更新日:2024/02/06
ペット保険で去勢・避妊手術は補償される?必要性、費用の相場も解説
ペット保険で去勢・避妊手術は補償対象かご存知ですか?犬猫やうさぎのオス・メスを生殖器系の病気から防ぐためには避妊手術が必要ですが、ペット保険で適応されたら有り難いですよね。今回はペット保険で去勢・避妊手術が適用されるのか、平均料金を解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ペット保険で去勢・避妊手術は補償対象?手術の必要性とは
- ペット保険で去勢・避妊手術は補償されない!
- 全てのペット保険で予防目的の去勢・避妊手術は補償対象外!
- ただし治療目的の場合、去勢・避妊手術も補償されることがある
- 去勢・避妊手術の他にペット保険で補償対象外となるのは?
- 去勢・避妊手術はいらない?必要性やメリット・デメリットを解説
- 犬猫の去勢・避妊手術はなぜ必要なの?
- ペットの去勢・避妊手術のメリット・デメリットとは?
- ペットの去勢・避妊手術の値段の相場は?
- ①:犬の去勢・避妊手術の場合
- ②:猫の去勢・避妊手術の場合
- ③:うさぎ等その他の小動物の去勢・避妊手術の場合
- 補足:自治体から去勢・避妊手術の補助金がおりる場合も
- ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
- まとめ:ペット保険で予防目的の去勢・避妊手術は補償されない!
目次
ペット保険で去勢・避妊手術は補償対象?手術の必要性とは
- ペット保険で去勢・避妊手術は補償されるのかどうか
- 去勢・避妊手術の他にペット保険で補償対象外となる事項
- 去勢・避妊手術の必要性、メリット・デメリット
- ペットの去勢・避妊手術の値段相場
ペット保険で去勢・避妊手術は補償されない!
避妊や生殖器系の病気予防のためにも、ペットをお迎えしたら考えておきたいのが避妊・去勢の手術。
- 全てのペット保険で予防目的の去勢・避妊手術は補償対象外!
- ただし治療目的の場合、去勢・避妊手術も補償されることがある
全てのペット保険で予防目的の去勢・避妊手術は補償対象外!
結論から言いますと、全てのペット保険で原則として去勢・避妊手術は補償されません。
ペット保険は健康なペットが怪我や病気になってしまった時に、その治療や通院、入院にかかった費用を補償するためのものです。
そのため、健康なペットに行う予防目的の手術はペット保険の保証対象外となり、全額自己負担で行うこととなります。
同じく、予防目的のワクチン接種なども補償の対象外です。
治療目的の場合のみ補償されると覚えておきましょう。
ただし、同じ去勢・避妊手術の場合でも補償の対象となる場合があります。
次で詳しくご紹介します。
ただし治療目的の場合、去勢・避妊手術も補償されることがある
ペット保険は健康なペットが怪我や病気になってしまった時のためのものです。
すなわち、生殖器官系や性ホルモン関係の病気の治療目的の場合は去勢・避妊手術もペット保険の補償の対象となります。
例えば、生殖器官系の疾患である
- 精巣腫瘍
- 精巣炎
- 卵巣・子宮腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 子宮水腫・粘液種
- 乳腺腫瘍
- 前立腺肥大
- 会陰ヘルニア
去勢・避妊手術の他にペット保険で補償対象外となるのは?
先ほどもご紹介した通り、ペット保険は健康なペットが怪我や病気になったときの治療費を補償するためのものです。
そのため、健康なペットが予防のために行う手術やワクチン、健康診断などの医療費は補償されません。
その他、保険会社によって多少異なってきますが、以下のようなものは補償の対象外になる場合がほとんどです。
- 契約者・被保険者の過失による怪我や病気など
- 自然災害で生じた怪我や病気など
- 既往症があるものや先天性異常など
- 妊娠・出産に関わる費用(交配、妊娠、出産、早産、帝王切開、流産、人工流産など)
- 乳歯遺残
- 停留睾丸
- 睫毛乱生
- 涙やけ
- 臍(サイ:へそ)ヘルニア、そけいヘルニアなど
- 歯石取り
- 肛門腺しぼり
- 耳掃除
- 爪切り(狼爪(ろうそう)の除去を含む)
- 断耳、断尾
- ワクチンで予防できる病気
- マイクロチップの装着費用
- 中国医学(鍼灸を除く)、ホメオパシー、酸素療法、理学療法(リハビリテーション)等代替療法、減感作療法など
- 健康食品やる療法食
- 持ち帰りのシャンプー、イヤークリーナーなど
- 時間外診療費、往診料、文書作成料など
- ペットホテル代
- カウンセリング料、指導料など
- 安楽死、遺体処置など
去勢・避妊手術はいらない?必要性やメリット・デメリットを解説
- 犬猫の去勢・避妊手術はなぜ必要なの?
- ペットの去勢・避妊手術のメリット・デメリットとは?
犬猫の去勢・避妊手術はなぜ必要なの?
犬や猫の去勢・避妊手術は近年ではとても多くの飼い主さんが選択され、手術をおこなっています。
その理由は主に3つあげられます。
①望まない繁殖を避ける
ペットの去勢・避妊手術のメリット・デメリットとは?
ペットの去勢・避妊の手術のメリットは、上記にもあげた
- 望まない繁殖の防止
- 発情期の問題行動の予防
- 病気の予防
ペットの去勢・避妊手術の値段の相場は?
これまでペットの去勢・避妊手術の必要性やメリット、デメリットをご説明してきました。
- 犬の去勢・避妊手術の場合
- 猫の去勢・避妊手術の場合
- うさぎ等その他の小動物の去勢・避妊手術の場合
①:犬の去勢・避妊手術の場合
犬の場合は犬種によってかなり大きさが変わってくるので、費用も変わってくることが多いです。
相場としては
- 去勢手術:13,000円~25,000円程度 / 中央値:17,675円
- 避妊手術:22,000円~30,000円程度 / 中央値:27,413円
内訳としては
- 全身麻酔
- 手術
- 注射
- 術後内服薬
- 術後抜糸処理
②:猫の去勢・避妊手術の場合
猫の場合も年齢や体重によって費用が変わってくることが多いです。
相場としては
- 去勢手術:13,000円~25,000円程度 / 中央値:12,652円
- 避妊手術:22,000円~30,000円程度 / 中央値:20,986円
- 全身麻酔
- 手術
- 注射
- 術後内服薬
- 術後抜糸処理
③:うさぎ等その他の小動物の去勢・避妊手術の場合
小動物も去勢・避妊手術が必要なケースがあり、うさぎやフェレットなどがその代表です。
うさぎ
- 去勢手術:20000円~50000円
- 避妊手術:30000円~50000円
- 去勢手術:20000円~50000円
- 避妊手術:30000円~50000円
補足:自治体から去勢・避妊手術の補助金がおりる場合も
去勢・避妊手術はご紹介した通り、ペット保険の補償の対象外となりますが、1頭だけならまだしも、多頭飼いの場合はそれなりの金額になってきます。
実は、多くの自治体では犬や猫の去勢・避妊手術に対して補助金がおりる制度を設けています。
犬や猫は妊娠してしまった場合、多くの子どもを産んでしまいます。
なかには世話をできずにそのまま捨ててしまい、野犬や野良猫となってしまう場合もあり、処分の対象となってしまうことも。
そのような悲しい出来事にならないためにも、各自治体で条件は異なりますが不妊・去勢手術等推進事業をおこなっているのです。
多くの自治体が対象が飼い主のいない犬や猫ですが、自治体によっては飼い犬や飼い猫も対象で、1匹あたり2,000円〜6,000円前後の補助金がおりるところもあります。
ご自身の住んでいる市町村のサイトで確認できますので、一度確認してみるのもいいでしょう。
ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ペット保険で予防目的の去勢・避妊手術は補償されない!
今回は、ペットの去勢・避妊手術についてご紹介してきました。
ポイントは
- ペット保険で予防目的の去勢・避妊手術は補償されない
- 治療目的の去勢・避妊手術はペット保険で補償されることもある
- 去勢・避妊手術以外にも予防目的の手術やワクチンはペット保険の補償外
- 去勢・避妊手術のメリットはとても大きいが、デメリットもある
- 犬や猫の去勢・避妊手術は自治体の補助金が降りる場合もある
またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!