天引きの貯蓄を利用している

貯蓄が十分にある方の特徴として、財形貯蓄や確定拠出年金など、給与天引きの貯蓄制度を利用していることが挙げられます。給与天引きにすることで、強制的に貯蓄することができ、まとまった資金を貯蓄できる理由の一つとなっています。これらの制度の利用に加え、受取額からも貯蓄しています。


財形貯蓄や確定拠出年金などの貯蓄制度がない方は、貯蓄用口座を開設するなど、自然に貯蓄できるような工夫が必要となるでしょう。 

株式や投資信託への投資は人それぞれ

稼いだお金を使わずに、資産運用で増やすことも考えられます。


これまでのご相談者は運用が上手くいった結果として貯蓄額が増えたのではなく、毎年一定額の貯蓄ができている上で、余剰資金を運用に回しています。


余剰資金の利用方法はご家庭によるため、運用をされていないご家庭も多くいらっしゃいます。 

家計にメリハリがあり無駄がない

住宅ローンや保険、金融商品の選び方によって家計に大きな影響を及ぼしますが、普段からの消費方法によっても家計の状況は異なります。貯蓄がしっかりできているご家庭ほど、資金使途が明確で、使途不明金が少ない傾向にあります。ご相談時に家計の状況をヒヤリングシートに記入してもらう方法でおうかがいしますが、はっきりとしたご回答を得られることが多く、普段から家計を把握している様子がうかがえます。


 お金の使い方もはっきりしており、無駄な支出が少なく、その分、旅行などのライフイベントも充実させています。

源泉徴収票やねんきん定期便などお金に関する資料を管理している

ご面談時に家計の状況を把握するために、様々な資料を見せていただきます。


その際、必要な資料がすぐに出てきます。資料がしっかり保管されていれば、年金額の試算や財形貯蓄の額、源泉徴収額など必要なときに必要な情報を確認することができ、家計の状況を把握する助けとなります。 

1000万を貯金した場合のメリット

ご相談者の多くは住宅購入前ですので、住宅資金としてこれまで貯めたお金をどのように使うか、借入先をどのように選べばいいかなどのご相談が中心です。


1000万円を貯金したタイミングにより使い方は異なりますが、貯まった場合のメリットを紹介しておきます。 

住宅購入資金として

住宅購入資金として1000万円を支払い、住宅ローンの負担を減らす方法です。


住宅ローンの毎月返済額を5~6万円程度におさえたり、一回り大きな住宅を購入したり、返済期間を10年~15年と短くしたりすることが可能です。


教育費の支出と時期が重なる方も多いと思いますので、家計にゆとりをもたらすことができます。 

緊急用資金として

ご家族のうち働いている人が万一のときやご家族が病気のときに備えて保険に加入する方も多いでしょう。


保険は万一のときに必要な資金準備として加入しますが、緊急用資金としてそのまま貯蓄しておけば、貯蓄額に応じた保険に加入する必要がなくなります。


さらに資金の一部をiDeCoやNISAを利用して、税制的なメリットを受けながら資産運用することも可能です。


選択肢が増え、ご家庭に合った支出ができる可能性が広がります。 

まとめ

いきなり1000万円となると目標が高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。


5つの特徴で紹介しましたが、まとまった貯蓄がある方々は、貯蓄ができる体制が習慣化されています。


なかなか貯蓄ができない方は、お金の管理体制を見直し、無駄な支出がないか確認してみてはいかがでしょうか。 

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