ペット保険における「終身」とは?継続拒否されてしまう要因も解説!

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ペット保険の終身とはどういうことかご存知ですか?犬猫用のペット保険は基本的に何歳まででも終身まで更新可能なタイプですが、年齢によっては継続できないこともあります。今回はペット保険の終身について、人間の医療保険との違い、継続拒否される原因を解説します。

ペット保険の終身とは?高齢になると更新を制限されてしまうのか

ペット保険にも終身タイプがあるのはご存知の方も多いと思います。

「終身」と聞くと、生涯安心のイメージがありますが、ペット保険の場合、高齢になると更新を制限されてしまうこともあります。

病気や怪我のリスクが上がってくる高齢時ほどペット保険が必要になってくるのに、いざ高齢になったら予想もしていなかった継続拒否なんてことになったら困りますよね。

そこで今回ほけんROOMではペット保険の終身タイプについてご紹介。

  • ペット保険は終身で継続可能なのか
  • ペット保険における終身と、人間の医療保険・生命保険における終身との違い
  • ペット保険に終身で加入することができない場合
  • ペット保険に加入する際の注意点
上記について詳しくご紹介していきます。

ペット保険に加入している方も、これからの加入を検討中の方にも役立つ記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ペット保険は終身で継続可能?人間の医療保険の終身との違いとは


終身」と聞くと、一度加入してしまえば生涯安心というイメージを持つ方も多いと思います。

しかし、人間の終身保険のイメージを持ったままだと、ペット保険では「こんなはずではなかった!」と思うケースも。

そこでこの項目では

  • 基本的にペット保険は終身で継続できる!
  • ペット保険の終身と人間の医療保険の終身との違いとは
上記について詳しくご説明していきます。

基本的にペット保険は終身で継続できる!

ペット保険は飼い主である契約者が保険料を支払い、加入しているペットが怪我や病気を患った時の治療費を補償してくれる保険です。


基本的には掛け捨てで、一年ごとの審査・更新があります。


ペット保険の多くが新規加入には年齢制限を設けており、既往歴や持病がある場合は加入時の審査に落ちてしまう場合もあります。


そのため将来の万が一に備えて、若く健康なうちに加入することがおすすめです。


そして、現在ペット保険を取り扱っている保険会社の商品の多くは終身で継続できるものがほとんどです。

一部のペット保険は高齢になるとシニア向けの保険に更新・加入になることもあります。


終身で継続できる」というのがポイントで、人間の終身保険とは仕組みが異なります。


次の項目で詳しくご紹介します。

ペット保険の終身と人間の医療保険の終身との違いとは

人間の医療保険の終身保険は一度か加入すれば解約をしない限り、保険料は変わらず一生涯補償を受けることができる商品が多いです。


一方、ペット保険の「終身」は「終身で継続できる」という意味です。


多くのペット保険の中には、更新可能な年齢に上限があるものがありますが、そのような更新の年齢制限がないものを指します。


近年、ペットに対する意識の変化や、飼い主の知識の向上、フードや医療の進化など、さまざまな要因で以前よりもペットの平均寿命は伸びてきています。


高齢になるにつれ病気や怪我など、ペット保険が必要になってくる場面も増えてきますので、年齢の上限がなく更新が可能な終身タイプは、昨今の状況を踏まえると嬉しい保険の仕組みと言えるでしょう。


しかし、更新の際の年齢の上限がない終身タイプのペット保険でも、毎年更新のための審査は存在します。

その際、継続の拒否をされてしまうケースもあります。


次の項目で詳しくご紹介します。

注意:ただし更新時の審査で継続拒否されることも

終身で継続可能なペット保険でも、毎年審査をするペット保険がほとんどです。


その審査の結果、終身で継続可能なペット保険にもかかわらず、継続拒否されてしまう場合があります。


保険会社は基本的に審査の内容は公にされていません。

ですので、どうして審査に落ちたのか、継続が不可能なのかは保険会社に尋ねても教えてくれない場合がほとんどだと言われています。


しかし、明らかに審査におちてしまうケースも存在し、主な原因は

  • 既往歴
  • 補償限度額・回数に達した
  • 保険料未払い

だと言われています。


とくに既往歴の場合

  • 悪性腫瘍(がん)
  • 糖尿病
  • 肝硬変
  • 甲状腺疾患
  • 猫伝染性腹膜炎
  • 猫白血病ウィルス感染症(FeLV)
  • 猫後天性免疫不全症候群(FIV)
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
  • 脳・神経疾患
  • フィラリア感染症
保険会社によって異なってきますが、上記のような病気の既往歴があると更新が難しいとされています。

また
  • 股関節形成不全
  • 緑内障
  • 白内障
  • 尿結石
  • 膀胱炎
  • てんかん様発作
  • 痙攣発作
  • アレルギー性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 慢性外耳炎
  • パテラ(膝蓋骨脱臼)
これらのような病気の既往歴がある場合は特定傷病補償外特約付きで、その病気を保険の補償の対象外として更新となる場合もあります。

ペット保険に終身で加入する際の4つの注意点とは?


ペット保険の終身とは、年齢に関係なく生涯契約が更新できるものであるとお伝えしてきました。

そんな終身タイプのペット保険に加入する際、気をつけなければいけない注意点が存在します。

そこでこの項目では、加入の際の注意点である

  1. ペット保険の中には終身で継続できないものもある
  2. 保険料が高齢になるにつれてどんどん高くなる
  3. 告知義務に注意!告知は正確に申告しよう
  4. 病気になってから、既往症がある場合は加入が難しい
上記についてご紹介していきます。

①:ペット保険の中には終身で継続できないものもある

ペット保険の中には終身で継続できないものもあるので注意が必要です。


犬や猫の場合、終身まで継続できるペット保険が多い印象ですが、中には「継続は○○歳まで可能」と条件がある場合もあります。

加入時には必ず終身で更新が可能なのか、更新の年齢制限があるのかを確認しましょう。


また、小動物向けのペット保険も昨今は増えてきていますが、犬や猫向けのペット保険に比べ、更新可能の年齢が定められているものが多いです。


多くの場合、うさぎで11歳、ハムスターで2歳など、平均寿命をカバーしていますが、フェレットやチンチラで5歳までのところもあり、平均寿命と比べると不安になる方も多いのではないでしょうか。


小動物のペット保険に加入を検討されている方は特に終身で継続が可能なのかをしっかり確認するようにしましょう。

②:保険料が高齢になるにつれてどんどん高くなる

ペット保険は毎年更新があり、年齢が上がっていくにつれて保険料が値上がりしていくケースが多いです。


保険料の値上がりの仕方は保険会社ごとに異なり、年齢ごとに毎年保険料が変わっていくものもあれば、3歳ごとや5歳ごとなど一定の年齢に達するごとに保険料が上がっていくものもあります。


上昇率も保険会社によって異なります。

若い加入時には保険料がとても安かったのに、6歳や7歳を過ぎた頃から値上がりの幅が増え、想像もしていなかった高額になってしまうことも。


そういった場合、せっかく終身で継続可能なペット保険なのにもかかわらず保険料が支払えずに解約してしまった…ということも散見します。


今は各会社のサイトで年齢ごとの保険料も見られるようになっていますので、ペット保険加入前には加入時だけでなく、年齢ごとの保険料を確認し他社と比較しながら加入するようにしましょう。


ペット保険の保険料相場については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

③:告知義務に注意!告知は正確に申告しよう

どの保険会社のどの商品も、ペット保険加入時には告知義務が発生します。


告知義務とはにペットの健康状態などを保険会社に伝えなければならない義務のことで、保険会社によって内容は異なりますが、多くは以下の項目を申告する必要があります。

  • 名前
  • 性別
  • 生年月日
  • 種別
  • 品種
  • 体重
  • 保険会社指定の既往症がないか
  • 同居ペットの健康状態
  • 現在の傷病または通院歴
  • 先天疾患の有無
  • ワクチン接種の有無
  • その他ペット保険に加入しているか

このような告知義務の内容を基にペット保険に加入できるかの審査が行われます。


意図的にはもちろん、うっかり忘れていたとしても虚偽の申告をしてしまった場合は必ずバレてしまいますし、最悪の場合は保険金が支払われずに強制的に解約されてしまうなどの罰則がありますので、告知は正確に申告するようにしましょう。


ペット保険の告知義務については以下の記事で解説しておりますので、参考にしてみてください。

④:病気になってから、既往症がある場合は加入が難しい

ペット保険に加入する際、告知義務があるとお伝えしましたが、病気になってからや既往症がある場合は新規加入が難しい場合があります。


例えば

  • 悪性腫瘍(がん)
  • 糖尿病
  • 肝硬変
  • 甲状腺疾患
  • 猫伝染性腹膜炎
  • 猫後天性免疫不全症候群(FIV)
  • 猫白血病ウィルス感染症(FeLV)
  • 脳・神経疾患
  • フィラリア感染症
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
  • 腎不全心疾患
  • 免疫介在性血小板減少症
  • 免疫介在性溶血性貧血
  • 巨大結腸症
  • 巨大食道症(食道拡張症)
  • 膵外分泌不全
  • 椎間板ヘルニア
上記のような再発しやすい病気や、完治が見込めない病気、慢性的なものなどはペット保険の加入を断られてしまう場合があります。

しかし、加入の条件は保険会社によって異なり、既往歴がある場合でも病気によっては無条件で、もしくはその病気を補償の対象外とする条件付きで加入できる場合もあります。

一社がダメだったからすべての保険会社に加入できないというわけでもありませんので、根気良く問い合わせをしてみることをお勧めします。

ペット保険はすでに病気でも加入できるのかについては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:ペット保険は終身で継続できるものがほとんど!

今回ほけんROOMではペット保険の終身タイプについてご紹介してきました。

ポイントは
  • ペット保険は終身で継続できる!
  • 終身で継続できるペット保険でも審査で継続拒否される場合もある
  • 終身で継続できないペット保険もあるので注意する
  • ペット保険は高齢になるにつれて保険料が値上がりする
  • 加入前の告知義務は正確に申告する
  • 病気になってから、既往歴がある場合は加入が難しい
でした。

近年、ペットたちの平均寿命も伸び、一緒に暮らせる時間も長くなってきています。

いざという時に頼りになるペット保険ですので、加入の際は最後の時まで補償してくれる終身タイプの加入をおすすめします。


またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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