ペット保険の窓口精算とは？メリット・デメリットを後日精算と比較！

「窓口精算ってどういう意味？」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか？

ここでは窓口精算の仕組みや、窓口精算ができる保険会社についてご紹介します。

• ペット保険の窓口精算の意味・仕組みとは？
• 窓口精算できるペット保険会社とは？
  
• 参考：ペット保険の窓口精算以外の保険金請求方法とは？
  

ペット保険の窓口精算とは、動物病院の窓口だけで保険金の精算ができる制度です。

動物病院でお会計する際は、治療費から補償分を差し引いた額が請求されるので、自己負担額を支払うだけで良いのです。

その場で保険が適用されるため、後日面倒な申請手続きを行う必要がありません。

人間の診察費をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。

私たちが病院で会計する際は、保険分が引かれた自己負担額だけを請求されますよね。

ペット保険の窓口精算も、これと同様の精算方法なのです。

また、ペット保険の窓口精算は対応している動物病院でのみ行えます。

窓口精算可能なペット保険に加入していても、動物病院によっては利用できない可能性があるので、かかりつけの動物病院が窓口精算に対応しているか事前に確認しましょう。

窓口精算に対応している保険会社は、次の2社です。

• アニコム損保
• アイペット損保

保険金の請求方法には、窓口精算と直接請求の2種類があります。

直接請求とは、会計時に全ての治療費を支払い、後日保険金を請求する方法です。

1. 会計時に治療費を全額支払う
2. 申請書類を取り寄せ、必要事項を記入する
3. 診断書や明細書など指定の書類を同封し、保険会社に郵送する
4. 約1ヶ月後、口座に保険金が振り込まれる

直接請求のメリットは、次のとおりです。

• 保険料が手頃
• 全国の病院で利用できる
• 高額の治療費を優先的に請求できる

一方で、以下のようなデメリットもあるため注意が必要です。

• 治療内容によっては一時的に大きな額を立て替える可能性がある
  
• 保険金の請求手続きが面倒

先ほど直接請求のメリットやデメリットについてお伝えしました。

続いては、窓口精算のメリット・デメリットについて解説します。

• ペット保険の窓口精算のメリットとは？
• ペット保険の窓口精算のデメリットとは？
  

はじめに、窓口精算のメリットについて解説していきます。

メリット① 会計時の支払い負担が軽減される

ペットには人間のような医療保険制度はありません。

そのため、治療費は全額飼い主さんの負担になってしまいます。治療内容によっては、数十万円という金額が一度に請求される可能性もあるのです。

直接請求の場合は、会計時に全額支払う必要があります。保険金はあとから戻って来ますが、一時的にお金がなくなることを不安に思う方は多いのではないでしょうか。

一方、窓口精算は自己負担額を支払うだけで良いので、そのような不安や会計時の負担を軽減させることができます。

メリット② 保険金の請求手続きが不要

窓口精算の場合は、保険金を請求するための手続きが不要です。

手続きが面倒でついつい後回しにしてしまうケースが多く、そのうちに請求有効期限が切れてしまうことも珍しくはありません。

申請手続きに必要な明細書などを保管しなくてはならないので、面倒だと感じる方も多いはずです。

煩わしい手続きや書類の管理をせずに補償を受けられるのが、窓口精算のメリットです。

メリット③ 診断書の発行手数料が不要

続いて、窓口精算のデメリットについて解説していきます。

デメリット① 保険料が高め

窓口精算のデメリットでも触れた、3つの注意点について解説していきます。

• ①：窓口精算可能な対応病院には限りがある
• ②：保険証を忘れると窓口精算不可能な場合がある
  
• ③：その他窓口精算できない場合もある
  

1つ目の注意点は、動物病院によっては窓口精算ができないことです。

現在、全国で窓口精算に対応している動物病院数は次のとおりです。

ペット保険の加入者が増えているのに比例して、窓口精算に対応する動物病院も増加中です。しかし、中には何らかの事情によって保険会社と提携していない動物病院も存在しています。

その動物病院を受診した場合は、窓口精算ではなく直接請求になるので注意しましょう。

窓口精算に対応している動物病院には、目印としてステッカーが貼られています。気になる方は、かかりつけや近所の動物病院を確認してみてください。

2つ目の注意点は、保険証の提示がないと窓口精算ができない場合があることです。

そのため、保険証は忘れないようにしましょう。

保険証が提示できない時は、直接請求の手続きが必要になるので注意してください。

ただしアイペット損保の場合は、マイページの「ご契約内容」の画面が保険証の代わりになります。保険証を忘れてしまった時には、マイページを提示してください。

万が一に備え、外出時はペットの保険証も携帯しておくと安心です。

条件によっては窓口精算ができないケースがあります。

各保険会社の条件を紹介しますので、ご確認ください。

アニコム損保

• 保険料の入金が確認できていないとき
• 同日に複数回通院した場合の2回目以降の診療を受けたとき
  
• 待機期間など、窓口精算ができない期間に診療を受けたとき　など
  

ここまで、窓口精算や直接請求の仕組み、さらにメリット・デメリットについてお伝えしました。

「私はどっちの精算方法が合っているの？」

そんな疑問にお答えするために、各精算方法にはどのような方が合うのかをまとめました。

• ペット保険の窓口精算がおすすめできる人とは？
• ペット保険の後日精算がおすすめできる人とは？
  

窓口精算がおすすめなのは、次のような方です。

• 面倒な保険金請求を簡単に終わらせたい方
  
• 通院回数が少ない方
• 治療費を立て替えるのが難しい方
  

後日精算型の直接請求がおすすめなのは、次のような方です。

• 保険料を出来るだけ安く済ませたい方
  
• 保険金請求手続きが手間ではない方
  
• 通院回数が多い方

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。

ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。

しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。

もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。

MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください！