ペット保険の選び方を徹底解説!失敗しない選び方の6つのポイントは?

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犬猫のペット保険の選び方をご存知ですか?多数のペット保険を比較してどこがいいか決めるのは大変ですよね。またペット保険のおすすめ人気ランキング、高齢や既往症等の加入条件、必要性も気になりますよね。今回はペット保険の選び方をメリット・デメリットと共に解説します。

目次を使って気になるところから読みましょう!

ペット保険の上手な選び方は?通院・入院・手術の補償内容に注意

現在ではペット保険の数も増え、選択肢の幅も広がってきています。


加入するペットや飼い主の使いやすさに合わせた保険が選びやすくなってきたのは、利用者としてはとても嬉しいことです。


ただ、数が増えるとそれはそれで何を選んだら良いのか悩んでしまいますよね。


そこで、今回ほけんROOMでは、ペット保険の選び方について一から分かりやすく解説していきます。

  • ペット保険の失敗しない6つの選び方
  • 参考:後悔する!やってはいけない最悪の選び方
  • ペット保険に加入する際の5つの注意点
  • ペット保険の3つの必要性
  • ペット保険に入るメリット・デメリット
以上の内容で紹介していくので、入ろうか検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

同じように見えるものも、よく見ていくと対象にしているものや条件などに違いがあります。

入ってから後悔しないようにするためにも、選び方などの大事なポイントはきちんと覚えておくようにしましょう。

ペット保険の失敗しない選び方とは?6つのポイントを徹底解説

それでは早速、失敗しないペット保険の選び方を紹介していきます。


今回紹介するのは、以下の6つです。

  • ①:年齢や既往症、動物の種類等の加入条件
  • ②:かかりやすい病気にも対応してくれるか
  • ③:年間の限度額・回数等、各社の補償内容の違い
  • ④:割合(50%・70%等)、免責金額の有無
  • ⑤:保険金請求方法(窓口精算・後日精算)
  • ⑥:各社の保険料の相場・値上がり方
しっかり目を通して確認が必要なものもあれば、飼い主にかかる負担に影響する選び方もあります。

どれも細かな違いがあるので、飼い主の希望するものと比較しながら近いものを選んでいってくださいね。

①:年齢や既往症、ペットの種類等の加入条件を確認する

年齢

新規申込OKの年齢は、動物の種類や各ペット保険会社が販売する商品によって変わります。

  • 犬・猫:7歳~上限なし
  • ハムスター:2歳
  • うさぎ:3歳~11歳
  • インコ:9歳
  • オウム:20歳
  • カメ:15歳
  • イグアナ:10歳
細かい年齢制限は会社によって変わりますが、動物の種類で上限に大きな差があります。

ペットによっては油断しているとすぐに上限に引っかかってしまうため、何歳まで入れるかは見逃さないようにしましょう。

既往症

過去に何らかの病気にかかったことがある場合は、告知の際に申告をしないといけません。

種類によっては断られてしまうこともあるため、あらかじめ加入できない既往症について確認しておきましょう。
  • 糖尿病
  • 悪性腫瘍
  • 緑内障
  • 白内障
  • 腎不全
  • 尿路結石
上で挙げたものは一例ですが、これらの病気にかかったことがあると断られてしまうことが多いです。

また、どんな病気にかかっていると加入不可になるかは会社ごとに違うため、確認や比較をすることをおすすめします。

加入可能なペットの種類

ペット保険であれば、どんな動物でも入れるというわけではありません。

会社や商品ごとに違いがあるので、飼っているペットが対象となっているかは必ず確認してください。

ペット保険の対象動物は犬・猫が多いです。

しかし、うさぎやハムスターなどの小動物、ヘビやカメ、イグアナといった爬虫類を対象にしているものも少なからず存在していますよ。

対象にしている動物以外は申し込むことができないため、間違えないようにしっかりチェックしてくださいね。

②:ご自身のペットのかかりやすい病気が補償されるか確認する

人間にも気を付けないといけない病気があるように、ペットにもかかりやすい病気というものがあります。


飼い主としては、気を付けたい病気にこそ保険を使いたいと思う所ですよね。


しかしペット保険の中には、かかりやすい病気を補償対象から外している所もあるため選び方には注意が必要です。


ペット保険の補償対象外とされやすい病気には以下のようなものがあります。

こういった病気の他にも、遺伝性、先天性の病気も対象外となっていることが多いので、確認は怠らないようにしましょう。

中には、病気と診断された保険期間内だけ補償してくれることもあります。

ただ、更新や継続の際には対象から外されてしまうため、ずっと補償してくれるわけではないようです。

かかりやすい病気は、動物の種類や品種などによって違いがあります。

もしもの時でも全力で治療をしていけるように、幅広く補償してくれるような保険を探していきましょう。

③:年間の補償限度額・回数等、各社の補償内容の違いを確認する

年間に請求できる保険金額や回数といったものは、選ぶペット保険で大きく異なります。


参考として簡単に表にしてみたので見てみましょう。

補償割合年間補償限度額回数
50%約60~110万円通院:20~30日
入院:20~30日
手術:1~2回
70%約80~120万円通院:20~30日
入院:20~30日
手術:1~2回

中には割合に関係なく金額が同じもの、入院から退院までを1入院として、日数での計算をしないものなどもあります。


入院が長引くと残りの日数が不安になりますが、1入院という数え方をしてくれる所であれば、長引いても安心して治療を受けられますよね。


他にも、日額や回数制限が無いタイプなら残りの回数などでハラハラすることも無くなりますよ。


また、通院に特化したものや、手術・入院のみが対象になっている保険も存在しています。


本当に必要なものだけを選択することもできるので、使い方などで選び方を考えていくのもおすすめです。


もちろん、通院から手術まで全ての面倒を見てくれるフルカバータイプもあります。


どんな時でも安心できるようにしたいという方は、フルカバータイプにも注目してみてくださいね。


ペット保険の補償内容については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

④:補償割合(50%・70%等)、免責金額の有無を確認する

補償割合には様々な種類があることをご存知でしょうか?

  • 50%
  • 70%
  • 80%
  • 90%
  • 100%
現在確認されているのは以上の60%を除く50~100%で、選び方によって保険会社が支払う割合が変化します。

一番多く負担してくれるのは100%ですが、その分保険料が高くなる傾向にあるため注意が必要です。

また、免責金額のことも忘れてはいけません。

免責金額というのは、飼い主が絶対に負担しないといけない金額のことです。

例えば、免責金額が3,000円の場合、治療費が3,000円以下だと全額飼い主が払うことになります。

3,000円以上かかった場合は、会社ごとに計算の仕方が変わります。

免責金額を差し引いて計算する所もあれば、差し引かずに計算してくれる所もあります。

そもそも免責金額の設定をしていない保険もあるので、少しでも負担を軽くしたい方は忘れないように確認してください。

ペット保険の補償割合については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

⑤:保険金請求方法(窓口精算・後日精算)を確認する

保険金の請求の仕方には「窓口精算」と「後日精算」の2タイプが存在します。


窓口精算

私たちが病院で支払いをする時と同じで、保険証を提示するとその場で保険を利用することができます。


飼い主は保険金額を差し引いた残りの料金を支払えば良いので、直接負担額を減らせます。


後から請求する手間も省けるため、負担を軽くしたい方や請求の面倒を無くしたい方にはピッタリの精算方法ですね。


後日精算

一時的に飼い主が治療費を全額立て替え、後日ペット保険会社に保険金の請求をするものです。


請求の際は診療明細書や領収書、診断書など必要な書類を用意し、ペット保険から送られてくる保険金請求書に必要事項を記入して保険会社に送ります。


送った書類などに問題がなければ、口座に負担分の保険金が振り込まれて手続きは完了となります。


振り込まれる日数は長くても30日以内としている所が多いですが、書類に不備が見つかった場合はもっと時間がかかってしまいます。


清算方法は窓口精算の方が楽ではありますが、全ての病院で対応しているわけではありません。


そのため、窓口精算が可能な保険を選ぶ時は、まずかかりつけの病院で利用できるか確認してから選ぶことをおすすめします。


未対応の場合は後日精算になってしまうため、その点もよく覚えておきましょう。


ペット保険の保険金請求方法については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

⑥:各社の保険料の相場・値上がり方を確認する

ペット保険で一番気になるポイントでもあり、選び方でも重要な部分が保険料です。


保険料は会社や商品によって料金が大きく異なるだけではなく、動物の種類や品種、年齢、大きさなどによっても左右されます。


0歳から数年間は保険料が上がらない、上がったとしても微々たるものである所が多いです。


しかし、3歳4歳頃になってくるとだんだん保険料が上がってくるようになります。


保険料は毎年上がるものもあれば、2段階など一定の年齢ごとに上がるものなどがあります。


上がり幅は一定だったり、病気のリスクが高くなる頃に合わせて保険料もグッと上がることもあるため、年齢ごとの料金の上がり幅は必ずチェックしてください。


中には一定の年齢に達すればそれ以上は上がらない保険もあるため、今だけではなく将来のことも考えた選び方をするようにしましょう。


他にも、補償内容や選択するプラン、使い勝手なども影響を与えるので注意してくださいね。


補償が手厚くなればそれだけ料金も上がりやすくなります。


飼い主の負担が大きくなり過ぎない契約内容と、料金のバランスを見ながら検討していくことをおすすめします。


ペット保険の保険料相場は以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみて下さい。

参考:後悔する!ペット保険のやってはいけない最悪の選び方とは

ペット保険でもそれ以外のものでも言えることですが、よく確認をせずに選ぶのはダメな選び方です。


例えば、以下のような選び方は加入後に後悔してしまうかもしれません。

  • 終身保険かどうかを確認せずに入る
  • かかりやすい病気を補償対象外している保険を選んでしまう
  • 将来の保険料のことを全く考えていない選び方をする
ペット保険の多くは終身保険となっていますが、中には加入できる期間に上限を設けている保険もあります。

それを知らずにいい加減に決めてしまうと、契約終了となる年齢になってから慌てることになってしまいます。

また、上でも紹介したように、ペットによってかかりやすい病気というものがありますよね。

そういった病気をカバーしてくれないと、保険に入っていても治療費の負担は飼い主が背負うことになります。

犬や猫を飼っている場合は、椎間板ヘルニアや腎尿路疾患など、対象外にされやすい病気までカバーしてくれるかを確認するのは必須と言えるでしょう。

他にも、保険料は高齢になるにつれてどんどん上がっていくのが一般的です。

これも上で紹介していますが、ペットの寿命は昔に比べて伸びています。

保険料の上がり方は会社ごとに差があるので、選ぶ時は高齢になってからの保険料の上がり方も気にしながら選ぶようにしましょう。

ペット保険の上手な選び方については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険に加入する際の注意点は?5つのポイントを徹底解説

ペット保険の選び方を理解できたら、次は実際に入る際の注意点について見ていきましょう。


何かあった時は非常に便利で助かる存在でも、きちんと確認しておかないと大変なことになってしまう恐れがあります。

  • ①:ペット保険は加入してすぐ使える?待機期間には要注意!
  • ②:ペットが病気になってからでも入れる?審査と告知義務に注意
  • ③:先天性疾患や避妊手術は補償されない?対象外のものに注意
  • ④:ペット保険は終身で入れる?更新時や終身加入の注意点とは
  • ⑤:ペット保険の保険金請求には期限があるので注意!
申し込む前からすで病気にかかっている場合は、特に気を付けないといけません。

スムーズに、そして納得して加入するためにも、ぜひ読んでくださいね。

①:ペット保険は加入してすぐ使える?待機期間には要注意!

ペット保険には「待機期間」というものがある保険と無い保険があります。


免責期間と呼ばれることもありますが、どちらも同じ意味と考えて問題ありませんよ。


この待機期間というのは、保険が開始されてからしばらくは、治療を受けても保険を利用することができない期間のことを言います。


設定されている大体の日数は以下の通りです。

  • 病気:15~30日
  • ケガ:無し~15日
  • ガン:30~120日
病気は潜伏期間のことを考えて1ヶ月ほどの期間を設けていることが多いようです。

ケガの場合は感染によって発症するものではないので、そもそも設定していない所もありますし、あったとしても短くなっています。

ガンは他の病気とは違い、発症してすぐに気が付くとは限りません。

大分時間が経ってから異変や病気に気が付くこともあるため、一番長く設定されていますね。

こういったペット保険に加入するのであれば、すぐに保険が使えないことを考えて早めに申し込むことをおすすめします。

なるべく早く補償を受けられるようにしたい場合は、待機期間なしの保険に入った方が良いですが、ここでも気を付けないといけないことがあります。

日数の設定がなくても、補償開始日が申し込んだ月の翌々月などに設定されていると、すぐには補償が開始されません。

申込をしたらすぐに使えるとは限らないので、待機期間なしであったとしてもきちんと確認をする必要があります。

ペット保険の待機期間については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

②:ペットが病気になってからでも入れる?審査と告知義務に注意

加入条件の一つに、「ペットが健康体であること」というものがあります。


そのため以前、もしくは現在進行形で病気にかかっている場合は、入れないと思ってしまう方もいるのではないでしょうか?


確かに加入不可としている病気にかかった場合は断られてしまいますが、それ以外なら審査をしてから判断します。


つまり、病気になってからでもチャンスはまだあるということです。


ただ、その際は今までかかった病気の種類などを、きちんと正確に申告しなければなりません。


ペット保険に申し込むと以下のようなことを申告します。

  • 生年月日や体重など、ペットの基本情報
  • 過去の傷病について
  • 一定期間内に治療を受けたか
  • 現在の健康状態
  • ワクチンを打っているか
  • 遺伝性・先天性異常の有無

以上の申告内容は審査の際にとても重要な情報となります。


特に病気になってから入る場合は、病気について正確に書く必要があるため、時には動物病院に確認を取りながら記入していきましょう。


審査の結果によっては、断られることもありますし、現在治療中のものを補償から外すことで認められる場合もあります。


ただし、間違いが見つかるとその時点で落とされてしまうので、嘘を吐いて入ろうとするのは絶対にダメですよ。


ペット保険の告知内容については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

③:先天性疾患や避妊手術は補償されない?対象外のものに注意

保険に入れば、動物病院でかかった費用を全て補償してくれると思ってはいませんか?


ペット保険では病気やケガの多くは補償してくれるものの、中には対象外となっているものや治療には当てはまらないものには保険を使えません。


対象外になっているものの一例はこんな感じです。

  • 保険加入前から診断されている病気やケガ、遺伝性・先天性疾患
  • 傷病にはならないもの(去勢・避妊手術、出産、歯垢取り、耳掃除など)
  • 健康なペットに対して行う検査費用(健康診断など)
  • 代替医療(アロマセラピー、インド医学など)
  • 医薬部外品(療法食など)
  • 健康食品(サプリメントなど)
  • 治療費以外(シャンプー剤、トリミング、マイクロチップ埋込費用など)
この他、自然災害が原因の傷病や、飼い主などの行為が原因となる場合も対象外となります。

ただし、基本的には補償外であったとしても、治療の一環で行う場合は対象となるケースもあります。

状況によって変わるものもあるので、気になる時は問い合わせてみると良いでしょう。

④:ペット保険は終身で入れる?更新時や終身加入の注意点とは

「やってはいけない最悪な選び方」でも少し解説しましたが、ペット保険は基本的に終身タイプとなっています。


しかし、中には継続できる年齢に上限を設けている所もあるため、確認は怠らないようにしましょう。


また、終身タイプだったとしても注意が必要ですよ。


終身タイプの多くは、一度入れば更新・継続に対しての年齢制限なしで利用できるというものです。


特に問題なければ手続きなしで毎年自動更新されるため、面倒手間は一切ありません。


ただ、自動更新とはいってもその都度審査があり、病気やケガをした場合は状況によるものの、補償対象外にしないと継続できないこともあるでしょう。


健康状態や治療の状況などによっては更新不可となり、契約が終了となることも十分ありえます。


一生涯としている会社も中にはありますが、人間の終身保険とは少し違うということを覚えておいてくださいね。


ペット保険は終身で加入できるのかについては以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

⑤:ペット保険の保険金請求には期限があるので注意!

保険金は何年たっても請求できるというものではありません。


動物病院で治療を受けて、その費用を支払った時から3年が過ぎると、時効により保険金の請求ができなくなってしまいます。


その都度手続きをするのが面倒だから、ある程度まとめて請求する方もいるでしょう。


きちんと覚えていれば問題ないですが、うっかり忘れてしまうことが多い方は十分注意してくださいね。


負担した額が高いとかなりの損になってしまうので、不安な時は治療を受けたらなるべく早く手続きを行うようにしましょう。


保険金請求は時間が空けば空くほど、治療内容などの確認に時間がかかってしまいます。


口座に振り込まれるのもそれだけ遅くなってしまうため、そういった意味でも早めの請求を心がけた方が良いですよ。


ペット保険の保険金請求方法については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

そもそもペット保険はなぜ必要?3つの必要性を徹底解説!

ここまでいろいろな解説をしてきましたが、そもそも本当にペット保険は必要なのでしょうか。


そこでここからは、ペット保険が必要な3つの理由を詳しく解説していきます。

  • ①:ペットには公的医療保険がなく、治療費は全額自己負担
  • ②:医療の高度化により、ペットの寿命が伸びている
  • ③:医療の高度化により、ペットの治療費も増加している
ペットの医療費はたかが知れていると思うかもしれませんが、侮っていると痛い目を見ることになります。

飼い主のためだけではなくペットのためにも必要な存在ですので、ここでさらに理解を深めていきましょう。

ペット保険の必要性については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

①:ペットには公的医療保険がなく、治療費は全額自己負担

人間には公的な健康保険があるため3割負担で済みますが、ペットにはこういったものがありません。


そのため、動物病院で治療を受けると、その費用は飼い主が全て支払うことになってしまいます。


ちょっとしたものであれば気にするような料金にはなりませんが、病気や治療方法によっては一度にかなりの費用がかかることもあるでしょう。


中には費用が払えず十分な治療を受けさせてあげられない可能性も考えられます。


適切な方法があるのに費用のせいで諦めないといけないというのは、飼い主の精神にも大きなダメージを与えます。


しかしそんな時にペット保険に入っていれば、金銭的な負担を大幅に抑えられるようになります。


負担する費用が減るため治し方にも選択肢が生まれますし、飼い主はペットのことだけに専念できます。


貯金に不安がある時でも満足できる治療を受けられるようになるので、そういった方にもおすすめですよ。

②:医療の高度化により、ペットの平均寿命が伸びている

ペットの平均寿命は30年間で約2倍にまで伸び、高齢になっても元気に暮らしている子が増えてきていると言われています。


2021年には犬は14歳以上、猫は15歳以上が平均寿命とされ、非常に喜ばしい結果となりました。


犬猫がここまで長生きできるようになった理由は、エサや飼育環境、そして医療技術の向上などにあるとされています。


動物病院の数はもちろんですが、現在では専門病院や救急病院の数も増えてきました。


より身近になった分多くの方が利用するようになりましたし、高度医療も受けられるようになったため、以前はどうにもできなかった病気も治せるようになってきています。


ただ、動物も人間と同じように高齢になればなる程病気へのリスクが高まります。


治療費もそれだけかかるようになるので、今だけではなく将来のためにもペット保険は必要な存在と言えます。

③:医療の高度化により、ペットの平均治療費も増加している

上でも少し書きましたが、ペット医療は年々高度化しています。


CTやMRI、内視鏡といったものもありますし、集中治療室の設備がある動物病院も数は少ないですが誕生しました。


人間に使うものとほぼ同じ医療機器を使ってペットの治療を行うので、難しい病気の治療もできるようになってきています。


治療方法が増えていく、治せる可能性が高くなっていくことはとても嬉しいことですよね。


しかし、医療技術が向上していくとその分、治療費も高額になっていきます。


参考程度に犬猫の平均治療費を月と年で見てみましょう。

月の平均治療費年の平均治療費
0~6歳:約7,200円
7~12歳:約7,800円
13歳以上:約9,800円
0~6歳:約85,600円
7~12歳:約101,400円
13歳以上:約117,600円
0~6歳:約6,800円
7~12歳:約6,500円
13歳以上:約8,000円
0~6歳:約81,300円
7~12歳:約78,000円
13歳以上:約96,000円

平均的な料金を見てもかなりの額であることが分かりますよね。


長期的な治療が必要なものだったり、難しい病気になればその分費用も高額になっていくため、金銭的な負担が大きくなります。


貯蓄に余裕があり、もしもの時も払えるなら良いですが、そうではないのであればペット保険に入っておいた方がいざという時も安心できますよ。

ペット保険に加入するメリット・デメリットとは?

最後に解説していくのは、ペット保険のメリット・デメリットに関するものです。

  • もしもの時の治療費負担が抑えられる!
  • 保険料が掛け捨てになる!
以上のポイントからも分かるように、ペット保険は得になる良いことばかりとは限りません。

損になると感じてしまうような部分もあることを、しっかり覚えておいてください。

具体的な内容はこれから説明していきますので、加入を検討中の方は見逃さないようにしましょう。

ペット保険のメリットは?もしもの時の治療費負担が抑えられる!

ペット保険最大のメリットとも言えるのが「治療費負担の軽減」です。


高額な治療費はもちろんのこと、商品によっては少額の費用に対しても使えるので、もしもの時も金銭面の心配をすることが少なくなります。


飼い主の負担額は上で紹介した補償割合によって変わります。


60%以外の50~100%まで種類があり、50%なら飼い主は50%、80%なら飼い主は残りの20%分を支払うことになります。


100%飼い主が支払うのとではダメージの受け方が大きく変わるため、家計の負担を大幅に減らせるでしょう。


また、支払う金額が減るということは、それだけ金銭的にも余裕が出ます。


これまでなら選択肢に入ることすらなかった治療方法も候補に入れられるようになるので、より適切な治療が受けられますよ。

ペット保険のデメリットは?保険料が掛け捨てになる!

ペット保険は掛け捨てタイプが基本となっています。


中には返戻金制度を採用している所もあるようですが、全ての会社で行っているわけではありません。


そのため、保険期間が終了しても満期保険金は出ませんし、解約しても返戻金を受けることはできないです。


その代わり保険料を安く抑えられるというメリットもあります。


しかし、それなら今まで払い続けた分を自分で貯金した方が無駄にならないのではないか、と感じる方もいるのではないでしょうか。


若い頃であれば料金も安いですが、高齢になればだんだんと割高になってしまいます。


途中で利用する可能性もありますが、ペットによってはずっと健康でいてくれる子もいますよね。


何事もなく健康でいてくれるのはとても嬉しいことですが、使わないと尚更損をした気持ちになってしまいます。


少しだけでも返ってくるならまだしも、全く戻らないのであれば大きなデメリットのひとつと言えますね。


ペット保険のデメリットについては以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:ペット保険の選び方とは?保険料だけで決めるのはダメ!

ペット保険を見ているとついつい保険料にばかり目がいってしまいますが、実際には他にも注目すべき点がたくさんあります。

前もって知っておかないと損になる、後悔することもあるので補償内容仕組みついてもしっかりと覚えていくようにしてくださいね。

それでは、今回解説した内容をまとめたので見てみましょう。
  • 申し込む前に加入条件をしっかり確認しよう
  • かかりやすい病気もきちんと補償してくれるか必ずチェック!
  • 補償割合や限度額などの補償内容は会社ごとに変わる
  • 保険料は今の歳だけではなく、高齢時の料金まで確認する
  • よく見ずに申し込むのは絶対にダメ!
  • ペット保険にも補償できないものがある
  • 病気にかかっている子は告知に気を付けよう
  • ペット保険のメリットは金銭的な負担を抑えられる
  • デメリットは掛け捨てで後から戻ってこないこと
ペットが将来どうなるかは誰にも分かりません。

だからこそ、どうなるか分からない未来のために今からできる備えをして、万全の態勢を整えておきましょう。

またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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