更新日:2022/11/02
ペット保険の乗り換え方法は?見直すべきポイント、注意点を徹底解説
ペット保険の乗り換え方法をご存知ですか?保険料等に不満があって乗り換えたい場合も、メリット・デメリットが様々ある複数の保険からどれを選べば良いか悩みますよね。また乗り換え時の注意点や最適なタイミングはいつでしょうか。今回はペット保険の乗り換え方法を解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ペット保険の乗り換え方法は?見直しポイントや注意点を解説!
- ペット保険の乗り換えで考えるべき5つの見直しポイントとは?
- ①:保険料が安い・お手頃かどうか
- ②:保険金の請求方法が簡単になるかどうか
- ③:補償される病気・ケガが充実しているかどうか
- ④:年間・1回あたりの補償限度額はどれくらいか
- ⑤:既往症や年齢等、加入条件はどうなっているか
- 補足:高齢な場合、既往症がある場合は乗り換えはおすすめしない
- ペット保険はいつ乗り換える?乗り換えの最適なタイミングとは
- ペット保険は更新のタイミングで乗り換えるのがおすすめ!
- 保険期間中でも乗り換えられるが、解約返戻金には注意が必要
- ペット保険の乗り換えの際の注意点は?4つのポイントを解説!
- ①:年齢や既往症等、加入条件を満たせているか
- ②:待機期間等で補償の空白期間が発生しないかどうか
- ③:補償が重複している・二重加入の期間はないか
- ④:現在治療中の病気・ケガは乗り換え先の保険で補償されない
- 補足:ペット保険に不満がある場合は、クーリングオフもおすすめ
- ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
- まとめ:ペット保険の乗り換えやタイミング等に注意!
目次
ペット保険の乗り換え方法は?見直しポイントや注意点を解説!
ペット保険の乗り換えで考えるべき5つの見直しポイントとは?
保険に加入している人の中には、「保険料を抑えたい」「もっと補償を充実させたい」「使いやすい保険がいい」といった理由から乗り換えを検討している人もいるでしょう。
乗り換えを検討する時は、
- 保険料がお手頃か
- 保険金の請求方法が簡単になるか
- 補償されるケガや病気内容
- 補償限度額
- 加入条件
①:保険料が安い・お手頃かどうか
ペット保険に加入・乗り換えする際にやはり気になるのが保険料ですよね。
毎月支払うものですから、出来るだけ安く抑えたいのは当たり前です。
現在加入している保険が、他のペット保険と比べて保険料は安いか高いか、同じ補償内容で比較してみるのがおすすめです。
現在と同じ補償内容で、もう少し安い保険料のところが見付かるかもしれません。
ペット保険は、ペットの購入時やお迎え時に、言われるままに加入している人もいるので、他のペット保険を調べてみましょう。
また、保険料を下げたいと考えるなら、補償を軽くする方法もあります。
補償割合や、補償内容、特約の有無、免責金額の有無や金額などについて見直してみましょう。
また、手術・入院に特化した保険プランや、通院のみの保険プランなど、補償を絞ると保険料を抑えることが可能です。
ペット保険の保険料相場については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
②:保険金の請求方法が簡単になるかどうか
保険料と同じくらい、重要なのが保険金の請求方法です。保険金の請求方法は保険会社によって異なります。
基本的には「立て替え型」と「窓口精算型」の保険に分かれます。
立て替え型は、動物病院で診療費・治療費を一旦全額支払ってから、保険会社の定める方法で保険金請求をするものです。
必要な書類を保険会社に送付したり、LINE上で請求をしたりと保険会社によって請求方法は多岐に渡ります。
基本的に保険金請求してから、保険金が振り込まれるまで段階が多いため、少し面倒なものとなります。
窓口精算型は、動物病院の窓口で診療費・治療費に保険金の精算が行われます。そのため、保険で補償された金額の残りの金額だけを支払います。
立て替え型に比べて、飼い主さんの負担が軽く、後日請求する必要が無いため楽ですね。
しかし、動物病院によっては窓口精算に対応していないところもあります。また、窓口精算対応のペット保険会社は現在2つしかありません。
保険金請求が簡単なペット保険については以下の記事で解説しておりますので、参考にしてみてください。
③:補償される病気・ケガが充実しているかどうか
ペット保険を乗り換えることで、補償されない病気やケガが増えないか確認しましょう。
補償の手厚い保険に乗り換えたい場合は、補償割合や補償回数を基準に乗り換えを検討するのがおすすめです。
ペット保険では、補償割合50%・70%のプランが多いですが、中には80%・100%の保険も存在します。
補償割合が高くなると、保険料もやや高くなりますが、補償を充実させたいなら高い補償割合の保険に加入しておくのがおすすめ。
また、保険によっては手術回数や入院日数、通院回数が限られている場合もあります。
通院回数無制限の保険もあるため、動物病院に行くことが多い、細かい診療でも保険を使いたい場合は、無制限の保険を選ぶと安心です。
保険会社によって、補償されないケガや病気には違いがあります。ペットのかかりやすい病気を調べ、保険を決めると良いでしょう。
ペット保険の補償内容については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。
④:年間・1回あたりの補償限度額はどれくらいか
先述したとおり、ペット保険には回数制限や補償限度額があることがほとんどです。
年間の支払い限度額や、通院・手術・入院に対する1回(1日)あたりの補償限度額が設定されていることがあります。
同じ保険会社でも、プランによって年間・1回あたりの補償限度額が異なる場合も。
「気軽に使える保険が良い」「病気になった時に手厚い保険がいい」なら、補償限度額の高いプランや、日数制限の無いプラン・保険に加入すれば安心です。
大きな病気や通院が必要なケガや病気になった時、1回あたりの補償限度額や年間補償限度額が低いと、負担を軽減できません。
また、補償を手厚くする方法として、複数のペット保険に加入しておく方法もあります。
ペット保険の掛け持ちについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。
⑤:既往症や年齢等、加入条件はどうなっているか
保険を乗り換える前に、新しいペット保険では既往症や現在治療中の病気が、補償の対象となっているか調べておきましょう。
既往症によって補償対象外となる場合もあるため、持病がある場合は保険会社に確認してから乗り換えるようにしてください。
また、保険会社によって加入条件も異なります。ペットの種類によって条件も変わってくるので、こちらもよく確認しておきましょう。
現在完治していても、過去にかかった傷病によっては加入不可となる場合もあります。
加入上限年齢に達している場合も加入できません。
保険会社によってはシニア用のプランを用意している場合もありますが、シニアになってからの保険の乗り換えはデメリットが多いかもしれません。
補足:高齢な場合、既往症がある場合は乗り換えはおすすめしない
ペットが高齢になっている場合や、既往症がある場合は、新規加入できる保険が限られてしまいます。
ペット保険の加入条件として各社に共通しているのが、
- 健康体であること
- 加入不可となる傷病に罹患したことがないこと
- 上限年齢に達していないこと
ペット保険はいつ乗り換える?乗り換えの最適なタイミングとは
ペット保険は1年ごとの掛け捨てのため、見直しの機会が多く、乗り換えしやすい保険です。
解約自体は保険期間中でも可能で、契約者のタイミングでいつでも行えますが、乗り換えを考えるなら、更新のタイミングでするのがおすすめです。
ここからは、
- 更新時に乗り換えるのがおすすめな理由
- 解約返戻金について
ペット保険は更新のタイミングで乗り換えるのがおすすめ!
ペット保険は1年ごとに更新される掛け捨ての保険です。
掛け捨てであるため、契約途中で解約しても解約返戻金は発生しません。
また、乗り換え先の保険で保険料を支払うことを考えると、契約期間中に解約して乗り換えると、その月だけ二重に保険料を支払うことになります。
そのため、余程の理由が無ければ、現在の保険期間が終了するまで待って乗り換えるのがおすすめです。
また、保険会社によって更新しないことを申し込む期間が限定されている場合があります。
更新の○日前までに更新しない旨を告知しなければ、自動更新となる保険もあるので注意してください。
年払いで加入している場合も、同じように満期の○ヶ月前までに告知といった期限がある場合があります。
保険期間中でも乗り換えられるが、解約返戻金には注意が必要
ペット保険は掛け捨ての保険のため、基本的に解約返戻金は存在しません。
年払いの場合は、支払い済の保険料から、未経過分の保険料が保険会社の定める料率に基づいて返還されます。
返還される金額は、支払った分の保険料よりも少なくなる場合がほとんどです。
支払った保険料が全額返還されるわけではないため、中途解約はおすすめしません。
月々支払っている場合だと、契約途中で解約しても解約返戻金は発生しませんが、解約日以前の未払い保険料があれば支払われます。
また、ペットが亡くなった場合の解約に限り、未経過分の保険料を日割り計算で返してくれる保険会社があります。
保険会社によって解約時の対応は異なるため、乗り換えを検討している場合は、現在加入している保険会社の解約時の対応を確認しましょう。
指定した期日までに解約の申し出が無い場合、自動更新となる保険会社も多いので注意が必要です。
解約の申し出のタイミングや解約については、保険パンフレットや重要事項説明書などに記載されているので確認してください。
ペット保険の乗り換えの際の注意点は?4つのポイントを解説!
現在のペット保険から乗り換える際は、
- ①加入条件を満たしているか
- ②補償の空白期間が発生しないか
- ③二重加入の期間が発生しないか
- ④治療中の傷病は新しいペット保険では補償されない
ペットも高齢化しており、シニア向けの保険も増えてきていることから、乗り換えを検討される人も多いでしょう。
ペット保険でなくても、保険商品というのは詳しくない人にとっては難しく感じる場合があります。
免責金額や待機期間などを知っておかなければ、乗り換えで損をしてしまうかもしれません。
①:年齢や既往症等、加入条件を満たせているか
ペット保険によって加入条件が異なるというのは先述のとおりです。一般的には「新規加入は7歳〜9歳くらいまで」としている保険会社が多いですね。
保険によっては12歳までとシニアでも加入できる場合もありますが、基本的に「特定の傷病の罹患歴が無いこと」が条件となります。
特定の傷病は保険会社によって異なりますが、罹患歴がある場合、加入できない、または補償を制限される場合があるので注意しましょう。
乗り換え前に、新しく加入するペット保険の加入条件を満たしているかを確認しておいてください。
持病がある場合、条件付きとなる可能性もあるので、保険会社に問い合わせて聞いておくのが良いでしょう。
②:待機期間等で補償の空白期間が発生しないかどうか
ペット保険に加入している方ならご存知かもしれませんが、契約・申し込みと同時に補償が始まるわけではありません。
保険会社によって異なりますが、15日〜30日程度の待機期間が発生することがほとんど。
待機期間中に発生した傷病に対する診療・治療費は補償されません。待機期間が終わっても補償対象外となるので注意してください。
乗り換え先の補償が始まる前に、現在加入している保険を解約してしまうと、15日〜30日程度の補償の空白期間、つまり無保険の期間が発生してしまうのです。
待機期間や補償開始日についてよく確認し、その間は現在の保険で補償されるように計算して乗り換える必要があります。
③:補償が重複している・二重加入の期間はないか
現在の保険と乗り換え先の保険期間が重なってしまうと、保険料を二重で支払うことになってしまいます。
「無保険期間をなくしたい」「手厚い補償を望んでいる」場合は、最悪二重で支払うことになっても念の為、解約を待っても良いでしょう。
補償期間が重なっている場合、それぞれの保険会社から保険金がおりる場合もあります。ただし、上限は治療費の100%までです。
治療費を超えた保険金が支給されることはありません。また、短期間でも複数の保険会社に加入する場合は、それぞれの保険会社に告知が必要です。
告知事項が増えたりと面倒も多いため、待機期間を考慮し、保険期間が被らないように計算して乗り換えるのがおすすめですね。
④:現在治療中の病気・ケガは乗り換え先の保険で補償されない
投薬中や経過観察中など、現在治療中の傷病は、乗り換え先の保険では補償されません。
そのため、ペットに持病がある場合は余程のことが無い限り、乗り換えはおすすめ出来ません。
新規加入時には、現在のペットの健康状態や過去の傷病歴について告知義務があります。
ペットの健康状態や罹患歴によっては、加入できない場合や、条件付きでの加入になってしまうことも。
基本的にペット保険は、健康な時に加入しておき、万が一に備えておくのがおすすめですし、保険のメリットを体感できるでしょう。
加入を断られることが多い病気は、
- 悪性腫瘍
- 慢性腎不全
- 糖尿病
- 肝硬変
- 甲状腺疾患
- 猫伝染性腹膜炎
- 猫白血病ウイルス感染症
補足:ペット保険に不満がある場合は、クーリングオフもおすすめ
ペット保険にはクーリングオフ制度があります。他の保険に乗り換えたい時や、加入してから不満が出てきた場合は、この制度を利用してみましょう。
ただし、クーリングオフ制度は「申し込み日を含めて8日以内」でなければ利用できません。
なるべく早くクーリングオフを申し込む必要があります。
クーリングオフの手続き方法は、保険会社にハガキまたは書面を郵送するだけ。
手続き自体は難しいものでは無いので、早めに済ませておきましょう。
ハガキまたは書面で記入するべき内容は以下のとおりです。
- 契約年月日
- 契約者の氏名・住所・電話番号
- プラン名や契約金額
- 契約申し込み日
- クーリングオフする旨
ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ペット保険の乗り換えやタイミング等に注意!
ここでは、ペット保険の見直しポイントや乗り換えのタイミングと注意点について解説しました。
乗り換えを検討する理由は人それぞれですが、出来るだけニーズに合った保険に加入出来るのが一番ですよね。
今回紹介したことは、
- ペット保険の見直しポイントは、保険料・請求方法・補償プランや限度額・加入条件の4つ
- 乗り換えは更新のタイミングがおすすめ
- 乗り換え時は、加入条件・空白期間・二重払いに注意
- 高齢・既往症の場合は乗り換えはおすすめしない
ペット保険は基本的に1年更新となっているため、見直しや乗り換えがしやすい保険だと言えます。
自分やペットに現在加入している保険が合っていないと感じたら、乗り換えを検討した方が良いかもしれません。
ただし、ペット保険には待機期間が発生する場合があるため、乗り換え時には「無保険状態」になる期間が無いよう注意が必要です。
今回ほけんROOMでは、